no.677


すっかり忘れておりました。
わたくし、今日が誕生日です。
ついに30です。
人生も残り少ななので、なるべく働くことなく、より一層楽しんでまいりましょう。

というわけで先日勢いでポチっちゃった東一です。
まあこれほどふさわしいとびっきりのお酒もそうはないでしょう。
つかまだはせがわのネットで売ってんな。
えーこれが即完売しないなんて時代も変わったなあ、いくら年末じゃないとはいえ。
ちょっと信じられない。


もしかしたらこの1年2年で日本酒ファンになった人には大したことないお酒の一つかもしれないけど。
僕なんかにとってはわりとたいそうなイメージのある銘柄の一つです。
平成に入ってもう30年近く、日本酒界を引っ張ってきた蔵元として5指に入るのではないでしょうか。
昭和63年に吟醸蔵を目標に掲げ、同時に地元佐賀県で山田錦の栽培をはじめました。
ゆったら最近仙禽やら新政なんかがやってるドメーヌ化の先駆けですよ。
30年先行。
ほかにもそういった蔵はありますけどね。
以降、鑑評会など各賞総ナメ。
生産量は5000石程度と地酒蔵としては大変立派なものですが、クオリティを現在まで保っております。
この蔵で修業した若手醸造家は本当に数えきれないほど。


そして東一といえば、何といっても勝木慶一郎製造部長。
(詳しくはググってくれ、現役では日本酒界でも10指に入るようなマエストロかと)
その勝木氏によって選ばれたその年最高の斗瓶こそがこの“選抜酒”です。
そう、この赤いシールがこのお酒の本体!!

納得いったものでないとこの赤いシールが張られないので、リリースがなかったBYもあります。
純米大吟醸と大吟醸があるのですが、どちらか片方の年もあります。
年内出されることもあれば、年明けを待ってということもあります。
当たり前ですが非常に貴重&高価なお酒です。
今年は税込みで純大が15000円、大吟が13000円近くしたと思います。
ヴィンテージにもよるのでしょうが、むかし飲み比べしたときに大吟がよかったので。
佐賀県産山田錦39、酵母はおそらく9号系なはずです。



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ああ旨い。
この蔵らしい南国系の果実の香りがふわりと。

いいですね、素晴らしいですよ。
やや柔い甘みは、しかしながら山田錦らしいしなやかさとコク。
ここはおそらくここからさらに出てくるでしょう。
蕩ける様なミルキーなニュアンス、そしてこの時期らしい円やかな旨みは上品で繊細なナッティさもありつつ。
まだフレッシュで明るい酸も、綺麗に。
旨みがしっかりあるんですが、淡い南国果実水な表情も。
この時期に出してきたのがわかりますよね。
寝かせに耐えうるお酒でしょうが、今が最高にいいバランス。

まだ1杯目の途中ですが、どんどん旨みが出てきましたね。
甘く、そして旨い。
でも明るいトーン。
本当に味わいがながーく残ります。
フィニッシュは極々わずかにピリリと、大吟らしい潔さ。
これが嫌じゃなくて、最後にキリッとした清々しさを残してくれるんですよ。


せっかくのお酒です。
細かいことは言わずに楽しみましょう。
大吟醸の極致というようなお酒。

あー、きましたね。
ふんわりと優雅に広がるバニラリーさ。
透明感、果実味。
甘やかで、旨く、それでいてフィニッシュはきりっとした輪郭。
五味が素晴らしい調和。
うーんこれは美味い。
コスパとかクソくらえ。
そもそもお酒はし好品で、酒の世界にコスパなんて概念は存在しないのだ。
いや梵のときにコスパコスパ言ったばかりだけどさ(笑)

とにかく。
控えめに申し上げて、幸せというほかございません。
すこぶるご機嫌な誕生日を過ごせそうなお酒でございました。


2日目。
色々考えながら飲んでたけど、けっこう手間のかかるお酒。
冷えすぎは厳禁。
食べ物もNGで、お酒そのものを単体で楽しむようなスタンスがいい。
良い状態にはまると抜群。
熟れた果実、バニラ、そして旨み。
華やか志向というより、ちゃんと旨い大吟。
メローさにはうっとり。
熟成好きならもすこし寝かせてみたい気も。







Tag:東一


これもずっとやらなきゃと思っていたお酒。
タイミングが合わなくてね~、どのスペックやろうかとか悩んだり。
よく考えたら“播州”一献なわけで、当然やるべきは山田錦でしたね。
外のみ経験も全くないんだよね~。

当然のように特A地区吉川産の山田錦を使ってやがります。
磨き58の純吟ですからね~。
これに特A山田は贅沢なもんですよ、さすがお膝元ですわ。
似たようなラベルで純大もあるっぽいね。


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ワイングラスで行ってみましょうか。
立ち香は控えめで、なんだろうね。
マスカット、スイートだけどビターなオレンジとか。

う~ん、どうだ?

