淡路島から都美人です、初登場。

淡路島、いいとこですよねえ。
洲本に1泊したことがあるんですが、堤防でイカ釣りしてた人が楽しそうだった。
堤防に釣り上げた時にビシャっと墨を吐くんですね。
岩屋のあたりもよかったしジェノバラインで明石海峡大橋の下をくぐるのも楽しかった。



山田錦60の無濾過生原酒です。
酵母は協会7号。
がっつり半年寝ているので、その辺がどうなっているでしょうか。



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色がかなりついてるね、スワリングしただけでとろっとした感じが手に取るように。
香りはパイナップルっぽいような酸に、ミルキーさ、少し枯れた感じ。
最近の中でいえば花巴や舞美人などが近いでしょうか。


ふむふむふむ。
山廃らしさもあるけど、綺麗な山廃ですね。


つるりとした口当たりで、クリアーな印象です。
味わいはどうだろう。
酸が美しい、酸基調の流れです。
甘みは少ないですが、香りがサポートしてくれますね。
独特の乳酸ぽいようなコク。
そしてやや枯れた雰囲気の旨みのコク。
綺麗な流れを損なわずにそのまま流れます。
ややドライかつパワフルなフィニッシュ後、余韻のところで枯れた風味がぶわっと広がるのは熟成でしょうね。



個人的にはもっと甘いのが好きだけど、十分美味しい。
酸度2.5とは思えないな、もちろん得るけどそこまでキツくは感じさせない。
柔かくてきれいです。

いい具合に育っている途上かね。
ほんのりミルキーな甘み&フルーティなニュアンスもありジューシーです。
パワーのある旨みは熟成とともに、やや枯れた雰囲気ですね。

やっぱり関西系の味わいだと思う。
バランスはよく、造りは上手だと思います。



あーかなり良くなってきましたね。
甘みが出てきて、五味と調和、蕩けるよう。
フルーティさと、独特の苦みはこの系統のお酒によくあるものでアクセントですね。
熟感もあるけど、少し抜けていい塩梅。
これはよくでてきて、かつ良く育った山廃ムロゲンです。
最後すっと酸が爽やかにしめつつも、余韻はビターな旨みのニュアンスが。
常温くらいのほうが良いか?
エレガントでもありパワフルでもある。
そんなお酒。
いいよ、なかなか。




お燗。
お燗はやっぱりガッツリ熱めから。
うお、なんだこのクリームみたいな香りは。
うーん濃厚。
ビビッドな酸が爽やかなんだけど、クリームのようなニュアンスの優しい甘み。
旨みはミルキー&ドライ。
いいですねえ。
冷めてくると酸が存在感を増し、フルーティさが高まります。
これも良し!
でもやはり最後の部分の熟感が出るので、熱めがいいかなあ。




4日目くらい?
イソアミルが目立つようになってきましたね。
トロピカルなニュアンス。
クリアーさとミルキーさ。
甘やかさ、でもパワフルも。
山廃感はありますが、これ良いお酒ですよ。











Tag:都美人


足が痛い気がするのと、天気が悪いのとでご無沙汰だった登山。
ようやく晴れたということで、本当は行きたくない休日ですが行ってきました。

今回はリハビリということで、また初級者向けの低山から。
棒ノ折山(棒ノ嶺)、969メートルです。
棒ノ折山といえば沢登りですね。


マップとかはこちら、西武鉄道のWEBサイトで。
西武池袋線の飯能駅起点、バスですね。
行程9キロ、コースタイムは片道2時間半かからないくらいみたいです。







まずバスが激込み。
ぎゅうぎゅうで次のバス待ちの人も。
後ろの方で気づかなかったけど、到着間際にガキが車内で吐いたり阿鼻叫喚だったようです。

バスで40分、さわらびの湯、または川俣名栗湖入り口というバス停で下車。
さわらびの湯からのほうが近いですが、寄らないバスのほうが本数は多いのかな?

8時50分スタート。
まずはアスファルトの道を歩いていきます。
少し歩くと有間ダムに。
ダムの上を歩いて渡ります。
峠があるからかバイクあり、車あり、ロードバイクあり。
ダムを渡ってさらに少し進むと登山道入り口。
ここまでで20分くらい。




登山道に入って少し登ると、すぐに沢登りが始まります。
まーここも混んでてやっぱり休日は登山なんて来るもんじゃねえなあと。
団体とかはっ倒したくなりますよね。
途中鎖場があるんですが、ノロノロ登ってるジジババがいてね。
その後ろについてるクソデブ山ガールも下手くそだからさらに大渋滞。
沢で濡れたくないのか足取りもおぼつかないしさあ。
何のためにゴアテックスの靴に防水スプレーぶっかけてきてるんだよお前ら。
僕も初心者なんであまり言えないですけどね。
このレベルでモタモタ、道も譲れない、パスもできないやつが来るなよという。


というわけで登りはジャバジャバちょい強引に沢を突っ切って急ぎ足で邪魔な奴をパス。
沢は下りで楽しむこととしました。
10時過ぎかなあ、沢ゾーンが終わったところで休憩。
ここから後半は、しっかり登らせてくれます。
久々なのでひーひー言いながら頂上へ。
11時着だったので2時間ちょい。
頂上は広め、眺望もよし。


