どうも、日本酒通ですがワインはからっきしの人間です。
日本酒ブロガーが始める本格ワイン、3本目。
前回、前々回はボルドーとブルゴーニュから1本ずつ、高いのを買って飲んでみました。
ただブルゴーニュのほうが若い物だったので、ブルゴーニュでそれなりに古いものをやろうと思いました。

というわけで、ワインにお詳しい読者様にお願いしておすすめ頂いたのがこちらです。
ありがとうございます。
またお願いします。



コート・ド・ニュイ最南端のニュイ・サン・ジョルジュ地区。
同じドメーヌ・ジャン・ショーヴネでレ・ブースロのものもあったのでワイン本の地図とにらめっこして考えたところ。
ニュイ・サン・ジョルジュはどうも北側と南側にわかれているようだ。
北側はヴォーヌ・ロマネと地続きで同じ土壌らしい。
となるとやはりニュイ・サン・ジョルジュらしい南側のものが良いなと。

レ・ヴォークランはレ・サン・ジョルジュ、レ・カイユといった隣接の畑とともに、ニュイ・サン・ジョルジュでも代表的な畑の一つのようです。
その中でもヴォークランは一番パワフルらしくて、それはこの畑がレ・サン・ジョルジュ、レ・カイユの上にあるからなんでしょうね。
あーこの辺のうんちくとかを調べながら飲むのは楽しい。
地図を眺めるのが好きなもので。
この辺にハマる人が多いのは分かる気がする。
グーグルマップのストリートビューなんか見るとさ。
いかにもおフランスなブドウ畑と青い空でなんか楽しくなってきます。
つかブドウの木ってこんなに低いの?
この場所でとれた24年前のブドウ飲んでるんだあとおもうとなんか感慨深いですね。
1993っていったらまだ小学生の1年とか2年とかだからなあ。






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あー色味からして、明らかに熟していますね。
ルビーですが、オレンジというかレンガ色がかっているような。
立ち香ですが、うっとりするようなプルーンの甘さに、何とも言えないニュアンスが加わります。
めちゃめちゃ良い香りしますね、なんだこれ。
森の土、やや獣な中から甘い香りが来るような。
蘭とか白い花っぽいのもありますよね。
脳みそ蕩ける。
トリュフ、とかあるいは少したばこっぽいのかな。
あとはちょっと薬くさいようなニュアンスがあるけどそれがすっごくいい。
ミネラル香か?
独特の爽やかさ。
いつまでも嗅いでられるなこれ。

あーうまい。
なるほどなるほど。
しかしピノノワールの酸ってのはすごいな。
こんなに円やかさがでてるのにまったくへたらずに、鮮やかかつエレガント。
1993っていったら20年以上前だからなあ。
でも前回飲んだ木戸泉だってあんな感じだったし、残るときはちゃんと残るのか。

そこまで男性的でしっかりした味わいのようには感じない。
むしろピュアでエレガントな雰囲気もある。
入りはいたってシルキー。
また柔かく蕩ける様な果実味が豊かに広がります。
プルーンから、ちょっとチョコのような甘い香りもあるかなあ。
あとは何とも言えない高貴なニュアンス。

しかし後半にクレッシェンドででてくるミネラル感は凄い!
ぎゅーっとくる。
乾いたぽろぽろ砕ける石の粉をなめているようなテクスチャー。
下の水分が吸い取られるような感覚。
タンニンとあわさって、ぐっと力強いフィニッシュ。
ただパワフルに〆つつも長いアフターの最後には熟成された何とも言えない甘旨み、香りが余韻として戻ってくる。
タンニンのせいもあるけど、さすがにここまで純粋にミネラルが強烈な日本酒はないな。
日本酒じゃせいぜいナイフ舐めるくらいのミネラル感。
これは石の粉。


でも美味い。
早飲みするより全然いいと思う。
たぶん自分は寝かせたもののほうが好きだなあワインは。
前回飲んだ2014とか、今にして思うとアホだな。
もったいねえよ。


