広島の富久長
富久長といえば女性杜氏の今田美穂さん。
そして軟水醸造法と八反草ですね。

今日は変わり種のSP酒。
18BYの大吟醸です。

最近高精白の熟成酒に興味津々なのでとっても楽しみです。





色は普通のお酒と変わりません。
上立ち香、ヒネ香は全く感じませんね。
ほんのり甘い香りで、うっすら熟成香が。

含むと7年熟成とは思えない綺麗さ。
ラムネのような香りに、バニラのようなニュアンス。
極極わずかに心地よい熟成香。

まろやかな舌触り。
穏やかな甘みが極めて上品。
すっと舌になじみます。
意外にも透き通るような酸があり、フレッシュな印象すら。
まろやかな旨みが品良く膨らみ、そのままとろりと流れます。
何とも言えない甘い余韻。

すごい!
熟成の嫌なところはなく、まろやかな口当たりと円熟味。
滑らかにとろりと、伸びの良いタッチは秀逸。


自分、ぬる燗いっていいっすか?
超贅沢ですけど。

冷やでも軽やかですが、燗でも健在!
ゆらめく甘酸に、ほっとする優しい旨みと温もり。
うまい酒はなにしてもうまい!
最高です。
熟成は面白いなあ。


2日目。
つるりと、滑らかに。
口溶けよく伸びの良い甘み。
昨日より甘みが出てる気が。
やや熟成感もあるがひやおろし程度ですね。

Tag:富久長

ブルーボトル対決後編。
宮城県石巻市の日高見
こちらは特A地区、旧東条町松沢産の山田錦仕様です。

近年人気急上昇中の蔵ですね。
魚や鮨にあわせるイメージも定着しつつあります。
この商品は昨年からだったかな?






立ち香はほどほど。
メロンやトロピカルな香りがゆらっと。
すきっとしたところもあるかな?

含むと立ち香よりやや華やか含み香がふわっと。
食の邪魔にならない程度のボリュームだと思います。

しっとりとしたタッチにクリアーな酒質。
やや抑制気味の優しい甘みに澄んだ明るい酸。
決して派手ではありませんが絶妙の華やかさ。
やさしく舌に馴染んであとを引きます。
芯が澄んだ酸で輪郭が甘みのような?
意外と珍しい印象です。

やはり特A山田の高精白。
しなやかで品の良い旨み。
美しく膨らみながら、うざったくなる前に収束。
なめらかな舌ざわりそのままに抵抗なく流れます。

さすがに良く出来ています。
食を妨げないバランスが秀逸ですね。
舌にさっと広がる優しい甘み。
華やかさとを加味する明るく澄んだ酸。
後半やや苦みがありますが、これは計算かそれとも……。
5月瓶詰めですからなんとも。
極わずかに熟成のあとも感じるような。

素晴らしい美酒かと。
お買い得です。
これ以上のクラスになるとうまいのは当たり前。
あとはスムースさと芳醇のバランスをどこに置くか。
そして嫌な雑味をどう抑えるか。
舌触りや伸び、余韻など。
微妙な差、好みによる所が大きいですね。

多くの蔵元に支持される特A山田。
そのポテンシャルを十二分に味わわせていただきました。


2日目。
昨日よりよいですね!
マジでいいっす。
ソフトな舌触りにメロン系の香味。
瑞々しさあふれる酒質。
ほのかな甘みが染み渡り、するーっと。
余韻までパーフェクトです。
この値段は安い!!

Tag:日高見

ブルーボトル対決前編。
まずは磯自慢のブルーボトルです。
ちなみに後編は日高見。

このブルーボトルのテーマはテロワール。
同じような商品として東洋美人の番地シリーズがあります。

山田錦の特A地区の中でも評価の高い旧東条町。
その中でも最高とされるのが秋津地区のお米。
ところがその秋津地区にもいくつかの畑の区画があります。
特定の区画のお米だけを使って造っているのがこのお酒。
これを蔵元はAAAと表しています。

