酒屋探訪シリーズもだいぶ回を重ねました。
実は自分のための営業日を忘れないようにするためのシリーズだったりします。
あとちゃんと記憶しといてたまに行かないと、というのも。


今回は狛江の籠屋秋元酒店。
狛江といっても最寄駅は狛江の次の和泉多摩川駅。
しかも徒歩だと駅から20分くらいかかります。


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立派な蔵を模したお店。
1階には日本酒、ワイン、焼酎、泡盛など。
日本酒以外の酒類も非常に充実した素晴らしい酒屋さんです。
なお2階にもお酒があるので忘れずに。

日本酒の取扱銘柄もかなり多いお店。
特定の銘柄がずらっと、というよりはいろんな銘柄がちょこちょこ。
まず目に付くのは新政。これはめっちゃ本数ありましたね。
目に付くとこだと……日高見、無風、屋守、出雲富士などなど。
写楽国権一歩己天明など充実の福島勢。
くどき上手、楯野川もあったなあ。
風の森、天吹もあったか。
パッと思い浮かんだのはこのくらい。
いって損はない酒屋さんです。


営業時間。
月曜定休で基本9時から20時。
日祝だけ10時から。
土日休まないのは助かります。





朝日鷹、といってピンと来る人がどれくらいいるか。
あの十四代の蔵元、高木酒造さんの地元向け商品。
珍しく頂き物になります。

山形だとふつーにおいてあるらしいこのお酒。
アル添の本醸造規格ですが磨きは60%。
お米は不明。
度数15なんで当然加水濾過でしょうね。

2種類種類があるようで。
12月から5月の生貯蔵酒。
詰めるときに火入れしたもの。
今回はこれ。
詰めが今年2月なのでピチピチの新酒です。
5月以降は低温貯蔵酒になるらしいですよ。

十四代には本丸という低価格帯における革命的商品がありますが。
朝日鷹はどうでしょう。
確か数年前までは定価がギリ1000円台だったハズ。
消費税もあるから今は分からない。


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冷やしていただきます。
立ち香は控えめですが流石に他の本醸造とは一線を画すものです。
仄かに南国系のフルーツの香りが。

含む。
さらりとしたタッチ。
綺麗で透き通る酒質。
軽快な口どけの甘みは綿菓子のよう。
後述のように全体的に薄くはありますが、ちゃんと深い、そして果実味。
程よく練れた円やかな旨みが自然に膨らんで。
きれーに薄いガラスのような美しい酸が溶け。
そのまますっーと引っかかりなく綺麗に流れます。


ほのかーにフルーツの含み香。
すこし飴のような。そこに柑橘?
プラムっぽくも?
薄いがゆえなのか、心地よい香りですね。


おお!!
流石の酒質です。
やはり並の田舎本醸造や吟醸酒とは全く別物。
むしろ平々凡々な純吟では相手にならないかもしれません。

これが2000円でふつーに買えるならそりゃ幸せだよ。
新酒らしい瑞々しさもありつつ、旨みはまろやかだ。
うっすら果実様の余韻といったら脱帽です。
極々最小限な渋みあり。
こらこの薄い酒にあってはいいアクセントですわ。

加水濾過している分、十四代よりはかなりすっきりめ。
ただきちっとらしさは残しつつ、日常の食にもちゃんと寄り添うの。
軽い分冷やすとクイクイいっちゃいますよ。
危ないよこのお酒。


ただし。
僕のように普段ムロゲンばっかの人だと、相当薄くは感じます。
あと濾過っぽい感じもかなりしますね。
こらまあしゃーない。
これはこれで。
なんたって2000円。




十四代はお店で良く注がれます。
特に双虹・龍月はそーとー飲んでます。
いつ飲んでもやっぱ美味しいんですよねえ。
ミルキーな感じはブラインドでもわかりそうな気すらします。
この中から十四代選べって形式ならね!