個人的に酸が激しく来るのは日本酒でもビールでもイマイチなので。
もしかしたらボルドーのほうが好みなのかもしれない。
ただそれでもこれは美味しいっすね。
たぶん、ブルゴーニュのみたいって気分の日は必ずあると思う。
ミネラルが出る畑のせいかもしれませんが、ある種のドライさが辛口日本酒のようでもあり気持ち良い。

円やかで深い甘み旨みとコク感。
鮮やかだけどエレガントな酸に豊かな香り。
力強いミネラル感とタンニンまで。
素晴らしいバランス。
これは良いお酒だなと思いますね。

次は貴腐。
比較用に日本酒の貴醸酒も買ってます。
そのあとはボルドー左岸カベルネ、次に白ワインかな。
あくまで日本酒優先なのでペースはゆっくりですがね。










ソムリエナイフでの抜栓も慣れてきました。
今回はコルクがちょっとぐずぐずな感じでしたが、我ながらうまく抜いたぜ。
ちょっとコルクのにおいで割れたところが雑巾っぽく心配したんだけど。
お酒の方にはそこまで行ってないようで安心した。


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2日目。
しかしこれも二日目なのに香りが凄いなあ。
何だろう、高級カカオのような妖艶さ。
昨日よりは落ち着きましたがそれでもまだまだ健在の酸の奥から旨みがもりもり湧いてくるような。
コク感と酸の対比が凄いね。
あとは鮮烈なミネラル感でフィニッシュ。
うーんこっちも相変わらず旨い!
ワイン美味しいな。
これが3000円くらいでかえたら最高なんだけどな(笑)


Tag:ブルゴーニュ


ウチのブログでは登場回数多めの木戸泉です。
10年来の知人が近所に住んでいて、なんかね。
いや味わいも好きなんですよ。
初めての人は白玉香から入るといいと思います。
個人的には変わり種の古酒に注目していてます。

今回はついにAFS、のオールドリザーブ。
この深いアンバーな色が素晴らしいですね。
梅酒ではないですよ!

AFSはこの蔵お得意の高温山廃仕込みの、多酸、強烈な甘酸っぱ系なお酒です。
いまでこそそういったお酒も増えましたが、たぶんこの商品がパイオニアでしょう。
これはそのAFSの熟成バージョン。
1974年の古酒をベースに数種類のヴィンテージの古酒をブレンドしたそうです。
しかし1974となると40年以上ですから驚き。

磨きは70で、度数は17度。
この辺のスペックはもうどうでもいい感じですが。
360で4000円するので、1升に換算すれば2万。
かなりの高級酒で古酒マニア垂涎のお酒。






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香りは最高。
嫌味なく、古酒独特の甘い香りがたちます。
自分史上最強最高古酒のゆきの美人1999に近しいものがありますね。
1杯目は表面に油膜のような物が少し浮きます。


飲んでみると、非常に飲みやすいです。
非常に爽やかな酸がスッと一筋、入りからフィニッシュまで流れます。
きつさはないけど、鮮やかでフレッシュ。

驚くのは香りで、恐ろしく美しく熟成しています。
つんとくる、うっとくるような嫌な熟成香は感じない。
含むと酸と甘みから、ブランデー、あるいはシェリー樽やワインカスクを使ったようなウイスキー。
そういったものに近いニュアンス。
バニラリーさもあり、カラメル、フィニッシュにかけてほうじ茶というような香ばしさ。
洋酒的でありながら、オリエンタルなニュアンスを漂わせます。

とろっと滑らかな口当たり。
リンゴの酸を濃縮したような酸。
酸の中から甘みも感じます。
さらに枯れてほろ苦いような旨みがただよい、酸の後の余韻まで長く長く続く。
この旨み絶妙の濃淡で、水墨画の幽玄の世界。
それだけだとある意味普通なんですが、酸&甘がありますからね。
あとは僅かにタニックな感じがあります。

