そういえばサマームーン飲んだことないな。
最近は余程のことがなければ年に一銘柄一本となっております。
そうなるとあえて夏酒を、とはあまりならないんですよね。

というわけで鍋島です。
ことしはクラシックとか拡充して、荒走りや活性にごり系もなくなり。
少しこれまでとは変わってきているのかなという印象です。
その分本数として生は少し増やしたみたいですね。

ひさびさかなーと思ったら去年に風ラベルをやっていた。
サマームーンはその名の通り夏酒。
山田錦50なんですが、あえての吟醸。
加水も火入れもしているっぽいです(つまり生でも原酒でもない)。



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鍋島らしい、甘やかな立ち香。
いただきます。


あー普段の鍋島を薄くした感じ?

甘みは控えめ。
そこにやや高めの薄く鋭い酸。
それでもきつくはなく、柔らかでスムースです。
香りとしては、鍋島っぽいマスカットもありますが、酸がある分リンゴ?
いずれにしても含み香は極端に抑えめです。

夏酒ということでスムースに飲めるようにという設計でしょうが。
それでも鍋島らしく旨みの表現はできていると思います。
全般にきりっとして、フィニッシュなんてやや辛みで切らすような設計ですが。
底のところにはしっかり、仄かに甘いような旨いようなものは流れています。


正直、鍋島を飲む、というときにこれを選ぶ理由はないし。
もっと言えば夏はすっきりしたお酒!、というのも幻想だともうのですが。
さすがに造りはしっかりしているのではないでしょうか。
口当たりは柔らかく雑味も少ないし、酸の表現もいい、うっすらとある香りと甘み。
でも結構辛めですよ。
ピリリときます。
ビターではないけどわずかに爽やかな苦み渋みがあるかな?



しかし夏酒って意味ねーと思うんだよなあ。
いつものお酒を少し強めに冷やせばよくない?
濃い酒が売れないのは分かるけど、甘い酒が売れないってことはないと思うんだけどなあ?
同じ銘柄で、夏酒と定番のムロゲン置いてあったらどっち手に取るかね?
別にすっきりしたお酒が飲みたいときは、すっきりしたお酒を選ぶし。
濃醇なお酒が得意な蔵が無理して薄い酒つくる意味はないと思うのだけれど。
まあ酒に関しては自分はいささかヘビーユーザーすぎて一般の感覚と乖離しているのかもですが。



んん、ああでもさっぱりしつつ、だんだんと味も出てきましたね。
リンゴや白桃のような甘みがあっていいですね。
ほどよいドライ感というか刺激感が夏っぽいですよ!
甘さとミルキーな旨みもありつつさっぱりキリッと。
アタック感、飲み応えをどうとるかですが、これは杯が進んでしまいますね。
さすが鍋島です。


2日目くらい。
まあ上手くまとまっているかなあとおもいます。
柔かくて、ほんのり甘みと香り。
旨みもしっかりありつつ、良くも悪くも吟醸っぽさをわざと出してぴりっとキレ。
やっぱりあえてこれを買おうという気にはならないけど、少し飲む分にはいいかな。
きりっとしつつ、この柔らかさと熟れ感は秀逸かなあと思います。


7/4
何日目や?
淡く甘い果実香はリンゴ感がいつもより強いかな。
ピリリとした辛みと、わずかに渋み。
酸でキリッっと。
ミネラルがきらっと。
通常の鍋島にしたら薄いが甘みもちゃんとある。
これはこれでいいんでない?
通常の鍋島とは全く違う感じですがね。
でもとなるとわざわざこれを買う意味がないか?
出来は悪くないんだけどさ。
コレジャナイ感はあるかもしれん。








Tag:鍋島



おうちでは久々のいっぱく。
お店ではよく飲まされるんですが、最近はちょっとピンとこない感じ。

いいなあと思ったのは本当の初年度の酒未来。
あとは次の年の酒未来は家でやって正規の火入れは微妙でしたが、店でやった生は良かった。
その後も吟の精やら美郷錦やら飲んではいるんですけどね。


で、今回は愛山です。
磨き50、自社酵母、火入れのようです。


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お、良い感じの立ち香です。
いっぱくっぽい香りですね。
静かに瑞々しく、ミックスジュース。
バナナ、メロン、桃、洋ナシ。