今年はイマイチだなって思うことすらほぼないですからね。
まあ白鶴錦が微妙とかはあるけど(笑
毎年よくなっているようにすら感じます。
たしか高木酒造は2000石近く造ってたと思います。
入手困難とは言われますが、こだわり派の地酒蔵としてはめっちゃ造ってるんです。
むしろ本当の有名地酒蔵で2000石つくってるってここくらいじゃない。
2000石造って入手困難なんだからすごいよなあ。
で味落ちたって話も聞かないでしょ?
そこが凄いんですよね~。
やっぱり高木顕統はバケモノです。
かれこそ人間国宝だと思うけど。
あと本丸1合1000円でーすみたいな居酒屋は死ね。

いやつか普通に美味いわこれ。
これこそブラインドで出されたら本醸造なんて思わんわな。



2日目。
美味しいな~。
淡いけどしっかり味わいがあって綺麗。
粗さといったものは全く感じない。
白身のお魚にじゃすとふぃーっと!
飲みすぎ注意。
これ家に常備してる20代山形県民女性がいたら結婚しましょう。
甘み、酸もいいんですが。
良く練れた円やかな旨みが秀逸である。
これはいいお酒ですよ。


3日目。
さらに淡く。
ここまで来ると他のとこが目立ってくる。
香りはうっすらかんきつ系のような。
辛みが出てきますね。
でも温度があがればしっかり甘みやふくらみが。

Tag:十四代 朝日鷹


えー新政、亜麻猫の中取り。
買うつもりなかったんですがなんか冷蔵庫にあった。

亜麻猫は白麹を使ったシリーズですね。
多量のクエン酸を生産するので甘酸っぱい仕上がりになります。
スパークは飲んだことあるので中取りの方を。

スペックはあきたこまち、麹40の掛60。
度数は15度の低アル原酒。
日本酒度-15、酸度2.2の変わり種です。
あと火入れ。
去年は途中まで生だったけど今年は全部火入れみたい。



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立ち香がもう甘酸っぱい。
含むと白ブドウのような香り、味わい。
わずかにマスカットっぽいか。
そしてこれだけ酸が出ているので当然各種かんきつ類のニュアンス。
わずかーにガスが溶けているような感じ。
極めて生っぽいですが、少し落ち着きがあってこれが良く作用していると思います。

とろみがあって、全般にカドが丸い。
やわらかい。
この辺は中取り火入れの妙かな?
酸が強くてライトな味わいでも、うっ!となるようなキツい感じはありません。
爽やかな酸がスピーディに流れる奥にちゃーんとふくよかな甘みと旨みがいて。
ライトですが、しっかり。
滑らかで。
芳醇といっても文句は出ないと思われます。
軽いけど複雑味。
するんと流れるフィニッシュのノド越しが心地よく。
最後のとこは、最近の新政ではおなじみのすこーし苦み。

終始フルーティな香り。
香りも酸っぱいだけじゃなくていいね。


うん、これいいなあ。
去年新政4本飲んでます。
ヴィリジアン、緑やまユ生、青やまユ火入れ、タンジェリン。
今回飲んだ亜麻猫中取りが一番好きかも。
甘ウマがしっかり出ているような気がします。


なんだかんだ言いつつ気になるし定期に飲みたくなるんだよなあ。
以前のやまユのような味わいのものは復活してほしいけどね。
でもそれはNo.6のほうに行ってるのかな?
飲んだことないけど。
でも今回の亜麻猫は今の木桶やまユよりはやまユっぽい。



今年の当ブログにおける新政スケジュール。
まず白やまユ25BY熟成。
あとはタイミングが合えばハイクラスはやってみたいかな。
やまユも1本くらいは。
でもそーすると飲みすぎになるんだよなあ。
そんなに好きなわけでもないんだけど。