これはちょっと凄いです。
スペシャルな古酒。
古酒好きなら絶対に飲んだほうが良い。
ワイン好きもモルトラヴヴァ―も気に入るはず。


香ばしさはあるけど、嫌な熟成香はない、ゼロです。
次第に、とろみ、甘さが出てきて最高ですね。
角度は違いますがゆきの美人1999に伍する味わいですね。
単発のものではないですし、ずっと造っている積み重ねがあるので今後も順次リリースはあるでしょうが。
明日どうなるかわからないので買っておいたほうが良い。
買っておきなさい。
矢島で売ってるよ。
2本追加購入しました。




ここで何日か開けてのAFS!
相変わらず古酒独特の甘やかさ。
やはり酸ですね~、酸。
この酸が洋酒のような独特のニュアンスを出してます。
そこから古酒の香ばしさ、甘み、旨み。
ちょっとオイリーな感じもあって。
さすがに細かいバランスで初日には劣るかな。
でもいいっすよ。






Tag:木戸泉


去年登山を始めて、備忘録代わりに記事にしていたのですが。
もはや誰もおぼえていないでしょうね。
去年の10月に男体山に登って以来、お休みしておりました。

冬山やるのはアホでしょ。
やってもいいけど死んでもいいって人じゃないとね。
低山だってちょっとふらっとして崖から落ちれば死んだっておかしくない。
そういうものだと思って行ってますよ自分は。
特にソロだしね。
栃木で山岳部が雪崩に……って事故がありましたが。
そもそも子供が登山すること自体が???って感じ。

おっと話がそれる。
休んでいる間にまたブクブクと太ったのですが。
今年も登山ヤリマス。
当面の目標というのは故郷の飯豊連峰に挑戦することなんですが、今年は無理そうですね(笑
なお富士山は楽しくなさそうなので行く予定ありません。

とりあえずなまった体に活を入れるべく、2017年登山はじめ。
やっぱりココでしょ高尾山。
昼に起きても気軽に行けるし。
温泉もあるし。



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お日柄も良く快晴。
いや快晴だから行ったんだけど。
お昼前に起きて、現地着は14時。
ちょうど新緑の季節でいいですね。

当然ケーブルカーは使わず、1号路から今回は4号路というルートで行きました。
しかし想像以上に体が重い。
そしてそれ以上に、開始10分で足の裏が痛い。
運動不足か太りすぎか、最近なんの靴で歩いても足の裏が痛いんですよね。
息が切れる、とかではなくて足裏の痛みから5分登っては休む、というようなありさまでした。
ケーブルカー駅下まで登った後は痛みもそれほどでもなくだましだまし行けましたが。

えっちらおっちらいくと、なんだか青い花がたくさん咲いていました。
見た目なでしことかでしょうか。
調べたらシャガというアヤメ科の植物らしいです。

平日だしジジババばっかりかなと思ったら大学生の団体みたいのがいてうるせえ。
サークルとかかな。
4月だしそういう時期だよなあ。

緑が濃くいい感じの鳥居の前から、メインストリートをそれて4号路へ。
下ったり登ったり、それでもアスファルトじゃなくなるし、ぐっと山っぽくなります。
4号路はつり橋が見どころのルート。
なんとなく子供のころのピクニックのようなワクワク感でした。

とにかくスローなあれで、1時間20分ほどで山頂へ。
ずいぶんと時間がかかってしまい恥ずかしい。
それでも山頂から東京の街並みを眺めるとなんとも爽快。
前回来た時は曇っていたので、今日はまた違う感じでしたね。

帰りは前回と同じ6号路から1時間ほどで。
やっと調子出てきたか、ちょっとものたりない。
でもやっぱり足裏いたいです。
あと、温泉休みでした……。









モウカンさんとこで話題になってたお酒。
僕のツイッターのほうでも流している人がいたりして。
ほんと皆さんよく見つけてくるね~。
終わりなき新規発掘のたびにいささかお疲れ気味の僕です。