早めに、サクサクくだって人が少なくなっているであろう沢を目指します。
途中、お前まだこんなとこにいるのか……と渋滞の時にいた女やらジジババ。









順不同でだいたいこんな感じ。
こうやって見ると結構ちゃんと沢ですね。
最後の写真が渋滞ゾーン。

いやとにかく人が多いんですよ。
コンバースで登ってくるバカ、それも大学生ならわかるけど主婦風もいるくらい。
ただ帰りは流石に人も少ないんで、早めに下ってくればのんびり遊べます。
沢じゃないルートで下る人もいるのかな。
やや逆光だけどちょうど日が差して綺麗に写真撮れてるね。


下りは写真パシャパシャした時間も含めて2時間かかんないくらいでおりてきました。
13時すぎには麓のバス停地点へ。

さわらびの湯という温泉施設があるのでひとっぷろ浴びて帰るのですが。
これまたショボい。
ショボいうえに高校生の団体なんか受け入れてるもんだから激込み。
シルバーウィークの日曜にクソショボ施設のくせにガキの団体なんか受け入れて何がしたいんだよ。
温泉もほんとに温泉か?って感じのお湯で何から何までショボい。
帰ってきてググったらやはり皆さん想うことは同じなようで。
この手の施設にしては珍しく評判の悪いこと。
唯一のウリは物産コーナーでやたらヤマノススメグッズが充実してることくらいだよ(笑)








だいぶ毒を吐いてしまいましたが、混んでいることをのぞけば良い山です。
沢は楽しいし、登らせるところはちゃんと登らせてくれます。
眺望も良いしね。
ぜひ平日に行ってください。

個人的には久々で少し不安でしたが、特に問題はなく。
脚もとりあえずは大丈夫だったし。
そういえば今回はサポートタイツなしで登ったんだけれど。
サポートタイツがいかに無意味なものか知りました。
大差ねえよ、買う必要なし。





以下余談(いや本題か?)。
飯能駅に戻って、天覧山でも登ろうと思ったけど流石にだるいので。
酒屋さんに行きました。




丸屋酒店さん。
飯能駅から歩いて10分かからないくらい。
棒ノ折山からなら、本町というバス停でおりれば目の前です。

名門酒会系かな?
そこそこ揃ってます。
酒屋さんとしてはおっきくて、そのほかの酒類や食料品もある。

飯能といえば天覧山の五十嵐酒造さんで、今は五十嵐のほうが有名だけど。
ちゃんと五十嵐もありましたし、喜八郎というややハイグレードなシリーズも。
風土記というこのお店と五十嵐酒造さんのオリジナルコラボ商品があってそれを買ってきました。
看板商品のはずなのになぜか常温保存だったのは???だけど。














而今で。
ほんとはもう少し寝かせる予定でしたが、気分が乗ったので。

雄町なんですが、今年は生も飲んでいます。
今回は火入れ。
先日吉川山田錦と東条山田錦の飲み比べもしてきました、店で。
同じ50ですし、その辺とも比べられたらいいな、自分の中でだけど。


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いただきます。

いいね。
ちょっと綺麗めかな。
山田2本と比べてもね。

甘みは小ぶりで可愛らしい。
而今らしい含み香も、生に比べればスイっと少し淡めに香る。
そしてばしっとミネラル感。
気持ちいいね~このミネラル感は。
かちっと、気持ちの良い粒立ちというか。
而今の火入れはちょいガス残ってたりするけど、まさにそんな感じはある。
瑞々しさ、フルーツなフレ―ヴァ―が控えめに。

さくっとキレます。
やや切れ味鋭め。
ちょっと辛いくらい、ここまで鋭いのはあまり経験がないな而今では。
でも苦くならない絶妙なバランスですね。
山田2種ははじめシロップぽく甘くて、あとからミネラル感出てきたんだけどな。
まあお店とお家は違いますし。

あえていえば、ちょっと甘みが引っ込みすぎかなあ。
もともとか、少し寝かせたせいか。
控えめだけど、蜜っぽくはある。
もっと甘めの而今を知っているから物足りないのかなあ。
まだ口開け直後だからこれから出てくる可能性もあるけれど。
そのぶんするっとは飲める。
綺麗ですね、酸もちょうどいい。
ふにゃっと柔らかさもあるけど、その輪郭をシャキッと整えてる。


うーん。
やっぱりにているのは仙介の純大。
ぶっちゃけ火入れなら、仙介の生のほうが良いべ。
いや而今はやっぱり好きだし美味いんだけどね。



2日目。
うん、昨日より良いくらい。
安定の而今臭に、ややスッキリめの甘酸。
香りとのハーモニーがまたよし。
そして鮮烈なミネラルの輝きでスパッと。
而今はどれ飲んでも而今の味わいにきちっとなっているのがいいね。
さすがです。


3日目。
熟れたメロンの風味が強く。
甘みは維持できていますね。
それでもホロリとした口どけのミネラル感はまだまだ。
クリアーで優美な酸の流れがうっとりさせつつも、すぱっと切らします。
これぞ音速のキレ。
キレがいい=辛いではなくて、ちゃんと甘く香りもある。
でもキレ感はこれまで飲んできた而今の中でも強いなあ。


生は、こまけぇこたぁいいんだよ!!的にガブガブ行くのがいいけど。
味もはっきりしてるし。
火入れは上品繊細かなあやっぱり。
温度もすこし室温になれたくらいのやや冷えくらいがいい。
あとはワイングラス。
しかしフルーティなんだけど、穀物的深みがあるのがいいなあ。














