浮気性ですが日本酒もやりますよ。
あと今日は長くなります、たぶん。



新潟県は栃尾から山城屋です。
今年、いや去年くらいからよく見かけるようになってきたお酒ですね。
25BYからの特約店向けシリーズだそうです。

杜氏の浅野宏文さんは杜氏兼住職というあまりにも異色すぎる二刀流をやってる方。
父が酒蔵をやっていて、祖父がお寺をやっていたんだって。
ただ農大卒ですし、本業は酒造りみたいですね。
造り自体は2011年~だそうです、それでも若いですね。
ただ大谷君もそうですけど、二刀流自体は僕は懐疑的なんですよね。
そんなん専業にかなうわけないじゃんって。
某日本一小さな蔵とか最初製造量が30石って聞いておまえそれ専業じゃ食っていけないだろって突っ込んだことあります。
そんな片手間で旨い酒できるか?って感じ。
最近はその蔵も石数増えてるみたいですけどね。


でさらに文句は続く。
ここだけじゃなくて他の蔵もなんですけどね。
もうさ、いい加減に色違いラベルやめへん?
とりあえず米違いでバーッと純吟出して、米ごとに色違い、漢字でバーンなラベル。
どの蔵も同じようなのばっかじゃん、酒屋行ってもどれがどれだかわからんわ。
ちゃんと考えてブランド展開しようや!アホか!
もうちょいなんかあるやろ、レシピ固定してナンバー振るとか。
ヴィンテージごとに味にイメージで作品名つけるとか。
それこそデザインなんて頼めばいっくらでもあるでしょ。
銘柄名だってカタカナでもアルファベットでもいいじゃない。
ブランディングのやり方なんて他の物からいっくらでもパクれるのに、みーんな同じことしかしない。
だいたいさ、あほみたいに片っ端からやりやがって“とりあえずやってみました”感強すぎでしょ。
ワンアイテム~スリーアイテムぐらいで勝負したってええやん。
もっとコンセプトもって、ストーリーのある酒つくらんとあかんて。
じゃないとただのその辺にある凡百のお酒になっちゃうよ。
ほんとに何のために新しいブランド立ち上げて売ってるのか意味わからん。
後発が同じことしてどうするの?
どこもこんな感じじゃね、せっかくのブームもすぐ終わっちゃいますよ。
ほんとにね酒つくるだけで大変なのはわかるけど、蔵元ももう少し考えてほしいね。
まあこーゆーのも小売り、つまり酒屋の方から動いてほしいってのもあるんだけどねえ。
たとえば立ち上げの前に酒屋に相談しに行くとか。
それはそれで仕掛けっぽくてやだしね。
まあバランスが難しいけど、いろんな形があってほしいもいいかなあとは思います。
それこそ、新規ブランド立ち上げるなら俺のとこ来なよ(笑)
そこそこヘビーな消費者としてアドバイスくらいはできるよ。



とまあそんなことがふと頭をよぎりましたが、気を取り直してお酒の説明を。
たかちよで有名な一本〆ですね。
というかこことたかちよしか使ってないでしょう。
裏書にも書いてある通り、非常に溶けやすいお米のようです。
溶けやすいお米というのは大変難しいそうですが、大丈夫なんですかね。
たかちよはあの酒質なんで、あえてこのお米なんだと思いますが。
この蔵にあえてこれを使う必然性、めざす酒質などはあるのでしょうか。
その辺こそあれば蔵元のWEBなりで読みたいところなんですけどね。
磨きは55、酵母はG9-CR(新潟酵母)だそうです。





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随分と悪態をつきましたが、お酒はフラットに味わいたいと思います。