この黒澤もまったく知りませんでした。
同じ長野の瀧澤(鼎のとこ)と混同しちゃったくらい。

美山錦65の生もと、協会7号で直汲み。
長野っていうとあんまり山廃・生もとの蔵って多くないイメージで。
それこそ美山錦を長野酵母で華やかに、みたいなイメージなんですけどね。
ここはバリバリの生もと蔵みたいですね。
蔵自体は2000石とけっこうおっきいみたい。
あーSAKU13にも参加してるのか。


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栓がぺらいのだな。
せっかく直汲みなんだがらキツキツのにしたほうがいいよ。


おお。
昨今のクリア山廃・生もと系ですが。
その中でもかなりキテる味わいだ。

ガスは細かく溶けてるね、というくらい。
ブラックベリーな香り。
あとは生もとらしい乳酸っぽさや、ウッディ、スモーキーも少しだけ。

味わいはとにかくクリアーでジューシー。
比較しやすいのは菊鷹ですが、このお酒がいいのは香りがいいですね。
ここはウケそうな感じしてますね。
7号でコレか。

あとはとにかくクリアー。
酸が横に広がって、やや飲みにくさにつながるケースがあるのですが。
本当にクリアーでスムースな流れ。
酸の流れを妨げない程よい甘みと、すこし苦いのがいい感じで作用してるか。
いやあでもとにかく澄んでるわ。

すっぱい!!って感じでもないのがまたいい。
カラフルって感じでもなくて、ややアダルトに赤や紫を残しつつ、いい具合の落ち着き。
酸もうるさくなくて、きつくなく、すいっと引っ張るだけをしてくれる感じ。
ちゃんと香りと甘みを綺麗に残してくれる。
甘みも乳酸っぽさが強くならずに澄んでいる。
これは美味いな。
ゴクゴクいける。
余韻もすっとした清涼感があります。


これで7号かあ。
7号ってのはほんとよくわからん酵母だな。
7、9あたりのヒトケタ酵母は使いようによって化けるのが面白い。

すこし時間がたってくると、硬質さが出てくる。
きゅっとした収斂性があるし、苦みがかなり出ますね。
ただ香りと甘みのクリアーなでかたが素晴らしいな。
この路線では最高クラスのお酒でしょう。


この路線、さらに流行っていきそうですね。
ある意味オーガニック、ビオな流れなのかな。
新政とか仙禽なんかは多少違うけどあきらかにこの路線を一つの目的地として目指してはいますよね。
あるいは木戸泉とか菊鷹とか、花巴なんかもそうか。

このお酒の傑出しているのは香り甘みの、ややワイルドで黒紫なベリー感につきるかなと。
そこが酸と素晴らしい最高の折り合いのつけ方してます。


これ、違うんだけど、なんか思い出したのは杉勇の大吟。
そいやあれもふくはらだったな。
杜氏最高クラスの評価をしたんだが。
もっとやるべきだったな。

あーあとちょっと思い出したのは北島かな。
あれも生もとだったよね。
この香り甘みのニュアンスなんかは愛山っぽいんですよ。
もっとヨーグルだったけど北島の愛山はちょっと思い出すかもしれん。
北島ももすこしやるか。


2日目。
なんていうか、アロマティックだよね。
七田の愛山をすこし思い出す。
あそこまでじゃないけど。

舌の周辺部にわずかにちりちりとガスあり。
クリアーなボディから湧いてくるような、甘み。
ボリームは控えめで、ダーク、アダルトな雰囲気。
甘みというよりは旨い、に近く香りで甘く感じさせるような。

酸は昨日ほど軽くはないか。
少し太さが出てきてパワフルです。
甘み苦みを含んで、パワーで押し切ります。
フィニッシュの最後のところで、舌上にサラッと溶け感。

いやいや。
少し温まって適温になってくると断然いい!!
甘みが妖艶に。
でもしつこくなくサラッとした溶け感が舌に気持ちよい。
酸も強く主張せずに、ベースとして味わいをまとめ、さらに伸びやかに引っ張っていってくれます。
表面を甘みがコーティング、コアはぎゅっとした酸。
ほんのりスモーキーと、舌の感触がさらっと、タンニンに近いような感じ。