Tag:而今


愛媛のお酒ですね。
初雪盃です。
3年くらい前に松山にいったとき酒屋でみたな~。

福井産五百万石55の純吟。
直汲み生原酒の23BY、がっつり熟成酒です。
入荷は今月で、蔵元からの再入荷分だった模様。



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そんなに色ついてないけどね。
頂きましょう。

比較的香りますね。
パイン、フローラル、バニラ、柑橘。
さらっと上品なお菓子のような甘み。
ほんのり酸も入ってまだフレッシュさも感じるくらい。
とろっとしつつ透明感もありますよ。

熟成酒らしい質の高い甘みが伸びること伸びること。
ここから熟成感が出てきます。
ナッティな感じがありますね。
でも飲んでいてうえっって感じはそんなにしないかな。
少し枯れたような風味とともに表に出る瞬間はある。
程よく練れた旨みは、甘みと一体となって広がります。
フィニッシュはとろっと、比較的スムース。
少しじわっとドライなタッチが残るかね。

なるほど。
熟成酒なので、その風味がところどころ顔を出すのは嫌な人もいると思うけど。
このお酒はとにかく甘みですね。
最初から最後まで、品の良い甘みが存分に味わえます。
トロピカル&フローラル&スイート。
純度の高い、上質な甘みがとにかく続いて幸せ。


あーフィニッシュから余韻のとこでは熟感が出るけど。
それ以外は別に古酒好きじゃなくても気にならずに飲めるかなあ。
だんだん酸もできて、パイン感のシロップみたいな雰囲気も少し。
お米の枯れたニュアンスなのか、ある種の苦みっぽくでて立体感、アクセントになっている。
これは独特だけど、よく作用していると思うけど。
ただ甘いだけじゃない。

あーでもこの甘さはとにかく幸せですね。
純度高い、深い。
けど柔かくて、かつサラッと軽やかに溶けます。
これ新酒もある蔵だけど、熟成酒ばっか出させてるのもわかりますね。
しかも3年熟成のくせに綺麗に香るなあ。
本当にトロピカル&フローラルだ。
これは美味いね、俺は好きだ。



一応お燗もやっておきましょうか。
冷やがどんどんうまくなってきたので、お燗は少なめでいいか。
ほっこり香とフルーティの競演。
おおお、燗もクソ美味い。
なんだこの優しいミルキーな甘みは。
さらに軽くなって優しい!
たまらんなコレは。
かえっていやな熟感が消えますね。
でも奥に熟成酒らしい良く練れた旨みが、甘みと調和。
さらっとした入りから、深く潜るような甘みと旨みのハーモニー。
そこに微妙に酸が絡んできたりしちゃってパイン?
こりゃいいわ。
この燗やばいぞ。
軽いけど深くて、スイートだけどフルーティだ。




こだまさん、ありがとう。
一度こだまさんの熟成酒は全部やっつけちゃわないとダメだわw
あまりにも出来のいいのが揃いすぎ!



2日目。
味がとんだかなあ。
あとはやっぱり、ナッティな熟感がけっこうある。
フルーティさもあるんだけどね。
これは嫌な人は嫌かもなあ。

今日は冷え冷えはダメっぽいので、常温に近いところで勝負かな。
不思議な感じだなあ。
フルーティな香りと、熟成っぽいビターなニュアンス。
やっぱりややスッキリとしてしまった。
それもミルキーな甘みは健在。
旨みがあり、後半は酸なんかも感じさせてサラッとフィニッシュ。
でも余韻は熟成酒っぽい。

燗も昨日の特別な感じはないかなあ。
それでも美味いけどね。
フルーツ感と熟感の絶妙なコラボ。
だいぶすっきりしたけど甘み。
今日はお燗のほうがやや苦みが出ますね。
でもやはり甘みの広がりと伸びは幸せですねえ。







Tag:初雪盃


大好きなワイン、ラ・グランド・コリーヌのちょっと変わり種。

PというのはポートワインのPだそうで。
ミストラルにより過熟してしまったグルナッシュからできたワイン。
葡萄の糖分が高すぎて、途中でアルコール発酵が止まり、葡萄本来の糖分が残っています。
それのノンフィルターを、洞窟カーヴで9年熟成させたもの。
だって。


ミストラルとか10年ぶりに聞いたわ。
フランス南部、アルプスから吹き下ろす地方風ですね。
高校時代どの教科よりも地理が好きだったんですよ。
地理のおかげで大学に合格できました(笑





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ロゼが熟成でちょっと茶色くなった、みたいな色合い。
レンガ色というのか?
妖艶な香りが、香る香る。
プルーン、無花果のコンポート。
黒糖や優しいカラメルに、シガ―。
でもストレートにブドウ、フレッシュな酸もあるのはここのワインらしい。


おもしろ、つか美味い。
まずガス感。
ブドウジュースそのままな香り、そして甘酸っぱさは健在。
ただそれだけじゃない複雑なニュアンス、熟感の演出が絶妙に。

ガスとタンニンのコラボが気持ちいいですね~。
抜けても面白そうだけど。
かなりガスがあるんですよねえ。
ちょっとしたスパークリングレベル。

個人的には一晩一杯ずつ寝る前に飲んでみるのが面白い。
と造り手の大岡さんのコメント。
それも初めは栓をしないでガスを抜けと。
うーん、でも今でも好きなんだよね、どうしよう。
半分くらい飲んで、あとは指示に従おうか。


