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龍力 大吟醸 米のささやき 荒走り袋しぼり斗瓶取り 29BY
この手の新酒はフレッシュコンディション命じゃねーの!?ということで金曜日に買っておいたこちらを。先日とある商品を絶賛した龍力。龍力ファンを名乗る読者様から荒走りのおすすめが入ったので早速。この商品があることは知っていたのですが、蔵元曰く今年のものはかなり出来が良いとか。龍力ブーム、来るかもしれません。yk35、9号酵母と王道を行くスタイル。お米はもちろん特A山田錦。そして2017.11製造なんで、29BY。でいい...

BAR Main Malt(メインモルト)
神戸三宮に移動して、そういえば三宮といえばここはいっとかねばと思い出したのがこちら。もはや私が話すことは何もない、西の聖地。関西モルト界の名店、その筆頭格ではないでしょうか。マスターの後藤さんはTHE WHISKY HOOPの主幹事もお勤め。圧巻のバックバー、カウンター前も3列でずらーっと。カウンターの3列目ソサイエティ列と2列目ベンリアック列!これだけでなくて、カウンターの座って背中側も横も四方がボトルの山です。...

【807】福寿 大吟醸 おり酒
ふらっと神戸にきました。この日行こうかなあとは考えていたのですが、決めたのは今日の朝。まったく酒とは別件(とも言えないけど)ですが、まあついでに灘くらいは見ておこうかなと。ただ灘は伏見みたいに観光地っぽくもないし、灘五郷というくらいエリアが広いんですよね。住吉駅で降りる用事があったのでそこから南下、白鶴の工場を通り抜けて、剣菱の風情のない建物を見つつ、同じく風情のない仙介の蔵元を見て。(泉酒造もし...

【806】司牡丹 船中八策 黒 槽搾り 28BY
コメントで読者さんからお話をいただいたお酒。こういうのは速攻でのっかりますよ、皆様の情報を待ってます(笑)司牡丹の船中八策シリーズ。船中八策自体がかなりのネームバリューを持った銘柄になってますよね、良くも悪くも。日本酒の最前線を求める僕のような人間からしたらぶっちゃけほとんどカップ酒と変わらないイメージ。おススメでもされなきゃ絶対に手を伸ばすことのないようなお酒です。何年か前に知り合いとしょーもない...

【805】酉与右衛門 純米 雄町 直汲み 28BY
酒屋さんであんまりピンとくるものがなくて、酉与右衛門でもと。随分と前にやって、それがまた全然響かなくて、以降全く飲んでおりません。よく見たら直汲みなんかも多いしもう1回やっとかないといけないな、というところでした。今回は何本かある中で、指運で選んだのがこちら。山廃を避けたのかな。それで雄町70の純米、無濾過生の直汲み。ただし本当に1年近くお店で寝ている商品なのでどうなってるかは未知数です。今年は赤いラ...

龍力 大吟醸 米のささやき 荒走り袋しぼり斗瓶取り 29BY



この手の新酒はフレッシュコンディション命じゃねーの!?
ということで金曜日に買っておいたこちらを。

先日とある商品を絶賛した龍力。
龍力ファンを名乗る読者様から荒走りのおすすめが入ったので早速。
この商品があることは知っていたのですが、蔵元曰く今年のものはかなり出来が良いとか。
龍力ブーム、来るかもしれません。


yk35、9号酵母と王道を行くスタイル。
お米はもちろん特A山田錦。
そして2017.11製造なんで、29BY。でいいんだよね?
生原酒です。



20171119_231512~01



おらぁ!
しかしやりすぎなくらいゴージャスなパッケージ。
まあ高いんで。

なんか見た感じにごりがある荒走りじゃなさそうですけどね。
とりあえず上澄みから。

香るねえ。
香りが立つタイプの器じゃないんだが、特に嗅がなくてもふわっと香り来る。
王道を行くマスカット系の香り。


そして旨い。
はずさねえなあ。
香るとは言いましたが、確かに香るんですが、軽やかでしつこくはないです。
ふわっと軽く飛んだ後に、また液体が香りをまとって迫ってきます。