んん~どうだろう、まあまあ?
滑らかな口当たりは、ぎゅっと密につまった感じですこしどろっとさえしているような。
ねっとりしたテクスチャー。
滑らかは滑らか、柔らかいですし。
味わい自体は均整の取れたシルエットというか。

ややバナナっぽいような含み香ですかね?
甘みは控えめ、酸もありますが生ではないので、取り立ててフレッシュというわけではないです。
控えめな上記に旨みが加わって甘じょっぱいような感じ。
旨みはすごくよく表現できているのではないか。
お米の“コク”が存分に。
ミルキー&ごくわずかにビター。

少し時間がたってくると柔らかさが際立ちます。
旨みの後は、ちょいアルコール感があってピリリとしつつ、するりとキレ。
味わいがあるんですが、フィニッシュでは少しドライに引いて、余韻に残る感じ。


全体に上品ですねえ。
旨口で、控えめな甘さはちょっと可憐な感じ?
すこし翳のある表情がそそる人にはそそるかな。
香りはやっぱこれバナナだけじゃないトコと静かな華やかさがいいですね。
質感は流石に値段なりの高級感あり。
ほんのりミネラリー、そして小ぶりな酸が流れを整える。
とろみがあるので、全般に気持ちよくするんっっと行く感じ。
五味の調和がとれたハイランクな旨口酒。


うん、まあ美味しいと思います。
愛山というととりあえずブリブリ系、な蔵がおおいですがここはちょっと一線を画しますね。
愛山らしいコクを出していると思います。
そもそも剣菱もそこをかって使ってたわけだし。
この旨みをそのままに、もっと甘酸のきらきらがはいったら十四代なんだけどね。
ああ、でもぽっちゃぽいな。

良この蔵は目指す大事にする味わいのほうに行ってるなあ。
その意味では流行りに乗っている蔵よりは一歩先に行っていると思います。
温度を変えたり、ゆっくり味わうお酒かな。
まあでも値段考えたらちょっと残念な気も。




2日目。
やはり冷やしすぎは厳禁ですね。
きょうは程よく瑞々しい。
落ち着きある旨み。
あまみが少し出てきたかな?
熟れた果実味がいいですね。
なかなか。


5日目くらい?
おやだいぶ熟れ熟れになってきてこれは良い感じですね。
ちょっと苦みもでてますけど。
綺麗なんですけど熟れ熟れミックスフルーツな香りが穏やかに。



1週間目くらい?
あれ?あれあれ??
なんだこれ、すげー良くなってきてね?
とろっと甘みが出てきて、少し高い酸がキラキラ。
やや落ち着きある熟れた香味でまとまりある一体感。
口開けより断然こっちだね。
しかし意外と気難しいお酒だね~(笑



Tag:一白水成


ことしは新潟のお酒が多くなっています。

村上市、大洋盛の大洋酒造さん。
まあ村上というと〆張鶴なんですが、ここも大きい蔵です。
5代目社長(今の社長は8代目)が隣町で現役村長してるくらい。
新潟でぽんしゅ館に行ったときにちょっと気になっていたんですよね。
その時は味わいはすっきりめ淡麗系でダメでしたが、メロン系の香りの出方は良かった。
今っぽい造りのお酒があれば、と思っていたところでこのお酒です。

いちおう新ブランドっぽいです。
どの程度展開する気なのか定かではありませんが。
蔵人栽培米の越淡麗57を新潟吟醸酵母G74で。
新潟も県の指導なのか最近、57%が多いね。
長野の59みたいな感じ。



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香りはしますが綺麗に香る感じではないですね。
バナナ系マスクメロンに、酸が少しあって、ちょっとノイズが入るような感じ。


うーん、味わいもそんな感じ。
口当たりの軽さ、柔らかさ。
あとはすっとキレの良いフィニッシュ感は良いです。

ぎゅっと粒子が詰まったような口当たりは、少しざらつく。
甘みは控えめですが、香りの分やや拡張される。
そこに酸、そして渋み。

んん、何だろうな。
甘酸渋が混ざったすごく嫌な感じの味が、後半から余韻にかけて舌に残るんですよね。
ダメだこりゃ、何とも奇怪な味わい。
やっぱり古臭さが入っちゃっているような感じなのかなあ。
酒度-6に酸度1.8か。

んーダメっすね。
ちょっと他で修業してこないとどうにもならないんじゃないの?
たぶん丁寧は造りはしていると思うんだけど。
それかもうちょっと色々な日本酒飲んだら、蔵元さん?


