新酒3本めかな、鳳凰美田の碧判です。

飲んでいるようであまり飲んでいない鳳凰美田
ブラックフェニックスとかワインセル、亀粋なんかもやりたいんですが。

とりあえず碧判です。
これを看板商品、という人が結構いますよねえ。
磨き55で麹米が山田錦、掛米が五百万石、らしいですが事情によってはちょいちょい変わるらしいです。
無濾過生原酒になります。
酵母は自社酵母らしいっすね。




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うーんどうしようか。
とりあえずワイングラスで行こうか。

いただきます。
おー香りますね、含み香。
マスカット、といいますが個人的にはベリー強く感じます。

入りは、酸甘旨と一体となってジューシーさで、甘いというより旨い系。
サラッと優雅なタッチに、ブリブリではなくて一歩引いたエレガンスのある味わいです。

ややとろみを感じさせつつ、するりと流れる様は本当に美しい。
さらっとしたやや淡い甘みを舌に残しつつ、するるる~と流れます。
またミルキーでしなやかな旨みを余韻として長く残してくれます。
極わずかにこの時期の無濾過生らしさもあしますが、これはぜんぜんOKなアクセント。


五百万石ベースなんですけど、あんまり五百万石っぽくないですねえ。
ブラインドで賭けるなら完全に山田錦。
旨い。

フレッシュですが、パキっとクリアーというよりは、薄衣纏ったセクシーさ。
やや密度のあるエキス感でしょうか、今のところは。
でも酸のきらっとした感じはありますよ。
続けて含むと、優美で柔らかいけど、カチっとしたとこもありますね。




うううーん、どうだ?
まだ始めたばっかりなのであれだけど。
蕩ける感じもあるんだけど、ちょいっと粒が詰まりすぎて、ぎしっと硬いような気もする。
つまりその分美味いんだけど、苦みもあるな。
これだったらこの時期は、もっと瑞々しくきらきらで仕上げてほしい気も。
つまり初しぼりのほうが好みだったりします。
こうなると香りもあるし、ちょっと重く感じてくるんですよね。
この味わいで来るなら、年越してのリリースでもいいような気が。
素人考えだけどね。
ちょっとクドい。

まあまた明日に期待。
もう少し飲んだら残っている酒に移行します。



2日目。
昨日は最初はお!と思ったけど次第にんん?となりました。
気を取り直して二日目行きましょう。

おお?
濃いなあ(笑)
思った以上に濃いです、甘みも旨みも。
酸もあって、ちゃんとキラキラ感や透き通る流れもあるんだけど。
ムロゲンっぽいアタックもある。
少し嫌な感じが残りますね。
ミルキーさに雑味、青さとか苦さみたいのが混ざったような。

全然悪くはないんだけど、多少厳しめにね。
ちょっとやりすぎ感があって、これならやはり他の新酒のほうが良いなあと思ってしまう。
強いので濃い味のものと合わせてもOKな利点はあると思う。
うーん豊潤さを追求した分やっぱ苦いなあ。




3日目。
予想外に減ってくれない、このお酒。
今日はどうでしょうか。
ワイングラスから酒コップに変更。

すこし淡くしたイチゴシロップの甘み。
酸もいい具合にあってここまでは良い。

それがゆっくりと広がるのですが、やはりギシギシとした強ばるようなタッチ、質感。
ややピリッとしつつもスッとは流れてくれます。
余韻に残る旨みは何でしょう。
クリームにビターさがあるでしょうか。
あまり好ましくはありません。

全体的に濃いめ、濃すぎ。
あとはやっぱり苦みとアタック感だな、コレは3日目ということもあるけれど。
瞬間的には良い瞬間もあるんですけどね。
この辺の感覚がちょっと流行の最前線と乖離してきていて。
本当にガッツリ濃い、甘い酒はあまり口に合わなくなってきました。

なかなか難しいねこのお酒は。
いい感じに開いてくれないし、かと言って生だから時間がたつと甘みが飛ぶし。
こうなると鳳凰美田は火入れで、ってことになってくるのか。
ほとんど飲んだことないけどさ。















Tag:鳳凰美田


新酒もいいけれど、やっぱりこの時期は山田錦。
山田錦、特に高精白はこれからの時期本番。

ことし飲んで守破離の山田錦50が良かったので再び登場、澤屋まつもと
兵庫県加東市社地区にて完全有機農法で契約栽培された山田錦使用だって。
それ以外は非公開、ということで“no title”だそうで。
価格(¥4320)からすると磨きは50前後?