入りから、全体を通して奥吉川ブルーよりも軽め、ややあっさり。
これは磨き35ということでしょうね。
ただし明らかに味わいは同じ系統に属するもの。

ふわっと軽やかに甘みが広がるが、味わいの芯は強く、長く長く続く。
ほろほろ来るような軽いミネラル感。
キラキラではなくてややいぶし銀ながら、空中に舞いつつ、腰のすわりの重さ。
そしてクリーミィさも健在だ。
ミルキーな甘旨が続く続く。
香りは少し当初と違ってきて、なんか少し高級なお茶みたいな香りになってきましたね。
バニラのあるラムネっぽいといえばぽいのか?
いやエキゾチックなフルーツをやや薄めた感じか。
瑞々しさと明るさを担保するだけの酸味がきちんとあり。
するりと流れつつも、味わいが後追いして、これまた長い余韻。
フィニッシュのとこでピリッときますが、これはまあ大吟っぽくいもの。
生っぽいノイズとかできの悪さはないですね。
もちろん火入れして寝かせれば昇華していくでしょうが。
軽ーくビターさは感じますが、全体の軽やかさと歩調を合わせるもので、またこのお酒にはしっかりした甘旨みがあります。
そっちから支えるのでね。
刺々しさや粗さは感じず、そしてやっぱりミネラルのシュッとした溶けていくような心地よい流れです。



価格を持ち出されたら何とも言えませんが、奥吉川ブルーで感じた良さをこのお酒でも感じることができます。
今の時点でも完成度高く良くできてるし、育っても良いんだろうなあという感じ。
熟成の問題もあってややあっさり風に軽やかですが、そこは好み。
ふわっと舞い上がるような質感で、小気味よいリズム感のようなものを感じます。
お米の味わいはしっかり溶けていますし、強いですよ。


一応攪拌してみたけどやはり濁りはなし。
味わいも特に変わらないかな。
あとは今後の変化か。
まあしかし軽い入りから、しなやかに強く、豊かな広がりで、でも軽くふんわり収束していく。
さすがの旨さ、外さない蔵元ですね。
この時期に、これだけ綺麗・若さと、しっかりした味わいを両立してるのはやっぱり少ないでしょ。
つかこのクラスこの時期に出さねえしなあ。
出せるくらい十分にハイクラスのタマあるってのは良いですよねえ。
また時間がたつにつれメローな果実&ミルキーな甘みの力が響いたり。
奥吉川と比べると濃さ、重量感でいえば一段も二段も軽いんだけどね。
あっさりふんわり軽やか、澄んだキラキラ、それでいて本当に芯が強いんですよ。
ここにきて鳥肌。
でもやっぱミネラル感はハッキリ、強くありますね。
あんまり冷やして飲まないで、結構こなれてきたくらいが楽しいかも。
あとは明日味が飛ぶのか強まるのか。

あえて言えば繊細できれいなところからの膨らみや確かさはうっとりしますが、時が止まるようなパワーまではいかないか。
これより上の商品があるので、何とも言えませんけどね。
荒走りってこともありますし。
この後にレマコムで控える26BY奥吉川にはそこを期待します。

しかし味の出方、全体の仕上がり、蔵元ができがいいというのは納得な気がしますね。
どっから切ってもハイアベレージな表情見せてくれますよ。
29BYまだ2本目ですが、10年に一度のビッグヴィンテージ26BYとまではいかなくても、なんか良さげな雰囲気が?
皆さんはどうでしょうか。
泉川、再チャレンジ福寿こなしたらまた昔の酒に引きこもるので、なんか感触があったら教えてね!





