甘そうな立ち香ですね。
頂きましょう。

うん、味わいはいいですね。
ちょっとガスがある感じ。
香りはカプエチ系の華やかな感じ、フローラル系かな、パインっぽい気もしますね。
べたっと甘いのを警戒したんですが、甘さはむしろ控えめ。
それほど甘くないのを香りを甘くして程よくバランスとってる系ですね。
クリアーな酒質に、やはりパイナップルっぽいような酸と香りのニュアンス。
ややほろ苦いような、ほどよい旨みがじゅわっと。
旨みはクリアーなラインに沿ってキレイに乗ってますね。
苦みが気になるかな~とも思いますがまあこれはこれでアリでしょう、ガスもありますし。
よいジューシー感ですよ。
キレまで少し早めのテンポでスピード感があって、するんっと行く感じです。
ほんのすこしピリッとした感じ。
つまりキレは良いとみていいです。

いや美味しいんじゃないですか?
高レベルだと思います。
香りのふくらみがかなりあってその点は芳醇に感じられますが、味わいはクリアーさと適度なタイトさでしつこくなく飲めます。
凛と、背筋が通ってる感じでしょうか。

いいんですね、さすがに取扱店が増えるお酒というのは光るものがあります。
普通に山田錦とか飲んでみたいですね。
ふつーに造りは上手だと感じました。

やっぱ溶けやすからか、多少の苦みがあって、その辺がパインっぽさを感じさせるのかなあ。
やはりたかちよに通じるものがあるように感じられます。
甘みはこっちが断然控えめでその分クリアーですね、たかちよより溶かしてない印象です。
米なのか、酵母の関係なのか、意識してるのか、とかいろいろ気になりますよねえ。
あえて語らない蔵もあっていいとは思うんだけれど、ベラベラ語る蔵もあっていいと思う。
あんまりないよねw


しかしG9ってこんなに香り出るの?
根知男山で使っているイメージなんだけど。
CRがつくから違うやつなんですかね?

Tag:山城屋


なぜか、ウイスキー編の反響が大きかったので、夏の個人的定番を。
しかしやはり酒のみは色んな酒にお詳しいですね(笑


ミントジュレップはモヒートのウイスキー版、ライム無しのカクテルといったところでしょうか。
ウイスキーでもとくにバーボンウイスキーベースのロングカクテルです。
モヒートは数年前から大流行ですよね。

レシピとしては、バーボンをクラッシュドアイスに、そして砂糖と炭酸にミント。
なんですが、このメーカーズマークミントジュレップはすでに砂糖とミントフレーバーつき。
クラッシュドアイスに注ぐだけでミントジュレップが飲める優れものです。


砂糖が入って甘めなんですがそれがバーボンの甘さと相まって、さらにミントフレーバー。
かなりいい感じです。
もちろんそのままでも美味しいんですが、当然フレッシュミントを入れるのが断然おすすめです。
イマドキ少し大きいスーパーなら売ってますからね。
炭酸で割らなくてもいいですし、薄く割っても楽しいです。
リキュール扱いですが、度数が33ありますし割っても十分。
ちょっと邪道かもしれませんが、オレンジやライムの輪切りをいれると個人的にはさらに好きです。

甘いけど爽やかで夏にぴったりのお酒。
汎用性も高くて大好きなお酒です。
あえていえばちょっと高い、5000円近くする。
レッドトップの倍くらいしますね、まあ1リットルでの販売ですけど。
ただ一時終売になって、去年から季節限定で復活したときはうれしかったです。
モヒートが好き、ハイボールが好きなんて人にはぜひ。
もちろん日本酒好きにも(笑



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他のお酒に浮気することもありますが、やっぱり日本酒。
暑かろうがまだ午前中だろうが一杯目から日本酒です。

初登場、和田龍登水
おみせでは何度かありますね。
ちょっとさっぱりめのお酒をということで選びました。

美山錦におなじみの49%と極めて長野県らしいスペックです。
酵母はわかりません。
無濾過生原酒みたいですね。



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軽ーく香りますね、バニラっぽいかな。
かるく酸もありそうです。
いただきます。