Tag:大洋盛


今年もっとも面白かったお酒、あべ
そのチャレンジ商品です。

VEGAとSPICAの2種。
VEGAは低アル。
SPICAはドライなライスワインらしいですよ。
でも星シリーズはいいね、星座シリーズとかもアリだな。
そうなってくるとなんかボトラーズのウイスキーみたい。

詳細スペックは不明です。
こっちも十分低アルな14度。
地元の柏崎でつくったお米みたいです。
精白歩合は五百万石55と越淡麗47と書いてあります。
ブレンド比率はわかりませんが、普通に考えれば越淡麗が掛米か?
酸度2.8。
推奨シーン(マリアージュ)として洋食、フルーツとなっています。
フルーツをあてに日本酒、というの実は僕も好きだったりしますが。
蔵が積極的に推奨しているお酒というのは珍しいですね。



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ライスワイン、にゃーんて言うくらいだぁからワイングラスで。

おっといい感じの立ち香ですね。
新政系統です。
酸があって白ブドウ系。
あーでもそれだけじゃなくて赤いブドウのニュアンスもありますね。
またうっすらと瑞々しいフルーツの甘やかさがあります。


おーあー、なるほど。
面白いね、この蔵は本当に。

薄いガラス、透き通った透明感。
味幅は控えめでスリム、そして確かにドライ。
繊細なタイプですね。

角の取れた口当たりから、うすーく瑞々しい甘み。
酸は確かに強いがトゲトゲシイものではなくて、また旨みに繋がる。
奥に極めて控えめにお米の旨みもありつつ、本当にワイン的なニュアンス。
酸は白っぽいんですが、ニュアンスとしては白より赤もあるんですよね。
品種の違いとかは詳しくないからわからないけど。
自然な流れ、軽やかにふわりと、そしてさっぱりと消えゆくのと同時に、仄かな甘い芳香、そして適度な渋みとミネラル感がまさにタンニン。
ここは通常のあべとも通じる部分があるのかなあ。
余韻として残るのは本当にワインらしいような酸とタンニンぽさに、極わずかな甘い風味。


本当にワインぽいんですけど、日本酒らしい味わいもある。
そして普通に美味い。
美しいお酒。

ワイン酵母のお酒もいくつか飲んだこともあります。
それよりは甘酸っぱ!!って感じじゃないですね。
それよかスムース&ドライに、品よく仕上げています。
それでも味もあるし、香りもある。
香りは赤、いや少しフローラルなのかな。
そう感じるだけでしょうが、ちょっとウッディさもあるかなあ。

んーこれは売れるわい。
完成度高し。
日本酒だめーワインすきーって人もいけるし。
ワインだめー日本酒すきーって人もいける。
料理人は店に置いたら面白いと思うんじゃないの?
とにかくふつーに旨い。
コレ、ワインに詳しい人が飲んだらどうなるんだろうね。
もう少しワインの勉強もしなきゃだめだね。





ここで、先日の直汲みを残しておいたものと比較。
あっれぇ??


               , -――- 、
              /       ヽ
              | ノ  ー    |   これってあんまり変わんなくねぇ?
              |(・) (・)   |
              |  (      |
              ヽ O    人
               >ー-― ´   ̄ ̄\
  ⊂ニニ ̄ ̄ ̄ヽ  /              |
     くメ) _ノ  |  |  |        |   |
       (/  |  | /  |        |   |
          |  |/  /|        |   |
          |  ト  / |        |   |
          ヽ__/ |        |   |


苦みはかなりなくなっていますね。
いやなくなっているというより、今回のSPICAに通じる渋み、タンニンっぽさとして感じます。
違うのはより甘やかで、はっきりとトロピカルな風味でしょうか。
あとクリアーさでは劣るけど、滑らかだね。
うっすらおりが絡んでいる、というのもあるし。
でもそれでもきれいだな。
はっきり鮮やか、爽やかな酸もあって、味わいはかなり近いですね。
あーこれが目指す酒質なのか。

ワインっぽくライトにしただけで、本質は変わらんやん。
ワインver.も好きだけど、やっぱ俺はオリジナルがいいな。
ああ~この蔵はちょっと大成するかもしれません。
少なくともオリジナルな路線で一旗あげることは間違いないでしょう。
面白いお酒、蔵ですね。
応援させていただきます。
頑張ってください。