BAR Main Malt(メインモルト)


神戸三宮に移動して、そういえば三宮といえばここはいっとかねばと思い出したのがこちら。

もはや私が話すことは何もない、西の聖地。
関西モルト界の名店、その筆頭格ではないでしょうか。
マスターの後藤さんはTHE WHISKY HOOPの主幹事もお勤め。







圧巻のバックバー、カウンター前も3列でずらーっと。
カウンターの3列目ソサイエティ列と2列目ベンリアック列!
これだけでなくて、カウンターの座って背中側も横も四方がボトルの山です。
長居したいところですが、べろんべろんでホテルにたどり着けなくなるのもあれなのでサクッと3本勝負。
土日は15時からやってるみたいで、ありがたいですよね。






噂のチャーム、ハムサンドも堪能しつつまず1本目。
今日のおすすめボトルと黒板に書いてあった、ジェイムズブキャナン社(現ティアジオ)のBlack & White。
この辺のブレンデッド、それもオールドボトルはさっぱりわかりません。
70年代後半~80年代前半流通の中国向けらしいです。

軽やかながら品の良い熟れた梨のような香り。
ほっと安らぐ甘さでどこか懐かしくスルスルと進む。





続いてちょうど席の目の前に置いてあったので。
トマーティン 1966 45年 TWA パーフェクトドラム with ネクター 46.1%%。

1966!!
名高い1976トマをオクろうか悩んでたのでちょうどいいか。
軽いシェリー感のイチゴジャムの上に、フルーティな甘みが乗ってくる。
マスカットといえば確かにマスカット。
瑞々しいエステリーさから、程よくスパイシー、そして香木のようなフィニッシュ。
あえて言えば少し緩い気もしますが、美味しいの一言。
グラスの残り香に樹液からメロン、オリエンタルな雰囲気のスイートさ、そしてザクロなど赤い果実。
いつまでも嗅いでいられる。






続いてはメインモルトといえばということでベンリアック。
実際恐ろしいくらい在庫充実。
もっとも最近はアイリッシュのほうにお熱らしいですが(笑)
まあこの日もちょっと話が出たのですが、代理店がアサヒに変わるんでこういう在庫は貴重なものになっていくんだろうな~と。

なんかいいやつを、とお願いしたところ出てきたのがこちら。
ベンリアック1976 36年 ウイスキーフェア向け #731 49.3%
2013 ボトリングのものですね。

これもはもう、うまい。
以上。

パイナップルやオレンジピール、グアバのようなトロピカル感、そして桃。
ほどよくスパイシーで塩っぽいような旨みが絡んでいって、ややドライなフィニッシュ。
旨いな~バランスもいいし。
これも残り香がたまらなくて、ランシオっぽいようない意味でのカビ臭さが最高。
いやあ~。




名残惜しいですが長居するのもあれなのでサクサク帰宅。
また来ます。

名店なんですがそれほどオーセンティックな雰囲気ではなく、肩ひじ張らずに訪れることのできるお店です。
いうまでもなく後藤さんの人柄によるものでしょうが、お客さんもいろいろ。
ゴリゴリのモルトオタっぽいひとから、そんなんでなさそうな夫婦もいれば、業界の方っぽい人も。
ただ皆さん後藤さんと顔見知りっぽいのはうらやましいですね~。
ただ気さくに話はさせてもらいました。

なんかでもアレですね、ボトル買う必要もないっすね。
京都でも行きましたけど旅先でばっかいってないで、東京のバーにちゃんと行こうと思いました。
でも出不精だからめんどくせぇんだよなあw




【807】福寿 大吟醸 おり酒


ふらっと神戸にきました。
この日行こうかなあとは考えていたのですが、決めたのは今日の朝。
まったく酒とは別件(とも言えないけど)ですが、まあついでに灘くらいは見ておこうかなと。
ただ灘は伏見みたいに観光地っぽくもないし、灘五郷というくらいエリアが広いんですよね。
住吉駅で降りる用事があったのでそこから南下、白鶴の工場を通り抜けて、剣菱の風情のない建物を見つつ、同じく風情のない仙介の蔵元を見て。(泉酒造もしぼりたてと酒かすは直接売ってるみたいでした。)
福寿の蔵元の神戸酒心館(施設の名前とかじゃなくてこれが会社名)へ。
なんかぞろぞろそっちから歩いてくるなと思ったら、なんと全くの偶然ですが蔵びらきをやってるじゃないですか!!
というわけで喜び勇んで参加してきました。
蔵開きとかお酒にまつわることは、本編の下部に追加しときます。