グラスに注いで、スラリングして、少しほっとく。
まだあるけど、ガスは少し抜けた。
ふわりとした柔らかさがありますね。
ほっとする優しい素朴な甘みと、フレッシュながら粗くはない酸。
熟感というか、シガ―っぽいニュアンスが、大人ですねえ。
ナイトキャップにこれは確かにかっこいいわ。
僕が若い女の子で、年上男性に寝室でこれ出された惚れるね。


ここのワインは、本当に日本酒好きにもおすすめ。
これは変わり種だけど、通常のル・カノン・ルージュなんか最高ですよ。
このブログの愛読者なら気に入ってくれるはず。



2日目。
初雪盃の後もあるけど軽い。
ガスはまだまだ。
フレッシュなブドウジュースに、蕩けるプルーンのような味わいがプラス。
そんなかんじ?
うめえなあ。













去年の純吟五百万石がすこぶる良かった首藤酒店さんの寿喜心
あんまり売っている店ないんだよなあ。
びしっとハマるスペックがなく、ぼやぼやしてたらもう9月。
とりあえず4月出荷のしずく姫60の中汲みを確保してきました。

えーとどれも同じ磨き60ですが、雄町としずく姫は純米ね。
純吟は五百万石と山田錦が生であるっぽい。
去年は吟風だしてたけど今年は無いのかな?
松山三井もあるし、あいのゆめもあったよね。
他にもいろいろあったけど。
フルラインナップばしっとそろえてるお店もないし、よくわからんのよねえ。
なーんかラベルもぱっとしないしな、かろうじて五百万石はブラックでかっこいいけど。


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おっと結構香るな。
とりあえず飲んでみましょ。


うーんなんと評したものか。
極めて滑らかな口当たりで、するっと綺麗に入るのは中取りっぽい。
青リンゴからのフローラル、ちょいブドウ。
そしてさらっとやさしい甘みと酸なジューシー系。
そこから熟感が来ます。
やはりこの時期までひっぱった生原酒はこれがね。
枯れたニュアンスのある旨みに、フィニッシュはやや渋み・苦みが強めでビリっと。
口内に張り付くような感じがある。


いい感じのミネラル感、口どけやクリーミィ感を感じる瞬間はあるんだけどね。
どっからどこまでが熟成によるものかわからんなあ。
渋み苦みについては、初めからあった可能性もあるしわからん。
余韻はだいぶ熟感があって、いっそ燗にしたほうがよさそうだ。
あまり良くない熟感が出てしまっています。
そりゃお店で半年残ってたらそうなるよねー。




良さげな雰囲気は感じるので、来年ははやめにね。

小さい蔵だし、もう少しランナップ絞れば?
5種も6種も米違いで出す必要ないよ、こんなダサいラベルの色違い。
2、3種くらいに絞りなさい。
んでもって寿喜心はコレというような看板商品を複数タンク仕込んだらええ。
このお酒美味しい、がいつも酒屋にある状態のほうが良いですよ。
ただでさえ取扱い少ないし、その酒屋でも売れているとはいいがたい。
ポテンシャルはあるのにね。
直汲みだしたら?




2日目。
やっぱりかなり熟成。
甘酸はてろっと溶けています、それでも綺麗で滑らか。

かなり香りますね、フルーティ&フローラル。
そこに熟成したニュアンスが来るけど、これだけフルーティな酒なんでやっぱり少し変な感じはするね。
ちょっとこもった感じというか、煮詰めたようなニュアンス。
はっきりカラメルまではいってないけどそこに通じるような。
たばこっぽいような感じにも。

苦みは感じないな今日は。
つかいい感じのミネラル感として感じる。
むしろ少し立体感としてもっと欲しいくらいだ。

あーでもコレ嫌いじゃない。
熟感はやっぱりあるけどね。
しぼりたては絶対美味しかったハズ。
やっぱり口どけ感とか綺麗さは素晴らしく良い物もってますよ。
つか今でも癖になるおいしさ?
フルーティに熟感ってのはこの次の記事ののワインに近い雰囲気もあるくらい。
食後酒だね。









Tag:寿喜心


ひやおろし、ここならまあ飲んでみていいかシリーズ。
飛良泉のマル飛シリーズです。
飛良泉は去年飲んだ槽掛けの恵みが好印象でしたが、やはりこの蔵といえば山廃。
その山廃蔵の新シリーズがマル飛シリーズです。

秋田酵母をつかったモダン山廃シリーズっぽいですね。
ナンバーは秋田酵母のナンバーです。
こちらは秋田酵母No.15でつくった山廃純米の冷やおろしver.。
No.15はメロン系の香りが出る酵母なはずですが、それを山廃のひやおろし?
ユニークですよね。




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ワイングラスでいきましょうか。
立ち香はあまり出ないですね。
あわーくメロン系の香りするかな。


モダンですねえ。
綺麗で透き通った酒質です。
ほんのりとメロンや柑橘のような香りが。

味わいは、綺麗系で甘みはかなり少ないです。
酸が基調で、イキイキと、かつ品よく広がります。
ゆっくりやると、ほんのり落ち着きある旨みが後半に。
すこし熟感がありますね。

