秋田の春霞、NEXT5への参加で有名ですね。
今年は特に自社酵母の亀山酵母での仕込みでしたし。
亀山酵母すごくいいんですよね。

ただし今回は熊本4号。
美郷錦の50、おりがらみヴァージョン。

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おりはうっすら程度。
まずは上澄みから。

立ち香はブドウのようなさわやかな甘さが。
すっと小気味よく香ります。

含むとジューシーな酸がさあっと広がります。
甘みと旨味が優しく膨らみ、するんとフィニッシュ。
わずかなほろ苦さ、ミネラリーな輝き。
甘やかな余韻が心地よい。

うん、美味しいお酒です。
何とも言えないジューシーさはこの蔵らしい。
食中酒としても素晴らしいですが、存在感もあります。
次は撹拌していただきましょう。


うすにごりですね。
お、やわらかくて、絶妙な旨味がプラス!
さっぱり爽やか、ブドウ水。

やはり食べ物にあいますね。
お肉なんかにもあうかもしれません。

安定感抜群な、秋田の銘醸蔵。
次に家のみするときは亀山酵母を!


2日目。
まとまりの良いお酒ですね〜。
ちょこんとした控えめで可愛らしい甘旨。
優しく、あまーい含み香。
さっぱりとした酸の輪郭。
ジューシーさがあって、するんと喉に流れいい余韻。
派手さはないかもしれませんが、バランスよく、素晴らしい美酒です。

Tag:春霞

以前茨城に住んでいたことがあり、茨城の酒にはなじみ深いものが多いです。
来福もそのなかの1つ。
spヴァージョンの直汲み、中取りのもの。


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立ち香はバナナやメロンのような甘さ。
フローラルなニュアンスも。
来福といえば花酵母ですが、これは酵母が何かよくわかりません。
香り酒という感じではない。

含むとハリのあるクリアーな酒質。
少し高めの酸の輪郭。
バナナに、柑橘も感じるような含み香。

おだやかな甘みがやんわりと膨らみます。
立体感のあるビビットな旨みにはミネラリーな凝縮感。
きゅっとした余韻を舌に残しつつ、すっとフィニッシュ。


意外な気もしますが正統派。
王道的な山田錦のお酒の如き味わい。
愛山っぽさはあまり感じません。
少し冷やしすぎな気もするのでゆるゆるのんでいきましょうか。

だいぶ整って全体のまとまりを感じられるように。
あくまで穏やかですが、愛山らしいぽちゃっとした甘さも感じられます。
ところがキリッとしたタッチは健在。
綺麗さ、そして、しなやかな旨み。
すっとしたキレ。
正統派の美酒です。

クールな面持ちが艶っぽい制服美少女?
水原希子、セーラー服着用、ちょい甘めみたいな。
直汲みっぽさをあまり感じられないのがちと残念か。
明日はちょこっと燗つけたい。

でもちょっと中途半端というか。
良さが良かわからない。
もったいない。



Tag:来福

和歌山の黒牛
通常のラインとはちょっと違うSP酒です。

大学時代、和歌山出身の友人がおりまして。
黒牛いいよね〜などとよく言っておりました。
土産の龍神丸を、大学構内で紙コップで酌み交わしたことも。
今思えばえらくもったいないことをしたものです。

そんな思い出のお酒。
今回は雄町50の直汲み。


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立ち香は見事なまでにマスカットですね。
さわやかな果実様の甘さが芳しい。

含むと…華やかなマスカットや南国系の香り。
そしてジューシーな甘酸!
これは素晴らしい。

ガス感は控えめで、早目に消えそうなのはちと残念か。
しかし黒牛らしいたっぷりの旨味がのった、この甘酸。
雄町のポテンシャル全開!

グラマラスな味わいですが、軽やかな酒質で十分綺麗さもあります。
後口のさばけも嫌味なく、すっと引いて甘く爽やかな余韻。

他の銘柄なら……風の森雄町いかきどりでしょうか。
お酒だけでガバガバ飲めます。
この系統が好きな方にはたまらないかと。
黒牛のSP系はハズレなし!
通常ラインも素敵ですが。

どちらかというとトランジスタグラマー(死語)な巨乳好き。
お酒も女の子も。



4/30
ちびちび飲んでいますが、崩れない。
強いお酒です。味が飛ばないんですよ〜。
そして衰え知らずのマスカットフレーバー。
すごくいいんですよね。

Tag:黒牛

ここから2本は個人的な4月の本命酒。
まずは栃木の旭興

タンク6本合併のお酒。
米は山田錦ですが、酵母は協会6、7、14、18。
磨きも「48%以下」でもうちょっといい磨きのタンクもあるようです。


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上立ち香は18号を穏やかに、しっとりとさせたような。
明るい甘やかさが程よく香り、心地よい。