福寿の大吟醸のおり酒。
もちろん原酒。
とはいえ磨き50のわりにえらい高い(4合で5000円近く、300ミリで2000円)のですが旨ければ文句は言いません。
本場なんで山田錦ってこともあるんでしょうね。






大吟らしい華やかな香りですがなかなか良い。
18なんかな?
メロンやブドウにバナナもあるし、ベリー系はっきり。
出てはいるが出過ぎてないのと後述の味わいにより、キツイなという感じはなし。


というのも香りにのって甘みがくるが、結構スッキリ。
これがクドくなくて良い。
フルーティな香りは豊かながら、キリッとややクールにスパッとキレるというか流れていきます。
さらっとしつつ、程よく水っぽいというか。
飲みやすいです。

ややきゅっとしたようなおりテイスト。
程よく感じさせるクリーミィさは若さを補いつつ、ノイジーさは少ない。
軽く粉っぽいくらいで、苦味もそこまで感じさせない。
軽くは出てるんですが全体をシャープに整えるもので、大吟醸な香り甘みといいバランスを構築しています。
良い意味でアル添っぽいというか。
エキス感も気にならないし。
適度な収斂性が舌への刺激として余韻で心地よいですね。
甘い香りを引きずりつつ、軽くアタックが入ってややハーバルに軽やかにリキュールっぽさというか。
まあ試飲したしその中でも高いので当然ですが十二分に満足できる味わい。


これやっぱ水なんですかね?
硬水で男酒などと言われる灘の酒ですが。
香りとか甘みの有る現代的なお酒に思いのほかフィットするらしいです。
ややドライ、辛味すら感じるスパッとした引きは仙介なんかでも近いものを感じます。
これをも少し濃くすると大黒正宗とか空蔵になるんやろね。
福寿はちと商売っ気旺盛な雰囲気とド本流すぎる灘という属性で忌避してたとこありますが。
どれ飲んでも結構良かったですね。
何飲んだか撮ってくればよかった。
混んでたし超急ぎ流れ作業で極少量5種くらい飲んだからな。
遅めの時間なのにかなり人いたし整理券いる見学は無理でしたし。

いやあしかしいいなこれ。
ミネラル感ありますが、例えばカマルグとか奥吉川とは趣の異なる違うミネラル感。
味わいの構成もあるんでしょうけど・
最初はそんなばりっと来ないんだけど、フィニッシュのところスーっとやや辛く切れていく中で長く伸びていくようなミネラル感。
一定の速度とか、頭から溶ける感じでは無く後半型。
頭でもチリチリあるんだけど。
きゅっと急激に落ちたあと。
しゅぱーっとなだらかにながーくのみで行く感じ。
幅の細さも美しい。
まあだんだん感じてきます。
だんだん全体に感じてきます。
A、うーん。
Sでもいいかなとちと思う。
これが本場のパワーか。

やっべえな300じゃたりねーよ。
度数あるんだけどなあ。
3時間前に軽めとはいえウイスキー2ショット飲んでんだけどな。
明日もやってるらしいけど買いに行くか迷うぞ。
これがタイムラグなし即飲みパワーか。

なんかでも飲み終わったあとに考えてみるとなんかパイナポーにまとまってきたような気がして。
あれ花陽浴っぽくねーか?などとも思いました。
で磨き50だし4500円もするしじゃあ1500円の花陽浴でいーじゃんっていわれたらぐうの音もでねえなとw

まあただ旨かったです。
あとはコンディションが限りなくフレッシュ、タンクから直飲みに近い状態で飲めるということですよね。
そんなに経験がないんですけど、設計はともかくとして全体的に味わいが+1割~2割底上げされるようなイメージでしょうか。
気持ちもありますが、やっぱり明らかにフレッシュコンディションは良いですよ。
立春搾りとか元旦搾りとか、これに近い商品もあるのでその手のをもう少し飲んでみようと思いました。
まあそれかもう蔵びらきに行くということですよね。
で、とりあえず次の日に720を1本追加購入してきました(笑)
せっかくなんでね~これも縁ということで。