2日目。
今日はちょっとマスクメロンとかバナナなニュアンスを昨日よりも感じる。
これを昨日は赤っぽく感じてたのかな。
味わいはどうだろう、渋みが少し強く感じるかなあ。
酸もすこしエッジィ(そんな言い方あるのか?w)になってきて。
より白ワインぽい感じはあるかなあ。
それでも香りの甘さと、軽い飲みごこちは好印象。

渋みは苦みと言い換えてもいいと思いますけれども。
スモーキーでちょっとシガーっぽいような?
やっぱあくまでドライですよね。
舌に残る細かいザラツキ、他でないような面白い感じだよね。
これが設計なのか、意図せずしてこうなっちゃうのかはわからない。
蔵元さんに聞いてみたいけどね。
ただアリな感じではあるんだよね。

料理、何だろう。
まあなんでも合いそうな感じですが、肉、野菜、フルーツ、ううん。
ちょっとシッカリめのソースな白身魚のカルパッチョとか?
バルサミコにニンニクとかあわせたソースなんかいかがでしょう?
でもほんとに赤っぽいニュアンスもあるんよねえ。







Tag:あべ


秀鳳は去年、出羽燦々33がすごく良くておすすめさせていただきました。
このブログでも比較的反響の大きなお酒だったと思います。
やっぱり良いお酒は皆さん敏感にチェックされてますね。

というわけで今年も1本。
雄町50の直汲みを選びました。
酵母は山形酵母だったと思います。

しかしね~この蔵は安すぎるんだよ、もっと儲けていいんですよ。
雄町50の直汲みだったら普通はもう1000円高いんですけどね。


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ああ~これは外さないでしょうね。
マスカット系の立ち香。

含むと、ボトルバリエーションもあるのでしょうが、ガス感が極わずかなのが残念かな。
それでもちゃんとありますよ。
そしてこの甘みの広がりの綺麗なこと、甘み自体は濃いんですけどね。
酸と旨みがきれいに溶けて、最高のジューシーさです。
やわらかく、とろっと、フルーティ。

またフィニッシュがいい。
大きくまるく広がった甘みがするんと収束していく流れそのままにすっと消えるフィニッシュ。
全然辛くないし、むしろ甘くボリューミーな味わいなのに、すっと爽やかに切れるような。
タッチも柔らかくてうっとりします。
だいぶ良いとこだけ詰めてるんじゃなあいかなあ、荒責かなりカットしてるんでないの?


とりあえず美味いっす。
文句なし。





2日目。

きのうの感想がいささか雑すぎひん?と自分でも思いましてね……。
今日もまじめに利いてみようと思ったんですけどね……。

単純にうまい。
ガスは残念ながらほぼ無い。
今日はマスカットに加えちょっとリンゴやパインっぽいようなニュアンスも出ていて、よりフレッシュな印象。
含み香は昨日から変わらずかなり強め。
酸度以上にフレッシュですね、酸が高いというわけもなく、綺麗に混ざっているんだけど。
ド派手ともいえるような華やか甘みですが、ちゃんとエレガント。
ちゃんと細部の質感までt焦点があっていて、解像度高めみたいな?

そして、ちょっとミルキーで良い意味で穀物っぽい旨みが寄り添い、そしてすぱらしい抜け感のジューシーさ。
口どけ最強。
それでいて極わずかに清涼感を感じるようなすっと爽やかなニュアンス。
ちょっとハーブぽいようなね。
これがもっと強く出てキツイ蔵が多いんだけど、いい塩梅ですよねこの蔵は。

やっぱりね、秀鳳はいいですよ。
お気に入り銘柄ですね。
例えば最近の中でいえば百春なんかは近いですよ。
ちょっとこっちのほうがフルーティーかなあ。
百春はスイートというか良い意味で田舎くさいというか(笑
いずれにせよ、僕にとってはこの辺のお酒の味わいが、今の“美味しい日本酒”のメインストリームだと思っています。
まあいろんな美味しさがあるのが日本酒の良いところなんですけどね。
逆にこれくらいだと、火入れで少しタイトなボディラインにしたほうが好きな人いるのかもな。
どっかの居酒屋で飲む機会があったら、火入れ飲んでみよう。