面白いお酒。
クリア生もと・山廃の中でもMaxレベルのクリアーさ。
クリアーさ的には去年?の山廃8号の菊鷹。
それでいて物足りなさを感じさせないのがこのお酒の魅力ですね。
特にこのやや野性的な黒や紫のベリー感。
甘みも、香りも。
そこがあるので、このジャンルを飲もうとなった時に行きやすい。
肉と合わせたらどうなるか、気になる。

結構ドライでキレ感もあるんだけどねえ。
甘さとのバランスと、クリアーさがたまらない。
後は酸の鋭い焦点というか。


3日目。
甘いなあ。
クリアだし酸もあるけど、しっかり甘め。
でもライト、ライトだなあ。
もうちょっと腰のすわった旨いの(華やかでも、でなくても)が欲しくなってくる。
1升瓶でのんでるとね。
でもこれは人気出そう。
これを飲みたいなって時は確実にある。
あと酸があるから、意外と合わせるものを選ぶような。
なんかチンジャオロースとかあっちゃう。
バシッとあるんだよなあ。
少しずつ崩れてきてはいる。
クリアーなぶん、あんまり寝かせて育ちそうな気はしないけどどうだろ。


4日目。
黒、紫、赤なベリーが少し変わってきた。
風の森愛山5日目よりマスカット、白ブドウ&ややシュガー。
それでいてもちろん衰えてきてはいるが酸でさっぱり飲める。
くずれるんじゃなくて ニュアンスが違う程度ってのが、やっぱりいい酒なんだろうね。
そしてライトウェイト。
さっぱり。









Tag:黒澤


亀甲花菱もずいぶん久しぶりですね。
4年ちかくやってませんでした。
たぶんあんまり美味しくなかったんでしょうね。
見てみると8月に生原酒をやってるのでその辺もあったのかもしれません。

中川さんの別誂え、赤ラベルです。
いくつか種類がありましたが、久しぶりなので王道の山田錦50を選びました。

そういえば最近、とくに新しい銘柄試したいなってのもそんなにないんですが。
すっかり忘れていたのが豊明。
これはだいぶ前からやろうと思っていたのにすっかり忘れていた。
埼玉つながりで思い出した。



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おいしょ。
とりあえず行きましょう。

おーみごとなブリブリ系。
お化粧ばっちりです。

デリシャスリンゴや、黄桃、イチゴシロップといった香りが重厚に。
香りはすごいです。
甘みはそこまでではなくて、甘いというより、お米を溶かして旨みをしっかり出しているというような感じ。
あとは酸高めでバランスを、というような構成でしょうか。


濃厚な香りが、甘みとして返還されますが、甘み自体はそこまでではないです。
また高めの酸は明るくきらきらと、かなり味幅のあるこのお酒を支えています。
お米はガッツリ溶かしてきたなという感じ。
ミルキーさ、また苦み走った味もあります。
どろっと重量感があり、重い体はやはりスローなテンポ感。

ただし、それを酸がかろうじてきゅいーんっと引っ張っていってくれます。
なので飲めます。
捌けも悪くないですね。
タッチは濃さからくるアタックもありますが、いい塩梅の円さもある。

悪くはないですが、最近の僕の嗜好からは、いささか重いし濃いです。
たかちよや、射美なんかがすきなあたりにはいいかもしれない。

出来は悪くはないですよ。
高めの酸の仕事してる感。
あとは良いも悪いもミルキー&ビター。

グラス1杯でいいですね。
ただこういうのを1杯だけ飲みたい、というときはあるかもしれません。
あと意外とぬるめに燗つけるのはありかもね。

ただこっちなら、もっとクリアに、酸高く、カラフルにというのが最近の僕の志向するところです。
酸の引っ張りは良いですが、もっと全方位に発散するブライトさが欲しい。
そうなるとそもそもベースが重いのが、という話ですね。