以下蔵元コメントです。(かがたやさんより)

『兵庫県加東杜地区の完全有機農法で育った山田錦で醸した特別な日本酒。いまはまだ、皆様に伝えたいメッセージたくさんあり過ぎてタイトルが決められず、名前は「no title」のままでリリースさせて頂くことになりました。今ある価値観では無く、守破離な視点で考える日本酒における本質的な「自然」「在るべき姿」を皆様に感じて楽しんで頂ければ何よりです。ただただストレスなく自然な姿で育った山田錦を想像してお楽しみ下さい』


こんなコメントもありました。(佐野屋さんより)

『今はまだ、この日本酒の個性が土壌にかけた手間暇からくるものなのか、農家さん手作りの有機肥料からくるものなのか、造った農家さんも醸した私たちもまだわからず、リリース時期がたびたび延びてしまっておりましたが、今季分の藤井さんの山田錦の収穫の目処が立ちましたので、名前は「no title」のままでリリースさせて頂きます。』





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立ち香はブドウと、蕩ける白桃。
最近の中だと、東洋美人に近いか。
トラディッショナルなバナナもありますよね。
そしてこれは含み香で強く感じる瞬間があるのですが、クリーム。

全体の流れとして基本にあるのは柔らかくてスムースな水のライン。
そこにこの蔵らしいガス感(火入れでもバリバリ!)と、シャープなミネラル感。

さて問題は味わいである。
一言でいえば凝縮感がある。
甘みは香りを雰囲気としてまとう程度でごくわずか。
まず感じるのは少し厚めの酸。
そこから旨みに繋がっていくのですが、これが甘さ控えめなクリームのよう。
これはあまり感じたことがないですね。
たぶんこれと違う畑の山田錦比べたら如実にテロワールの差が出ているのではないか?という感じ。
ガスの粒とともに、飛沫を散らすようなミネラル感を断続的に放ちつつ、柔らかくすっと流れるフィニッシュ。




なかなか評価に困るお酒ですね!!
これパッとお店で出されてもなかなか評価しにくいと思う。
ゆっくりやったほうが良いね。
もしかしたら磨き50とかじゃなくて、むしろお得意の(?)磨き65とかかもしれん。
だとしたら磨き30で3年から5年熟成やるべきだな、この酒は。
少し温度が上がってくると、甘み、あとは味わいに太さを感じるようになってきた。
完全に冷えすぎ厳禁の酒。


わかりやすい美味しさでいったら全然ほかのお酒なんだけど。
世界観を感じるお酒ですね。
そもそも無農薬の米はストレスないの?むしろあるんじゃないの?とも思うけれど(笑
白桃やピノワールっぽい感じとクリームが繋がってくると、凄みが出てきます。
ベースはすっごくエレガントでとろみがあって上品に流れていくんだけど。
ガス感とミネラル感が、舌として本当に気持ちいい、もはや性的な意味で。
穏やかで優美な香り。
旨みは少し粗いかな?とも思うんですが、ハマった瞬間はクリームをベースにまじでうっとりします。
伸びやかだけど、芯が強い、一回り太い。
その余韻が長く残ります。
モダンクラシック最高峰。


しかしまあ大したセンスというか、目指す味わいが自分の中ではっきりあるんでしょうね。
これだけのガス感あるのは瓶火入れは当然として、その前からガスを残すことを意図してるでしょ。
蔵癖、というのは簡単ですがたぶん狙ってなにかひと手間加えてる?
甘みも意図的に殺しにきつつ、クリアーな中でわずかに感じさせる。
あとは旨みへスポットライトを当てる、焦点の当て方。
完成度はピカイチの蔵かなあ。
日本酒居酒屋じゃなくて、寿司屋か和食屋だなあこれは。


うまい!
新政より好き。
寝かせたらどうなるかね。
なにかかって寝かせてみようか。

お燗。
あんまり変わらねえな。
お燗にするにはもったいないし、まだ寝かせが足りてない。
とろみとほっこりな香りはますけど。
味わいは全く物足りない。
やはり冷やで、ちょっと高めの温度、15度とか、かなあ。
あえて言えば極ぬる燗。
やっぱ寝かせたくなってきますね。



2日目。
あれ、思ったより減ってるなあ。
部屋に小人さんが住んでいるのかな?

今日は最初からいいですね。
纏まったなという感じ。
ガスはまだまだあります。
いやあ旨いですね。
旨い。
グイグイいってしまいます。
緩やかな果実味をまとい、旨みがするりと滑らかに。
クリーミーかつほんのりビター?
そこにガスがある。
舌が幸せ。


4日目。
うっまいなあ、コレ。
ガスはまだまだ元気、火入れでこれは驚異的。
より明るく果実が出てきたような感じさえありますね。
ライトな乳酸テイストに、ガスとミネラルの発露、気持ちよさがって。
流れの中で自然に、絶妙に気持ちよく旨みを感じさせてくれる。


























Tag:澤屋まつもと


宮城県は宮寒梅の新酒です。
わかりやすい酒質で、これ流行るんじゃね?などと思っていたのですがあまりそんなこともない。
僕もご無沙汰だったので久しぶりに取り寄せてみました。

しかしこれ、めんどいから通販で4合瓶注文したんだけど、1升で来たんですよ。
いや価格がそのままならいいんだけど、どうしたんだろう(笑)
なんだかすいません鍵やさん。

スペックは美山錦45のおりがらみ。
オリはそんなに多くないね。
撹拌したらうすにごり程度だともう。




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面倒だから最初から撹拌します。
ごめんなさい。

頂きます。
すこーしガスがある。
口当たりはソフトで軽やか、とろっとしてるけど表面はつるっと感。
エアリーにするっと流れていきます。
質感はグッド。

香りは予想より控えめ。
派手というよりも、新種のフレッシュさが素直に香るな、特に含み香。
リンゴ、ブドウかな。
ちょっと青い感じのニュアンスが抜けて清々しい。


柔かくもあるけど、溌剌としたジューシーさのある酸がベース。
スッと切れていく過程で、これまたジューシー、きもち小ぶりな甘みが染み出します。
うまみもあってちょっと出汁感あり。