うーん美味しい。
セメダイン系(=イソアミル系)の香りですね。
バニラのように感じることができます。

きめ細かく、透明感のあるタッチで酸がきらきらと。
甘みは穏やかですが、香りの分だけより甘やかに感じることができます。
酸の分だけブドウっぽさもあるかなあ。

スムースなラインに乗って、お米の旨み、コクがふくよかに。
爽やかさがありつつ、旨みがしっかりあって旨いです。
ここまで全般にふんわりと優美な印象ですが、フィニッシュはアルコールでピリリとキレ。


特別夏酒というわけでもないですが夏の和食にあいそうですね~。
鮎、鱧、野菜のかき揚げなんかもいいかも。
薄いわけじゃなくてけっこうしっかり旨み・コクがあるのもいいかな。
あえてキリッと強く冷やして出すのもいいと思う。
徳利を氷なんかで冷やしたりして。


このバニラ感は菊鷹なんかに近いかな。
それも少し高めの酸でうまくさっぱり仕上げている。
クリアーで、夏の朝の打ち水みたいな爽やかさ、みずみずしさ、気持ちよさ。
それでいてしっかり旨みが出ているところ、ふくよかで優しいタッチなんかが和食適正をイメージさせるのかな。

また柔かいんだけど、かなりミネラル感もあって、きりっと焦点があっている感じ。
綺麗な水に甘やかさやらお米の旨みを溶かした感じでしょうか。

いいですね。
なかなかですよ。
夏酒ってくくりじゃないですけど、リリース時期もあって初夏におすすめ。
もちろんいつだって悪くないだろうけど。



余談。
夏酒でおススメって何ですかね~あんまり好きじゃないのでわからない。
過去にブログでやった中だとなんだろ。
天狗舞の涼吟はよかったな、あとはマツコトのうすにごりとか。
あとは土佐しらぎくの微発泡はすてがたい。




Tag:和田龍登水


ゾロ目の555はカモキンです。
何と恐ろしいことに初登場。
居酒屋でもちょっと飲んだ記憶がない、ここ数年は。
なんでしょうね、もう長いこと地酒界では確固たる地位を築いている銘柄なんですが。
これが本当の縁がないというやつでしょうか。

そんな私にコメントでカモキンをお勧めくださったのがtemakinori さんです。
この場を借りて感謝申し上げます。
こういったことがあるのがブログをやっていてよかったことですね。


ただし残念ながらすでに生は終わっていたようで火入れです。
今回は雄町50の純吟を選んでみました。
つか“かもきんしゅう”なんですね。
勝手に人名みたく“かものきんしゅう”だと思っていました。
もうこの銘柄に関してはとにかく失礼な日誌係でした。



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おや、香るというほどでもないですがマスクメロンっぽいような立ち香が感じられますね。
良いのではないでしょうか。

いただきます。
ほう、これはなかなか。

やはりイソアミル系のマスクメロンのような香りがほどほどに。
そしわずかにほろ苦いような柑橘のニュアンス。
火入れにもかかわらずガスが溶けていますね、けっこうあるな。
ミネラリーでシャキッとした爽やかさが感じられるとこなんか、暑かった今日にもぴったりです。

さて味わいはじゅわっとジューシーさ、そして酸のつくる流れ。
その中にナチュラルで穏やかな甘み。
甘みは柔らかさがありますね。
そしてクリーミィな旨みも感じ取ることができます。
クリーミィだけどシャキッと感もあるんですね。
キレは辛くはないですが、心地よい飲み応えとキレ感が。
気持ちの良い旨みが後を引きもう一杯、あるいはアテをひとくち。
誘ってきますねえ。
口どけの良さとか質感もばっちりです。


すっごく良くできたバランスの良いお酒。
クラシックモダンというか、いい塩梅の旨口酒です。
程よく香りも甘みも酸もあってね。
そして、徐々に甘み、香りが穏やかながら確かさを増して。
バニラリーな感じが出てきますね。
その分少し苦みも出てくるかな。