だいたい4日目。
まだまだハデハデ。
でも飲めますね。
とにかくゴージャスなリンゴ、黄桃。
滑らかな口当たり。
前後で飲んでいるお酒が、かなり酸ビシッとけいなんでそれにくらべるとあれですが。
ちゃんとあって、つるっとしてます。
かえって飲みやすくなったかな。
十二分に楽しめるお酒です。









Tag:亀甲花菱


ワインは知らないことを学ぶ楽しみがあって、少し続けていこうと思いますが。
日本酒もちゃんとやりますよ。

風の森の愛山です。
去年からの新商品だったと記憶しております。
去年はうっかりやりそびれてしまいました。
寝かせようかなとも思ったのですが、なんとなく気分だったのであけてみます。

愛山80ですね。
当然無濾過生で、酵母は協会7号系です。



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まあイマドキ風の森を飲んだことがないなんて日本酒フリークもいないと思うので。
気になるのはガスの加減、甘みのボリュームと細かいとこのバランスかな。
最近はバリエーションつけてるからねこの蔵も。

ガスは風の森としては普通。
激しくはないが、しゃわしゅわとしっかりある。

甘みはちょい控えめかなあ。
ちょい旨口に感じられますね。

いや~しかし日本酒らしい香りが懐かしい(笑)。
香るなあ、ボリュームが大きいとか、あざといくらいに華やかなのではなくて。
洋ナシやバニラの香りが表現力豊かに。
中盤から後半でマスカット。
買った店の店主は白ブドウ!って言ってたけどあまりそうは感じないけど。
でも酸が膨らんでくるところでそういうのもあるかな。
でも良い香り方しますね~これは丁寧に低温で長期発酵してきたのと。
搾りや詰めの工程での工夫。
じゃないかなと思います。
香りはでも本当に良いです。
磨き80とは到底思えない香りのフィネス。


あんまり甘くないと差に所は感じたが、やっぱりちゃんと甘い。
酸もバシッとビビッドにキメて来る感じではないが、程よい柔かさで果物のみずみずしさを想起させる。
ちょとチェリーっぽいのかな。
このあたりは最近愛山の個性かなと感じます。
いや、でも結構バニラ系が強くて、結構華やかだけどエレガントな雰囲気です。
わりと派手。


そこをシャープなミネラル感と、ほろ苦い旨みでややタイトにまとめます。
ちょうどいい、中庸のバランスかなと思いますけどね。
もっとぽっちゃりした雄町がいい人もいるし。
さいきんはもっとシャープな商品も出しているけど。
真ん中くらいで飲みやすい。
でも愛山らしいぽちゃっと感とか酸の感じがだんだん出てくるなあ。
そこをほろ苦と酸で締めてる感じはある。


磨き80って考えたら超クリアーなんだけど。
程よいクリーミィさが出ていて。
素直に美味しいなと思います。
バニラの残り香なんかは最高ですね。

まあみんな好きな奴。
少しこなれてくると、実は意外と熟れ熟れでポチャッとしてるなあ。
意外と少量だけで満足できるタイプ。

いやマジでだんだん濃くなってきたな。
チェリーな甘酸に、ねっとりオイリーで少しナッティな感じも少しする。
この辺になってくると、ちょっとガス足りてねえなって感じもしてくる。
酸で引っ張ってくれるんだけど、もっとバシッと若いブルゴーニュ位あってもいいなと。
それくらい日本酒は甘いねやっぱり。
いやそれが好きなんだけどさ。
ワインの後だと砂糖添加してんじゃねーの?ってレベルでちょっと面食らうよね。
まだミネラル感のある風の森でよかったよ。


パンチという意味では七田の愛山なんかに通じるところもある。
ちょっと飲み比べしたくなってきますね。




2日目。
あーーー。
この香り方はすばらしいですね。
すばらしい。
今日の入りは完全マスカット。
バニラ感もあってね。
これは最高です。
ほんとに香り方がよいんだよね~。
朝霧、あるいは山の霧とか、そんなイメージがするの。
味わうタイミングによって、また少し違う青さがふっと抜けたりとか。
本当にここの表現力解像度は全く他と違います。
発酵中のタンクからリアルタイム直飲みという感じ。
ただよう空気まで瓶中に閉じ込められているような。