あんまりじっくり味わうよりゴクゴク行きたいタイプだね。
もっとはっきり甘いタイプかと思っていたけど、これはこれで。
普通に優秀なお酒です。
つか美味いっす。

ふわっと軽い+酸やガスのジューシー感+スムースなフィニッシュ。
まあ旨いわな。
もっと売れてもいいと思うけどどうなんだろう。
流行り系は飽和状態なのかなあ。
たしかに優秀だけど、天才だ!とはならない気もするな。



2日目。
昨日とはずいぶん面影が異なる。
かなり甘みがはっきりと。
ガスは極わずか。
甘みがとろっと流れていく感じで、酸は引っ込みましたね。
ただし表面はきれいです。
少し重めのミディアム、って重量感。
おりがらみらしいミルキーさ。
果実の甘さと青さが同居したような含み香。
やや気になるのはアルコール感がかなあ。
並の新酒よりはいいよ。
甘くもないし旨くもない新酒にあたると最悪だからなあこの時期は。
香りはメロンつーよりバナナブドウだな。

ああ、適温になってきて、いい感じのバランス。
この時期は、注ぎたて冷えすぎ問題があるからねえ。
とろけるフルーツ&ミルキーな甘みに、ガスやミネラルの粒立ち。
ここでようやく少し感じる辛みが調和して、なかなか良いです。
進みますよ。

今日は観測史上初の11月に東京で雪。
というわけで燗を。
やっぱ明らかにガスあるね。
やっぱ辛みがたつなあ。
その分甘みとミルキーさも膨らむけど。
つまりそのまま。
ちょっとバナナを感じますね、冷やより。
香りはいろんなフルーツ要素ありですね、やっぱり。
でもここの手の酒の燗も意外とチャーミングでいいね。
特に寒い日は。
しかしこの時期の美山で45なのに味あるよなあ。
硬くもないし、そう粗が目立つわけでもないし。







Tag:宮寒梅


あれれ、もしかして会津娘はじめてか。
福島も本当に良いお酒が多くてカバーしきれんな。
行きつけの居酒屋に好きなスタッフがいて、たまに飲ませてくれます。
無為信とかね、いいですよね。



今回は特A山田錦45の純大、東条産山田錦vs吉川(よかわ)産山田錦の田んぼ違い飲み比べです。
会津娘では去年からだったでしょうか。
テロワールだけでなくて、BY違いの同時蔵出しなんかも予定としてはあるとか。

しかし最近はやってるね、この組み合わせ。
而今とか、写楽とかね。



対決企画は今年3回目か。
春霞でテロワール、星泉で酵母違い。
どうせ違いわかんねえからもうやらないってほしいずみの時に言ったんだけどね。
どうしても、『俺は味の分かる男だ!』という幻想が捨てきれなくて、たまにやりたくなってしまうのです(笑
企画として面白いしね。




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よし、左が吉川で右が東条な。
間違えるなよ、俺。


まず基本的な味わいの話。
香りは会津娘らしいか入りはバナナ、そこにメロン、黄桃。
ちょいフローラルで、リンゴの蜜。
さすがに純大らしく香ります。

味わいは比較的パワフルな山田錦です。
まだ荒いような感じもあって、確かにまだまだ寝かせてもよさそう。
瓶火入れですこしガスが溶けていそうな感じ。

あ、でも旨い。
濃醇ですが、根底はクリアーだろうたぶん。
とろりと上品な甘みに適度な酸、果実味もあります。
不思議と居酒屋で飲んだ而今に割と近いか。
ほろっとほどける気持ちの良いミネラル感。
しなやかだけど、とにかく芯が強い旨み。
旨みはトルクがあって力強いです。
ややビターさ、舌にじーんと飲み応えを感じさせて、切らす感じ。
あんまり火入れっぽくないなw



さて、問題はテロワールによる違いを感じ取れるかである。
東条のほうがメローでかなりはっきり甘み、うっとりソフト、スムース。
吉川のほうがきりっと酸と苦みがあって、凛々しい、ギラリとミネラルの光彩。
香りも東条はフローラルと黄桃が強く、ややベリーも。
吉川は少しほろ苦みがある分、リンゴとかサイダーっぽい要素あり。


ああ、でもこれは明らかに違う。
この手の商品なので極力同じ造りのはずだが、かなり違う。
面白いねえ、なんでこうなるんだろう。
まあ好みの違いだねえ。
かなり濃醇で、室温に近づいてくると甘みが出るので。
温度によって随分好みもはっきり分かれると思う。
初見は東条かな、とも思うんだけどそのあとに飲んだりすると吉川もいいな、と思わせる。
その辺も楽しいかな。
でもやっぱ東条だね。
雰囲気として近いのは百春??