エレガントな冷やおろし。
綺麗な流れと酸、ほんのり瑞々しい甘み。
うーん……。
やっぱりぱっとしねえわ。
七田とおんなじだよ、そら太いのか繊細なのかは違うけど。
どっちも一緒、楽しくない。




思い切って冷蔵庫から瓶を出して、温度を少し戻してぬるくした。
すこしとろっと。
あえてだよ、あえて言えば近いのは櫛羅のコダマチューニングだな。
この温度帯ではだけど。
結構よいぞ。
すこし蕩けた酸、そしてややミネラリー。
ちょっと熟感があって、口どけも悪くない。
ほんのり甘み。
深みには差があるかな。
でもやっぱり力のある蔵なんだろうな。
明日は常温で行こうかなあ。
そこまでいかなくてもこれくらいの温度がいいわ。
これは悪くない、面白いかも。


2日目。
うん、まあ良いんでない。
ほんのりフルーティな香り。
酸に程よい甘みと旨みが、という構造。
この綺麗な酸にうっすら甘みな感じは、澤屋まつもととかあっち系?
それのガスなし、ちょい熟バージョンですね。
櫛羅に近さがあると感じたのも改めてな納得。
昨日よりは旨みも出てるかなあ。
あえてコレ、というと?だけどまあ楽しめますよ。
ほんのり漂うフルーティ&甘みが絶妙ですね。
あーでも常温に近くなると、酸のクリーミィさが出てきたな。
そこに超ほんのりメロン系の香が乗ってくる。
昨日とはずいぶんイメージが違う。
ここまで来れば燗も旨いはずだ。


でも綺麗なお酒ですよね。
山廃っていうとまだまだ固定観念としてガツッと太く味のあるお酒を連想しがちだけど。
最近はむしろこの手の綺麗で滑らかなお酒が増えている。
ある種のトレンドかな、キレイ系山廃。
あえて手間を増やすわけですから、その分速醸にくらべなにかメリットを感じているのでしょう、造り手は。
それは従来言われたような、味幅や酸だけではなくて香りとか甘みとかそういったところも。
じゃないかなあと思います。


おかーん。
なかなか美味いぞ。
フルーティな柑橘系の香り、程よい甘みと酸。
旨みはそれほど強くないが、ほっこりした風味はちゃんとある。
サラッと飲めるフレッシュなお燗酒。
ライトだけど、旨みもちゃんとあるのも魅力。


3日目。
このお酒もだんだん良くなってくるね。
フルーティな甘みが出てきたよ。
最後に、熟感の旨みと大人な雰囲気。
嫌な感じは少ないしね。
カマンベールかじりながら飲んでみ?
良いな。
メロンっぽさ。
ただのフレッシュジューシー系とは一線を画すとろみ。
そこに爽やかな酸がうるさくなく。
いいじゃん。初日なんかより断然いい。
この辺の情報を酒屋に書いてほしいんだよ。
蔵元からきたコメントそのまま流すなよ。
たのむよ。












Tag:飛良泉


気になっていた蔵元から、何本か冷や卸でもやりましょうかね。
ここならまあ飲んでみていいか、という感じで。

まずは七田の七割五分磨きシリーズ。
昨年かな、愛山をやって、このブログ界隈でも好評でしたね。
今回は雄町の冷や卸ver.です。

プレートヒーターでの1回火入れです。
この手の機械って高いんだよね。
日本酒製造も実は設備投資が味に直結するので小さい蔵は大変です。
ちなみに、この世の蔵元には2種類あります。
ちょっと儲かり始めた時に、高級車を買う蔵と、設備投資する蔵。


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あららら、あんまり味がないな。
こりゃ冷やしすぎ厳禁。
口開け直後だし、ゆっくりやる必要がありそうなお酒です。

とりあえず。
香りはバナナ・セメダイン系のなかに、少し変わったフローラルなニュアンス。
口当たりは滑らかで、なんとなく純米ってかんじですね。

なんか乳酸っぽいような酸と香りでヨーグルトのようにも感じますね。
奥に極わずかに、果実っぽさのあある瑞々しい甘み。
旨みを強くは主張せず、程よく流れの中に感じられるかなあ、という程度。
秋っぽい?少し落ち着いた果実味を残しつつ酸主導でさっぱりとしたフィニッシュ。


まあ、普通かなあ。
綺麗な造りなんだけど、七割五分なのできれいすぎずに味も感じられるのはいいかな。
熟感はなく、酸なんかで角が取れてやや練れているかなあというくらい。
悪くはないが、面白くもない。
ただ、次第に酸や旨みのトルクの太さみたいのが出てきたのでお燗かな。
ただ落ち着いていながらも瑞々しい香りや甘みが絶妙に出ています。
ちょと和っぽいようなテイストも確かに。


あーでもジャバジャバしたら甘みが出てきてイイね。
変に熟れてなくて、程よくさっぱり、だけどこの時期らいい落ち着いたコクのある旨み。
さすが天山だ。
落ち着きあるフルーティさとコクが合わさっていい感じ。

かなり常温に近いところ。
甘みがかなり感じられるように。
酸はあるけどクリアーで甘みが。
クリアーだけど薄いな。
立体感がない。
落ち着きのあるフルーティ酒をサラッと、というなら悪くはないが。
ばちっとハマる瞬間はないお酒。
まあ70点ってとこですね。
フルーティでてきてイイなと思ったりするとすこし辛かったりする。