これ澤屋まつもとの記事にたいするコメントでご紹介いただいたんですが。
まさに近い物を挙げるなら澤屋まつもとですね、ドンピシャです。
さらに挙げられてたのが多賀治。
多賀治は無いんですけど、ことのわは飲んでいて、それもわかる。
temakinoriさんの嗜好が手に取るようにわかりました。
ぼくもこのラインは好きですよ。

やっぱり新政なんかは近いと思いますよ。
最近はライトに振りすぎでちょっと酸が強いのと、火入れが多くなってきたのは気に入りませんが。
まああと細部のニュアンスは違うかもだけど、最近飲んだ中でぱっと出てきたのは竹泉篠峯萩の鶴


なにはともあれ大変すばらしいお酒でございました。
なんで飲んでいなかったんだろう。
いやほんとに。
もっとおススメしてくれよ酒屋さんも居酒屋さんもさ。



Tag:賀茂金秀


やっとこさ初登場。
山口県の五橋から、ファイブシリーズです。
ラベルはZじゃなくて五を崩したものらしいですよ。

ファイブシリーズは木桶仕込みになるんですって。
ほかにグリーン、ブルー、イエロー、オレンジがあります。

ピンクは山田50の純吟ですね。
ファイブシリーズでは最上位になると思います。
酵母は山口9E、1801号らしいです。



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注いだ時点で甘酸っぱい香りがたちますね。

含みましょう。
おやこれはなかなか良いですね。
イチゴ、ついでメロンのような香りがふわっと。
クリアーで軽やかな酒質です。
ほんのりとした甘み、軽快な酸を湛えつつ、すーっとそのまま流れて消えます。
この綺麗なラインは好印象です。


わずかにガス、溶けてますね。
こなれてくると綺麗さだけではなく、柔かさが際立ちます。
ライトな酒質で(とはいっても度数はあるよ)、酸もありますが、ジャムのようなニュアンスの甘みが強まってくる。
旨みは全体のバランスを損なわないよう、細心の注意を払ってふっくらと。
すっとキレてわずかに木のニュアンス。
ほんのり苦みみたいな。
こんな感じでしょうか。
チャーミング、キュート、でもちょっとだけ大人。

いいんじゃあないですか。
それこそ新政とか好きなひと飲んでみたら。
他の色はまた山廃っぽい造りとかしてるみたいなので、とりあえずこの色はね。

最近飲んだ中で近いの、ガスが弱くてちょっと甘い篠峯の純吟中取り?
違うか??



2日目。
今日は特に温度が上がってくると、スイーツ的甘みが出ますね。
旨みもしっかり出汁が出ているような感じ。
度数なりの感じですかね、わずかな木桶感と酸がかろうじて飲みやすさを演出。
美味しいは美味しいけど、すこしブヨつくというか引っかかるかな。


Tag:五橋


くしくも同じ雄町、姿と赤黒ラベル対決となりました。

僕にしては珍しく半年もたたずに同じ銘柄の登場です。
この銘柄のことを知ったのは去年の年末でした。
今年の上半期、日本酒業界の最前線で、ブレイクしつつあるお酒なのでは?
都内ですと、はせがわ、かき沼、あとは府中の中久本店でも見ました。
地元愛知では酒泉洞堀一が押しはじめました。

というわけで二兎です。
コンセプト、パッケージングなんかもいいですよね。
前回の山田55に続き、今回は雄町48をチョイス。


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適切に、甘い香りがたちます。
いただきましょう。

おや、これは55よりも随分と上品な仕上げできました。
香りはふわりと、香る水という程度の香り方。
ぶわっと香るタイプではありません。
ベリー、でもちょいイソアミルもあるなあ。

さらしたした舌触りはこのお酒のらしさかな。
これまた果実水といった程度の控えめな甘さ。
密やかに蜜のような甘さ。
それでも香りとの相乗効果で、物足りなさはないと思います。

