あした、10月1日は日本酒の日なんですってね。
なんで10月1日なんだろう。

それはさておき久しぶりの酒屋探訪シリーズ。
今回は蒲田の光屋さん。
自宅からは遠いんですが、ちょっと仕事で用事があって。
しばらくは通いそうです。


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JR蒲田駅から5分くらいかな?
外から覗くとなにやらオサレな店内。

主な銘柄はけっこう幅広く、オーソドックス?
獺祭や九平次、といった新定番。
緑川や〆張鶴、八海山といったクラシックな銘柄。
あとは正雪、新政、瀧自慢、伯楽星、屋守などなど。
流行りの新興?銘柄から誰もが知っている銘酒まで。
十分なラインナップ。

焼酎もかなり力いれてますし、ワインもあります。


営業時間は10:00~21:00。
日祝のみ12:00~19:00。
きほん休みなしはうれしい。

蒲田に行った際はぜひ。
蒲田はちょっとカオスな感じで楽しい街です。

さて、宝剣です。
このブログでも結構とりあげているほうのお酒。
美味しいんですが、波があるのかな~という印象。
ときたまとんでもなく美味しいものがあるけど、次の年はそうでもなかったり。

今年ファーストリリースの愛山です。
すこぶる評判も良いようで、なんとか確保しました。
磨きは5割。

愛山好きで今年はそうそうたる顔ぶれの愛山を追ってきている。
よかったの九郎右衛門と東洋美人。
まだ寝かせてるのは雨後の月、仙禽。
はたして宝剣はどうかな??


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ここの蔵の香りですね。
やや青いメロン系統の香り。
続いてバニラのようなニュアンスも。

含むとまだちょっと硬いかな?
タイトな印象です。
澄んだ酒質に、きめ細かくふわふわ軽いタッチ。
とろみもあるほうですね。
限定的な甘さに怜悧な酸、じわりと旨みの波があわさって。
旨みは愛山っぽい感じ。
波の引きそのままにすっと消えます。

うーん、らしい酒ですね。
口開け直後ってこともあってピークはまだまだかな。
酸が強く感じられかなり綺麗目な印象です。
強く冷やしてますし。
どう変化するでしょう。




めっちゃ軽いっすね。
穏やかながら上質な甘みは愛山らしく、甘さ控えめの和菓子を思わせる。
そしてきりっとした酸。
じわじわポテンシャルが出てきますね。
味のある水。
食中でやれば、絶妙なほろ苦さが心地よい。
お気に入り度は4.35/5.0暫定


まあ旨いけど高いからな。
こんなもんかな。
ちょっと苦い。
あともうちょっと甘くしてほしい。

Tag:宝剣

愛媛県から石鎚です。
この時期、鉄板ともいえる袋吊りシリーズ。
今回は山田錦をチョイスしてみました。

山田錦50無濾過中汲みの袋吊りバージョン。
酒米も全量限定吸水手洗いとかなり贅沢なお酒です。


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らしい香りです。
バナナ系なのかなあ、あくまで控えめな吟醸香。
しかし恐ろしく澄んで綺麗なトーンで、すきっと香ります。

含むとウルトラスムース。
なんのひっかかりもなく、かつ柔らかな舌触り。
キメの細やかさ。

極めて透きとおった湧き水を想起させる酒質。
きりっとした酸がタイトなボディラインをつくります。
ミネラリーで、凝縮感を感じます。
ほんのり、気持ち良い含み香。
うーん梨やマスカットのようにも。

ところがこれがふわっとほどけます。
ゆらゆらとお米のうまみが染み出してくるような。
静かですがふわっと、上品にふくよかに。
広がった優しい旨みが、円を描くようにそのまます~っと流れフィニッシュ。
なんちゅう静かな着地だ。
この引きだけで感動しますね。

超地味かもしれませんが、圧倒的なポテンシャルを誇るお酒。
非常に調和がとれ、最上級の質感です。
これはまだ飲むの早かったかなあ。
寝かせてみたいお酒です。

すこし常温に近づいてくると、より柔らかく。
繊細な甘みがしっかり感じられるように。
さいこうだああ。
透き通って、それでいて芯の通った深い旨み。
幽玄の世界ですね。
本当に良い和食、というか白身のお魚と飲みたい。
そんなお酒。



お燗。
ちょい熱め、55度くらいからスタート。
こりゃあ旨い。
チャーミングな酸。
そしてとにかくやさしい。
すっと消える。
まあでもちょっと燗にはもったいないかな。