全体の味わいはどうだろう。
個人的にはもうちょっとだけ綺麗でもいいかなあ。
これだけ味わいだすなら、やっぱり40か35でしょう。
もう1000円高くていいからさ。
寝かせたらどうなるかは興味深いところではあります。
会津娘自体、レギュラーでも搾りたてというより秋口から伸びてくるようなイメージだしなあ。
なんとなくだけど。

旨みの幅があるので、正直やや引っかかりがあるかなと最初は思った。
でもそこは開いてきたのか、消えてきますね。
いいですよ。
まあこのお酒は特A山田錦にしては破格の安さだし、普通に美味いっす。
ただ飲み比べありきならいっそ思い切って360ミリ瓶2本セットとかでもいいんでない?
720飲み比べするのはやっぱり物好きだろ。
居酒屋はともかくね。


しかしこのミネラル感は米なのか、造りなのか。
いや本当に、けっこう而今の吉川東条と似てたりもするんですよ。
しかし、これえらい栓が硬いな、プラだけどガッチリ。



2日目。
あーいいね、硬さが抜けてきたぞ。
熟成感は皆無です。

するっと柔かいタッチ。
甘みは瑞々しさもありつつ、この時期らしいスイート感、伸びの良さも。
うっすらと酸が溶けます、香りは黄桃系。
旨みもいい塩梅に収まってくれましたね。
今日は全体の輪郭も綺麗です。
あとはミネラル感、ちょっとチョークっぽいってのが何となくわかるようになってきたかも。
おれはコレあった方が好きなんだけどね。
特にこれくらい甘みがあってまったり系なら。


いやあいいね、正統派、さすが純大。
ふつーに旨いわコレ。
25歳、キレイでかわいい、ちゃんと仕事もしているし性格もいいパーフェクトウーマン。
そんな感じです。

思ったよりもふにゃっとしてきたので、逆に今日は吉川のほうもアリかなあ。



3日目。
きょうは宮寒梅スタートですが戻ってきました。
いやあうまいなコレ。
メロン系の優美で綺麗な純大、でもちゃんと甘みも旨みも。
そこにミネラルのきらめきが乗ってくるのでそりゃいいですよ。
3日目のほうが良いくらいだし、価格を上回る満足感。

違いはどうだろう、もうわからないけど逆転してるかも。
東条のほうがキリットして、吉川のほうが優美に横の広がりのような?
いやもうあてになりませんけど。
それでもあれ、逆に注いだか?ってくらい。
でも東条の方がいいかなあ。



何日目だ。
たぶん8日目だと思う。

ちょいちょい飲んできてずっと良かったんだけど今日もいいね。
流石に甘みは少し飛んでいるけど、全体の設計は終始一貫崩れない。
今日は吉川がメロー、東条がミネラルで味薄め。
淡くはなっていますが、メロン&バナナがうっとり香り、ソフトな質感で味の伸び。
淡くなったけど好ましい甘みと旨み。
うまい。
かなりお気に入り。
イチオシでもいいくらいかな。
抜栓後、劣化しないタイプですね。










Tag:会津娘



新酒2本目に選んだのは山梨県の七賢です。

先日カテゴリを地域別から都道府県別にかえたら、山梨県の酒はたった1本だけ。
沖縄や宮崎、鹿児島のお酒を無理に飲もうとは思わないけど、山梨はちゃんと蔵だってあるし飲んでおきたい。
笹一さんなんかは美味しいんですけどねえ。


というわけで七賢です。
日本酒では一番搾り、とうたうのは珍しいですね。
やはりビールのイメージが強いからでしょうか。
大抵は搾りたて、という表記です。

お米はひとごこち57%。
山梨県北杜市の契約栽培米だそうです。
もち生酒。


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ワイングラスで。
程よい吟醸香。
ややザラついたイメージですが、メロン、マスカット、桃などのフレッシュな香り。

まずまずかな。
比較的甘め。
酸は新酒としては中程度の高さでしょうか。
それよりも比較的味わいが良く出ていて、ミルキーさや円やかな感じもああります。
たぶんベースは少し古い味わいかなあ。
悪くないけどね。

一方気になるのはやはり粗さ。
新酒なのでしょうがないのですが、苦みやザラツキが多少。
基本線はすっと爽やかさのあるフィニッシュですが、その辺が舌に残りますね。


まあまあ、及第点。
値段も安めだし、この時期の縁起物としては悪くないか。
でも4合1200円なら1、素直に500円でいいんだけどねえ、その分しっかり旨ければ。
別に金持ちってわけじゃないけど、俺なんかはせっかく飲むのにやすい方がかえって手が伸びにくいけど。


2日目。
昨日より良いかな?

ちょっと青みのあるニュアンス。
はっきり甘いです。
とろっと、果実味。
フレッシュもあるけど爽やかというよりは、濃醇で円やか。
粗さもかなり軽減しており、美味しいです。
すこしきゅっとした感じがるので、そこは新酒かなあ。

ん、でもやはりちょっと古い感じ。
よく言えば新酒らしからぬ、良く練れてる。






Tag:七賢


28BY新酒1本目に選んだのは、姿です。
うえも酒店さんの企画商品(たぶんほぼ毎年恒例)。
少し前は『俺の姿』で、それが変化してみんなの姿になったんでよね。
これを説明しないとなにがみんななのか謎だから。

