へー初雪盃ってこんなスペックもあったんだ。
こだまさん経由のせいか、熟成にフォーカスした蔵なのかなあと勝手に思っていました。
いまみたら、こだまさんとこに去年のものがでてますね。


松山三井70、愛媛県培養酵母。
日本酒度-5.5に酸度2.6なので変わり種系の味わいでしょうか?


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うすにごり、といった程度です。


おーなかなか楽しい。
飲みくくはないです。

純米的なセメダイン、バナナもありつつ、酸由来のブライトさがあり、ラムネっぽくもある香り。
次第に柑橘系のニュアンスが感じられ、白ワインっぽくもあるような。
そして次第にプラム、ついで乳酸っぽいニュアンス。
徐々に酸→甘やかさへシフト。

味わいも溌剌とした酸味がジューシー。
またちゃんと飲めるのはドライ過ぎずに甘みもちゃんとあることでしょうか、最初は強く表には出てきませんが。

あーこれなんか飲むと、寝かせて育てて出したいというのも少しわかりますね。
程よい複雑性があるというか。


酸味に、さらっとなめらかな甘みのからむジューシーさ。
だんだん甘みが出てきて、それもいろんな表情。
グレープフルーツの砂糖掛け、最近やたら使ってる乳酸菌飲料的なニュアンス。
さらにそれだけではなく、軽い苦み、旨みの立体感なんかがあって。
カラフルだけどちょっとスモーキーみたいな。

2年3年までいかなくても、半年から1年でも寝かせたら化けそうな感じありますね。
いや今も十分一定レベルにあるけどさ。
だんだんこなれてくるにつれて良くなってきます。
これが前回やった熟成ものにつながるのかあ。


おもしろい蔵ですね。
これからもちょいちょい飲んでいきたいと思います。
まだがっちりつかむ、という感じでないのが逆に良いわ。
これはアタリです。
一口目ではわかりませんでしたが、ぐんぐん良くなってきます















愛知県でも三河のほう、岡崎のお酒。
ぼくは全然知らないんですが、众(ぎん)という銘柄も造っているそうで。
高度0.2の超軟水、神水(かんずい)で仕込んでいるのがウリというか特徴になるようです。


夏酒なんですが、ちょうど手を出しやすい感じのスペックがあったので。
夢吟香60という以外は詳細不明。



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おりがらみというよりは、うすにごり程度。
ぐいっとな。

さらっとシルキー。
香りは控えめですが、セメダイン系です。
ただがっつりバナナというわけではなくて、マスクメロンとかはたまたスイカなんてイメージですね。

夏向け商品だからか、ちょっと辛口を意識した設計でしょうか。
ただうまくできてるなと思います。

控えめな甘みが、前述の香りといい一体感。
ケミカルでなくナチュラルな、やや淡めのフルーツ感が出ています。
そこにさらにとろみ、僅かににごりぶんからくる程よいエキス、厚み。

それを辛口で切らします。
良い塩梅のウマ辛系。
辛みが浮くんじゃなくて、一体感をもって出て、甘やかなフルーツのニュアンスや、涼やかな中のエキスを引き立てます。


これは美味しいですね。
A~Sというところで迷うくらい、A+かなあ。
またこれも整理しないとな。

いや気に入りました。
そういえばガスはないですね。
ともすればマッタリしすぎ、エキス感がくどいお酒になりそうなんだけど。
うまく仕上げてますよね~。
涼やかです。
程よく産もあるし、フルーツ香の出方も秀逸だし、ウマ辛も効いてる。
これはグッドなお酒です。


辛みの出方なんかでいうと、うまからまんさくとか、寒北斗あたりの系統ですね。
エキスもあるので、ガスのない白老、とも言えるかも。
あったまってくるより、きりっと冷やしたほうがいいかな。
エキスがでてくるから。
上澄みだけのんでもよかったかもしれん、混ぜちゃったけど。
ただやわらかいし、甘さも程よく出てるし、それでいてのっぺりはんなり一辺倒じゃなくきりっと感も出てるのは秀逸。
この銘柄は再登場確実ですね。
しかしマジでスイカ、メロンっぽいんだよ。
うまい!!