透き通るクリアーなタッチ。
薄く澄んだ酸がゆらゆらと。
ごく控えめですが、たしかな旨みがslowlyに。
なんとなく雄町っぽい旨みかなとは思います。

だいぶそれぞれの要素にフォーカスしましたが。
全体な流れとしては淡く香りと甘みを纏ってすーっと清涼感をもって爽やかな流れ。
フィニッシュに至るまで均整の取れた美しいボディライン。
それを妨げない程度に、酸と旨みも感じさせてくれます。
またスムースなフィニッシュは儚く印象的ですね。


55と比べると48という磨き以上に純大っぽい造りで来たのかなあ。
ただし、ただ淡いだけじゃなくてそれぞれの要素もしっかり感じ取ることができます。
ゆっくりと味わえばしっかりと雄町らしく旨みを感じさせるお酒。
山田55ほどじゃないけど、すっと清涼感を感じるメントールとかハーブっぽさがわずかに。
あとはこのするっとキレるフィニッシュですね。
キレると評するにはやわらかくとろりと、ほんのり花の蜜のようなニュアンスを纏って。

このお酒は冷やしすぎ注意ですかね。
クリアーさそのままに甘みがまして、酒質全般が抜栓後に上がってくるタイプ。
香りもうるさくないけどしっかり香ってきますよ、含み香がね。
あとは練れた柔らかさが出てきます。



うん、やはり楽しみなお酒です。
直汲みとかも飲みたいね。
ウサギさんはもう少しだけ可愛い絵のほうが売れるんでない??





Tag:二兎


えー先日犯した大チョンボからも数日たち、ようやく落ち着きました。
だいぶ動転していささか雑な飲み方をしてしまったのを反省しております。
今日からは冷静に、平常運転で参ります。


ひさびさの姿ですね、2年ぶりかな。
24BYは山田錦の袋吊りをやり、来年は雄町をなんていってたら25BYはたしか雄町の袋吊りが原料不足でなかったんですね。
で25BYは雄町の中取りをやったんですね。
北しずくや山田錦の純大も気になりますが、まずはコチラのリベンジ。

磨き55で、山田錦と雄町の袋吊りver.を毎年タンク1本ずつ仕込むんだったと思います。
酵母は18号で、無濾過生。
姿けっこう好きなんですよね。
香りの高い酒でおススメはって言われると、姿とか天吹を挙げることが多いです。
余談ですが姿のハイスぺは黒瓶、黒のちぎり和紙に箔押しというこのラベルがかっこいいです。



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色みがけっこうついてますね。
そしてフローラルな香りが強く立ちます。
頂きましょう。

香りから想像するよりも、味わいは上品です。
さらりと、軽やかで肌理の細かい舌触り。
スイートな甘みが、ふわりと軽快に舞い、それでいて蕩けるような甘美さ。
甘みとともに旨みも出ていて、これがうっとりするような柔らかな裾野で広がります。
ほんのりビターでナッティかな。
これは素晴らしい。
酸は酸度の割に、うっすらと綺麗に溶けています。
含み香は華やかですがクドくはなく、花の蜜や黄桃がすきとおるように美しく。
そこにわずかにミンティな清々しさがあり、それが極めて爽快、絶妙。
どうやったらこんなとこまでコントロールできるんだろう。
極上のエレガントな甘旨みが素直にそのまま、するりとすべり、さっと蕩けます。
それでいてフィニッシュは先に述べた要素により極めて爽やかなのです。
香りも味わいもありますが、スイスイ飲める。
ほんのりとした香りの余韻はむしろ淡く。
すっと消えた後にはほんのりと旨みが残るアフター。


