富山県のお酒。
精白歩合50%なのに純米酒。これがこの蔵のこだわりです。



上立ち香は控えめ。穏やかだけどいい感じに香ります。
イソアミルのバナナ香をベースにちょいっとカプロン酸。
やや穀物も感じます。ひょいっと穏やかだけど心地よい香りです。

含み香を利くとなせ純米酒という名称で売っているのかがわかる。
良く出来た純米酒的な香味の酒なのだ。ただし全ての要素が通常に純米酒よりワンランクもツーランクも上。

さらっとした甘旨酸。
すっきりとした甘と旨が見事に融合している。
控えめな酸と心地よい含み香がフレッシュ感を演出。
含み香いいね~優しいけどすごく感じのよいほのか~なフルーティ感。

これはバランスがいい~!
ぬるめに燗をつけても良いです。
すっきりしつつ、米の旨みを活かしつつ、軽やか。
雑味なくすっと消えてゆきます。

米は南砺産五百万石。
やっぱ五百万石っていったら南砺産ですよね。
派手さはないけどお勧めの1本です。
お気に入り度は☆3です。

料理にはあわせやすいと思いますが、う~ん脂ののった白身の魚とかがいいかな。
鯛とかノドグロの開き。





Tag:勝駒

三重県のお酒。
淡い色合いの箱とラベルが素敵。
製造年月日が23年5月なので結構な期間寝かせていたことになる。




上立ち香は控えめ。
おだやかな米の香にさわやかな酸を感じる。
柑橘系かな?

含むとすっと透明感を感じる入り。
なめらかでとろっとした舌触り。
たおやかな甘みをうっすら包むように生き生きとした酸味。
柑橘系やメロンを感じる含み香も相まってフレッシュかつエレガントな味わいです。
さらりとした米の旨みにわずかな渋みがアクセント。
辛みをともなって優しくふっと消えてゆく。

しっかりした米の旨みと程よい酸の調和は見事。
熟成に耐える酒質はポテンシャルの高さを感じる。
非常に上品で可憐なお酒です。
お気に入り度は☆4.5
23BYが出たらぜひ飲んでみてください。


追記。2日目。
少し落ち着いたか。
開栓直後よりまとまり、上品で甘やか。
良く出来た純米大吟醸ですね。
メロンのような香味が昨日より強く、非常にスムース。

最近飲んだ中だと作の中取りに近い感じ。
どちらも同じ三重県のお酒。
三重はいい酒多いね~。

Tag:瀧自慢

福井県のお酒です。
ちなみにあらばしりというのは搾りの工程で最初に出てくる部分です。
その次が中どり。真ん中の最も酒質が安定したところ。最後がせめです。





細かいおりがたっぷり。おりがらみって感じ。
上立ち香は華やか。
麹の甘さに熟感とフレッシュ感をプラス。芳醇です。

口に含むと微発泡。
粒は細かいけれど勢いはいい。
入りはややきゅっとする硬めの酸ですが、ミルキーな甘みと山田錦らしい旨みの広がり。

白岳仙らしい透明感とキレ。
度数17~18なんだけれど、むしろ水っぽく薄く感じるくらいゴクゴクいけます。
いいですね~酒造りが上手い。
良い米のポテンシャル活かしつつスッキリ。
ブドウみたいな香りがたまりません。

お気に入り度は☆4



Tag:白岳仙

広島県のお酒。
山田錦77%、千本錦23%で精白歩合40%の大吟醸になります。
おもしろいブレンドですね。




香りは熟したフルーツの香り。
わずかにベリー系も。華やかな大吟醸らしい香です。

軽やかで透明感のある、さらりとした甘み。
果実の皮のような苦み。後口にくる適度な酸。
スパッと切れます。

飲みやすい!良く出来た香り吟醸です。
水のようにぐいぐいいけるので、逆に薄いと感じるかもしれません。
でも甘旨酸もいいバランスでしっかりしてますので、飲みやすくシャープかつマイルドに仕上げているイメージですね。

万人受けする素晴らしいお酒です。
お気に入り度は☆4

Tag:雨後の月

「はなあび」と読みます。埼玉県のお酒。
最近人気上昇中のお酒です。この青いビンはインパクトがありますね。





まずは少し強めに冷やして。
上立ち香はトロピカル。パイナップル。
とろーっとした入りからはじける酸味と甘み。
旨みがのっていて意外と重量感のある味わいです。
ドライ感もあってキレはイイです。

こなれてくると含み香はメロンやグレープフルーツのニュアンスも。
八反錦のらしさを活かしつつハイクラスの山田錦の純米大吟醸に迫るような滑らかで上品な風味。
少し酸と荒々しさがたつのはご愛敬。