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福寿というとあんまり良いイメージがなくて。
それは灘ということと、やたらノーベル賞の晩餐会に出てるというのをプッシュしてるからです。
海外のコンペ的なのに、わりと早くから積極的に出していたみたいで、ノーベル賞もその辺なんでしょうね。
あと関東だからなのかあんまり特約店、みたいな酒屋で見ないんですよね。
せいぜい百貨店系で、あとはよくわからんとこの通販で、例のノベール賞がでてくるといううさん臭さ(笑)
これは僕の偏った体験による偏見ですが。


で、灘に行ってきたんですけどあれほど有名な宮水は今は飲めないんですってね、残念。
宮水というのは蔵が立ち並ぶ数百メートル四方にしか出ないらしい。
酒蔵はそれぞれこの井戸をもってるということらしいです。
この水が平均硬度が157ほどで、ものによっては180前後らしい。
また特にリンが通常の10倍ほどもあり、カリウムや塩分なんかも豊富で、逆に鉄分は含まない。
これがいいんだって。
宮水によっていわゆる灘の男酒というような味わいになるらしいっすよ。
ちなみに神戸市内に宮水を使ったコーヒーを出すチェーンがあります。
あとは灘に宮水を使った豆腐店がありました。
どうしても気になったからは豆腐の汁でもすすりましょう。





で神戸酒心館さんの蔵開き。
敷地狭めなんで、大宴会ではありませんがにぎわっていてまあぞろぞろ人がいます。
有馬温泉の足湯があったり、桝に名前掘ってくれたり、抽選会やってたり。
蔵内の見学もあったんですが、1時間ごと、各回20名で整理券とって待ってないといかんもんでそれは断念。





こういう言い方をするとネガティブですが商売はお上手のようで、ちゃんとした製品の販売所みたいのがあります。
お酒もレギュラーの火入れだけじゃなしにもちろん季節の搾りたてもあり。
さらにこんなふうに小タンクに汲んだものを、ひしゃくで詰めて売ってくれます。
これが瓶が別売りで、この販売スタイルはいつもやっているみたいです。
通い瓶とかいって、お湯で洗ってまた来てくださいと。
10回きたら1本無料であげますよみたいな。
近くの人は良いですよね~。
僕の買った大吟のおりが蔵開きSPみたいな感じなんかな?
これだけ札がなくてちょっとこそっと売ってたので。
こんな感じのSPをたまにこんな風に量限定とかで売ってるみたい。
量り売りブログなんてのもあるくらい。
それでも酒瓶もって帰る人見てると、しぼりたて買ってるのは良い方で、この直販の生酒買ってる人は意外と少なかったな。
箱に入ってるレギュラーみたいのもってる人多かった。
もったいない。


レギュラー~この蔵直販のまで5種か6種のんだんだけど、どれもわりと香りのあるタイプ。
ランクが下がると青くなっていくような感じ。
辛口ってなってるけど甘みもちゃんとあって、そのうえでスパッときっらすタイプのように感じました。
中でも当然ですが、大吟のおりが文句なしで一番おいしかったです。
本当に偶然でしたがよい経験をさせてもらいました。


Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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【806】司牡丹 船中八策 黒 槽搾り 28BY


コメントで読者さんからお話をいただいたお酒。
こういうのは速攻でのっかりますよ、皆様の情報を待ってます(笑)

司牡丹船中八策シリーズ。
船中八策自体がかなりのネームバリューを持った銘柄になってますよね、良くも悪くも。
日本酒の最前線を求める僕のような人間からしたらぶっちゃけほとんどカップ酒と変わらないイメージ。
おススメでもされなきゃ絶対に手を伸ばすことのないようなお酒です。
何年か前に知り合いとしょーもない居酒屋にはいって、旨くねえなって感じでした。
普通の純米だと思いますけど。