Tag:新政



一歩己(いぶき)。
去年に続き再登場。
非常に好印象だったので。
あとラインナップが限定的なのでこれを逃すとあれだからね。

基本うすにごり、生、火入れしかありません。
十分といえば十分ですが。
美山錦60みたいです。
酵母は福島のものとか。



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シンプルな香り。
ほんのりメロンのような。
そしておりがらみっぽく。
少し酸あり。

撹拌していただきます。
含むとさらりとしたタッチ。
とろみもあるが、こなっぽさも。

味わいはやはり非常に好印象。
素朴な甘み&旨みがナチュラルに広がる。
甘みは口どけよく上質な菓子のよう。
旨みは米味がちゃんとあって。

そして伸びやかだ。
美山ってちょっと硬いかなって思うけどこれはソフトですね。
香りは爽やかな果実系の香りに加え、バニラのような甘さも。

全般に新酒らしいフレッシュさ、明るさを湛え。
味はあるけど適度なすっきり感。
おりがあってもクドくはないですよ。
柑橘を思わせる軽やかな酸は強くは主張せずいい感じだ。
そしてほろ苦くきゅっとまとまってすとっと落ちる。
余韻は長め。
旨みが後を引く。


生とうすにごりを飲んで。
すごく王道的なお酒ですよね。
気持ち良いです。
限られたラインナップのお店でこれが出てきたら超うれしい。
甘みもあり、フレッシュさもあって。
でもきっちり旨い。
後半の苦渋がカチッとタイトに締めて。
たぶん火入れなら燗だって悪くなさそうだ。

時間がたつにつれどんどん軽やかにふわふわ。
うん、これは良いお酒です。



2日目。
いいですねえ。
味わいとしては淡くなっている。
淡くそしてふわふわ柔らかい。
しかし香りが軽やかに大きく舞う。
白桃のような上品な甘みがあわーく。
そしてほろ苦さが締めて後を引く。
さらさらと。
すべてのクオリティが官能的です。
これは自信をもって押せますね。
いいなあ。

Tag:おススメ 一歩己



千葉県から木戸泉です。
ちょっと個人的に縁があり応援している銘柄。
かなり個性的な蔵で、高温山廃、熟成、一段仕込みのAFSとか。
言い出したらきりがない。


山田錦60の純米、ムロゲン。
ここの蔵は吟醸という表記のお酒は造っていません。
詰めは今年なんですが25BYだと思います。


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おっと!
甘い熟成香、バニラ、カラメル。
そしてナッツのような香り。
考えていたより熟成酒みたいです。
もうちょいフレッシュかなと思っていたのですが。


含むとこら旨い!

とろりと極めて滑らかなタッチ。
熟成酒らしいカラメルのような深い甘うまみ。
そこにぎゅっと酸があって、すごくジューシーだ!

ぎゅっと収束して、一度舌にじんとアタック感というか響く。
ここでちょっと苦み。
ミネラリーな感じもしますね。
でもそのあとまたほどけて、するりとフィニッシュ。
味わいの抑揚、波が絶妙で小気味よい。
個性的なんですがグイグイいってしまいます。



うめ~なあ。
燗も念頭に買ったのですが冷やで行ってしまいそうだ。
酸が力強くて良いんだなあ。
もう一年寝かせたら酸がもっと蕩けるのでしょうけど。
でも今、絶妙に酸があって爽やかでジューシー。
爽やかでジューシーなのに古酒独特の甘やかさ。
こりゃ大好きだ。
さすが木戸さん。


初めは冷えてることもあって酸がぎゅっと強く感じるのですが。
次第に温度か時間か慣れか、自然にスイスイ行くような。
とにかく爽やか。
温度が上がってくると蜜柑のように感じます。

でもトロリとしたタッチは極上の質感。
香りはバナナを濃くしたような甘い熟成香。
余韻はナッツっぽいか?

