田酒で有名な西田酒造店のアル添ラインの喜久泉。
この1本は山田錦の母である山田穂を使用した今年限りのスペシャルバージョンらしいです。
山田穂40%、中取りをパストライザーで1回火入れしたもののようです。

レアなお酒という事でついつい買ってしまいました。
冷やおろしまでちびちび飲みたいと思います。


240825


さすがにフルーティな吟醸香はすばらしい。
メロンや洋ナシのような甘い香り。

口に含むと透明感がありつつ柔らかい口当たり。
コクのある濃い甘みがじわわっと。酸も綺麗にきいており、これぞ大吟醸といった味わい。
すばらしい甘酸の奥にしっとりとした旨みがあり、ふ~っと広がります。
広がりがスムースに収束して、余韻を残しながらスーッと綺麗に切れます。

流石のデキです。
これ6300円はかなり安いんじゃないかなあ。
山田錦の善知鳥は8600円だからね~。
こんなことなら呑み比べしたかった。

やはりアルコールは感じますが、開栓後次第に消えてゆきます。
この暑さですので、きりっと冷やして飲むと最高。
お勧めの1本!といってもなかなか売ってないかと思いますが。
どーしてもという事でしたら居酒屋さんに行くか我が家にお越しください(笑




Tag:田酒

久々に磯自慢でも飲みたいなあとこの1本。
磯自慢の大吟と純大吟は色々ありますが、今日は無印の大吟醸。
特A山田の45%です。







磯自慢らしいメロン&バナナ香。
冷やしていても甘く香ります。すきっと品良いのがここの蔵らしい。

含むとトロリと滑らかな舌触りだが非常にスムース。
上品で爽やかな甘みと酸味がゆらゆらとたゆたいます。
そこに米のミルキーでジューシーな旨みが円くひろがる。
45%の特Aということでぽてっと旨みが舌の上に乗ってきます。
すい~っと流れつつ、旨みが甘い余韻にかわりフィニッシュ。

いや~流石に美味い。
非常によく出来たお酒です。

開栓後しばらく立つとすばらしくまとまってきます。
絶妙の軽さで、爽やかな甘み。
香りも良いのですが料理を邪魔するほど華やかではない。
お刺身でも何でも非常に合います。

このお酒はお手本のような作りですがオンリーワンですね。品よく甘やかで爽やか。
個人的にエメラルドボトルは甘ったるすぎるのでこれか水響花がお勧めです。




Tag:磯自慢

そういえばこの夏はしゅわしゅわな夏酒を飲んでないなとこの一本。
岐阜の醴泉です。
雄山錦。

日本酒版のシャンパンを目指したんだそうで、純米吟醸の本生をモロミと共に瓶詰めし、
瓶内2次発酵(シャンパン方式)にて、天然の炭酸ガスを発生させています。





活性がかなり強く、開栓に苦戦しました。
香りは麹っぽい甘さに加え酸味が感じられ爽やかです。
例えるならパインかなあ。
おりはかなり荒く米の粒という感じ。

サイダーレベルのガス感。
にごりなのでおり由来の甘みはあるものの、控えめでかなりドライな印象です。
米の旨みがしっかりのっており、若干の苦みを感じます。
酸と炭酸のおかげで爽やかに飲めますがかなりお酒っぽいお酒です。

これはね~面白いけど夏っぽくはない。
かなりどっしり系です。
但し食中酒としては非常に面白いのではないかなと。
日本酒の色々な可能性を感じさせる一本です。






Tag:醴泉

栃木の大那
初呑みきりで一番評価が高かった仕込みだそうです。
一回火入れ低温瓶囲い。

余談ですがケータイを変えたので今回から画像サイズが変わっております。





かすかに甘さと熟成香。
綺麗なタッチから仄かに甘み。
居住まいを正すようなしゅっとした酸が素晴らしい。
優しく穏やかな旨みがふっと広がり、甘い余韻が心地よいです。

温度が上がってくると甘みと酸味、旨みがまろやかに調和し非常に良くなります。
均整の取れた味わいはレベルが高い。旨いです。
ものすごくソフトで優しい口当たりに、ふ~っと綺麗に切れるのもナイスです。
料理との相性は良いでしょう。


が、どーしても熟成香が気になる。
23BYでこれはどうなんだろう?
なんか美山錦らしいコクが熟成香と相性がいいような気もしてくるけど気のせいのような気もする。


つーか去年のや一昨年の商品紹介を見ても19号が初呑みきりで一番の評価だったって書いてあるんだけど……。
これは黒龍の吟十八号的なあれか?デキが良いものを十九号としているのか?