含み香は華やかだが嫌みなく、素晴らしい。
綺麗なメロンの香りに、ブドウ、パッションフルーツ。
そのままひとくちいただくと均整のとれた上質なお酒という印象。

甘み、酸味、旨味が見事な調和で膨らみ、穏やかに流れます。
全く嫌らしさがない。
いい塩梅の上品なコクのある甘みに寄り添い、ジューシー。

さらに山田らしいしなやかな米の味わいが、しっかりと程よいボリューム感。
しっとりなめらかで柔らかいタッチは絞りの良さでしょう。
綺麗な瑞々しさも十分に感じます。

若干のほろ苦さの後に、美しくすーっと流れるフィニッシュ。
繊細な口あたり。
爽やかな甘い余韻。


レベル高いですね〜。
本命にふさわしい素晴らしいお酒。
優しく染み渡るようなとろりとした甘さ✕酸の綺麗さは秀逸。

少し寝かせてしっかり整えてきたなというイメージでしょうか。
同じものを12月まで寝かせたものも発売されますが、飲みたいなあ。

旭興はしぼりたても気になっていたんですよね〜。
来年はしぼりたても家でいただきたい。



次回は黒牛。
色々と思い出のあるお酒です。


追記。4月26日。
すこーしだけ残しておいたのを飲んでみる。
とろーーーんとしたタッチ。
ビターさも少しカドが取れ、綺麗になったような。
マスクメロン的甘み。
わずかにブドウのような凝縮感。
崩れないなあ、これは美味しいお酒です。



Tag:旭興

また風邪でダウンしてしまい間隔があきました。
栃木の大那です。

以前1度家のみした際はあまり良い印象ではありませんでした。
リベンジです。

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爽やかな立ち香は控えめですが、思ったよりも華やか。
ほのかに甘い、フローラルようなバナナのような。
少し酸があるのでグレープフルーツのようなニュアンスも?

含むと少し薄いマスクメロンやバナナのような含み香が鼻に抜けます。
温度が上がってくるとドライフルーツのようなニュアンスも。

優しい甘さに適度な酸が溶け、非常に上品な味わい。
繊細なタッチ、綺麗な透明感。

しっとりと、穏やかながらコクのある上質な旨味。
きゅっとミネラリーな揺らめき。

軽やかな酒質、とろりと滑らかな口溶け。
爽やかな香味、じーんと長く残る余韻。


これは素晴らしいですね。
どんどん良さが出てきます。
華やかさはなく、ともすれば地味ですがたしかな質感があります。
さすがは純大の斗瓶採り、こだわりのお米といったところでしょう。

冷やし過ぎ厳禁。
他の銘柄で言うと……やはり根知男山を想起させます。









Tag:大那

しばらく間があきましたが今日から再開。
岩手のよえもんです。

家のみは初めてなのですが、なぜかグラスを持っています。
なにかの機会に酒屋さんからもらったもの。
ようやく使うべき時が来ました。

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7号なので当然控えめな香。
柑橘のような爽やかさやバナナのニュアンス。

含むとしっとりとしたタッチ。
独特のコクがある甘旨がさっと広がります。
少しセメダイン系の含み香。

これは『旨い』純米大吟醸ですね。
高めの酸が味の温海とクリアさクリアさを感じさせる。
ビターなテイストがあと引く食中酒。

あえて純米大吟醸でこのような造りをするのは面白いかも。
少し温度が上がってくると純大らしい軽さが。
やはりバナナですね。
少し燗をつけたくなってきます。


後日。
う~んでもこれ別に美味しくはないよね。
味わいの狙いも?ですが、値段をみても?なお酒でした。


Tag:酉与右衛門

ガンガンいきましょう。
家族三人で醸す、三重の小さい蔵元の特約店向け銘柄。
地元向けは早春。
息子さんは上喜元で修行なさったようですね。
その評判は僕のところにも聞こえてきております。


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甘酸っぱい果実のような香りがふわり。
リンゴや洋梨のような瑞々しさ。
マスクメロンのような熟感も。
これは期待が高まる。

含むと中取りらしい綺麗なタッチでするんと。
瑞々しくて軽やか。
含み香も立ち香そのままにキレイですねえ。

柔らかで上品なコクのある甘さが酸ではじける。
爽やかな渋みがアクセントに。
するんと勢いそのままに、少しピリッと。
甘く清々しい余韻。


これは美味しい!!
奇しくも同じ県の而今雄町に物凄く近いイメージ。
この路線はフレッシュ系雄町酒の完成形の1つでしょう。
スッキリしつつも雄町の丸みが生きています。
果実様の香りと爽やかな渋みなんかも雄町らしい。
恐るべし三重。


すでに人気爆発してますが、今後まだまだ伸びそう。
超小規模蔵元なので入手困難にならないことを祈ります。




Tag:田光

いまさらあえて飲むこともないのですが諸事情により九平次。

しかし未だ衰えない人気には脱帽ですね。
九平次の代名詞的な1本。
今年は火入れだけなんですってね。


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立ち香は明るい柑橘系の酸。
含むと…酸っぱ!
ちと待ちましょうか。