でこの商品ですが、平成25年に船中八策発売25周年を記念し新発売したプレミアムバージョンだそうです。
以降それを毎年数量限定で出してるみたいですね。
槽搾りで、さらに中取り。
で火入れは1回で瓶火入れ、急冷後-5度の冷蔵庫で瓶貯蔵と。
このての大手といってもよいレベルの蔵の商品にしてはこだわってますね。

ただしそんな商品であっても、純米超辛口とうたっているようです。
まあこれはもうしょうがないんでしょう。
磨き60で自社培養の熊本酵母。
お米は山田錦とアケボノ、松山三井、吟の夢らしいですが、どうなのか。
日本酒度+8、酸度1.6というのが酒屋さんに乗っていました。



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火入れなのでしっかりしたお酒ならばそう酷いことはないでしょうが5月出荷なのでその辺は未知数。


いただきます。
確かに悪くないですね。
わずかですが、ブドウ系にややメロンかという香り。
その香りにそってほのかに甘さを感じます。
しかし主戦は酸味で、冷やした状態だとかなり酸味足りてます。

加水があるので明確にジューシーとかフルーティて感じでもないんだけど鮮やかで、その後の程よく辛いフィニッシュへとつながっていく。
酸の流れのさなかにクリーミィなようなお米の旨みの雰囲気も漂い、この辺は非常に好ましい。
無濾過ってわけにはいかないんでしょうが、ちょうどよい薄め加減というか、味わいもしっかり感じつつ、するする飲める。

香りも甘みも淡いですが、ちゃんと感じますよね。
辛みもノイズとして引っかかるものではなく、いい辛ウマ感を出すもので超辛口ってわけでもないし良いものです。
鮮やかで、潔く全体にスピード感。
余韻なんかも嫌なものが残らず、ほのかに甘かったり、うまかったり。
あとは全体にキリっとしてはいるんですが、繊細に面取りしてある角の円さ。
しっかり旨みも感じます。


あーこれはね、結構うまいですよ。
少なくとも辛口は絶対NGというような人でない限りは、地酒フリークであっても普通に飲めると思います。
わざわざ選ぶかどうかはともかくとしてね。

これはもうブランドイメージとしてしょうがないところもあるんだろうけど。
例えばこれを無濾過生で出す、もう少しだけ香りと甘みを残す。
そうなったらその辺の凡百のマニア酒じゃ勝負にならないかもしれませんね。

いや普通に美味いし杯が進むw
18号とかに慣れてたらそりゃもうバカになってるだろうけど、ちゃんと果実的な香りもあり、甘みもある。
ブドウやわずかなメロン、そのあとにセメ。
常温に近いくらいになってくると、次第にはっきり感じてきます。
時期もありますが、強く冷やさない方がいいですね。
蔵元も冷やとかあんまり意識してない可能性すらある。
温まりすぎるといい意味で粉っぽい旨み感がややエッヂィで引っかかりますけどね。
逆に燗付けたらほっこり行けるかも。
酸あるからぬる燗も行けそうですね。

これがもしも5月にもう一段瑞々しさがあったとしたらそれは80から85点つけてよいお酒ですね。
現状でも75はつくよ。
鮮やかな酸はとげとげしくなく、気持ち薄まってるかなくらい。
カラフルっていう鮮やかさじゃなくて、小気味よい輪郭と流れを構成するという意味での酸のビビッドさです。
ここは注意してください。
加水でやや薄まった出汁感。
この辺にもうすこし香りとのジューシーな一体感があれば、他のを差し置いてガチでわざわざ毎年飲むレベルですよね。
酸の流れのその中に朝霧のように立ち上るクリーミィさ。
旨みを全体の流れを妨げずにうまく表現してるし、それを引き立てる旨辛な辛さです。
アルコールが立つとか、舌にびりっとくるというのではなくてね。