ほお~やっぱり良いですね、姿
これは素晴らしい。
18号使う蔵多いです。
まあ18号じゃなくても、県で開発したカプエチ系の新酵母とかね。
でも、いくら普通につくって香りの出る酵母でも、上手下手ってのは歴然とした差で現れます。
とりあえず流行りの酒つくるのに18号使って派手なラベルで、特約店向け銘柄で。
んでもってくっそマズい香りだけの酒つくってくる蔵が大っ嫌いなんですよね。
それでそこそこ売れちゃうのも問題あるけど。
そんな蔵とは全く違いますよ、ここのお酒は。
香る、甘酸っぱいといってもワンランクもツーランクも上。

僕はすごく好きです、姿
まあ袋吊りってこともあるんでしょうが、細部の質感が全然違いますよ。
まだまだ、もっともっと評価されていい蔵だと思うんですけどね。



本当に面白いもんで。
上手なお酒は香っても、マグロ刺しの後に飲んでも美味しいですよ。
僕も普段日本酒飲むときは刺身は白身中心だし、特に赤身のときなんかは香り系は嫌だけど。
びっくりするぐらいお酒が美味しい。
生臭さもたたないし、エレガントでチャーミングな甘みが引き立つ。
ちょっとびっくりしたね。
このお酒はおすすめですよ。


2日目も下がってないですね。
うっとりする柔らかさ、全般に漂う気品は袋吊りの威力が炸裂。
うるさくないけど、深く甘い果実香。
甘みと旨みがするりと気持ちよく。
これは良いね。
ぜひ!


すこーし残した3日目。
やらけー。
エアリーに蜜の甘みと雄町の旨み。
すばらし。




Tag:イチオシ 姿



もー欲望の赴くままにがんがん行きますよ。
仙禽の愛山、ラストヴィンテージの25BY。
2年熟成です。

ドメーヌ化ということで残念ながら愛山はなくなってしまいましたけど。
僕の中では仙禽といえば愛山か亀の尾なんですよねえ。
ホントに残念です。


麹米35、掛米50の純大です。
このシリーズは中取りと直汲みの2種展開でしたが、僕にしては珍しく中取りですね。
無濾過生、お米は兵庫県産の特等愛山です。



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生で2年なんでどうなっているか本当に読めないですね。
いただきましょう。

おや、立ち香はマスクメロンがほんのりと。
ベースはイソアミル系でしょうね。

おっとこれは美味しいですね。
やはりバナナ系、マスクメロンの含み香がふわりと優美に。
肌理の細かい滑らかな口当たり。
しっとり濃密に、エレガントな甘み、凝縮感。
2年熟成ですが十分に透明感があり、キュートな酸味も健在です。
ほんとにこの酸はすごいですね~とでも熟成とは思えない。
きらきらとイチゴやピーチなんかを想起させます。

後を引き継ぐ旨みも濃厚。
ミルキーで非常に練れたもの。
それがフルーツ感と渾然一体に。
そこにようやく僅かに熟成感、少し枯れたようなお米の旨みが顔をだします。
ほんのりナッティで、ここでようやく熟成酒かなという感じ。
生2年でも氷温ならこれくらい綺麗に熟成するもんですね。
冷やで飲むと全然クリアーですよ。
当然、火入れでもっと高精白で綺麗につくれば全然寝かせられるんだろうねえ。
ヒネとかそういったネガティブな感じは皆無といって良いかと。
あーでもぬる燗つけても旨そうな旨み有りますねえ。


とろりとしつつ、さらりと。
熟成酒らしいエレガントなタッチで滑るフィニッシュは、渾然一体。
きらきらとフルーツ感のある濃密な甘みかな。
乳酸、コハク酸、リンゴ酸がそれぞれたっぷりとフレッシュさも旨みも感じさせつつ。
余韻として枯れたお米の旨みが残る感じ。
フルボディですが、佇まいが美しいお酒ですね。


大変飲み応えがあり、面白いお酒です。
せんきんらしさも存分にありつつ、程よく寝かせのニュアンスが出てますね。
これで2年。これ以上行くと熟成酒って感じになっちゃうのかなあ。
最近の仙禽なんか特にクリアーなんで、1年ぐらいの寝かせだとすごい良いのかもしれません。
1年くらいなら全然大丈夫だと思う。