とろっとした、ややぶよっと?
滑らかなタッチ。
甘じょっぱいような甘旨みがするっと入ってきます。
味わいの幅はやや太めかな。

これ協会18号?
それにしては穏やかな香り。
口当たりの滑らかさからのイメージか、白桃。
あとはやっぱりマスカット、ちょっと柑橘系。

甘みは結構いいんですよねえ。
しなやかでコクのある、山田錦らしい甘みが割とはっきり出ます。
滑らかな口当たりは綺麗だし、伸びやかにする~っと綺麗に引けていくんですが。

問題は苦いこと。
甘み密度がしっかりしているので飲めますが。
やっぱり苦みが終始ノイジー。
繊維質なザラツキとして邪魔。
ほどよいジューシーさもあるんだけど。

あまりテンション上がる感じじゃないんだよなあ。
甘いけど落ち着いてる美酒という感じで。
滑らかさとか伸びとか良いんだけど。
やっぱり苦みが余計なんだよなあ。

なんか中途半端で田舎くさいんですよね。
この設計なら、純大でやれば?って感じ。
そうなるとこの磨きで値段張るのに特A山田な意味がなくなってくる。
まだ1月だしトレンドでいえば、八反とか美山とかお手頃なお米でフレッシュ&ジューシーに仕上げるとこだし。
別にそれが良いって言ってるわけじゃないけど。
蕩ける系な甘みは本当に良いんだけどなあ。
苦みがどうにもならん。







Tag:播州一献


です。
なんと超吟しか飲んだことがない。
それもどうなんだということで。


基本は、しぼりたて初雪という、新酒の時期に出る純大です。
それを夏まで少し寝かせて出す商品が、この氷酒(ロックザケ)。
中身一緒です。

でこの初雪なんですが、酒税法上の都合で磨き50の純大となっておりますが。
実は日本の翼クラス(磨き35)8割+吟撰クラス(磨き50)2割という配合のブレンド酒らしいです。
つまり実質ほぼ日本の翼(5400円)。
ところが初雪は1944円。
大変コスパよく、またお味もいいととある筋からかねてよりおすすめされていたので買ってきた次第。

ただしそのままやってもつまらないので、初雪ではなく氷酒のほう。
それも去年リリースのものを熟成したバージョンになります。
ここだけ間違えないで見てください。

ちなみに兵庫県産の特A山田です。
やっぱコスパすげえ!!
ハイスペが飛ぶように売れる蔵ならではのサービス商品ですね。
特A山田錦38なら、熟成酒にチャレンジしたのも納得してもらえるでしょう。
出荷は2016.07です。



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そういや言い忘れてたけど、うすにごりです。
初雪というくらいなので。

撹拌して。
だいぶとろっとしてますねえ。

あ、でもさっぱり飲める。
たぶん新酒の時期はかなりサラッと飲めるお酒だったのでは?

無濾過生うすにごりの1年熟成なので、熟成感はあります。
ただしそれほど気にならずに飲めますね。
そしてこの甘みは面白いよ~。
ハチミツレモンだ。
だからコクがあるけどさっぱり。
なるほど、こりゃロックもアリだわなあ。

流石に磨きがいいお酒で、雑味は少ないですね。
香りもわずかに熟成感もありつつ、純大って感じの香りが生きています。
甘旨みは複雑で官能的。
バニラやカスタード、紅茶のようなニュアンスも。
引きのとこなんか、砂糖たっぷりレモンティっぽいんだよね。
超吟にも通じる様なしなやかでコシのある、わりとはっきり目の甘み。
それでも酸味のフレッシュさもあり、滑らかにするっと。
フィニッシュ部で、にごりらしい収斂性が少し。