ことし僕が飲んだ中でいえば寒北斗とか、うまからまんさくとか。
違うけど全体的な立ち位置でいえばそれこそ白老とか。
その辺を楽しめる人は十二分に楽しめるし、確実に一定水準の上にあるお酒。
だんだん繊細な香りが感じ取れるようになってくるんだよなあ。
もう半サイズだけ出してくれたらなあ。


やっぱり固定観念で飲まないのはダメだと思いました。
絶対飲まないもんね、船中八策とか。
コメントいただいたリンゴ酸様に感謝です、もうちょっといろいろ手を伸ばさないとだめですね。
いやあバカにできないですよ。
穏やかスリム系でこれ以下のお酒、全然ありますよ。
食いながら飲んでみ、めちゃ進むんだよね。
少なくとも最近の中でいえば赤とんぼ、北しずく、よえもんよりは倍速で進む。


2日目。
今日は最初からセメのクラシックな純吟風。
その中に僅かにブドウかというくらい。
酸と辛ウマ感は相変わらず良好。
かすかに立ち上るミルキー、カスタードな旨味。
更にそこに周辺に見え隠れする瞬間のある甘い雰囲気。
昨日の後半からややビターというか辛いというか、全体の膨らみは感じにくくなってるのでそこはマイナス。
さっぱり飲めるんだけど、もう少し腰の座りとか立体感があればいいけどね。
それでもコンディションのこともあるし、普通に進むお酒でした。







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【805】酉与右衛門 純米 雄町 直汲み 28BY


酒屋さんであんまりピンとくるものがなくて、酉与右衛門でもと。
随分と前にやって、それがまた全然響かなくて、以降全く飲んでおりません。
よく見たら直汲みなんかも多いしもう1回やっとかないといけないな、というところでした。


今回は何本かある中で、指運で選んだのがこちら。
山廃を避けたのかな。
それで雄町70の純米、無濾過生の直汲み。
ただし本当に1年近くお店で寝ている商品なのでどうなってるかは未知数です。
今年は赤いラベルの美山錦がよかったですよ~なんて話を聞いてみて調べると。
美山錦は蔵の前の自営田産らしくて、なんかそれが看板商品っぽい気がしますね。
あとは阿波山田錦50なんてのもあるので、そっちのが僕好みな感じではありますね。


20171113_220055~0120171113_220106~01


うーんなんかセメ系のエキスっぽい感じありますね。


あーこっち系になってますか。
やや蕩け気味で、酸はバキっとある。
そこにエキス感の旨みが混ざって、西のお酒っぽい味の出方。
フィニッシュから余韻にかけやや蒸れたようなニュアンスがあるのは熟成ですね。
これは生でこの時期だからしょうがない。

ガスはまだ少しだけ残っています。
酸はかなり強いね、いやなものではない。
かんきつ系で果汁を思わせつジューシー感はしっかりある。
やや溶けててタッチは円く。
別にテロテロで飲めないほどにふにゃっといてるわけではないのでそこはまあ良いかな。
旨みも低精白っぽい武骨なものがあって腰は据わっているので。

腰はすわってるのでやや蕩けても全然飲めますが、もっとガスがあるとかミネラルで立体感があるともっといい。
シュッとしたくちどけとかね。
ただ酸味のジューシー感なんかは良くて、爽やかな甘みを残像的に感じる瞬間もある。

コンディション不明、評価不能としては悪くないですね。
セメっぽいスリム地味系直汲みだとよくできて白老あたりと勝負できたら最高かななんて勝手に思っていたけど微妙に路線違い?
このぽってとした味の出方は雄町ってこともあるのかなあ。
でもこのジューシーな酸味感は嫌いじゃないです。
酸の強さ(刺激感じゃなくて良さ)なんかでいうとそれこそ菊鷹なんかと通じるところもあある。
あいつはまた全体に異次元なとこあるけど。
機会があったら正規の状態でやってみたいですね。

まあオッサンになってきて香り系華やか系と少し距離ができて。
その分この辺も楽しめるようになってきました。
食事ありきなところもありますけどねえ。
柔らかい米よりは硬い米のほうが映えそうなとこはある。




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