お燗。
いいね、軽い。
だけどほっこり、ややビターな旨み、やはり酸はやや強め。
じわじわと酸が膨らみ流れるなかで、仄かに果実的な甘み。
ブラインドで飲んだら通ぶってこれ山廃?とか言っちゃいそう。

適温から温めになってくると俄然味幅が出てきたぞ。
やはり酸が厚め太め、ビビッドなのを秋まできて落ち着けたって感じ。
そしてあくまで奥だが、よりはっきりと甘み、ビワとか柿みたい。
うーんでも熱めのほうが好きかもな。
かなり酸が厚いですよ。
またクリーミィさもあって重厚。


ゆっくり楽しむ分にはいいかなあ。
ただジャンクなアテより、少しいいものでって感じでないと楽しさ半減。
新さんまの塩焼きとかどうでしょうか。
個人的にはとびっきりに熱燗か冷や(ぬるめかな)。
派手ではないしパンチもないので、ストライクゾーンの狭さはあるね。
愛山のほうはどうなんだろうねえ。


しかしね。
やっぱり冷やおろしが看板商品、って蔵はいまだお目にかかったことがないね。
これだって秋向け商品に冷や卸出してるだけで、ぜったい生のほうが良いもん。
看板商品はこの時期リリースでも冷やおろしって謳わないしな。
ひやおろしって謳っている商品はあくまで通常商品の冷やおろしver.ってこった。
その辺が冷や卸を好きになれない理由かしら。


きょうのアテはアラという魚の刺身。
クエ(九州での別名がアラ)とは違います。
これが美味しい。
上品な脂がのった白身。
適度な歯ごたえ。
結構な高級魚らしいですが、さすがです。
秋冬に向けてお魚美味しくなってくるのはうれしい。








2日目。
今日もジャバジャバとしてから。
フルーツ感のある香りが程よく香っていい感じ。
旨みも冷やおろし感をちょい出す程度に乗っている。
程よく香りもある純米としてはOK、よくできているよ。
秋、居酒屋で小手調べに出すにも最適さ。

ただあえてこれは飲まないんだよなあ。
中途半端。
造りが上手いヘタとかではなくて、もうひやおろしというコンセプトが不要だよ。
天山さんならいつだってこんなんより美味しい酒つくれるでしょ。
普通の火入れに、きもーち熟感をって感じの商品が多い冷やおろし。
これしかないならしょうがないけど、今はあえてこれを飲む必要はない。
これしかない時代の名残商品だね。


3日目。
あーやっぱり香りあるなあ。
バナナ系トロピカルにちょい落ち着きある酸系の香り。
これはいい。
これはまあアリかな。
現代的冷やおろし。
ちょこっとだけ、深く、落ち着けてる。
旨みもフレッシュさとバランスとって。
センスあるなあ。






Tag:七田


長野県塩尻市から笑亀です。
笑う亀には福来る?
亀が笑っているところは見たことが無いな、ごあいにく様。
絶対気持ち悪いだろうけど、何とくなく縁起はよさそうだ。
全くよくわからないけどさ。



時代に逆行するようなスペックのお酒です。
一般米、磨き70%、アル添……。
完全に、いわゆる普通酒。
これを直汲みという手間のかかる手法で仕上げるのですから摩訶不思議です。
酵母は長野C、そしてアルコール度数が20度とこれまたビックリ。
久々に見ましたね、20度。

出荷4月で、しぼりたてに近いようなお酒でしょうが、そこから半年寝ています。




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立ち香。
酸と濃醇さ、ミルキー感。
おお、これは期待できますね。
花巴や、舞美人で感じたようなものに近い。
それらに比べると、ウッディな感じが少ないのか。


頂きます。
あはは、うんめぇけど、恐ろしくパワフル。
だってそりゃあ20度のムロゲンですもんねw
でも飲んでると全く気にならないし意識しないよ度数。


味あるけど、さらっときれいなイメージの入り。
スペック、熟成期間、味わい、そういったものからするとかなりクリアーじゃない?
良く練れた、柔らかくて円やかなタッチ。
ミルクキャラメルのような甘みから、ちょっとだけビター&ちょい枯れな豊かなお米の旨みと、そしてちょうどいい酸が湧いてきます。
アンズのようなニュアンスも感じますね。
濃醇で厚みがありますが、飲みにくくはないと思います、最後まで。
ぐぐぐっと膨らんで、それがアル添らしいような、ドライな辛みへ。
辛みのアタックを舌ビリビリと感じさせつつも、とろっとフィニッシュ。
パワフルだね~何というかお水みたいなスッキリ辛口とは一線を画す辛みですよ。
辛いけど、甘みと旨みが負けないからね、バランスよ。
最後まで、熟成によるものか心地よいマイルドなビターさと、お米の豊かな旨みが。
余韻もながーく旨いです。



いやあ、これは旨い。
とにかく旨い、良く育っていますわ。
ぜったいにお燗うまいですわコレ。
でも冷やでも美味しい。

個性的ですが、田舎くさくはない、それだけじゃない。
質の高さみたいなものを感じさせてくれますし、エレガントですらある。
この甘みの質の良さ、割とマジでミルクキャラメルまんまなんだけど。
そして旨み、酸もいいよね。
いやこれは良い、ハマるおいしさ。





お燗。
かなり熱めから行きます。
おおお~、イイ!!
このほっこり感とスイートさ、最強。
今年のお燗ナンバーワンか?
ちょいナッティ、でもフルーティさもあるんだよなあ。
ほんのりビターにほろっと。
かなりスイートさが出るので、ドライな辛みもいい塩梅では?