確か昨年飲んだヤツは五百万石でしたが。
かなり今回のものと近いですね。
安定感あります。


燗つけてもうめえ。
軽やかでチャーミングな甘み。
やはり蜜柑てきな酸が燗だとさらに蕩けます。
でも軽快。
すこし枯れたような旨み。
するんと捌けよく。
飲みにくいと感じた人は、燗のほうがするするいけるかも。


これはおすすめ度★★★★★(星5つ、激押し)です。
大好きっす。
旨い、古酒好きにはもちろん古酒未体験の方にも。



2日目。
今日の燗はほっこり感アップ。
そして枯れたような米味も。
いいっすね~!

Tag:イチオシ 木戸泉


先月の純大に引き続き而今
新商品、千本錦のおりがらみです。
当然、生。

なんでおり出したんでしょうか。
どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

なお千本は24BY、25BYと家で飲めてます。
26BYのおりじゃないのもあります。
一番飲めている而今ですね。


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とはいってもおりは少なめで、瓶底に指1本分もないくらい。
うすにごり程度です。
撹拌していただきます。

香りはやはり而今の千本といえば、なベリー系か。
おりのせいか、ややヨーグルト的?
香るけど、ガンガン香るわけではない。
最高です。



含む。
味わいの方はきもち優しく穏やか、優美な印象。
味わいというよりタッチの違いかな。
ごくわずかに、舌先でガスを感じる。
でもNOTにごりとは違い、少しやらかくて滑らか。
とろり、あるいはスムージーなタッチとも。
でソフトですね。


味わいはというと、当然而今らしい果実味のある甘ウマ。
口どけのよさ。
甘みも良いですがミルキーなのがいい。
いつものじゅわっとジューシー、よりはミルキーさが。

じわっと濃い、といよりちょっと上品な質感ともいえます。
穏やかな酸がコーティングして、絡まって。
おりで少し優しく霞むような。
そのまま静かにすーっと流れていきます。
含み香や余韻は花の蜜のようにも。
どこか妖艶な雰囲気も。




やっぱりちょっと趣が異なりますかね?
どうだろうか。
例年と違うからおりを出したのか、おりだから違うのか。
通常の千本もあるのでその辺は比べればわかるかもしれません。

いつもよりほわほわ柔らかくて上品。
淡雪的なイメージ?
いや、華やかさを考えれば桜が咲くころのすこし霞んだイメージか。
テンポもゆったりめ。
この辺はおりの旨みや粘性も関係あるのか。






2日目。
今日もうまいです。
でも『而今にしては』ちょっと凡庸?
純大はまあ~ほんとすごかったですが。
これくらいのおりがらみなら他にもある気もします。
オリガラミスキーなのでおりがらみには厳しい!


やはりちょっとすっきり目なのかなあ。
いつもよりは甘みが……という気もします。
おりの旨みや、あるいは香りで妖艶さが加わってはいますが。
いや、でも温度が上がってくればそんなこともない。
ちゃんとらしいジューシーさも甘みもあるのですが。
でも少しだけビター。

うーん。
而今はフルーツ、飛露喜はスイーツ』
という名フレーズを残された某ブロガー様がいらっしゃいますが。
それにのっとれば、これは珍しくスイーツ的な而今かもしれません。
なんとなく。

またその方の言葉を借りるなら
『而今の引き際がキレならば、飛露喜の引き際はフェードアウト』
なんですが、まさに今回はフェードアウトなんですよね。
やはりこの辺はオリならではなのでしょうか。
たしかに八反錦のオリもちょっとこんな雰囲気かも。

3日目。
あ、今日いいですね。
落ち着いてすっきりしてきた分、すこし軽快なテンポ。
スピード感も出てきたか。
甘酸旨のバランスも良い。
すいすい飲めます。


5日目。
やはり味はとび気味。
でも旨みはちゃんとある。
そして官能的な香りに、まだわずかにガス感。
元気ですね~。
今日はほんとイチゴ風味。
でやっぱいいっすよ。