蔵元で酒店スタッフが汲んできたお酒を、車でもってきてその日のうちに売るという商品です。
最高にフレッシュな状態のお酒を飲むことのできる、素晴らしい企画です。
立春搾りとか、元旦搾りとかこれと同種の企画はちょいちょいありますね。
でも日本全国の酒屋、もっと真似したらいいのにな。
近い蔵のお酒なら小規模なお店でも単独でやれるじゃん。


今年のスペックは五百万石55の純吟、無濾過生原酒、直汲みになります。
さらにおりがらみ、中取り、あらばしりの3タイプを販売していました。
かなり迷いましたが、おりがらみをチョイス!
最近はそうでもないけど、やっぱりオリガラミスキー(ロシア人)なので。
大学の第2外国語はロシア語だったし!
気持ちはロシア人!!(嘘)



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夕方5時にはお店に到着する、とのことだったので5時半くらいにお店にいって買ってきました。
日付はまたいでしまいましたが、そこから6時間ほど冷やしていただきます。
ちょっと冷えが甘いけど、ちょうどいいかな。


おりがらみ、と言ってもうすにごりレベルです。
ガチ濁り部分は除外して出てきた順番的として、おりがらみ→荒走り→中取りということなのでしょう。
味わいの濃さとしては、おりがらみ→中取り→荒走りとお店の新人スタッフ(ごめんねw)が言っていました。
頂きましょう。

激ウマ!!


残念ながらガス感はないですね。
ガス感はどうですか?と聞いたのに、『ガス感はおりがらみが一番ですね~』と答えた新人スタッフ○すぞ!(ごめんねw)
無いならないって言えや!
念のため言っておくと、俺はしなかったけど店頭試飲はあった。
バリエーションまで準備してあったかはわからないけど。


それにしてもうまい。
美味しいとしか言えません。
最高です。

チャーミングな甘みが豊かに広がって、そのままストンと落ちる。
そんな感じ。

姿にしてはスッキリ系、と他のスタッフもいっていたのでおりがらみにしたんですが、結果としては大正解だったかな。
甘みが物足りないということはないです。
フルーティというよりはスイーツな甘みでしょうか。
でもすこし柑橘っぽいニュアンスもあるのか。
この辺もまた良いのよねえ。

これは姿が凄いのか、その日のうちに飲んでいるからなのかわかりませんが。
味わいの調和、一体感が素晴らしいです。
薄っぺらいとかもないし、くどいとかもない。
苦み、引っかかり、荒さなんかも感じさせない!

姿らしいややフローラルやベリーな香り。
うすにごり(おりがらみ)らしいチャーミングな甘み。
ところがつるっとした姿らしい綺麗さも健在で、酸が全体を美しくまとめています。
この時期の五百万石で、しかも企画商品ってなると日付ありきで硬いとか痩せているとか、その辺が気になるけど。
そういったことは全くなし。
旨みもしっかり感じさせつつ、スッとスピーディに切れていきます。



これはマジ最高!
久しぶりにテンションの上がる酒です。
また角が無くてフワフワ、無濾過生としては驚くべきエアリーさ。
もっかいいうけどやっぱり硬くないんだよね。
この時期の五百万石とか、あるいは美山錦とかは感じやすいんだけど。
で、かなりはっきりした甘みが出てきたけど、スッと流れるし、ぶよっとした感じもない。
薄いガラスでストラクチャーを保ってるような美しさ。
はっきり甘いのに美しいってなかなかないぞ。
そしてほろりとミネラル感。
少し艶っぽいにごりの薄もやベール感。
この辺があってもとにかく苦みを感じさせない。


これはマジでヤバいね。
4合瓶があれば(バリエーションなしの4合瓶はあった)あらばしり、中取り、おりがらみと飲み比べたいくらい。


いつまで残っているかわからないけど、このブログを朝イチで読むような奇特な方がいたら早めに買いに行ってください。
あれ、うえもさんの紹介記事ってまだやってなかったっけ。
18時までだから仕事終わりには買いに行きにくいんだよなあ~。
あ、オンラインストアでも売っているみたい。


既にアテなしで3杯目。
ややビターさ、ミネラルのホロリとくる感じが強くなってきたかなあ。
超フレッシュというお酒なので変化も楽しみだけど、今日で4合近く行っちゃうぞw
それにしても姿、人気なくはないし有名ではあるけどもっと売れていいと思うの。
少なくとも、十四代とか而今をオークションで買ったり、あるいは必死にポイントためたり抽選応募したりするならこれで良くない?
味わいが近いとかっていうより、伍するおいしさという意味でね。
応援してます、密やかに。

あ、まじで4合行きそう。
今年一番進んだ酒じゃないか?
できればガスがあるのも飲みたかったけど、無いから進むのかなあ?
でもこれを研ぎ澄ますと袋吊りになるってのはわかっているので。
しかし11月に飲む新酒としては最強クラスです。
すごいね、美味しい酒は酔わない。




2日目。
どうでしょう。
昨日よりもさらにはっきりと甘みが出ました。
リンゴの蜜のような深く、また密度の高い甘み。
そこにさらっと羽織るミルキーさ。

一方で顔の彫が深くクッキリしたような、そんな雰囲気。
苦いわけではないけど、少し陰影がついて、くすんだような。
今日はやや重いと感じる人もいるかもしれない。
中取りだったらどうだったかな?