面白い、つか普通に美味い酒。
1年熟成はまあジョークみたいなもんで、普通に今年の初雪や氷酒飲んでみてください。
おれもなんかやろっかな~、
スッキリがすきっていうならあれだけど、甘いのが好きなら黒龍より全然いいと思う。

本来の商品コンセプトに従って、氷を一つ、ぽちゃんとな。
ふむ、かわらんね。
しっかりしてるからできることかな。
つまり夏にロックにして飲むには良いということだ。
甘みがへたらずにさっぱり!
あーでも氷入れたほうが熟成感とか苦みが出るような気もする。


2日目。
やっぱ熟成のニュアンスが鼻に突く場面はある。
それでもこのはちみつレモンは面白い。
たぶん皆が思うよりあちみつレモン。
わりとゴクゴクいけるのよねえ。
お店で半合だしたらかなり楽しいと思うけど。







Tag:


長陽福娘、純米山田の直汲み。
26BYにやって、思いのほか、局所的に反響の大きかったお酒です。
思えばなんででしょうね。
知ってはいるけどまだ飲んだことないとかそんな時期だったのでしょうか。
ことしはコレと、純吟の9号の方はやろかな。

麹室の整備・麹箱を新調という情報が入っております。
自分はそこまで鋭敏な感覚があるわけでもなく、とくに心配はしていないんですけどね。
木香自体とくに苦手でもないし。



麹室の改修をする蔵が多いですね。
昔から一に麹とは言われていますが、近年麹造りがより一層重視されている気がします。
麹米だけは良い米使うという蔵も増えてきましたよね。

そういえば話はそれますが。
麹とは別の話ですが、たまに『蔵付き酵母が~』という方がいます。
糸井川の火災で加賀の井さんに、『もう同じお酒は造れない』なんて言っている人を見かけました。
僕的にはなんだかなあ~という感じで、だって速醸の酵母添加で蔵付き酵母の影響なんて0.01%以下でしょう。
カタギの方のこの辺の偏った知識は何なんですかねえ。
僕は『もやしもん』のせいだとおもっているのですが(笑)



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しかし毎度のことですが、630キロってのは小仕込みですよねえ。
普通の純米なんだけど大吟なみ、しかも直汲み。
もうちょっとお金とっていいんですよ~。



ああ、いいですね。
甘やかな巨峰の香り。
爽やかさを感じるのは、すこしリンゴっぽいニュアンスかねえ。
ボリュームが大きいわけではないのですが、素晴らしい香り方。
繊細なところの表現力がまるで違います。
ドヘタの18号と比べてほしい、この違い。

ちりちりとガスがありながらも軽やかで柔らかいタッチ。
する~っと流れる過程で、上品で繊細な甘み・旨み。
乳酸、いやバニラっぽいか?
ふわっとね~。
あー気持ちいい。
頭がとろーんとしてきます。
最後はガスときもち強めのミネラル感で、ややドライにフィニッシュ。

まったくもって、良いお酒です。
やっぱり本当に毎年丁寧に造っているんで、それこそ大吟並みに。
去年の9Eでも感じましたが、よりクリアーにシャープに…というのはなんとなく感じます。
フィニッシュのところでもやや収斂性が強め。
その分、純米がちょうどよいですね。
ほどよく味が出ています。
僕が純米>純吟という判断を下すのは本当に極まれなこと。
ドライな雰囲気も漂わせつつ、小ぶりで可憐なチャーミングさの甘みがちゃんとね。
蕩ける様で、イメージは白桃カルピス。

酸は表だって出てくるようなタイプではなく、したがって光彩をはなってキラッキラって感じではない。
でも2.0なんだよねえ。
それよりも静かに、穏やかな中にミネラルがほろっと……、という感じで。
ただし、たとえば澤屋まつもとみたいに、あそこまで幽玄の世界へ……という感じではなくて。
蕩ける甘みが最高です。
いやいや、一昨年よりいいかなあと思います、俺は。
2年前の『正統派、普通車を超ハイエンドまで研ぎ澄ませたような。』という表現は今年も当てはまります。
巨峰とか桃とかフルーツか出てきますが、余韻にかけてきちっと純米酒らしい米の旨みもしみじみ感じさせる。


あえて言えばガスがそこそこしっかりしていて、フィニッシュにやや苦みがあることくらいでしょう。
それが気になるなら普通の無濾過生を選んどけばいいんじゃない?
俺も来年は普通の無濾過生試してみようかな、って思うくらいだもん。
仮に、ガスが気持ち溶存か?くらいなら普通のほうが良い可能性もある。
程よいガス感、粒立ちは舌に気持ちいいけどね。
あと、かなり繊細なのでちょっと食べながら飲むのがもったいないような気もする。
その辺の感覚が普通の純米60とは違うよね。
これを純米っゆーてだす岩崎さんの奥ゆかしさ!



