皆さま本年も大変お世話になりました。
おかげさまで本ブログも2周年を迎える事が出来ました。


個人的には本当に色々あった1年でした。
全くお酒を飲まない期間があったわりにはいっぱい飲んだ!
国内旅行であちこちのお酒屋さんに行けたのはよかったな。
反省点は……飲んだ銘柄が偏っているかなあ。
もっと飲んだことのないお酒にチャレンジしたいです。
美味しいなと思った蔵を確認するというパターンが多くなってしまいました。

好みで言うと熟成酒に対する興味が増した1年。
もちろんフレッシュジューシーカプエチ系も好き。
綺麗で上品な大吟や純大も。
ですが一歩進んで味の乗ったフルボディ系のお酒がお気に入りでした。


来年はどんなお酒と出会えるかな?
あと採点(お気に入り度)を復活させようかな?とも考えています。
あとは蔵開きにもうちょっと行けたらいいな。
なにはともあれ来年もよろしくお願い致しますm(__)m
そして皆さま良いお年を……。



最後に日誌係Awards2013。

蔵元部門:王祿酒造(斗瓶取り2007、意宇22BY)
次点:雪の茅舎、風の森、上喜元
コメント:複数飲んだ蔵から安定感あるものを中心に。

最高の1本部門:ゆきの美人(純大古酒1999)
次点:津島屋窮めの山田
   遊穂未確認浮遊酵母
   仙禽鶴亀
  謙信直汲み火入れ山田
コメント:而今や磯自慢あたりの鉄板は外して考えてみました。

新人賞:宮寒梅、華一風




たぶん今年最後の1本。
王祿の意宇(おう)、22BYです。
キリの良い所で200まで飲みたかったのですが。

シンプルで好きなラベルデザインです。
4合瓶は黒バックですが、1升瓶は白地に朱印。
そっちのほうがカッコイイ。







意外にも透明な色味。
うすーい黄金色。
しかしとろりとしています。
立ち香は心地よい熟成香。
甘やかで、やや酸も感じます。


含むとただただ旨い。
甘酸に、やや枯れた風味の旨みがたっぷり。
恐ろしく円やかで纏まりが抜群。
素晴らしい凝縮感であくまでも滑らかな流れ。


ヒネ香は無く、やさしく熟成香。
バナナやカラメル、バニラ。
舌でころがせば官能的、様々な表情が。
旨みの弧を描くような美しい広がり。
そして余韻の長さにうっとりしてしまいます。

これが生の3年熟成とは。
嫌なところが全くなく、良さばかり。
力強いが驚くほど綺麗です。
味わいの濃淡はまさに芸術。
これが3000円ちょいはヤバイって。
ワインなら3万は御の字で30万もあるぜ。


やはり王祿のハイクラス熟成酒はスペシャルです。
非常にダイナミックですが気品があります。
例えるなら交響曲、ベートーヴェンでしょうか。
このお酒にふさわしいお料理は家庭ではちょっと無理ですね。



2日目。
凝縮感、旨みはそのままに極めて爽やかな甘み。
果実味すら感じてしまいます。
酸がいいんですねえ。
中トロのお刺身とあわせてもバッチリ。

Tag:イチオシ 王祿

屋守です。
今年は蔵開きもいってきました。
毎年飲んでるおりがらみ。

おり少ないなと思って確認したら去年もこれくらい。
一昨年はもっと多かった。
多い瓶選べばよかったな。






含むとじわわっと濃いジューシーな甘み。
爽やかに流れるとパインやメロンのような香。
そして甘い余韻がながーく。
うま~い!!

コクのある甘みが最高やね。
ふっくらとした旨みがしっかり下支え。
味乗ってますね〜しっかり溶かしてきたなあ。

一方でソフトかつとろりとした品のある口当たり。
雑味もなくさすがにレベル高し。
濃いわりにクドさもなく、するっと通ります。
今年も絶対的な1本。
飲み過ぎ必至。

そうだな〜鍋、水炊きなんかといかがでしょう。


Tag:屋守

珍しくこき下ろした謙信の火入れ。
今回は名誉挽回の機会です。

23BY良かった遅い時期の生酒。
2ヶ月くらい冷蔵庫で寝てました。
年末の整理もかねていただきましょう。




お、生熟っぽい香り。
ちょっと前に奥播磨で感じた系統です。

含むと華やかなセメダイン香がぶわっと。
つるりとした綺麗な舌触り。
そしてたっぷりの甘旨酸。
まろやかな旨み。

いいですね〜。
やっぱりこのくらいの時期がいいんだなあ謙信は。
もっと寝かせてもいいくらいだ。

こなれてくると軽やかに、口溶けのよい甘み。
リンゴのような酸がゆらゆら。
なめらかに流れて甘い余韻。


酒質が安定はしませんか光るものは感じますねえ。
ただ24BYは基本ダメだったんでしょう。
今年はどこの酒屋さんからもあんまり話きかないもんねえ。
25BYは1本くらいにしとこう。