完全無欠だった昨日に比べると、細部の質感やバランスで劣る。
それでも十二分に美味しいんですが。
昨日ねる前にふと思ったのは、泉川のふな口に近いかな。

うーんでもやっぱりちょっと昨日より引っかかるね、後半からフィニッシュにかけて。
はっきり言えばやはり雑味が気になります。
何日かおいて味が飛んできたくらいのほうがよくなりそうな気もする。
あ、でもなんか軽くじゃばじゃばっと撹拌したらよくなってきた?
どのような原理かは定かではない。
ミルキーで柔らかくなったような。
あっ、もしかしてオリが混ざっただけか?
そういえば撹拌してなかったわ。
もう酔ってるからよくわからないよ。



さてさて3日目はどうでしょう。
やっぱり甘みは最高ですね。
深く、果実や花々の蜜。
酸がきれいに溶けてフレッシュ。
ミルキーさもあって、けど明るい。
もちろん濁りの分の霞みはあるがクリアーです。

ややおりがらみらしいきゅっとした質感がはっきり出始めました。
そこにややビターなニュアンスが絡みます。
ここが出る分、やはり初日のMAX状態には劣りますね。
それでも素晴らしい味わいですが。
甘み、明るさと深さ、そこに絡むわずかなビター感。
ちょっとスムージーな感じ?

やっぱり姿好き。
明らかに香り系酵母なんですが、とにかく造りが上手い。
これがそうなのかはわかりませんが、18号つかわせたら屈指の蔵。


4日目、ラスト。
このお酒は本当に良いね。
今日はまた少し雰囲気が変わって、うっとりするような柔らかさで、さらっと甘みが溶ける。
甘みややダウン、酸ややアップ。
昨日なんかよりフレッシュな印象が出て。
おりがらみの良いところが出たソフトさ。
少し舌にじんとくるアタックも出始めましたが全然許容範囲。
28BY、姿はもう1本くらいはやりたいですね。
うえもSPは来年もやろう。










Tag:姿 イチオシ


ほんとは飲まないつもりだったけど寝れなかったので。
岐阜から津島屋です。

ブログ登場は3本目かな。
2年半ぶりか、ずいぶん開いてしまった。
窮めの山田○○才の春とこの蔵の2トップをやってしまったので次は美山純吟かなともっていたのですが。
ピンクのキュートなラベルに惹かれて、雄町50の純大を。
この商品はたしか去年からだったはずで、生もあったはずですがこれはたぶん火入れ。
瓶囲いとなっています。
この蔵の火入れは初めてですね。
ググっても意外と情報が出てこないなこの蔵は。




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ワイングラスで。
火入れはワイングラスで飲むことが多い、最近は。
生でガスのあるものや、ジューシーで捌けの良いものは量の入る開放型の陶器でグイグイ飲む。
もっと濃密なのとかになって、ようやく90ミリくらいのを使う。


香りますね、メロンやイチゴのような香りが開栓直後から。
おや旨い。
とろみのある液体、さらりとした舌触り。
蜜のような甘みがあるが、香りやとろみから察したものよりやや控えめ。
この辺は火入れってこともあると思う。
でもこれはこれくらいでちょうどいいかもね。
その分、すこし掠れたようなニュアンスから始まり、雄町の深い味わいが存分に。

これはかなり旨いぞ。
ただし全体の流れはきちんと整っており、濃すぎるわけではなくミディアムです。
また旨みを残しつつするりとエレガントに消えていきます。

旨みは濃いんじゃなくて深みで表現できていますね。
特別ビターなわけでもないし、熟成感も感じません。
しなやかな旨みが良く出ているなあと。
雄町っぽいというより、山田錦か愛山を挙げると思います。
ブラインドで酒米を当てろと言われたら。
いい塩梅に育ったミルキーさや蕩け感は少し十四代なんかも想起させます。





良いですね。
味わいとしては窮め山田よりか。
純大らしい造りですよね。
カプ系のメロンや苺の香りが出ていて、とろりと緻密な舌触り。
甘みも出ているし、何より旨い。
酸は低めですが、全体のボディラインや雰囲気はエレガントそのものです。

あえて言えば、入りから少し苦みがあるかなあという感じ。
上の方で掠れたと表現しましたが、少しスモーキーな雰囲気にもとれる。
もったいないような気もするけど、独特の雰囲気といえなくもない。
すこし辛いのかなあ。
この辺は明日あたりうまいことハマってくれるといいけど。



結構好きなんですよね、津島屋
王道を行く味わいというか。
ふーん契約栽培山田錦50の純大とかあるのか。
それとこれが対になる感じかな。
でもこれは下手な大吟買うなら4合2000円以下だし良いと思うけど。


2日目。
イチゴシロップのかき氷みたいな香りしますね。
とろみ、ブリブリではなくて少し穏やかだけど、甘み。
そして重なる旨み。
きらりと光るクリアーさもありつつ、柔らかく蕩ける味わい。
フィニッシュのところで少しだけアルコール感があるかなあ。
でもかなり良いと思う。

Tag: 津島屋


静岡県の志太泉です。
意外と都内で手に入りにくいんですよね。
いや、見かけはするんだけど見かけるお酒が偏っているというか。
フルラインナップなお店ってほとんどない。

当ブログでは2回目の登場。
前回のお酒は激ウマだったのですが、ややイレギュラー的熟成酒でした。
なので今回はレギュラー商品の中から、ハイスペックの純大を。

ちなみに中川さんで購入したのですが4種あって悩みました。
27BYがコレと純吟八反35号、あとは26BY県内鑑評会出品酒に、前述の愛山熟成酒のBY違い。
興味がある人がいたらおいしいから買ってみてね、愛山。
まだあればだけど。

兵庫県産山田錦40の純大、火入れです。
酵母は静岡酵母HD-1。




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流石に美味しい!