美味しいね~これは1升で買うべきお酒ですね。
4合瓶だとちょっと悲しい。
これをイマイチ、というのはありえないな。
この時期、1升3000円を下回るお酒でこれほどの完成度を誇るお酒はそうそうないと思うけどね。
あったら教えてよ。


2日目。
ああいいですね。
まだガスもありますが、だいぶ弱くなったことで、ほっとする優しい飲み口も存分に。
柔かく、果実味とミルキーな甘み。
繊細ですが、しっかり味わわせてくれます。
今日はかなりslowlyなテンポ感、いや俺の気分かもしれないけど。
メローといっても差し支えないくらい。
この辺はまた2年前とちょっとイメージ違うなあ。
ふっくらやさしい旨み感も。

それでも最後はガスとややドライな〆。
でもこの締めがいいのよね。
酸味にガスの粒立ち。

珍しく日に4件もコメントがきて、たぶんみんな好きなんでしょう(笑)
ここだけなんでしょうかね?


3日目。
やや濃厚さが出てきました。
うすにごりとか、そんな感じの味わい。
うめぇな。
巨峰カルピス。
弱くはなりましたが、ガスはまだ溶けています。
味わいの分、ややアタックはありますが、まあ許容範囲でしょう。
高精白のお酒とはジャンルが違いますからね。
ミルキーな甘やかさと、果実味。
酸も強く主張することはないが、明るくフレッシュなトーン。






Tag:長陽福娘 イチオシ


当ブログではおなじみ、百春です。
今期は例年よりもリリース早めとのこと。

そして、毎度の直汲みシリーズなんですが、なんとりがらみが登場です。
降矢さんかどっかの別誂えはずっとあったけどね。
レギュラーでだすのは初めてじゃないか?
オリガラミスキーとしては見逃せない。
最近はもうどっちかというとジカグミンスキーだけど。
でも今回は直汲みでおりがらみだから最高だねっ!!

麹は雄山錦、掛米は岐阜県産米とざっくり。
磨きは60、酵母はしらん、当然無濾過生。



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おりは瓶底にうっすらって感じです。
ただし米粒の形が見えますね(笑)
とりあえず撹拌しちゃっていただきます。


はい、きた、サイコー!!!
すばらしい。
これなんだよね。
細部が云々じゃなくて、この蔵は自分が求めれているものをちゃんとわかっている。
欲しいところにバシッと来てくれます。

まずちゃんとガスがあります。
ここ最近やってたお酒は、直汲みでもガス弱めのお酒が多かったから。
でも俺、活性にごりのシュワシュワはそれほど好きじゃないんだよな~。

らしい吟醸香はフルーティ&フローラル。
まあマスカット系なのかな。
そこに少しガス由来かハーブのようなほろ苦さ、いい意味で田舎くさい土っぽさ。
さつまいも、というような声もたまにあがります。
でもフローラルな蜜っぽさもあるんですよ。

甘み旨みが香りとともに心地よく膨らんで。
そしてあとは光速のキレ、口どけです。
なんですかね、このフィニッシュへ向かう一直線の流れは。
音速とか超えちゃってもう光の速度。
バニラっぽさなんかも感じさせつつ、さっくりとした極上の口どけ、ガスの粒立ちの気持ちよさ。
別に辛いわけでもなく、そのままするっとね。


いや~。
ハイ最強、最高。
いくらでも飲めますね。

あえていえばガス圧やや強なのでその分ソリッドでちょっと苦みがでますが。
これはまあ全く問題ないでしょう。
百春らしい香り味わいの豊かさ濃密さがあるので、バランスとしてはかえって良いくらい。

いやあ旨い。
もちろんフレッシュですが、酸がキラキラってタイプではないですね。
どっちかというと艶やか、官能的、妖艶な雰囲気を抜群の口どけで切らすタイプ。
それもそんなにアダルトでエロエロな感じじゃなくて、健康なかわいらしさ、チャーミングさも。
まただんだんふわっとしたフローラルさが出てきます。


はい当然イチオシ
オンリーワン。
この銘柄はブラインドであてる自信あります。


2日目。
はい今日もいいですね。
ラムネっぽい爽やかさがあるでしょうか。
やや甘みなどはスリムかな?
ちょっとこれまでより味の飛びが速いですかね?