2日目。
あ、ごくわずかーにガスの残り香。
やはりスイカメロンメロンスイカ。
甘みはちょうどよく出ていて、僅かに瓜系の爽やかさ青さがあり。
しゅっとしたフィニッシュ。
うん、これはいいです。
特にわりと万人におススメできるタイプだと思われ。
愛知はほんとにアツい!




福知三萬二千石、という銘柄の地元産のお米を使ったシリーズが六歓らしいです。
ざっくりでごめんね。
蔵元の娘さんが杜氏をやっておるそうですが、もともとは経理での入社だったとか。

別に山廃蔵ではなく、むしろ初めて、チャレンジタンク的商品とか。
酵母も無添加の山廃だそうです。
山田錦60。
ハレトケさんで、6月の売り上げナンバーワンだったとか。
お手並み拝見。





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おっとこれは面白いかも。

モダン系山廃ですね。
すももとかむりろはっきり梅、赤っぽいニュアンス。
ついでバニラっぽいミルキーさも?

入りは薄いタッチの酸から。
つるっとクリアーで、後述の要素もあり、わかる人はモダン山廃?と思うかも
わからんひとは山廃と聞いてびっくりするタイプ。
ただぱきっと、ギラギラキラキラ、ミネラルタイプではないのよね。
微妙にはんなりなのが面白い。

最初は味がないか?とも思うのですが。
次第にミルキーで、乳酸菌飲料っぽくもあるような甘やかさが微妙に出て、たおやかに広がります。
あくまでも甘やかなだけで、甘さは控えめ。

トーンか高くて、澄んだ明るいクリアーさなんですが。
そこに、タニックなような、かすれたような悪くない渋み苦みがある感じ。
この辺が山廃っぽいんですよね。
黒澤なんかでもあった感じ。


もうちょっと飲んでみないとわからないけど、初めての山廃でこれは良いセンスなのでは?
イケます、なかなか楽しいです。
これが造れるなら普通に酵母添加の山廃も楽しそうだけど。

ちょっとだけ渋み苦みが、辛みやアタックに感じられる時もありますが。
やわらかい口当たりや伸び。
スムースな酸の中から感じさせるナチュラルな旨みや甘やかさ。
やはり行けますし、光るものを感じますね。

東京に戻ったら、速醸のお酒も飲もう!!
味わい的にはAですが、将来性にA+といったところです。


2日目。
いいね、やはりこれはいい。
やや苦みはあるが、これはしゃーないところ。
スイスイいけますなあ。
明るくクリアーな果実水っぽさ。
そのなかに何とも言えない甘やかさ。
もすこし甘みがでたりしたら最高。







Tag:福知三萬二千石 六歓



せっかくなので東京では見かけたこともないようなお酒を発掘していきましょう。

まずは兵庫県明石の茨木酒造さん(微妙に紛らわしいな)の来楽です。
わりと今風のラベルに、山田錦58の生原酒ということで大きなはずれはないでしょう。
調べたら、やはりという、東京農大醸造科卒の蔵元当時だそうです。
造りはお一人でやられ、お父上が営業を担当してらっしゃるとか。



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新規は飲んでみないとわかりません。
さっそく行きましょう。
色が結構濃いですね~。
香りがいわゆる酒っぽい感じがして、黄色信号。


あー味わいはイマイチですね、ごめんなさい。
良くも悪くもクラシックな味わいに近く、首都圏で売ろうというようなお酒ではないです。

ちょっと昔の酒っぽい純米酒というような旨み、コメのエキス感全開で勝負、という感じ。
甘みはあまり感じませんね。
酸は結構あります。
まあよく言えば、ちょっと王禄っぽい。
西の酒っぽい濃醇さ、味の出方。

あーまあ意外とありか?
酸はつるっとして、香りはバナナにちょいリンゴという感じ。
旨みがぐっと出るんですけど、全体の流れ、キレ感はいいですよ。
コクが、酸コーティングでつるっと流れ、ちょっと辛みやぐっと良い押し感で。
旨みの厚さに負けない程よい力強さでぐっとフィニッシュ