2日目。
あまいバナナの香り。
味わいたっぷりですね~。
昨日よりはっきりと熟成感があります。
らしいフルーティな甘酸っぱさを残しつつ、熟成の旨みがたっぷりと。
それでももとの綺麗さはうかがえます。
熟成酒ならではの楽しさがあるお酒に育ってくれました。


お燗。
おっと、ほっこりした香り。
これはうまーい!
ほっこりとした甘うまみとフルーティさのハーモニー。
それでも酸があってこの磨きなんでスルスル。
ほんのり枯れた風味もたまりませんね。
いやもったいないかもだけど、これ寝かせの分、燗つけてもいけるよ。
うまいわ。

ちょっと暑くなってきましたが夏のぬる燗っていいですよ。
(ぼくは熱燗がすきで、このお酒も熱めがいいとは思いますが)。
でもまあ熱めにつけて、冷めてくのを味わうのが普通だよね。
体に優しいし、逆に汗が引っ込むというかね。
暑いだけに冷やからのギャップで良さが出るっていうか。
飲食店なんかではぜひやってほしい提供方法だったりします。






Tag:仙禽


えーだいぶ暖かくなってきまして。
梅雨も近づいてきたのか雨が降ればむしむしと。
こうなると生粋の日本酒党の僕でもたまにはビールをとなります。
ただとりあえずビールじゃなくて〆のビール。
渋いでしょ(笑

今回は個人的定番のブリュードックを。
日本だと暑いときにキンキンのビールを、というのが一般的ですが。
特に欧州のクラフトビールはむしろガスも弱めですし、むしろ強く冷やすのは一般的でなかったりします。
まあこの辺は気候ですよね。
アジアのビールはしゃばしゃば水っぽくて極々飲めるタイプが多いですし。

まあ僕もアジア人なので、結局は夏に飲みやすい物が好みだったりします。
日本の大手ビールメーカーのものは本当の喉を通りませんが。

余談が長くなりました。
限定モノのシングルホップシリーズ、セッションIPAです。
IPA自体飲みやすいのですが、セッションIPAはさらに度数低め。
これ4.5%です、真夏なら本当に水がわりですね。
あとはこれシングルホップシリーズということで、アメリカのシムコーというホップの品種のみを使用しています。



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まーでこれヤバい。
圧倒的トロピカルフレ―ヴァ―。
マンゴーやシトラスの香りがはじけます。

セッションIPAらしい軽さながら、味わいは健在。
IPAらしい、ブリュードックらしい強烈な苦み。
それでも奥深いというか味わいのある苦みで、何というんでしょうトースティーでしたっけ?

例えば日本の大手ビールだと酸と苦みにうっとなるんでうが、クラフトビールは味わいか香りか行けてしまいます。
これなんかもガスなんか弱めで、グラスに注いで飛ばせば日本酒の直汲みなんかと変わらないレベルなんですよね。
とにかくフルーティで飲みやすいけど、強い苦み。
絶対好きな人多いと思います。




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長野の酒メッセは結局いかなかったくせに、バーショーに行ってきました。
ウイスキーをはじめとしたジンやブランデー、テキーラなどのハードリカー。
このビールや各種リキュールベースのカクテルなんかも飲み倒してきました。
特にウィスキーは長熟、限定、サンプルなんかをかなり飲めて、僕みたいな初心者としては良いイベントでしたね。
そのおかげでベロンベロンになってレマコム冷凍事変があったわけですけど。

特にその日は50度オーバーのウイスキーばっか飲んでたので。
合間に飲んだこれの軽さとマンゴーフレーヴァ―にはやられましたね。
くっそ暑い真夏の昼に飲みたいお酒です。
ただ今確保しとかないとなくなります。