これハマる味わいだなあ。
安いんだよ、普通酒だもん。
良いお酒だねぇ。
田舎のちっちゃい蔵ならでは、常備して季節の変化を楽しんでいきたいようなお酒だよねえ。
これ普通酒を直汲みで仕上げる蔵元の男気といったら!
フレッシュな時期はどうだったんだろう。
もっと寝かせたらどうなるんだろう。



この手のお酒は、未知の銘柄にチャレンジして本当に良かったなあと思います。
また日本酒の世界観の広さ、その醍醐味を感じさせてくれます。
吟醸香だけが日本酒じゃないんだぜと。
いやこれいいよ、このアマウマ味わってほしい。
変に冷や卸、なんて謳っている商品よりこういうのが良いんだよ!!!
アルコール度数20度?そんなの知らねえ!がっばがば行くよ。
やっぱりワインより日本酒ですわー。
ふふふ、楽しい。

おススメには値するお酒。
イチオシにするにはどうだろう、味わいはいいけどマイナー銘柄かつ寝かせ酒なんだよね。
そこをどうとるか、味も個性的なほうではあるしさ。





2日目。
今日もいいねえ。
パワフルだけど、この滑らかなスイート感、クリーミィ感はいいわ。
やっぱりミルクキャラメルですよ。
微妙なフルーツ感があるのもね。
あとはコレ、この旨みは米ってだけじゃなくて、アルコールの旨みって感じもあるな。
当然だけど、流行りの低アルなんかにはない厚みがあってとにかく旨いです。
それでも全然飲みにくくないのがこのお酒のいいところよ。
手間はかかってるけど、この価格(=スペック)でこの味は素晴らしいね、頭が下がる。


いや良いなあ、個性があってよい。
低アルもすきだけど、流行るとそればっかりになっちゃうのがね。
12度のものもあれば20度のものもある。
フルーティでジュース感覚のものがあれば、どっしり旨いものもある。
この辺の多様性が、日本酒の好きなところ。
多種多様、全く正反対のベクトルな美味しさがあったりする。
んでもってどっちもちゃんと美味しいという。


でも飲みすぎには注意ね、アルコール度数5度の差は結構来るよ、ちゃんと把握してないとね。
いっつも月桂冠のパック酒しか飲まないうちのオヤジが、〆張鶴のしぼりたて生原酒のんで悪酔いした!って言っていたことがあって。
もう噴飯ものですよ。
そりゃ悪酔いじゃなくて、ただ酔いすぎただけだよ!
ふだん15度の加水火入れお燗しかのまねーのに、20度の生原酒だぞ。
それも甘口で、冷やで口当たりも良けりゃ、そりゃあ普段より飲みすぎる。
当然田舎のオヤジに和らぎ水なんて概念は無いw
皆さんも気を付けてね。




















Tag: 笑亀



かなり迷ったけど、同日にもう1本行きます。
タイトルなげえけど、黒松仙醸こんな夜に、の愛山です。
愛山自体が番外品って扱いなのかな?

25BYは直汲みもでてたみたいだけど、26BYは中取りみたい。
中取りがあるなら、あらばしりと責めはどうした?とおもうけれど。
その辺が番外品たるゆえんでしょうか。

製造年月日から1年半、がっつり寝ています。
生なんですよねえ(笑
しかも長野D酵母というお世辞にも熟成向きとは思えないカプエチ酵母なのがより一層不安感をあおります。
愛山55です。




20160908_230850~01

20160908_230922~01


だばだばだーっと注ぎます。
個人的にかなり怖いので、けっこうな緊張感が漂う。
ある意味やけくそ。

どうだ、立ち香はかなりフルーティで長野Dそのままっぽい感じがするぞ。
いただきます。

いやいやいや、これまた驚いたなあ。
まじかあ。
櫛羅より熟成感ないよw


ベリー系の華やかな香り。
ワントーン、ツートーン落ち着きはあるが、熟成香はほぼゼロというレベル。
櫛羅でも感じた、仄かに香ばしい甘やかさが僅かに。

味わいも華やかかつ可憐な甘み。
きちんと深みがあって、さすがこんな夜にシリーズ。
やや香ばしいね、ヒネチョコナッツがなくて、香ばしく甘いてってだけで異常なんだけど。
だって君、生酒だよね?w
酸にやや蕩けたニュアンスがあり、それがミルキーな旨みに繋がるか。
それでも極めてクリアーです。
それでも酸はフレッシュさ健在で、甘みを湛えつつするんと。

やはり後半からフィニッシュにかけても、櫛羅で感じたような梨っぽいニュアンス。
甘やかな焙煎感とでもいうものが仄かに。
極めてスムースにすとんと落ちるフィニッシュ。
ほろっとほどけるミネラル感もグッド。