白桃のような甘い香が出てきました。
含むとエッヂのきいた柑橘のような酸、透明感のある酒質。

優しい甘さの酸との調和!
やはりこのお酒は白桃プラス柑橘のイメージですねえ。
すこし苦渋を感じさせるような山田らしいしなやかな旨みにはたしかな存在感。

旨さはしっかりありつつ、スムースで綺麗な印象。
所謂昔風の淡麗とは一線を画す綺麗さスムースさ透明感。
なめらかなノビの質感が素晴らしい。

比較的ローテンションで飲んだのにもかかわらず、しっかり楽しめるなあ!
日本酒の歴史に確かな足跡を残す1本だと思います。
さっぱりしているので洋食には合うでしょうねえ。
白ワイン的です。

飲んだことない方はぜひ。
あまり冷やし過ぎないのがオススメ。



追記。12日。
半分残してちょこちょこ味見継続中。
次第に甘さが出てくる中で、爽やかな酸味はそのままに。
だんだん良くなってきているようにさえ感じる。
技術の高さを実感。

そして衰えないフレッシュ感。
素晴らしい火入れですね。
さすがの1本。

Tag:醸し人九平次

笑四季の新シリーズ、『マスターピース』。
『花と雨』という副題のついた仕込4号。

地元滋賀県産山田錦45。
酵母は香り系の自社酵母『笑四季3号』+6号のブレンド。
鑑評会出品酒用のお酒だそうです。
一火。


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さすがに爽やかな甘い立ち香。
リンゴ、うーんブドウかなあ。

含むとつるりとした輪郭だが柔らかさも。
クリアーな酒質にジューシーな酸。
爽やかで甘い含み香がほわっと。

嫌味のないキュートなコクのある甘み。
ここでも酸が効いていますね。
酸度の割りに目立つなあ。いい意味で。
やっぱ数値はあてにならん。

山田錦らしいしなやかな旨み。
ミルキーなコメの旨さあり爽やかな渋みあり。
スムースに流れ、少し苦みばしったようなジューシーな余韻。
このあたりは柑橘っぽさもあるのかなあ。


力入ってますねえ。
蔵元の気合いを感じます。

お手頃な一般的スペックの範中で出品酒用に造ったお酒というか。
精白歩合45%という磨きがそのあたりを物語ってますよね。
金賞を目指すならハードルの高いチャレンジでしょう。


ところか恐ろしく良く出来ていています。
不自然な嫌らしさを感じさせませんが、爽やかかつしっかり華やかに香る香。
やっぱり磨きのぶん味がのっているのでそこがどう取られるかだろうなあ。

『普通に飲んで』美味しい出品酒です。
つまり、素晴らしくサイコーです。
旨さあり、すいすい飲める綺麗さとのバランス、そして華やかさ。

ところで色々新政っぽいのは祐輔さんリスペクトなのでしょうか?
祐輔さんすごいもんねえ。
腕や考え方、そしてカッコイイし!
日本酒すきーな女性はみんなきゃあきゃあ言ってるもん。

Tag:笑四季

愛知の生道井です。
ほとんどが愛知県内で消費されるという生道井
ですがその評判は僕のところにも聞こえてきていまして。
今回ようやくいただく機会に恵まれました。

余談ですがラベルの書体すき。
バック花柄でなくてシンプルでも面白いかも。

スペックは若水の60。
うっすらおりがからんでいます。


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まずは上澄みでいきましょうか。
上立ち香はすっとしたメロンからブドウの甘さ。
9号なんかで感じるようなエレガントなブドウ系をすっとすこーし高くしたような。

含むと綺麗めの印象。
透明感のあるタッチに透き通る酸の輪郭。
すっと青いメロンの香りが鼻に抜ける。
極々わずかに舌先で感じるガス感。

と思いきや小気味いいテンポで膨らむ甘旨。
ここでブドウの豊かな含み香。
強めの苦渋を感じさせつつも、すっと美しいキレ。
ふっと残る余韻は甘くってステキ。

少し温度が上がってくると甘さが増してくる。
綺麗さがそのままにとろりと甘やかに。
苦渋がいい具合のアクセントに。



さあ、おりを絡めてみましょうか。
うすにごり、くらいですね、
香りは麹ばな?なのかはわかりませんがやはり甘さと柔らかさが。

含むと……美味しい!
ファーストタッチから優しい甘さが全面に。
含み香がいいですね〜甘さに少し爽やかさが効いている。

ほわほわの優しさ+綺麗さ。
きもーち強めに冷やせばハリもある。
程よい旨さを湛え、辛みできりっとキレ。

これは東京進出しても十分に通用するでしょう。
手間掛かっているでしょうが、1575で出せれば最高でしょうね。
1875だと山田の50くらいなイメージだもんね。
この味わいなら十分に許容範囲な価格ですが。


味たっぷりのせたヤツとかしゅわしゅわ系も飲みたいなあ。
というかまずは東京に出してくださいませんか蔵元さん。
ぜひご検討をお願いします。
買うから。

Tag:生道井

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