含み香はこれ、どうでしょう。
静岡酵母というと、酢酸イソアミルでもっとバナナっぽい印象があるんですが。
イメージよりもカプロン酸エチルが出ていそうな香り。
メロン、にあとはべりーっぽいのもそこはかとなくあるような気も。
あとはバニラかなあ。
さらりと自然体な着こなしで香ります。

味わいのほうは、程よい甘みをピリッと辛みで切らすタイプでしょうか。
その点はややトラディッショナル。

甘みはさらっとした風合いのシュガーな甘み。
静岡酵母なので酸は引くめ。
どちらかといえば綺麗なお酒なので、旨みは強くは主張しませんが。
香りとともにうまく深みを出してきます。
あとは辛みでピリッと切らす、すこしアルコール感あるかな?



美味しいですよ、満足できる味わい。
特筆すべきは、なじみの良さでしょうか。
柔かくサラッとなじんで、すっと染みこむ感じ。
水の良さを感じさせるようなお酒ですよね。

ちなみに仕込み水は中硬水だそうです。
たしか硬水のほうが発酵力が固まるので本来は醸造に向いているんでしたっけ?
風の森なんかはかなりの硬水でしたよね。
逆に白鴻とか鼎(瀧澤)なんかはいわゆる超軟水だったはずです。
仕込み水飲ませてくれる居酒屋って結構あるけどあれは楽しいですね。
白鴻の仕込み水とか美味しかった記憶があるもん。


ああ、しかし良いな。
基本静かなお酒ですが、きちんとお酒だけでも楽しめるようなお酒です。
ここまでお酒でだけで結構な量飲み進めてしまいました。
果実味と甘みもしかkり感じられて好印象ですし、味はあるけど軽い!
またすーっと伸びやかで、かつ1本心の通った味わいで。
糸引く滝のように、清涼さを湛えながらストンと深いところまで落ちてきます。
しなやかな旨みはいかにも山田錦といった感じ。
優しくふわりと纏ったミルキーさや酸のニュアンスも素敵です。
ミネラル感は強くないけど、優しくほろっと来るね。

また、まだまた育っていきそうなお酒ですよね。
もう11月ですけど全然きれいですし、またここから味が乗ってきたらそれはそれで美味しそう。
その意味ではやはり愛山熟成に通じるものがありますよね。
いいなあ、好きだなあ志太泉
違いの分かる方にぜひ。



2日目。
酒が進むねえ。
香りはどうだろうね、フルーツじゃなくてバニラとフローラルな香りだな。
落ち着いてるけど明るさもある。
ソフトで伸びやか、しなやかな甘ウマがすーっと伸びる伸びる。
すーっと。


あれれ、このお酒はすごいな。
5日目だっけ。
旨いわ。
静岡吟醸っぽいマスクメロン系バナナな香りにちょい柑橘。
エアリーなタッチで淡い甘み、でも芯のある旨み。
これはおすすめせざるを得ない。
盃が進みますよ。
意外と力強くて、醤油や刺身の風味に負けない芯がある。



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Tag:志太泉


御山杉、まったく知らない銘柄を買ってきました。
三重県朝日町の稲垣酒造場さんのお酒です。
調べたところ、朝日町というのは北勢地域、桑名と四日市の間あたりでした。

おそらくは非常に小さい蔵でしょうが、生酒を9月出荷とは、こだわりがあるのでしょう。
稲垣陽子さんという女性杜氏が造っておられるそうで。
生酒以外は1年以上、2~3年寝かせて出すという熟成志向だそうです。

お米は神の穂60、酵母も三重県のものだそうです。
いちおう純米吟醸ですし、mk-1かmk-3でしょうか?
熟成志向であればもしかしたらmk-5ということもあるかもしれません。
あとやはり冷蔵庫で秋まで意図的に寝かせたものらしいっすね。



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いただきましょう。

含むとバナナ系の香り、mk-1だねたぶん。
含むとけっこうボリューミーに香りますよ。
この時期の生ですが、いやな香りなどはなく、しっかりした管理が伺えます。

よく練れた味わいは、甘み・旨み・酸が一体となったもの。
旨口の味わいですね。
まろやかだ。
生っぽさもありつつ、上手に育っています。
いい感じの乳酸系のニュアンスも。

そこにじわっと辛み。
濃醇な味わいに、ビシッと辛口で1本心を通したような。
ややビター。
スモーキーもわずかに。
余韻も旨辛。



お世辞にもモダンとは言えない味わいだけど。
造りはすごくしっかりしているのではないでしょうか。
伝統をしっかり引きついて、地域に根差したお酒を丁寧に作っているような。
そんな印象を受けます。
造り手もそんなお酒が好きなのでしょう。