それでもさくっとした口どけに、そこから漂う絶妙な甘やかさは最高です。
フィニッシュのスピード感も変わらず。
ややアルコールがたつような、すこしピリッとくるか。

これまでにやった百春よりやや足が速いのは気になります。
がしかし、うまいっす。
だんだん甘さも出てくるね。
いいよいいよー。




のこしといたのを。
一昨日のみに行って-、きのうは休んで。
5日目。
落ちないね。
美味い、以上。
のんどけ。






Tag:百春 イチオシ


京都でも日本海側、丹後のお酒。
弥栄鶴の蔵舞というシリーズ。
お米にこだわったシリーズらしくて、祝米、旭米、祭り晴など珍しいお米を使ったシリーズ。

選んだのは亀の尾です。
お米によって味わいの設計、使用酵母などは全く違うようです。
これは亀の尾60を18号、生々。
本当はもっと書くことあるんだけどめんどくさいからこんなもんで。



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立ち香はまさに18号。
ブラインドで利いてもわかりますね。

あーごめんなさいNG。
わざわざ飲もうとは思わないお酒。


少しとろみがあって、滑らかなタッチ。
ちょっとブヨっとしたような感じ。

あまり甘くない。
甘いんだけど酸と苦みが干渉してくるような感じ。
ワイルドで味わいのノイズが多い。

含み香も綺麗に香ってくれないんですよねえ。
少し、もっちゃりとした感じで。
かといって旨みがあるかと言われるとそうでもない。
酒質としてはややクリアーか。
渋み、苦み、収斂性なども感じさせつつ、やや辛みを感じさせるフィニッシュ。


うーんごめんなさい。
2杯目に行く気がしない……。
失礼でございますが、この手の田舎のあまり聞かない酒で甘口志向、ってこのタイプの失敗が多いんだよねえ。
これで今年だしました!ってならまだわかるけど。
地味に何年もつくってんだよなあ。
もうちょっと他のお酒飲んで勉強したほうが良い。
いやこれが目指す味わいですって言われたらもうしゃーないんだけど。








Tag:弥栄鶴


愛知県の新興のお酒に注目しています。
マイフェイバリットなほしいずみ、あるいは二兎、今年やりたいと思っている虎変など。

白老もその一つ。
ほしいずみと同じ、知多半島のお酒。
比較的クラシックなお酒で熟成志向だったのですが、改革の兆しアリ。
今回のような直汲みなど、シーンの最前線で戦うためのスペックを増やしている最中の蔵。

今回選んだのは、地元知田産の若水60。
9号で醸した特別純米、直汲み。

ついでにオマケで頂いた、五百万石ver.のサンプルもあります。
こっちは南砺五百万石60の7号酵母。
日本酒度+10、酸度2.1、アミノ酸度1.7だそうで。
若水と比べると日本酒度が随分違いますね。
ただ志向する味わいの設計は同じらしいです。


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ある程度、旨辛な感じを想定しているので。
その中での甘みのや香りの出方を注視していきたいところ。


ん、予想ドンピシャな感じ。
そして美味しいです。

香りは難しいなあ。
ややブドウ的で、仄かに甘さ。
あとは柑橘に、ちょっと円やかなイソアミルもあるような気も。
香るタイプではないですが、味わいに清々しさをプラス。


味わいは酸もきいてシャキッとした旨みですが、同時にクリーミィさもある。
ミクロなバブルにのったさらりとした口どけが非常に秀逸。
舌に気持ちよく、またそのさなかに控えめながらバニラリーな甘やかさを。
この辺に感じる仕立ての良さ、素晴らしいですね。


ジューシーさがあり、エレガントさもある。
酸、甘み、旨み一体ととなってすごく良い。
フィニッシュへ向けてはやや青いほろ苦さを感じさせつつ。
辛くはないしキレるって感じはないけど。
ちょっと太めの酸で、いいフィニッシュ感ですね。