常田というのはその区画の地名という訳です。
9月出荷の常田(つねだ)以外に7月の古家(ふるけ)、11月の西戸(さいど)の3種があります。

超高次元でテロワールを表した1本。
三種の飲み比べができれば最高です。
個人ではなかなか難しいのでお店でどうぞ。






立ち香はやや控えめ。
しっとりとした甘い香りがなんとも魅惑的。
ややトロピカルなニュアンスが。

含むとやはりトロピカルなニュアンス、意外と華やか。
恐ろしく滑らかで軽やかです。
しっとりとしつつも、軽やかでほどけるような舌ざわり。

品の良い最上級の甘酸っぱさ。
ぱっと広がる上品で濃厚な甘み。
それでいて透き通るような透明感。
少し寝かせた、繊細でミルキーな米の旨みが絶妙の塩梅で調和。
適度な味の膨らみを果実様の繊細な酸がリード。
するーっと美しく流れ甘い余韻。

いや〜やはりこの域までくると芸術品ですね。
芳醇ですが、キレイに流れてゆきます。
ウルトラスムース。
このバランスは筆舌に尽くし難い。
官能的な口どけ。

不思議と黒龍や梵のハイクラスと方向性が寄ってきますねえ。
それぞれ違いはありますが、価格とバランスから言うと……。
磯自慢ブルーボトル最強かもしれません。
さらにアダージョもありますからねえ。
恐ろしや。

記念日でも何でもないのに贅沢してしまった。
いかんいかん。

2日目。
今日はメロン系の香が感じられます。
僕が知ってるブルーボトルのイメージはこっち。
よりクリアーなタッチ。
繊細な甘み、酸味、旨みがキラキラと。
抜群です。


Tag:磯自慢

石川県の遊穂からちょっとユニークなお酒を。
純粋培養酵母、乳酸を無添加で造ったお酒。
限りなく昔ながらの造りです。
これがめちゃくちゃ不安定で難しいらしいですね。







まずは冷やして。

ほのかに甘酸っぱい立ち香。
含むとジューシー!!
たっぷりの甘旨酸がはじけます。
これ、好きだなあ。

瑞々しく元気一杯の酸がチャーミング。
爽やかだがクリーミィー。
そしてコクのある力強い旨みと濃醇な甘み。
妖艶とも言えるような甘みがかなりグイグイ出てますね〜。

力強くぽっちゃり分厚い甘旨に酸が挑みかかってきらめき包み込むような。
それでいて一体感のある不思議なバランス。
いろいろな味がして楽しい!

分厚い五味の余韻がぐーっと長く続きます。
ただ酸がいいので、豪快にぐぐっと切る感じ?
ムロゲンらしいワイルドな余韻。

このお酒、いいですよ!
10月イチオシのお酒です。




Tag:イチオシ 遊穂

福島の会津中将
会津中将といえば女性杜氏のゆりさん。
あとは八反錦よく使うのが北の方の蔵には意外と珍しいかな?

麹米に県内産五百万石。
掛米に県内産タカネミノリ。
精白歩合55%。



香りは穏やか。
カラメルやチョコを感じる熟成香。
ほのかに酸を感じるような果実の香りも?

含むとしっとりした質感のまろやかな甘み。
軽やかな酸が溶け込んで軽やかに丸く広がります。
熟しきった蜜柑のような甘み。

この時期らしい柔らかい旨みがたっぷり。
少し枯れたようなニュアンス、そして熟成香。
ここでも酸のフォローが秀逸。
ぽっちゃりとした味わいに清々しさを与えます。
爽やかな果実様の香りもちらりと。

丸くぽちゃと膨らみある味わいですが、柔らかな孤を描いて滑らかにすっと流れます。
とげとげしさはなく、美しく限りなくスムースなキレ。
優しく甘い余韻。

ひやおろしの良さがうまく出ているお酒。
25BYは早い時期のお酒ものみたい銘柄ですね。

Tag:会津中将

ちょっと時期外れの掘り出し物?
岐阜の津島屋、出品酒と同タンクの純大。
出品酒とは搾り方が違うみたいですね。
半年ほど冷蔵庫で寝かせたものになります。





上立ち香は熟れたメロンのあまーい香り。
しっとりした質感ながらも華やかで鮮烈。
南国フルーツのような明るさも。

含むと滑らかな舌触り。
じわわっとインパクトある甘みが膨らみます。
これは美味しい!