旨いのは間違いないのですが、ちょっと色々すっきりしないお酒ではあります。
ひと足早い冷やおろし的味わいなので、この季節和食屋とかでは重宝するのかも。

採点は割愛。
他の酒で検証の余地ありですが、はじめて飲んだのがコレなもんでちょっと手が伸びにくいかも。













Tag:大那

大吟醸はしばらくいいやと思っておったのですが、安かったのでつい。
佐賀の天吹
天吹といえば花酵母。
花酵母を使う蔵としては茨城の来福と並ぶ有名蔵です。





独特の濃い甘い香り。
よーく利くとやはり既存の酵母とは全く違う。
フルーティというよりも本当に花のようだがどこか違和感も。

ぶわっと香る含み香。
これまた形容しがたい花のような香り。
華やかな濃い甘みがするりと。
透明感がある。水のようなタッチでするする。
この濃厚な甘みは非常に良い。


濾過は最低限という事でわずかな苦渋とともに旨みが広がり、辛みで切れます。
旨みが穏やかにふわっと広がるところは愛山っぽさか磨きの良さか。女性的な印象。
ミルキーな米っぽい旨みが上品です。
酸味もうっすら上手くきいていて、いかに飽きさせずに飲ませるかという腐心のあとが伺えます。

 
しかし全体的に綺麗で飲みやすい。
若干くどいと感じる人もいるかもだが、この香りと甘さですからね。
冷やして飲みましょう。
あえて言うと、少しアルコールがたつか。
ただしこれによりしっかり切れます。


花酵母というのは賛否両論あるのですが、個人的な意見を言えばこれはもうジャンルが違う。
わかりやすく華やかな香りだが料理とは合わない。特に和食とは。
味わいの設計もある程度限定されてくると思う。


この酒は花酵母としてはひとつの到達点ではなかろうか。
味わいは流石に良く出来ています。
この素敵な甘みをすっきり味わえるというのは非常に素晴らしい。
全体的なバランスもグッドです。
花酵母は磨きが良いとどこかふわふわ収まりの悪い味わいになりがちな印象だったのですが。
ギリギリのバランスをついていると思います。
そして安い。

採点は☆4.6
日本酒初心者にも上級者にも味わってほしい現代の日本酒の一つの形です。


Tag:天吹

キーワードはテロワールとヴィンテージ。
根知男山のnechiシリーズ、の23BYになります。

酒米の自社栽培に注力しているドメーヌ的な蔵で、産地である根知谷のテロワールを強く打ち出した1本です。
もうラベルがいかにもワイン的なオシャレラベル。
酒屋さんを探せば2005からは手に入ると思います。

純吟スペックですが純米吟醸の文字はラベルにはありません。
これは個人的には非常に賛同したい取り組みです。
わかりにくい規格が日本酒の普及の妨げになっていると思います。
銘柄と価格で勝負してほしい。
精米歩合が低くても、手間暇かかった美味い酒なら高く売ればいいと思います。
ちなみにこれは2730円。純吟55としてはかなり高価です。

スペックは以下の通り。

■アルコール度数:16~17%   
■G9酵母
■根知谷産五百万石55%
■日本酒度:+3.0   
■酸度:1.6   
■アミノ酸度:1.0
■一度火入れ瓶囲い





やはり香りは穏やか。
仄かに爽やかさと米らしいジューシーさを感じます。

口に含むと綺麗でピュアーなタッチからコクのある旨みがさぁっと広がります。
さらりとした甘み、ジューシーな酸がある。
五百万石らしい苦渋がわずか~に。
五味がぐっとくる濃醇な味わいですが、軽やかできれいにさっとさばけます。
ちょっとアルコールの立つ感じがあるか。

しかしこのしなやかで幅のある味わいは五百万石とは思えない。
品格もあり、すばらしいポテンシャルを感じます。


こなれてくるとほわほわとした柔らかさな甘みがすばらしい。
そして深みのある旨みが柔らかに膨らみ、さっと綺麗に収束し、沁み渡る。
心地よい余韻。ほっこりした米の甘みとジューシーさが綺麗で甘く芳しい。
それでいてブドウやバナナのような香味も。

あーこれは美味い。力強さと優しさを兼ね備え上品なすばらしい1本。
他のヴィンテージも飲みたくなる。
熟成香を最小限に抑えることができていたら凄い事になっていそうだ。
これはヴィンテージ違いを飲み比べできる居酒屋さんで飲むとよいと思います。

採点は☆4.5




Tag:根知男山

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