Tag:謙信

く〜り〜すますがことしも〜♪
メリークリスマスです。
せっかくなのでスパークリング系をもういっちょ。
天遊淋のタカハシ酒造さんから伊勢の白酒です。

タカハシ酒造さんは伊勢神宮の御神酒奉納蔵。
このお酒は伊勢神宮の新嘗祭に奉納される古式にごりと同じ製法で造られたお酒。

今年旅行でせっかく伊勢に行ったんですが飲んでいなかったので。
今年のうちに飲んでおかねば。









きれいなうすにごり。
グラスに注いだ時の泡立ちがまさにシャンパンですね。

香りはほんのり甘酸っぱい香り。
ブドウやグレープフルーツのようなジューシー感。
純米酒らしくお米の風味も感じます。

含むと甘酸っぱ〜い!
ガス感もしっかりで良いですね。

すず音ほど甘くはない。
しつこくなく、ドライ過ぎるわけでもなく適度。
特筆すべきは非常に果実感にあふれる酸。
グレープフルーツやブドウ、リンゴを感じ、ジューシー。
爽やかかつ旨みを感じる酸です。
このへんはワイン酵母日本酒に近いかもしれません。

そこにぽっちゃりした旨みが乗ってきます。
甘みと重なってチャーミングですね。
元気な酸とガスでしっかり切って甘い余韻。

これはエクセレントですね。
アルコール度数も12〜13でちょうどいいし。
こーゆーの飲むと日本酒の懐の広さを感じます。

食前酒に最高です。
すっと食道が開くような。
すこし油っぽいような食事とは抜群の相性かと。
洋食はもちろん中華もありでは?
フルーツをプラスなんて飲み方もあるみたいですよ。

Tag:天遊淋

雪の茅舎の新酒。
山廃らしくない山廃の秘伝山廃、生です。
麹米が山田錦、掛米が酒こまち。
磨きは55%だったかな。






山廃らしからぬ華やかな果実香。
この蔵らしい明るい南国的なトーンやメロン香。

含むとこれまたらしい透明感ある甘み。
そして新酒らしからぬ滑らかさ、柔らかさ。
軽快な酸。

次いでグラマラスな旨み。
コクがあり、僅かなほろ苦さがアクセントに。
優しくて奥行き、幅のある酸に包まれ、すっと優美で鮮やかなキレ。


うまい、これで山廃なんてありえん!
山廃なんですが熟感やクセが殆どありません。
含み香は上品なメロンや南国フルーツの香。
この辺は自社酵母かな。

それでいて速醸にはない芳醇な味わい。
これがあくまで軽快で綺麗なラインにのってくるという。
名人高橋杜氏の技が炸裂といった感じです。
ツウにこそ飲んでほしい山廃の最高峰。





2日目。
キリッと冷やして。
優しい白桃のような含み香。
瑞々しく透き通る甘み。
昨日より綺麗な印象。

温度が上がってくると徐々に旨みが。
とろりと口溶けのよい甘み。
品がありますねえ。
美味しい!!
ブラインドで飲んだら絶対山廃ってわからんな。


Tag:雪の茅舎

白瀑の活性にごり、『ど』の小瓶です。
クリスマスシーズンなんでフルートグラスで。
穴あき栓なんでさくっとあけてしまいましょう。

使用米は食用米のめんこいな。
あきたこまちに次ぐ秋田県の推奨品種みたいですね。
酵母は秋田純米酵母。








どろりと濃厚なおり。
栓を付け替えて撹拌。

香りはお米の香りに爽やかなニュアンス。
おりがらみらしいが、やはり低精白。
香が良いというわけではない。


含むとクリーミィですがドライですね。
濃厚、粒子の細かい細かい粉っぽさ。
細かい泡が高密度で。
甘みはほぼ感じず、お米の風味を酸がリードします。
やや硬質で爽やかな吟香。

面白みはありませんが、爽快でさっぱり。
キレも潔いですね。

乾杯の1杯に。
あるいは強めの料理に合わせて。
本格派の1本なのかな?