美味しい。
八反はいいなあ~良く出来たフレッシュな八反は大好き。
この価格で袋吊りは頑張ってるよね~。


今年も要チェックな蔵元。
うまく仕上げてきますね。
この価格でこの酒質はコスパ抜群。
お気に入り度は星4.5




Tag:花陽浴

最初に言っておきますと今回は番外編的な扱いになります。
といいますのもまずはこちらの商品が酒門の会といわれる販売店と蔵元のサークルのような団体の限定品であるという事。
もう一つは販売店で1年近い熟成を経て私が飲んでいること。
以上の2点を踏まえてのことです。

はっきりいって熟成はよくわからない。
環境によって変化の具合が違ってきますし。

ちなみにm'10の10は醸造年度である2010年を現しているとのことです。





そもそもは華やかな香りとキレの良さが特徴のお酒だったようです。
しかし熟成を経て吟醸香は極めて控えめ。
熟成香というか老ね香というかは人によって判断が分かれる香り。
かすかに吟醸香のおもかげあるりんごの香り。
やはり含んでも同じようなニュアンスですね。

口に含むと極めてスムースな口当たり。
旨みのふくらみはなかなかですがやはりクセのある苦みがある。甘みはなかなか良い。

ただ非常に滑らかでスムースですので喉へ流れるような感じは好感触。
冷やしすぎると悪いとこがでますね。
常温に近いくらいで飲むと良い。


しかしいまになって思うと過去に紹介した東一の純米吟醸も少し老ね気味だったのかな。
同じニュアンスですね。やはりあれも22BYだったんだ。
しっかりとした酒屋さんで買ったんですけどね。
蔵元の本来の酒質とあまりに乖離していたもんなあ。

1本飲んだだけではなかなか蔵の力というのはわからない。
それに日本酒の熟成というのは様々な要因によって違ってくるので難しい。
いつか業務用の冷凍庫で自家熟成して色々試してみたいです。

そんなこんなで大変勉強になった1本でした。
お気に入り度は割愛。





Tag:明鏡止水

その名の通り65%精白の純米酒。
というか65%精白の純米酒しか作っていない蔵元。

なんじゃそりゃって思いますよね。
よくいく居酒屋に置いてあり、ずっと興味があったのですが何となく縁がなく。
そんななか今年からプッシュされ始めたので運よく手に入りました。

しかし65%精白なんて逆にほとんど飲む機会がない。



当然だが上立ち香はごくごく控えめ。
純米酒らしいコクに加え清涼感がある。なかなかいい。

キメの細かいマイルドな旨みがぽてっと下の上に乗ってきます。
やさしい甘み。するする飲ませるのは酸が全体を引き締めているからですね。
引き際も良し。

う~んこれはどうしてなかなか。旨い。
このバランス感覚は杜氏のセンスを感じる。

しかしこれだけの腕があるなら純米吟醸や大吟醸も飲んでみたいけどねえ。
食中酒、普段飲みの酒を造りたい気持ちはわかるが。
間違いなく料理には合います。

お気に入り度は☆3.5

Tag:田中六五

栃木県のお酒。
関東屈指(唯一?)の酒どころ栃木。

カネセさんの頒布会で頂きました。



おりは多め。粘度があって撹拌するとほぼにごり酒ですね。
上立ち香はおりがらみらしい。
麹の甘み旨みを感じる香りに酸。心地いいいおりがらみらしいフルーティ感。
穏やかだけど爽やか。

口に含むとスッキリ+柔らか。ふわふわほわほわ+う~っすら微発泡。
これは水がいいんだな、超軟水というやつだ。ものすごく柔らかく、同時にすっきり。
水の良さを最大限に生かしつつ、米の旨みをうまくのせている。

細かくばらすと、すっきり柔らかな口当たりからきゅっとミネラル感のある酸味。
おりがらみらしいミルキーな甘みもくどくなく極めてすっきり。
それを支える苦渋旨。
後味も水の良さがそのまま表れたかのようなスッキリ感。
感じの良いキレですぅ~っと。

これはすばらしい。このスッキリ感。
すっきりと水の良さを活かしつつミルキーに柔らかで味わい良く。
これで無濾過生原酒、度数17~18とは思えない。
嫌な刺々しさやアタック感は皆無でスイスイいける。
飲み過ぎ注意の危険なお酒。
2,3日置いた味の変化も楽しみです。

ちなみに今回から、私のお気に入り度を☆5つを最高点に採点します。
お勧め度は☆4,5
この柔らかさは驚きを感じてもらえると思います。







Tag:松の壽

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