あ、ヤバい。
甘さが出てきた。
これは良いぞ~鳥肌。
ブドウやバニラの甘やかさ。
もちろんはっきり甘いわけではなくて、旨みや酸で巧みに表現してくる。


これは良いわ。
やはり俺様の見立てに狂いはなかったか。
かなり良いですよ。
残草蓬莱なんか好きな人とかにはおすすめ?
あそこまでキラキラ感はないけど、その分甘やかさの表現力はこっち。
シャキッとした旨さから、ふんわり甘みが来るんですよ。
これが本当に鳥肌モノ。
これは良いわ、おススメ、イチオシでもいいか。
あえて言えば、新酒ならではの荒さもどうしてもフィニッシュにあるので。
ほろ苦みと酸の干渉。
今日は全然いいんだけど、明日ちょっと落ちそうな気がするが、どうでしょう。
酸がもう一回りスリムだったら完璧かな。
ただこの時点で何も食べずに酒だけで1.5合くらい行っているので(笑
この酸味とか厚みが脂を流してくれるって感じは絶対あると思う。
これお酒だけでもいける美味しさなんですが、メシに合わせてもかなり良いと思いますよ。


これが売れないなんてありえないな。
これをただの辛口として売らないでほしいんだよ酒屋には。
辛口ってジャンルに組み込むのは分かるんだけど、この甘み、表現して伝えてあげないと。
いや本当に旨いですって。




オマケの五百万石行くよ。

香らないお酒ですが、香りのキャラは明らかに違う。
ヒトケタ酵母でも9と7は違うな~。
7号は意外と色んな表情ですよね。
9号は今回のブドウも割とわかるなって感じなんだけど。
セメダイン系で、これはこれでイイね!
コクのある甘さというか。
流石にガスはないね、小分けだし。
+10ほど辛くはない。
ただし少しドライでスモーキー?
その分序盤から中盤にかけては逆に少しバナナ的な甘さ。
すこしコクがあるようなね。
そこから、若水より鋭い酸で切れあがってくる感じ。
あーこれも良いね。
小分けで時間たってる割にこれならイイっしょ。
この感じだと、若水の方も明日以降も期待だな。

からの若水がえし。
やっぱこっちだね、ブドウ!!
ふわっとソフト。
甘やかさ。
でもきちっと酸やら旨みのボディがしっかり。
いいよいいよ~。



2日目。
良いですね~。
柔かくて軽やか。
けっして甘くはないですが、甘やかな香りが繊細にふわっと鼻に抜ける。
少し乳酸っぽさもあってトルクのあるような酸を感じさせつつ。
ガスなのかミネラルなのか微妙ですがパラパラと。
主に酸によるところですが、程よい飲み応えを感じさせつつ、するっと流れます。
これはグッドです、おススメ。

ボリュームは繊細なんだが、甘みがさらに出てくる。
この果実感の表現力の違い。
軽やかにとろっと流れる最中、舌にパラパラとガスがほんと気持ちいい。


4日目。
少し残しておいたのを。
あれ、かなりバナナが出てきてバナナジュース感。
とろりと滑らかでノビ感があり、ちょっとアル添のお酒っぽいような感じ。
また甘みも出ていて、濃厚さが段違い。
まだまだちりっとガスもあって。
ほろ苦い柑橘の皮のようなニュアンスを感じさせつつ、すっと切れ上がる感じ。
全般に綺麗でクリアーだし。
やっぱりすごく質が高い。
寝かせても面白そうな感じもありますね。