芳醇ですねえ。
こういうもんだと知っていれば、なかなか行ける酒です。
お燗なんかも行けそうですよねえ。
熟成向きな気もするけど、ちょっと掛け違えると味が飛んでスカスカにもなりそう。
現時点で疑似熟成的なお酒ではあるので、素直に飲んで吉か。

ラベルイメージと農大的に、流行系かと勘違いしてましたが。
バリバリ土着系のお酒です。
そう考えると、結構ありかも。
よくもわるくもコメのうまみがすっごい。
寒くなってきたくらいに、鮭とばでもかじりながらやりたいようなw




2日目。
やはり王禄っぽいですねえ。
酸味もエキス感もたっぷりで、独特のニュアンスに、旨みのコク。
ぐっと出てインパクトあり、やや舌にびりりとくる瞬間もありますが。
奥には独特の何とも言えないなめらかで伸びやかな甘み。
押し味っぽいような飲みごたえ、力強さ、キレ感。

旨いと思いますね。
ダメな人はだめでしょうが、好きな人はハマるはずです。









更新が減るかもとは何だったのか。
今日も京都のお酒ですが、これも伏見とかではなく、伊根のお酒です。
天橋立からちょこっと行ったところ、日本海側の海に面したところですね。
伊根も時間があったら行きたいなあ。
天橋立は当然行ったことがあるのですが、やっぱりかの有名な舟屋がみたいです。

お酒のほうですが、地元向けとして京の春があります。
都内でもなかがわさんなんかで見かけました。
2、3年前から首都圏でも見るようになりましたね。
女性蔵元杜氏の向井久仁子さんはもはやお決まりの東農大醸造科卒。
最近見かけるようになったのもその辺でしょうね。
伊根満開という銘柄を展開して、営業に来たと。
この赤米酒なんかもよくわかっているあざとさですよね。
個人的にはこのパターン飽きてきた感じありますけどね。
なんか多様性を損ねるというか。


それはともかく。
連日で申し訳ないけど変わり種商品。
その名のとおり赤い古代米を使ったお酒。
成分的にはポリフェノールやタンニンが豊富なんだそうです。
その赤色なんですね。
アルコール14度、日本酒度-18、酸度6というヤリスギ感満載な数値。
東農大醸造科の技術指導と記載があります。
ずっと気になってたんだけどちょうどよく300ミリ瓶があってラッキー。
京都変わり種対決の結果はいかに。



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何とも言えない変な香りがしますね。
もちろん酸はありますが、それに加えタニックというか。
チーズっぽくもある。

味わいは意外なことにけっこうイケます(笑)
甘ずっぱいんですが、これまた酸がきつすぎず、甘さもいい具合にあり。
まさにタンニンっぽいような、軽い渋みがフィニッシュをスッときれいにまとめます。
平坦でつぶれているといったことはないですし、甘酸の引けもイイですよね。
流れ、抑揚がグッド。

普通の日本酒と言って飲んだらびっくりするでしょうが。
こっち系の味わいということが分かっていれば飲みくくもなく、ぐいぐい行けますよ。
飲み進めるとタッチのまろやかさなんかも感じられ、また甘みの質感なんかも秀逸。

唯一の問題は立ち香でも感じた独特のニュアンスで、これが余韻として残ります。
飲み進めればそんなに気にならないけど何だろうねえこの香り。
ちょっとカビっぽいような、酸と合わさってやはりややチーズっぽいか。
赤つながりで赤紫蘇?
いやリキュールっぽく、のんでいるとカンパリ?
日本酒好きほど混乱し、おにゃのこに飲ませたら普通にガバガバいくかも。

普通においしいです。
普通にAですよね。
白木久とくらべても全くそん色ないので、ほんとうであればSをつけなければダメなくらい。
独特のニュアンスの好き嫌いがありそうな分、Aで。
まあ白麹とかのクエン酸系の味わいですが、そのあたりの中での比較でも十分おいしいといえる味ですよ。
薄いってこともなくね。
いい出来。
なんだろうなあ、クッソ蒸し暑い京都とこっち系の味わいは親和性でもあるのだろうか。
ことのほかおいしく感じてしまいます。









Tag:伊根満開

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