3日目。
ああ、最高にチャーミングですね。
可愛らしく可憐な甘みとフルーツ感。
とろっと、くどくなくちゃんと透明感もあって。
んでもってこの口どけです。
んんー率直に言って、而今とか飲みたいけどなかなか買えんわって人は秀鳳とかええんちゃうの?
それくらい良いよ、このお酒は。


5日目くらいかな?
まだまだ美味しい。
ちょっと苦みは出てきたかなという感じ。
それでもマスカット、イチゴ、桃といったようなフルーティな香り。
さっぱりとフレッシュな甘み。
いやあ良いですよ。






Tag:イチオシ 秀鳳



加茂錦です。
新潟の比較的小さな蔵ではなかったかと思います。

若手が中心となって造った、特約店向けシリーズというありきたりな話。
たしか去年からだったかな。
だいぶ営業に力を入れたようで、今年から見かける機会も多くなってきました。
でも新潟もやっとここーゆうの増えてきましたよね。
おせえんだよ。

既に色々バリエーションがあるようですが、一番スタンダードっぽいのになりました。
磨き50の火入れ、中汲み。
麹米に山田錦、掛米に五百万石。
酵母は1801と1401のブレンドみたいです。


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どれどれ。
立ち香は控えめで、カプエチというよりイソアミル系ですね。


含みましょう。
比較的はっきりとした、チャーミングな甘みです。
重さとしてはミディアムで、酸はやや控えめながら、火入れ酒としては十分フレッシュな印象。
旨みは程よく、ミルキーさと、五百万石っぽいようなビターさも少し。
甘みとの調和をみせます。
フィニッシュは基本はすっとスムースです。
僅かに苦み、アルコール感がある、余韻として淡い甘さとともに残るようなところがありますね。


うーーーん、まあ普通?
火入れにしては、とろりと、かなりはっきりと甘いタイプ。
甘みは黄桃とかそんなイメージかなあ。
香りは特別フルーティなタイプではなく、控えめにメロンやフローラルな感じ。
タッチとしては柔らかく上品、その辺は流石に50の中汲み。
やや苦み、辛み、アルコール感が僅かに気にかかりますが、許容範囲ですよ。

すっきり、食中酒なんて言っておるようですが、それにしては存在感あります。
甘みも旨みもリッチなエキス感で、比較的しっかり出ているタイプです。
それでも均整が取れたボディラインは火入れだからかなあ。
極わずかにぴりっと来るのをのぞけば捌けも極めて良好。
十分、美味しいといえるお酒だと思います。


ところが悪くはないけど、なにかこう個性がないんですよね。
特別光るところもないんです、優等生。
安いし、たとえばお店で出されて不満とかは感じないと思う。
もうちょっと特徴が欲しい気もするけど、それが何かといわれると困るという。
来年に、あー加茂錦の荷札酒のむか!!てなるかというとちょっと??
いやほんとに出来は悪くないんですけどね。
いやー全然楽しめるんだけどな。
冷やせばくっそ暑い今日でも飲みやすいし、温度が上がればはっきりした甘さが出てきます。
じゃあどうすりゃいいのっていうと困る。
難しい、また明日。



Tag:加茂錦



2本目ですね、赤武
なんかのついでに、ふとジャケ買いしてました。
夏酒として、うすにごりを飲みたい気分だったんですかね。
お手並み拝見。

吟ぎんが60の純米。
一回火入れなんだ。
まあ夏だしね。


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うっすら、粗めのおり。
撹拌していきます。
立ち香は比較的香りますね。


あーなかなか。
つかやっぱ造りが上手なんだろうねえ大したもんだ。

ほわほわの柔らかーいタッチ。
エアリーで羽根のようという形容詞がぴったり。
ワントーン抑え目の甘みが、清涼感をもってすーっと伸びます。
そこにフレッシュな柑橘様の酸が絡んで爽やか。
香りはほんのりメロンやマスカット系なのかなあ、柑橘っぽさもあってこれまた爽やか。

旨みもまたしっかり出ていますが、全体のラインを損なわない程度。
おりがらみではなくて、うすにごりって感じ。
オリのミルキーさと、シャキッと感のバランス。
フィニッシュまですっと綺麗に流れていくんですが、そのあとを少し遅れて追いかけるように旨みがこだまするイメージ。
やや苦みがあるかなあ、まあ夏酒だしこれおアクセントかね。
吟ぎんがとかどうも苦いイメージがあるんだよな。