Tag:白老


茨城県から

去年は雄町、一昨年は山田錦、いづれも直汲みを頂いています。
ほんとはいい加減袋吊りをやるべきなんですが、またも直汲みを選んでしまいました。

お米はきたしずく。
昨今存在感を増している北海道の酒米で、吟風、彗星につぐ品種です。
磨きは60、酵母は不明。
ラベルの鮮やかな水色がいいですね。




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どれどれ。

あーここは相変わらず造りが上手ですね。
ふわっとライトな口当たり。
香りはやや淡めで、マスクメロン様に香ります。

ガス感は極わずか。
何より秀逸なのはさくっとした口どけ感ですね。
本当に気持ちの良い流れがあります。

甘みかなり控えめ。
そこに程よく練れた、ちょっと密な感じの旨みがのってきます。
この辺がまた気持ちいい。

酸味のながれもナチュラル、優しい。
ほろっとミネラルを残しつつ、すっと清涼感をもってキレる感じ。
ラストがわずかに辛いかなという感じですが、好ましい辛さ。

なかなかいいですね。
正統は、わかりやすさなんかでいえばやはり山田錦ですが。
これはこれで楽しいです。
思ったよりも溶けやすいお米という印象ですね、味わいからは。
これをハデハデキメキメで仕上げないで、さらっと仕上げるあたりがセンスいいなあと思います。
ある意味ではモダンな辛口酒なのかも。
新酒の生に疲れた、という方にちゃんと新酒っぽさや旨みもありつつ、リラックスして飲める感じ。
さらっと射意味でパウダリーでふわっと軽やか。


2日目。
うん、これは今日も安定。
ちょっと熟れ感のあるような香味がふんわり。
やらかいながらも、きちんと酸の骨格があって、芯はしっかり。
ドラムベースがよれないよね。
フィニッシュは少し、あだ若い硬い米味か。
やっぱりベストは山田錦だったかなあ。
つぎは山田の袋吊りでも。
酒屋のコメントなんかみると、意外とまっしぐらがわかりやすくて良さそうな感じですね。
まっしぐらは純吟なんですが45なんですよ。
この辺で米によって磨き変えてるところも上手なんですよね~。
同じラベルシリーズで、凡庸なとこならみんな同じ磨きでしょうけど。
実は今年の年末に出た雄町の純大は気になったんだけど、高級酒いくって蔵でもないなあなんて思ったり。
とりあえず袋吊りだね、つぎは。
評価している蔵なので、最低限年1回は。






Tag:



たかちよの新シリーズですね。
かなり気合の入った展開なので注目度も高いと思います。
詳細は各自検索!

基本的に自分のためにやっているブログでサービス精神は著しく低いのですが。
たまには日本酒ブロガーとしての責務を果たすべく、新商品に真っ先にチャレンジしてみました。
本当は第2弾の愛山、第3弾の愛山×雄町が良かったのだが(笑
ちょうどほかのお酒買うついでに。
4合が無くて500ミリなんで飲みやすいし。

スペックは、今回は大得意の一本〆米。
シリーズのお約束として、18号酵母に、扁平精米59。
つかこれ火入れなんかなー、火入れなんだろうな。


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どうしよう、ワイングラスにしようか。


うん、基本的にいつものシロップぽい甘い香りです。
はじめちょっと青いリンゴ、桃?
あとこれまたいつも通りなんですが、苦みっぽいのが少しあるんだよなあ。
時間がたつとパイナップルがくるなあ。
苦みも消えてきて立ち香は良いです。
ガンガンではなくて、程よく香る感じに仕上げてあります。



ふくみましょう。
ああ、たかちよの火入れを飲んだことがないので、普段どんな感じなのか不明だけど。
エレガントな酒質、いつもより味わいは抑え目。

さらっとした入り。
たかちよとしてはやや控えめ甘み。
酸はそれなりに高めで綺麗に入ってジューシーを出してます。
ここは火入れなんできっちり意図して出していかないといけない部分ですよね~。
それでもやっぱり甘みが出るか。
そこにちょっと粒子感のある旨みが乗ってきてやや甘じょっぱいような感じ。

流れはスムースで、やはりエレガントな雰囲気です。
スピード感は小気味よく、含んでから後半へのふくらみは気持ちの良い抑揚。
香りは18号にしては流石に火入れだから少し穏やか、桃かなあ。
だんだんメロンっぽく感じるか。
するっと消えるフィニッシュの感じは良好です。


ただし!
大問題はやっぱり苦いことですね。
フィニッシュがかなり苦い。
いや入りから苦みはあるけどね。
とにかく苦い。
ひとくち目はまだいいが、その直後にふたくち目いくと、もうとても飲めたもんじゃない。
ちょっとここまで苦い酒は最近では記憶にないくらい。
あとは先に粒子感といったけど、ややスムージーなザラツキ。
これが全体のエレガントさと相いれない。
まあ全般に綺麗だし、とろみとのバランスもあるのでそこは大目に見るけどこの苦みはNG。