Tag:而今


横浜市、ブルーラインの伊勢佐木長者町駅ちかく。
徳丸酒店です。
関内からも歩けるかな。
まわりは繁華街でホテルがあったりする。


まえにいった君嶋屋も結構近いです。
前回一緒に行きたかったのですが行けず。
今回近くで用事がありやっと行くことができました。


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店内は綺麗に整頓されており好印象。
特にお酒が銘柄別に整然と並んでいるのは良いですね。
店員のお姉さんの愛想は悪いけど。

取り扱い銘柄は……
目に付くのは松の寿、天吹とか?
あとはやはり神奈川のお酒。
いづみ橋、相模灘、昇龍蓬莱、隆。
幻舞や黒松仙醸、山の壽、三千櫻あたりがあるのも良いなあ。
ちなみにことのわはこちらで購入しました。


幅広いラインナップで全国をカバーしています。
よほどのマニアでなければこの1店舗だけで満足できるでしょう。


お休みは日曜・祝日。
営業時間は10時から21時。
横浜行くなら君嶋屋と徳丸酒店のはしごです。





智則です。
これは25BYもいただいております。
非常に好印象だったので今年も。

去年は3月瓶詰のものをその月に。
今回は12月のものを2月に。
数値で見ると今年のほうが少しだけ酸がありますね。


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香りはカプエチ系か?
けっこう華やか。
メロンやリンゴといった王道の吟醸香。
でもほどほど。

含むと、今年も去年の印象そのままに美味です。
わずかに直汲みらしいガス。
口いっぱいに広がるリンゴ系の爽やかな香り。
そしてそれに負けずジューシーな甘ウマも口いっぱいに。
うまい!


甘旨酸の見事なバランス。
フルボディなんですあ、それをガスと口どけの良さでじゅわっと綺麗に切らすというか。
まあ大好きなタイプですよねえ。

瑞々しく、きめ細やか。
ノビもよいが、少し強く冷やすと軽快なリズムが際立つか。
もたつくことなく収束して、綺麗な口どけ。
爽やか~。


うん、細部もほぼ去年の感想と一致しています。
あえていえばちょっと苦いか。
口開け直後ですし、ガスもあるからね。
消えてくるでしょう。
あとちょいバニラっぽいかなあ。
いや落ち着いてくると結構バニラ。



やっぱ智則いいです。
月山ものもうかな。




2日目。
昨日の感想はだいぶやっつけだなあ(笑
それはともかく今日も大きな変化なく美味しい。
やはり蜜たっぷりのリンゴがじゅわっとはじけるジューシーさ。
さいっこう。
近い銘柄を挙げるなら風の森か。
そしてバニラのような風味。
バニラアイスにカルバドス。
そんな雰囲気。
料理にも合わなくはないですけど。
そんなの関係なしにグイグイいってしまう。
ゴクゴクいけるぜ。


3日目も変わらない!
ダレもせず、味が飛ぶわけでもなく。
香りも大丈夫。
まだピチピチとガスは健在。
1升最後まで最高の状態で楽しめる。
その辺考えても本当におすすめできる1本。
大好きなお酒です。


5日目。
元気ですね~。
まだピチピチ。
栓を抜けばシュボン!
つかジュワジュワ?

香りは大きく変わっておりセメダインぽい。
それでも腰の強い旨みは健在。
酸もあってジューシーさはそのまま。
甘みは流石に飛んでちょい苦いけど。
でもこの勢いはいいね~。
なんか燗をつけても旨そうだ。
いい酒ですね~このお酒は。

Tag:智則 月山


岡山県倉敷市の十八盛酒造さん。
ことのわ』シリーズです。

たしか2013年の夏に岡山に行ったとき。
特純のにごりを飲んでいいなと思った記憶が。
けっこう甘口だった。
今回はちょっと違う系統でと選んでみました。

なお倉敷はデニムの街でも有名。
というわけでデニムのラベルです。
お米は岡山市西大寺地区で栽培されたっぽい吟のさと60。
瓶底に極々うっすらおり有り。



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純米酒っぽい少しもっちゃり飴のような甘い香り。
そこに少し爽やかさがある。
ほのかに苦いような、グリーン系の。