あったたまってくると、少し崩れてくるので、だんぜん強めに冷やして。
けっこう甘みがあって、そのぶん苦みも出てくるので。
夏酒が好きかどうかというもんだいはありますが、よくできていると思います。
あえてうすにごりで、甘みをちゃんとだしているとこなんかも絶妙ですよね。
それでもちゃんと爽やかなので、この柔らかいタッチは素晴らしい。

えだまめ、ひややっこなんかと。
冷ややっこはミョウガのせてね。

設計も造りもセンスを感じます。
天才ではないかもしれませんが間違いなく秀才ではあると思います。
今後が楽しみな醸造家。




2日目。
おや、今日は少し濃い目に甘みが出ていますね。
おススメの通り、氷をひとつ、ぽちゃんと。
ああ~いいですね。
すっきり飲めるけど、ちゃんとエキス感が感じられる。
柔かいけど、爽やかな香り、爽やかなキレ感。
十分おススメできるお酒だと思います。





Tag:赤武


百春です。
去年飲んだヤツがアタリで、今期も1本くらいはと思っていたので。

美濃錦の特別純米を選びました。
磨きは60、直汲みです。
ラベルがこの蔵にしては異色なのは何かあるんでしょうか?



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ほどよくフルーティな立ち香。
これは今年も期待できるか。

良いですね、良いですよ。
細かいガスは、少し控えめかな?
フルーティ&フローラルで好ましい香り。
やや爽やかなフローラルさで、マスカットに柑橘、濃厚なバニラっぽさもあるかな?
カプエチとも違うような気もしますが何でしょうねこの香り。
ベースはイソアミルがあるような気がするんですけどね。
サツマイモってたまに言われるんですが、わかりますねそれは。
香り、味わいの複雑性はありますよ。
すこし土臭いような、田舎くささ。


そしてぐっと濃厚な甘みがたちますが、ところがこれがエレガントなんですよねえ。
旨みも並行して出ているので、ややグラマラスなんですが、上品な立ち上がり。
甘み、酸と素晴らしい一体感。
気持ちのよいラムネのような酸の流れを感じるころには、ガスに乗って素晴らしい口どけでさくっとフィニッシュ。

ああ~これはうめえ。
相変わらず最高だな。
バニラ、あとはマスカットとオレンジのようなニュアンスもあるかなあ。
カスが細かくて、少し弱めなので、よりエレガントな印象が強いでしょうか。
酸も綺麗に出ています。

まあ細かいことは良いでしょう。
とにかくこの甘みの佇まい、シルエットと、抜群の口どけの良さ。
これに尽きる。

とりあえず百春の直汲みは飲んでおきなさいって。
あんまり人気出るのも困りものだけど。
ぼくと好みが近いと思う人には、必ず飲んでおいて損はしないお酒。


3日目。
みっかできれーに一升のみきりました。
ふだんは多少前後があっても1日2合ということになっております。
やっぱりお酒の進み具合というのは素直なもんですよ。
美味しいの質や形に差はあれど、本当に良いですよ。
どうせならもすこしフルーティな方がいいといえばいいかなあ。
ほんとにちょっといもっぽさがあるんですよ。
でも女の子もね、すこし地味めの子が好きだし。
色白すっぴん黒髪ちょいぽちゃみたいなね。
それでもこのはっきりとした甘みに、何といっても口どけが抜群すぎる。
ぜひ。
ぜひぜひ。



Tag:イチオシ 百春




久々に我が家にワイングラスが来ました。


半年前ぐらい、一年ぐらい前かな?
何客かもってたんですが連続して割ってしまいまして。
それ以来なかったんですよね。

いろいろ候補はあったんですが。
やっぱり俺ってセンスあるやろ( ・´ー・`)どやっとしたかったので、作家モノで目をつけてた中から選びました。



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有永浩太 / bubble wine glass


石川県の能登島で制作を行う有永浩太さん。
ピンブロウという手法で、吹きガラスの一種なのかな?
吹かないで水蒸気を使って膨らます手法を使ったbubbleシリーズのワイングラスです。

比較的おおぶりなボウル、立ち姿です。
これはわざとなんでしょうが、ボウル部分が微妙に斜めに傾いているというか歪んでいるというか。
それがまさに“bubble”なんですよね~。
絶妙なシズル感といか、どこかユーモラスにも見えます。
脚、台座のところは少しぽてっとした感じでかわいらしい。
いろんな角度から眺めて楽しめる作品。
また持つと見た目以上にすっごく軽やかです。
しかし立ち香の感じ方という意味では、明らかに威力を発揮しますねワイングラスは。
味わいの面でも結構違うんだよな。