まあたまには他のお酒もいいですね。
日本酒にないニュアンスがあったりして。
それこそマンゴーとか、シガ―とかそんな感じの。
こゆニュアンスを日本酒でも表現できるようになったらもっと面白くなるなあと思いました。




5.14レマコム冷凍事変、つづいての犠牲者がこちらのお酒です。


1月にやって絶賛したコレとセットだったんですね。
おそらくこれもガスがあったためか、少々漏れがあったようです。
幸いにして漏れがあったのは天明と月不見の2本だけでした。
1升瓶ガスありは絶対凍らせちゃだめよ。
4合瓶はできる子ですが。

えーっと先の藤ラベルは特別本醸造(磨き6割以下のアル添)でした。
こちらは本醸造(磨き7割以下のアル添)ですね。
お米は同じたかね錦。
レシピ2だから中取り、直汲み、無濾過生、おりがらみですね。
これはAUNさんの符丁です。



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栓がちょっと上がってたので、本来はあったであろうガスはだいぶ抜けておㇽと思われます。
それでも極々微量のガスが溶けていますね。
注げばぱちぱちと大ぶりの泡。
まあしかし相変わらず美味しい。

ふっくら、丸みのある柔らかなタッチですが、ひっかかりなくウルトラスムースにしゅぱっと駆け抜けます。
この清々しい捌けの良さ、さっくり。
採点競技なら満点のフィニッシュですね。

瑞々しさ、クリアーさと絶妙なバランスの甘さはやはりブドウの甘やかさ。
そこにうっすらと酸が溶けて、本当に気持ち良いですね。
旨み絶妙に寄り添います。
ちょっと甘じょっぱいような、そんな感じ。
オリの柔らかなミルキーさと、フレッシュな純米酒にあるようなシャキッと感が両方ある。
香りはふんわりとブドウ、イチゴ、マスカット。

あえて挙げるとすれば、少しドライなんです。
抜けたとはいえまだガスもありますし。
でまあ本醸造なんですこーしアルコール感があるかなあという感じ。
その分キレはスパッと音速ですね。

またわずかに渋み、細かいザラツキがあるんですが、それがブドウのニュアンスとジャストフィット。
心地よいタンニンっぽい感じ。
僅かに収斂性あるかなーくらいの。

限定品ということを差っ引いても素晴らしすぎるお酒です。
これ本醸造なんで税込2592円。
あまりいうと買いにくくなっちゃうからあれだけど、まあありえないですね。
ブドウ系(って勝手に僕が言ってるだけですが)が好きな人はたまらないと思います。




なお現杜氏の佐藤良一氏は御年76才。
76でよくこんなモダンな酒つくるよなあ。
大変失礼な話ではありますが、飲めるときに飲んでおきたいお酒だと思います。
新潟はね酒どころといいつつ現状大変ショボいんですよ。
その中にあって気を吐いているのが糸魚川勢なんですね。
謙信、根知男山、月不見の池……雪鶴も結構いいよ。
ちなみに雪鶴は全量袋しぼりという、ありえない蔵です。
本醸造だろうが純米だろうが袋搾り、アホかと(笑

つか糸井川には5蔵しかないけど。
加賀の井さんはごめんなさい、飲んだことないです。
本当に販売店も少ないですが、いいお酒ですよ月不見の池
ぜひぜひ。


2日目。
あーいいですねえ。
昨日よりガスあるかな。
甘み、やわらかさとドライ感のバランスが秀逸。
穏やかに香るフルーツの香り。
すばらしい。

3日目4日目くらいかな。
少し落ち着いてきました。
ふっくらとしたタッチは相変わらず。
枯れたようなお米の旨みが目立つようになり、これはこれでグッドですね。
それにしても口当たりも滑らかだし、フレッシュさも健在。
口開け後、味わいを維持できる強い酒質ですよね。
無名でも小さくてもこんあお酒が増えて、楽しめる環境があればいいなと思います。










Tag:月不見の池

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