これまたうめえ。
落ち着きはらった甘旨みは、されどチャーミング。
図書館の委員長系か?いやもっと渋いか。
極めてオシャレできゃぴってるけど大人びた、高校時代の元カノの寺○さんみたいだ。
深みのある、ツートーン落ち着いた華やかさ。
あくまでも落ち着きがあって深い。
絶妙の焙煎感、これまで熟感としてきたものと同じにするには絶妙すぎる。
普通の冷や酒感覚で飲んでも、極めてうまい。
あえて言えば酸が横に広がって、舌のエッジにかかる感じもあるが。
その分燗はよりほっこりと美味しそうだ。

いやあ熟成酒は本当にわからない。
まだまだ知らない味わいが待っている。
しかし、櫛羅とちがって特殊な熟成でもないのにこれか?
長野Dのカプエチじゃ薄っぺらく味が飛びそうなんだけれどなあ。
愛山の深みだろうか。


いや、つか櫛羅とかなり近いな。
落ち着いた中に華やかなニュアンスが残っているので微妙なニュアンスは違うが。
その分幅は櫛羅のほうがあるかな。
両方とも珠玉の熟成酒。
1年の吟醸だと上手いこと行けばフルーティさも残しつつこんなに育つんだ。
いやほんと熟成はわからん。
まいりました。




2日目。
せっかくなんでこっちもワイングラスで行ってみましょうか。
こっちはやはりカプエチ、って香りの香りですよ。
ベリーにフローラル、シトラスもあるかな。
ただガンガンに香るのではなく、綺麗で品よくです。

ああああ~。
これまた最高に旨い、こりゃすげえわ。
いやあ華やかに甘い、んだけど落ち着きがある、深みがある、でも淡い。
優しいとろみに、柔らかい酸がうっすらとクリアーに。
しかし柔かいね、ふわふわ。
舌先に少しタッチを感じるのはガスか?
絶妙なミネラルの立体感、口どけ。
エアリーにとろっと溶けて染みこむようなフィニッシュ。

やれやれ(村上春樹風)。
恐ろしくきれいに熟成しており、一点の曇りもありません。
また、昨日よりも良いくらいです。
熟成は落ち着き、深みを与えつつも、熟成香というのは生で1年半ということを考えれば極めてゼロに近いです。
カプエチ酵母的な甘み、香りを活かしつつ、熟成酒ならではの柔らかい蕩け感。
薄っぺらくないのは、適度なミネラル感が僕の好みだからです。
微量にガス溶存、ですねほぼ確実に。

うーんこれまた凄いね。
なんだこれ。
たぶん新酒のままでも美味しいんだろうけど。
ワントーンだけ深いわ。
それが最高なんだ。

櫛羅はわずかな熟感を妖艶さとしてまとっていますが。
こっちはそこまでは行っていない。
その分キレイでわかりやすい華やかさ健在なので、熟成酒に慣れていない人はこっちがいいかもね。
なんだろうねこの雰囲気、奥ゆかしさというよりミステリアス、かな?
櫛羅よりは年齢若く、色白だけど紺か黒のワンピって感じか?

いやあ。
26BYってもう安藤さんに変わった後だよね?
より良くなったような気さえするわ。
その一方で十六代九郎右衛門もうまいんだから、この不思議な縁のある長野の二蔵は目が離せない。

いやしかしねえ。
山椒魚の奔酒も、家で一人で飲んでガンガンに二日酔いになるくらい飲みすぎる素晴らしさだったけど。
これまたすごいわ。
あとPrototypeもね。
絶賛させてもらったけど、やっぱ新宿伊勢丹でがっつり扱ってたわ。
流石にバイヤーはアホじゃないね。
この蔵、ヤバいですよ。
特にカプエチ華やか系の造りが抜群に上手ですね。
次は少し落ち着いたの飲んでみようか。


3日目。
ちょっと味が飛び気味かな。
その分極めてブライトですね。
どこまでも見渡せそうな秋冬の澄んだ空。
淡くなったとはいえ、このベリーなニュアンスは新しめの酵母ですよやっぱり。
長野Dなんでリンゴも強いんですけどね。
甘みは少なくなりましたが、香りが補います。
ぱっと軽やかに散って、いい感じに消えてくれるようなこの抜けのよさ。
そしてこれまたキリッとした程よいミネラルの煌めき。
熟感は皆無に等しく、極々わずかに水底に流れる旨みの余韻に癒される。

いやいやいや、これ26BYとは信じられん。
果実香を残しつつここまで綺麗な熟成酒っていうと、東洋美人372くらいか。
まだこっちのほうが若い分、わずかにガスを感じるくらい元気ですね。

あーやっぱりこれも常温に近いところのほうが良いかもね。
黄桃っぽいニュアンス。
甘みも出るし、旨みが一段深いところまで、ビターな雰囲気が漂う。
ブライトネスと、この落差、深度、いいわあ。
その分常温に近くなると、アルコールのキレ感は出ます。

お燗。
あ、うまいなコレ。
やっぱりぬる燗がええわ。
フルーティな香りに、ほっこり&ちょいビター。
これは美味い。



4日目。
味が飛び気味。
さらにちょっと苦みが。
これはは早期飲みきりがよいですね。
ちょうど今日で終わりそうなので良かった。

あーでもこれやはりお燗が旨いね。
軽い中にほっこり感がでていて。
それでもやはり昨日よりも味は飛んでる。
甘みも旨みもね。
やっぱり早めがいいですね。









Tag:黒松仙醸 こんな夜に

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