含むとわずかにチリチリガス感。
つるりとした綺麗なタッチ。
非常に自然で素朴な甘うまみ。
ほろ苦さと純米酒って感じの味わいのコラボが良い感じ。
丸くしっかり膨らんで。
酸のリードで軽快にストンと流れます。
スピーディ。


お、なかなかいいじゃん。
この含み香はなんだろな~。
ちょっと違うけどライムとかそんなような?
ほろにが旨みに酸が絡んで、結構面白い。
主張はしないがちゃんと甘みも感じることができる。
非常にクリーンでフレッシュだけど粗さはない。
見事な食虫向きの新酒だと思います。
余韻も爽やか~。


まとまってくるとリンゴのようなイメージも感じるかも。
これは酸の感じかあ。
温度上がってやらかくなったからかな。
ほろ苦いのでやっぱちょっとタイトですけど。
いいっすね。
次はやはりにごりをやりたいな。






お、探してたら岡山行った時の写真が。
たしか酒屋がやってるお店だったっけ。



これがことのわのにごり。



これは後日ブログでもやった炭屋弥兵衛。



岡山ってサワラが有名なんだっけ。
そして以下その他お酒たち。







Tag:ことのわ 多賀治


ちょっと在庫がだぶつき気味なのでガンガン開けて複数銘柄のみくらべ。
ほんとは1本1本にもっとフォーカスをというスタイルなんですが。
飲み比べることでわかることもあります。


さて福島県田村市船引町からあぶくま
いわきと郡山のあいだですね。
福島第一原発から50キロの距離しかなく、震災でとても苦労している蔵です。
個人的にはちょっと地味なお酒というイメージだったのですが。
大阪のかどやさんが激押ししていたので買ってみました。
ただし買ったのは鈴傳のSP商品。
ごめんなさい、かどやさん!

純吟ムロゲンの直汲みうすにごりver.
もともと火入れが多い蔵で、レギュラーで生はこれだけだったような。
五百万石55に麹米として山田錦50を使っています。



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瓶底にうっすらおり。
撹拌して頂きましょう。

香りはごく控えめ。
ほんのり桃やイチゴのような、あとうすにごりっぽい感じ。


含むと……はい来たこれは旨い。
含むとさらりと滑らかなオリのタッチ。
そしてまずは優しい甘み。
パウダスノーのような優しさ。
雪うさぎ的チャーミング感(イミフ)
ところがそれがフラットに伸びる。
そこにやはりほんのり桃や苺っぽい含み香。

澄んだきらっきらの薄い酸が溶けて。
全般に研ぎ澄まされたクリアー感。
それがとろりと優しい甘みでほどけるというか。
ひっかかりなく、綺麗にスムージーな流れが伸びる。
そして後半にじわじわ旨みが。
旨みもきれーに溶けてるんだなあ。
じわりじわりと、寄せる小波によう。
ほんのりビター。
しかしこれまた舌になじみよく、なめらか。
全体の流れを妨げない主張、ほっこり感やコクがしーっかり。
キレもあくまで綺麗に、でもあと引く旨み。


これマジ旨い。
今年に入ってここまで旨い!とおもったのは長陽福娘とコレかな。
いいわ。

生っぽくない完成度。
だけどちょっぴり生の重みがあるからイイ。
全部ちょうどいい、おさまりがいい。
バランス、一体感、ほわほわ滑らかな口どけ。
食にも完璧にあう。

雪国色白素朴JK(ほんのりほっぺ赤)。
完全に僕の性癖です。

おすすめ度は★★★★★。
こーれはいいです。




2日目もすこぶる良い。
やらかくて、味わいのバランス。
すっと溶ける引きとかね。
含み香なんかは昨日よりも香るような?
味わいともマッチしてシルキーに伸びます。
いいなあ、あぶくま



Tag:イチオシ あぶくま

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