三重って淡麗というよりは芳醇・濃醇で甘めなお酒が多い気がするんだけど。
これも本当にとろーり濃醇です。
それをビシッときいた辛みで、昭和って感じ。
好きな人いると思いますよ。
なんせ造りは良いし、わざわざ時間かけて仕上げているので。
本物志向の辛口酒?かな。
俺の嫌いな居酒屋ブームおじさんとかセンベロおじさんなんかに飲ませたら絶賛するはずだ!
お燗もいけるはず。

ただし。
おこちゃまな僕にはこのお酒オンリーで1升は正直キツイです……。


お燗。
んん~??
お燗にしたほうが何故か軽く、フルーツ感が増す。
バナナに加えて柑橘だ。
でもナッツもあるよ、浅いローストの。
冷やに比べると旨みも豊潤さも弱く感じるなあ。
味はあるけど深みが無くてペラく感じるというか。
でも辛みはビシッと来るよ。
これは冷やだな。
とにかく熱燗はだめ、せめてぬる燗。
ぬる燗なら優しい甘みとビターさがいい感じかな。


6日目。
ちょいちょい飲んでいたんだけど、劇的な変化が。
辛みが随分と消えた。
バナナ全開。
濃醇さが少しとんで、さらっと。
それでも練れた甘み。
悪くない。
やっぱり悪くないお酒なんだろうね。










Tag:御山杉


日本酒感想日誌でもついに登場、十四代です。

これまで十四代に関しては、もう完全にお店で飲むお酒、というスタンスでしたが。
今年あんまり飲んでいなくて、ちょうど手に入る機会があったので買ってみました。

個人的には龍月・双虹や七垂二十貫を飲む機会が多いので、あえて純吟を。
とはいえ特A愛山50ですが。
中取り、生詰です。



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うほ、美味。

美しいですね~。
やはりこのクラスでも十四代十四代
適度な重みといか、とろみのある官能的な液体。
果実味あふれる甘酸がとろけて、そのまま消えてゆきます。

俺は天下の十四代といえマズい時はガツンと言うぞ!なんて息巻いていたのですが杞憂に終わりました。
イマイチな十四代って白鶴錦しか飲んだことないけど。

ハイクラスと比べると、甘みの濃度が違いますかね。
これは比較的酸が高めで、ゴクゴクいってくれという感じ。
しっかり、らしいちょっとミルキーで蕩ける甘さもありますけどね。
香りは立ち香も含み香もかなり控えめです。
仄かに果実フレーバーをまとった水。
香りはどうだろう、白桃が近いような気が。
ちょっと紅茶のダージリンに近いようなニュアンスも感じるかなあ。
そんな感じ。
極わずかにミネラル感、苦みを感じさせつつ、スッと綺麗に消えます。
仄かな甘い余韻もいいですね。


となるとやっぱりこのクラスでこの銘柄に近いのは東洋美人ということになる。
明るくクリアーな感じは結構近いと思うけど
違いは東洋美人のほうが、少し華美というか、洋の雰囲気が強いかな。
十四代のほうがミルキーな蕩け感。
あーでもそうなるとこの間の東洋美人の白鶴錦で感じた白桃や蕩け感の強さはここに繋がってくるのかなあ。
なんて思いました。


あーいい具合に甘み出てきたわ。
あまーい!!
これまで飲んだ日本酒の中でも最高クラスにとろみがありますよね。
グラスに注いだ時にでた泡がずっとそのままですから。
甘みも次第に強まってきて、大吟なんかと変わらなくなってきたわ。
こうなるとやはり、酸が必要ですよね。
それがちゃんとあって、一体感、いいバランス。
とにかく蕩ける。
それでいて清涼感もあるからなあ。
この感じはやはり唯一無二ですね。
こんだけの粘性で、雑味は皆無に近いってのはすごい。
また十四代って実は2000石くらい造ってて、製造量的には地酒蔵としてはもうMAXなんだよね。
それでこの長い期間、味のブレなく造ってる高木さんは本当に天才ですよ。


まいった。
やはり十四代は日本最高峰の美酒です。
美味しい。




さて2日目です。

うーん今日も変わりなく美味美味。
少ししっとり妖艶かな?
含み香の香り方なんか、静かですかふわりと確かに香るというような。
そして蕩ける果実味。
そして明るいトーンのきらめきもある。
でもやっぱりとろみがあって甘みもあり、冷やしてゴクゴクよりもやや冷えでチビチビか。
あえて難癖つければ、僅かにアルコールが浮くような感じがあるかな。

昨日思ったんですが、ここまで来るともうお酒単体でいいですね。
もちろん食べ物と合わせたって良いんだけど、少なくともお刺身食べながら飲むようなお酒じゃない。
それよりナッツかチーズでもかじりながらベッドサイドで飲む方がよっぽど合う。


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というわけで超手抜きな今日の一品。
コンビニで買ったスモークチキンスライスをあらびきブラックペッパーとからしで。
新宿のとあるソウルバーで習ったメニューです。
マスタードじゃなくてからしなのがポイント。
器はいにま陶房(鈴木智子)の角プレート。


3日目。
よくできた大吟の味。
文句ないです。




Tag:十四代

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