まあ矛盾しますが、ワイングラスに関していえば機能面から選んでいいのかと思います。
日本酒を飲むのに一脚もつなら、リーデルのヴィノムシリーズの大吟醸で良いですよ。
ワイングラスタイプも、コップタイプのオーも昔もっていましたが良いです。
品質的にもですし、機能的にもさすがによくできてるなと思います。

もっと突っ込んで、というなら2客持つのがおすすめ。
ボルドータイプ(兼白ワイン用)とブルゴーニュタイプ。
まあいろいろ細分化したらキリ無いし、とりあえずこれで。
ボルドーがいわゆる普通のワイングラス。ブルゴーニュは大ぶりのグラス。
今回の有永さんのワイングラスはどっちかといえばブルゴーニュタイプですね。
あと細かいデザインとか、価格とかは好きに選んで。
ピンキリだしね。
でも本当にグラスの形状で風味の感じ方も変わるんですよ。




僕の好みで、おすすめを2脚。
まずはローゼンタール スタジオライン TAC02 ホワイトワイン。
ああ、画像はめんどくさいので各自調べてくれ。
その名の通り白ワイン用で、かつ形状はちょっと特徴的。
ん?と思うかもしれませんが、日本酒に関していえば結構汎用性があってバランスがいいです。
サイズは大ぶりですが、エレガントな立ち姿が最高です(デザイン重視)。
少なめに注ぐと、すっと口の中に爽やかに入ってくれます。
一応これが白兼ボルドー用想定なんですが、まあ普通はこっち用としてリーデルヴィノム大吟醸を使ってください。


ブルゴーニュは何でもいいんだけど(笑
使用頻度が少ないんですよ、香りも味も引き出そうって時に使うのがこっちなんで。
なんでもいいなら別だけど、酒質にあわせて真剣に選ぶならね。
ああでこっちは、ツヴィーゼル1872のエノテカ、ボージョレ。
1872はツヴィーゼルのハンドメイドライン。
リーデルのソムリエシリーズなんかに比べると安いです。
造りはすっごく薄手でちゃんと高級感ありますよ。
当然ブルゴーニュもあるんですが、あえてボージョレなのは形は似てるけどそっちの方がラインが好みだから。
でも白のモンラッシェタイプもカバーできそうだしおススメですよ。

上記2脚は自分でもそのうち買い直すと思います。
でもしばらくはこれでいいかな。









あけたいときは欲望に逆らわずあけましょう。
秋田県から天の戸です。
ほんとに秋田は日本酒天国ですなあ。

そして今季初の夏酒です。
特別惹かれることはないですが、年に1、2本くらいは飲むようにしています。
まあ美味しけりゃ何でもよいですよ。


蔵の敷地内に湧き出る“琵琶沼寒泉”をイメージしたお酒だそう。
地元産特別栽培の美山錦55を協会10号で。

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ほんのりと生酒っぽい甘い香りが。
いただきます。


ううーん。
結構あまみがあります。
例の古い日本酒にありがちな、もったりしたニュアンスの甘み。
それ以外のバランス感は好きだけど、それに尽きるかな。

程よい酸ときらりと光るミネラル感。
その辺のバランスはすごく良くて気持ちいい。
香りは吟醸香という感じではなく、ほんのり甘い香りが漂う程度。
フィニッシュもすーっと流れる感じでいいんですけどね。
メンソールとかハーブ、アルコールまでは感じない清涼感で良いですよ。
穏やかな渋みがあるかな。



例のごとく淡麗、とかすっきりなんて書いてある酒屋が多いですが。
結構しっかり甘いですよ。
酸との絡まりかた、初夏の日光に光る水面のようなきらめき。
あーだいぶ良くなってきた?
いや、やっぱり旨みのニュアンスがね。
ちょっと古いんですよねえ。
おしい!!!
厳しめ採点ですが、これはこれで全然ありですよ。
たとえばお店なんかで飲んだら印象変わると思う。
お刺身なんかとあわせてみると、この旨みも悪くないかなと思う。
全体の流れとして透明感や輪郭があるだけに、甘みが魅力的に見えてくるような。
フィニッシュも美しいですし、程よい渋みやミネラル感がいいですね。






Tag:天の戸

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