2日目。
とにかく軽やかで優しい。
さらさらすいすい。
あっさりめの脂とよく合いますねえ。
例えば塩のやきとり、白身の刺身・焼き。
でもやっぱり寝かせてみたいお酒かもしれません。



9/29
残しておいた分を。
やらかーい水。
そしてうーっすら透き通るマスクメロンの香り。
きrっとした酸。
いいですねえ。

Tag:石鎚

川鶴です。

失礼な話ですが正直ぱっとしないなという印象だったのですが。
ことし香川に行って、のんで、好印象でした。
あのへん味がこいというか甘口の文化なんですよね。
そのにおいが感じられるようなお酒だと思います。
というわけで家でじっくりと。

ちょっと面白いスペック。
山田50を麹米に、オオセト45。
麹米のほうを磨かないってのも珍しい。
複雑な原料構成なので当然こだわりあってのことでしょうが、どんな意図かきいてみたい。


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バナナや熟れたミカンな立ち香。
ほどほどの香り、でエレガントな装い。

含むと優しいタッチ。
そしてじわっとコクのある甘うまみ。
これこれ、これですよね(笑

しかしこのコクは独特の風味ですね~。
柔らかい酸がさりげなくしっかり絡んで。
あー旨い!!

適度に華やかな含み香。
豊かな旨みがぱっと膨らむが、すっとエレガントな収束。
ほどよい伸びやかさ、よく練れていてこの時期に心地よい味の乗り。

このコク、なんて言ったらよいでしょう。
やや苦味があって、うーん。
紅茶っぽい風味?
嫌な苦み、ざらつきじゃないですよね。
上質なワインのタンニンのような。

どしっと腰が重い感じはオオセトなのかな?
そこに山田で華やかさをということなのでしょうか?
素人なのでよくわかりませんが。


お気に入り度は4.4/5.0
香川は近いうちに再訪したいところです。


2日目。
すっごく派手じゃなくて上品なフルーティさ。
ぱっと初めの広がり方は軽いんだけど。
それが気持ちの良い重み、のみ応えですとっと座りよく落ち着く。
でもってながーい余韻。
余韻は爽やかに。
すばらしい。
川鶴のなかでもフラッグシップ的な商品ですがそれに恥じないお酒です。
今日は昨日にもましてよくて、4.5でもいいかな~と思いました。

Tag:川鶴

福島県古殿町の豊国酒造さんから一歩己(いぶき)。


 「東豊国」を主力銘柄にしている豊国酒造。
蔵元跡継ぎの矢内賢征さんが造るシリーズになります。
もう4造り目ですか。

日本酒フリークの中では注目銘柄としてよく知られたお酒です。
まだラインナップは限定的。
美山60の純米で生、うすにごり、火入れの3タイプ。
今回は火入れになります。



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グラスからはメロン系の香りが優しく穏やかに香ります。

含むとさらりと軽快なタッチが気持ち良い。
穏やかな甘みと酸がゆらゆらと。
瑞々しく明るいトーン。

メロンやバニラを思わせる含み香は爽やかで軽快。
ぱっと広がってうまく鼻に抜けます。

非常にスマート。
旨みのふくらみは限定的だが、しっかり芯を通している。
座りが良い。
ひっかりなくすっと流れます。


あーこれは良いですね。
モダンな食中酒として、出色の出来でしょう。
派手ではないですがこのバランス感覚は見事です。
綺麗だけどしっかり甘いし。
でもすっきり爽やか。
んでもって含み香も秀逸。
ややざらつきがあるくらいかな。


うん、これは4.5/5.0
なんといってもコスパがいい。
3000円を大きく下回ってこの味わいはあっぱれです。
生もいただきたいですね。


2日目は少しパワーダウン。
4.3といったところか。
しかし今後が楽しみな銘柄ではある。



Tag:一歩己

さて、今期2本目になる大分のちえびじん
えー前回は裏ちえびじんでした。
今回は生熟。
まあ『ひやおろし』ということになるのでしょうか。

はっきりって僕はあまり冷やおろしが好きではない。
熟成酒は好きなので、中途半端な熟感が嫌いなのだろう。
なんか良くもないお酒を、熟成したよ~って売りつけられてる感。
そもそもいいお酒ほど熟成はおそいですよね。
高精白のお酒しかり。
こんなまだ9月頭の暑いうちから熟成っていわれても……。

とまあそんな感じではありますが。
その僕がこれを買ったというのはそれだけちえびじんをかっている、ということです。



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いい塩梅の立ち香。
しっとり優しくも華やかな果実香。
桃やかんきつなど。
ベースはバナナ系かな?
マイルドなパイナップル?