旨みと調和した膨らみある甘み。
うっすらと品良く酸が絡まりフレッシュです。
軽やかですっと伸びがよい。
雑味なく澄んだ味わい。

捌けもよく、クドくない程度でするりと流れます。
滑らかなキレ。
甘い余韻。

これぞ出品酒というような美酒。
大吟の華やかさと純大の優しい質感が同居。
これ3000円切るのはイカンでしょ。
もっと儲けてください!




Tag:津島屋 イチオシ

ちらほら25BYも見かけるようになりましたね。
でも自分はもう少し24BYを。

仙禽の新シリーズ、仙禽クラシックです。
仙禽は最近ワイン酵母仕込みのドルチェシリーズを2種いただきました。
どちらも素晴らしい味わいでした。
仙禽の現在地を確かめたくなっての今回です。

スペックは中取り、無濾過原酒、瓶囲い・瓶火入れ。
愛山は特A愛山です。





立ち香はやさしい。
桃の瑞々しい甘い香。
酸やバニラ、蜜なども感じるでしょうか。
わずかに熟成香も。

含むと綺麗な透明感ある酒質。
瑞々しい、果実の香りが穏やかに。
滑らかで舌触りよく、さっと舌の上に広がります。

瑞々しい酸。
柑橘のような爽やかさですが、尖ったところはありません。
ふわっと優しくキュートな甘みが軽やかに膨らみます。
やさしい。度数もあって軽やかですね。

甘みはいつの間にか旨みへ変わります。
主張は控えめ。
酸や僅かなほろ苦さ、渋み、そしてフレーバー。
プラムやドライフルーツというような印象も感じます。
すっと心地よく流れて、甘いアフター。


「芳醇な酒を、水のように飲める」がコンセプトらしいですが。
非常によくわかります。
軽やかな透き通る流れのなかに繊細で瑞々しい甘みと明るい酸。
流れとして美しくまとまるバランスが抜群。
のみ進める程に素晴らしさが味わえるタイプですね。
甘酸、旨みが溶け合って揺らめく水面のようにきらめき様々な表情をみせます。



飛び道具、イロモノ、そんなイメージもある仙禽ですが。
いよいよ正統派でも勝負!といったところでしょうか。
素晴らしい出来栄えです。
冷やしすぎずに、常温にかなり近いくらいでどうぞ。

あれですね、やさすいって清涼飲料水。
あれのお酒バージョンって感じがわかりやすいかな。
これめっちゃ美味しいです。マジで。


2日目。
潤いある甘み。
酸の綺麗な流れ。
うるうるでほんと美味しい。





Tag:仙禽

この時期鉄板のひやおろしといえば奈良萬ですが。
今日は時期外れの掘り出し物、純吟の中垂れです。

今日の我が家は鍋なのですが。
鍋に純吟あわせるならセメダイン系がいいかなあと。





香りは思ったより穏やかめ。
甘い香りはバナナやメロン、柑橘のようなニュアンスも。

含むとわずかにガス感。
セメダイン系の甘やかな香り。
柔らかい舌触り。

じわっとくる濃密な甘みを爽やかに包み込むハイトーンな酸。
この時期までひっぱったたっぷりの旨みがクリーミィ。


酸がいい仕事をしていて、すいすいっといただけます。
クリームソーダのようとポップにあったけどわかるなあ。
なんといってもこの甘うまタマリマセン。
とろりと柔らかなタッチもグッド!

最近の中だと風の森に近いかな。
やっぱり奈良萬いいですね!
ちなみにひやおろしもお店でいただきましたが良いですよ。





Tag:奈良萬

やっぱりこの時期、笊籬採りはハズせません。
去年は雄町の純吟と山田錦の純大を頂きました。
今年はキヌヒカリです。






香りはらしい香り。
穏やかながらも、様々な果物のフレーバー。
マスカットや梨のような香りを感じます。

含むと……ガス感はそれほど強くありません。
細かい泡がしゅわっと。
続いてとろりとしたタッチ。
溢れる果実様の香気。


ぽっちゃりとした甘旨み。
酸がフレッシュに引き締めます。
ガス感からくるのか、やや苦味。

果実を丸かじりしているようなボリューミーな味わいです。
ところが綺麗で、すっと捌けもよく。

やはり抜群に美味しいです。
この時期に笊籬採りのまないなんて有り得ない。
今後の変化も楽しみです。

キヌヒカリは甘みがいいですね〜。
まるく、柔らかで品良く。
それでいてチャーミングです。

Tag:風の森

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