辛辣に言うと、気合入ってる割に造りド下手。
それともあえてドライなフィニッシュを意識してるのか?
なんとなく透明感もあるし、するっとしたフィニッシュ、程よい果実感はいいが、この苦みはねえわ。
嚥下するのが嫌になりますね。
アフターでもぐーっと残るし。

まだ1本目だけど、これだけシリーズとして作りこんできて、それも3シリーズ目でしょ。
ひらがなたかちよ、漢字高千代に次いで。
そんでもって1発目がこりゃねーよ。
もうちょいマシなのだそうや。


なんか評価に困る蔵なんだよねえ。
いいなって思う瞬間もあったんだけど。
基本的にたかちよは重過ぎる、俺には。
だから25BYは2本やったけど、番外を除けば26BY27BYはやってないです。
このお酒はその点少し変えてきたけど、まだそっちに寄り過ぎよ。
つか新人でもねーしこの設計でこの苦みはないだろう。
まして全体がいつもよりはエレガントでクリアな設計なんだから。
こりゃだめよ。
狙ってコレなの?
素人は騙せるけど、最近の日本酒飲みなれてる人からすると、まがいものって感じですね。


500ミリってのはなんででしょう。
なんとなくパッケージとか味わいとか見ると、ちょっとカジュアルなフレンチあたりでボトルで出してほしいみたいな?
どちらにしろ飲み切りって感じだろうけど、それにしちゃ火入れってのが解せないような?
それこそ500ミリなら生でガスがあるようなの出せばいいのに。
そう思ってしまう僕は直汲み教に毒されすぎかな?
とりあえずエレガントな雰囲気とパッケージでだますぜってとこでしょうか。

まあ甘く見ればシリーズ1本目でおいおいですね。
だれか2本目3本目とやって報告してくれるでしょう。
いや俺はちょっとしばらくこの蔵飲む気ないけれどさ。
信者、っていうと嫌な言い方だけど好きな人もいるみたいなんで、その評判まちかね。



なお2日目もダメでした。
あ、3日目はだいぶいいわ。
前に飲んでたお酒とのギャップもあるんでしょうが。
まずマスクメロンというよりは、爽やかな少しフレッシュなメロンが鮮やか。
でもってクリアー。
やや苦みはありますが、だいぶ軽減されています。
香りやクリアーさ、勢いもあって今日は結構気持ちよく飲めますね。
手のひら返して申し訳ないが、今日はアリ!!
平仮名たかちよシリーズとちょっとキャラが違う爽やかさがあって。
これなら楽しみな感じはありますね。
正直ことし飲む必要はないと思いますが。
ちょっと面白さの片りんも感じたので、評判を観ながら、気が向いたら来年も。






Tag:たかちよ



平成のサグラダファミリアか、というくらいずっと建て替え工事をしていたJR千葉駅。
先日ようやく新駅舎が完成しましたが、それと同時にエキナカにできたのがこのお店。

いまでやさんの支店です。
いまでやといえば、矢島酒店と並んで千葉日本酒界の雄。
ところが本店のアクセスは恐ろしく悪く、いったことがありませんでした。
その意味では当然ともいえる出店でしょう。

千葉に行く用事があったのでついでにふらっとのぞいてきました。



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エキナカでもメインのところじゃなくて少し外れにあるのでちょっと迷った。
お店の感じは、東京駅グランスタのはせがわ酒店とそっくりですね。
場所移転前のね。
あっちは最近場所変わって、角打ち(というにはオサレ)なスペースなくなったけど。


ラインナップは、めんどくさいからいまでやのWEBサイトみて(笑)
エキナカの支店ということで心配するのは品揃えですが、十二分な品ぞろえでした。
本店の売れ筋と季節ものも一通り網羅しているのではないでしょうか。
日本酒ファン好みの商品から、千葉のお酒まで。
あーオリジナルのお酒もあった、澤屋まつもととか。
風の森とか仙禽がそろってるのは重宝しますよね。


いしかしいらぬ心配ですが、千葉という立地で成功するのでしょうか?
東京駅は新幹線があって、手土産需要もあり大繁盛だけど。
ま、千葉にいく用事のある方はぜひ忘れずにご利用ください。




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こんな感じのリーチイン4面が日本酒。
1面が日本ワイン、2面がワインだったか?



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