含むと透明感があって綺麗。
すこしとろみがあるなかに、さらりとしたタッチ。

ちょうどよい甘みに、よく練れた美しい酸。
そこにワントーン落ち着いた円やかな旨みがしっとりと膨らみます。
含み香がすごく良くて、うーんなんだろう。
梨やブドウのイメージも。

酸がすっごくいいですね。
輪郭を作りつつ、すっとほどけてうまく旨みに繋がり。
またフィニッシュにつながるという。
透明感がありつつ落ち着きも。
絶妙ですね。

全体の質感も優美で、華やかですが半歩ひいたお酒。
とっても美しく、料理にあう懐の広さと負けない強さを持っているかと。
余韻まで非常にスムースなボディライン。
なんというか、気持ち良いお酒ですね。

秋に飲める生酒、冷酒です。
瑞々しいが、ふくらみがあり穏やかさがある。
透明感があって深い、それでいて半歩引いた甘み。
素晴らしい酸と全体のバランス。
すごく良いですね。
凡百の冷やおろしとは違います。
あえて冷やおろしとして売らない意図が何となく伝わってきます。
どーゆう表現がいいのか、非常の良く練れていますね。

お気に入り度4.4/5.0で。
ちえびじんかなりいいですね。
今年はイレギュラー商品が多かったので来年はレギュラーを。

Tag:ちえびじん

滋賀県の萩乃露です。
こちらも個人的には信頼感のあるお酒。
香り系のモダンな造りも得意ですが、その中に不思議と西の香りを感じるお酒です。
ぽちゃっと味を載せてくるというか。
滋賀がちょうど西のにおいが強くなってくる地域だからですかね~。

余談はともかく。
『里山』のにごり、熟成バージョン。
里山は、日本の棚田百選に選ばれた近江高島「畑の棚田」産こしひかりで造った純吟。
コシヒカリ60%です。

コシヒカリのおさけといえば今年はこんなのも飲みましたが。
実は里山は一度通常バージョンを飲んだことがあって。
甘みがすごく良かった印象があります。
今回も期待です。


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セメダイン系の吟醸香でしょうか。
濃厚でミルキーな印象も。


ふわふわ。とろり。さらり。きゅっと。
いろんな要素がありますが、基本なめらかな舌触りです。
素晴らしい熟感の深い甘みがすっと入って広がります。
旨い!!
にごりで熟成だけど綺麗で透明感がベースにある。

含み香はセクシーでいろんな甘い香り。
熟れた梨、ブドウとかも感じるのかな。
嫌なヒネ香はなしに、熟感がでています。

にごりなんできゅっと締まりつつも、味の幅を感じさせ。
さらりと流れて、とびっきりの甘ウマな余韻。
でもしつこくない。


これはとやかく語る必要はなく。
熟成された甘旨みにつきますね。
極上。
いっぽうで結構パンチがあって。
強いセメダイン系の香りが嫌な人は嫌かも。
ただこのウマウマはなかなか味わえない。
僕は好きですね。

強めに冷やすぐらいがいいと思います。
でも燗もいけそうな気もしなくもない。
酸もそこそこ出ていて、スイスイ飲めるといえば飲める。
酒度-1の酸度1.6。
あまうまとのハーモニーが魅惑的だぜ!

お気に入り度は4.4/5.0
にごりの熟成ってもっと他のところのも飲みたいなあ。




2日目。
昨日よりカジュアルな印象(イミフ)
こなれてきてソフトになったような。
相変わらず甘み最高。
深い果実味。
お米の旨み。
うまいっす。


けっきょく4日で飲みきりでした。
1升を4日で綺麗にフィニッシュといのは、僕的には最上級の評価といっていいと思います。
非常にわかりやすいお酒なので、ガシガシ食に合わせられる点が良かったです。
少々味の濃い物でもガンガンOKでした。
それでもこのお酒の素晴らしい甘ウマ、深みがわかるという。
萩乃露、すごくいいのにね。
もっと人気出てもいいと思うのだけれども。

だいたい滋賀ってけっこうな酒どころですよね。
松の司、七本鑓、笑四季、三連星、喜楽長、一博もそうか。
蔵元の数で比較されたらあれだけど、TOP3の実力で比べたらかなり戦闘力の高い県だと思うけど。

Tag:おススメ 萩乃露

長野県大町市から北安大國です。
年末に集計しますが今年は本当に長野のお酒飲んでる。
大町市といえば立山黒部アルペンルートの入り口。
いっかい行ってみたいですね。


いまいちスペックがわからない。
どうも米はひとごこちらしい。
とりあえず杜氏推奨酒ということで買ってみました。


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ちょっと変わった果実様の香り。
柔らかい。
バナナやマンゴー、梨?