Tag:白瀑 山本

奥播磨です。
アッパークラスの純米吟醸。
山田錦の50%、生酒。

24BYではなく23BY。
瓶詰は昨年の10月です。




香りはイソアミル系かな。
青いリンゴっぽさもあるでしょうか。
秋鹿とかによくある感じ?
ジューシー熟成酒なイメージ。

含むと……ああ、これは美味しい!
とろりとしていますが澄んでいます。
まろやかで上品な甘みが口溶けよく素晴らしい。
イヤな熟成香はなく、明るいトーンのリンゴバナナな含み香。

少し枯れたような旨みが甘みを下支え。
酸も薄く綺麗に溶け込んでフレッシュです。
伸びよく、スムースに流れるフィニッシュ。

こらええですわ。
さすが奥播磨
生熟のお手本(ハイクラスver.)。
もっとパンチのあるのが好きか、5割磨き袋吊りの綺麗さが好きかは好みでしょう。

明日あたりお燗もいきます。
新酒もいいけどカプエチ系につかれた頃にこーゆーのくると惚れるね。



2日目。
んん〜今日もよいですね。
低温でほろ苦さをやや感じるでしょうか。
甘み旨みは相変わらず良い。

お燗をつけても抜群に良い。
旨みの膨らみ、柑橘のような酸。
んまいっ!
ぬる燗から熱めまでオールオッケイです。

Tag:奥播磨

新酒ラッシュですがここでひと休み。
24BYの鳥海山、酒こまちの純大。
瓶詰めは1月だけど出荷は10月半ばだったはず。

特約店むけSPラインの縦・鳥海山シリーズ。
その中でもハイクラスのこの香妙酒脱はかなり本数少なかったはず。
中取りのなかでも無加圧で流れ出る水槽部分だから。
押槽部分を使わないので、本数が少ないのでしょう。
贅沢です。


閑話休題。
鳥海山というと花酵母も使いますが、このお酒は自社保存株。
お米は酒こまち。
酒こまち、かなり好きなんですよね〜。
軽快で可憐なお酒が多いような?
もちろん秋田の蔵元がすばらしいというのもあるでしょうが。







上立ち香はふんわりと優しく甘いかおり。
カプ系や柑橘系を感じるでしょうか。
やや熟成香も。


含むと非常に柔らかくきめ細かいも舌触り。
とろりとした甘みがすーっと染み渡ります。
伸びやかに、スムースに流れ落ちる美しいフィニッシュ。
ふむ、美味しい。

丸く優しい甘みにやや熟感のある旨み。
軽くて優美な酸が綺麗に溶け込んで果実味を出してますね。
なによりこのフワフワの口溶け。
これはたまらんなあ。

含み香はパイナップルのような明るいトーン。
軽妙で爽やかな絶妙のボリューム感。
やや熟成香があるのがなあ。
これがなかったらパーフェクトかも?
10月に飲んだらどうだったんでしょう。
飲み進めるとまろやかで濃醇な甘みが際立ちます。
熟成香も嫌味を感じるようなレベルではありません。
んまーい。


新酒にはない気品や円やかさを備えた美酒ですね。
すばらしい質感です。
じっくり味わいたいと思います。






Tag:鳥海山

宮城県の宮寒梅です。
24BYにのんで、おっ!と思った蔵元のひとつ。
前回は蔵の華40の純大直汲だったかな?
実はNEXT而今が花陽浴ならその次は………と勝手に注目している蔵元。







瓶底にはうっすらオリが。
まずは上澄みからいきましょう。


立ち香は様々な果実が詰まった甘い香。
ベリーやパッションフルーツなど。
華やかですがしっとり香ります。

含むと綺麗なタッチからわかりやすい甘み。
じわわっと。ジューシーですねえ。
全体として非常に軽快なタッチ。
酸が素晴らしくよい形で溶けております。

やっぱり美山錦らしいね。
ほろ苦さがいいアクセントになって立体感ある旨み。

鼻に抜ける含み香ベリーや南国の果実など。
これも軽やかで気持ちよいです。

切れはすっと潔く。
あま〜い余韻。




撹拌してうすにごりへ。


おりの絡んだ生らしい香がプラス。
なんとも官能的。
ぶどうを感じますかね。

やはり味は増える。
よりコクのある甘みが引き立ちます。
ミルキーな旨みが丸く。
辛くもなくベタつきもなくな心地よいさばけ。

甘口でものすごくわかりやすいお酒。
お酒だけでグイグイ行けちゃうタイプ。
ですが一体感があってレベルが高い。
酸の出方とか本当にフルーツを思わせるような。
甘口好きのかたはぜひ!




2日目。

いいですね〜。
すべてが噛み合ってい〜いバランス。
2日目のほうがよい。
幻舞なんかは初日が良かったけど。
不思議なもんです。
これが3日目になるとすっと甘みが抜けたりするお酒もあるからなあ。
お酒は生き物です。

なにはともあれ宮寒梅、必ず近いうちにきますね。
それとももうきていると言っていいのか?
とにかく甘口好きの方はぜひ。
味がよく、磨きもよく、それでいてリーズナブルはとこも良い。








Tag:宮寒梅

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