含むと、ゆったりしたテンポで伸びやか。
優しい甘酸からぐ~っと旨みが膨らみます。
広く雄大な裾野。
リリース6月なのでそれに比べればだいぶ味が乗っているでしょう。
それがきれいに収まって、前述の香りな余韻。

爽やかでありながらしっかり旨い。
これはなかなか良いと思います。
含んだ直後は綺麗でチャーミングでやさしい甘ずっぱさなんですけどね。
南国、それこそマンゴー。
んで、とにかく旨いです。
ふっくらしつつ力強いお米の旨み。
燗つけてもいいかもな。

フィニッシュはスムースで引っかかりがない。
僅かな辛味。
余韻も秀逸。
香りもよい。


うん、これは良い。
お気に入り度4.35/5.0
ちがうのも飲んでみたいですね。


最近のお気に入り度について。
4.2を平均にしています。
というのも、適当なお酒を飲んでいるわけではない。
ある程度美味しくないと困る、ってことです。
というわけで飲んで損はしない、普通に美味しいというのが4.2。
4.3くらいだと別のも飲んでみたいなあという感じ。
4.4はかなりイイ。
4.5~はすごくいいぞ!!!
そんな感じです。

逆に~4.0はちょっとねえ……という感じ。

Tag:北安大國

富山県から勝駒
こないだ飲んだ同じ富山の羽根屋は華やかな酒質ですが、こっちは全く逆。
ひさびさですね~純米の23BY以来かな。
今回は大吟醸です。
山田40、火入れ。


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仄かにすっきりとした爽やかな吟醸香。
うっすらとマスクメロンやバナナ。
すこし酸も感じます。

含むと美味!!
やはり控えめなマスクメロンの含み香。

緻密なキメのさらりとしたタッチ。
穏やかながら深い甘みと旨みが柔らかく、しっかり膨らみます。
薄く美しい酸を湛え瑞々しい。
非常に伸びやかで優美。
凛とした佇まい。
極々わずかな苦み辛みでフィニッシュ。

完璧な食中向け大吟醸。
静かですが、めちゃクオリティ高いです。
やっぱ焼き魚だなあこれは。
お米のうまみが本当にエレガントに引き出されていますね。
素晴らしい。


お気に入り度は4.4/5.0
勝駒はそばに置いておきたくなるようなお酒ですね。
どのクラスを飲んでもそう思います。


Tag:勝駒

はつのみ銘柄。
山の井です。
会津酒造、きほんの銘柄は金紋会津。
山の井は2010年に帰蔵した蔵元後継者の渡部景大さんが23BYからやってるシリーズ。


今回は雄町50を選んでみました。
瓶火入れ一回。
加水なしの原酒で14.8度。
日本酒度-14、酸度1.8。
かなり面白いスペックです。


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立ち香はマスカット系か。
適度なボリュームでジューシーな果実様の香。

含むと、おおう!
軽やかな甘酸っぱさ。
ただし独特のコクがあっていいですね。
ややビターにすっと捌け。
悪くないかな。

冷やせば数値ほど甘いって感じじゃないです。
温度上がってくると主張しますね~。
ちゃんと深みのある甘さ。
すこし苦さもあるのでリキュールっぽいかな。

チャーミングでキュートな酸が輪郭つくって手綱にぎってリード。
全体としては澄んだ印象で、ノド越しがものすごく心地よい。
すいっと駆け抜ける感じ。
スピード感。
舌触りもきめ細かいですし。


おもしろいなあ。
バランスぐっと。
コクがあって、しっか旨く。
甘みがあるけどクリアーで爽やか。
でも酸はソフトでね。
あー時間たつとあまーくなってきた!


特徴的で、僕の好みからは少し外れてますがいいと思います。
ざっくり近いお酒を上げれば、たかちよでしょうね。
今後注目の造り手でしょう。
次は正統派のものも飲みたいですね。

Tag:山の井

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