味わいもいい。
超クリアーですが、磨き8割のいい太さ。
酸も旨みもちゃんとある。
オイリーさすらある中で、フィニッシュではきちんとシャープ&ドライで。
でもきちっとフルーツな余韻。
パチパチとした舌への刺激感がもまた官能に訴える余韻として。

風の森はさ、もうさんざ飲んでいるし、どんなお酒か百も承知だよというところですが。
それを踏まえても、この愛山。
超いいです。
価格は全く違いますが、感覚的にフラッグシップのALPHA TYPE4を超えますね。
わりと僕高級酒の世界観を礼賛するほうなので。
この評価は破格です。

うまい。
飲むべき10本20本というような電子書籍を書こうという構想がずっとあるのですが。
やっぱりこの風の森はメインストリームの1本として入れざるを得ないですよね。

世界で戦える力、あります。
ウイスキーと比べても、ワインと比べても。
これが1400円で飲めるのは奇跡ですね。


5日目に90ミリだけ。
流石にガスはとんだ。
でも崩れないよね。
甘みがしっかりありますね、
少し作為的にもとれるマスカットや、少し赤いようなイメージも。
程よい旨み、少しこもったような土のような香り。
ガスがあるのがベストですが、まだまだ飲めます。
いいっすよ。










Tag:風の森



そもそもタイトルからしてこの表記で良いんですかね?
前回に引き続き、ワインです。

ボルドーはほぼシャトー=生産地=生産者なのでまだわかりやすいんですが。
ブルゴーニュは畑×生産者でそれぞれあるのでさっぱりわかりません。

でもある意味日本酒に近いのかな?
蔵元が、播州山田、赤磐雄町、南砺五百万石と違う畑のお米でそれぞれお酒を造っているようなものでしょうか。
このワインについていえば、特級畑エシェゾーのブドウで、ブシャールさん(ブシャール社か?)つくった、ということなんだそうです。
ただ同じ特A山田でも造り手によって全く違いますし(もちろん特A山田とグランクリュの入手難易度は全く違うのでしょうが)。
また特A山田だからといって(グランクリュだからといって)必ずしも最高なわけではないと。
グランクリュより高いプルミエクリュもあるわけですし。

またうんちくはそのうちまとめます。
ブルゴーニュ自体が早飲みできるそうですが。
その中でも比較的早飲みに適しているということでお店の人が選んでくれたよう。








紫がかったルビー色。
あるいはガーネット。
でもあきらかに澄んだ水色ですよね。
香りも違うなあ。

なるほど。
何もかも違うので当然ですが、全く味わいが違いますね。
これがピノノワールかあ、いやろくに飲んだことないのにピノの余韻のブドウ感とかいってたから(笑)
僕が日本酒の時に行っていたのはあくまでブドウ感がある、というレベルでした。
独特の深みというのは日本酒ではないですね~好き嫌いはあるでしょうが。

やはり安いワインとは全く違うなあというのが感想です。
10倍の価値があるかは人それぞれ。
香りは日本酒からするとなかなか表現できない不思議なものです。
チェリーやプルーン、わずかにスパイシー。
獣臭いというと少し違うけど、独特の深みがあり、なんかちょっと薄気味悪い森の雰囲気も。
率直に言って摩訶不思議。
オリエンタルな雰囲気もありますよね。
麝香、ムスク。
あるいはクローブ?
奥からバニラというか花々、香水的な甘さが僅かに出てきてこの辺はうっとりします。
本当ににいろいろな香りがしますね。
ただこれ魚介なんかとやったら、めちゃ生臭そう(笑)
なんか血みたいな香りがする瞬間もある。
ほんとに不思議な飲み物ですね。

蕩ける、ビロードまで行きませんが、きめ細かく柔らかいタッチ。
酸のエッジィさがあるのであれですが、開いてきて温度がちょうどいいと、蕩ける様な雰囲気もあります。

鮮やかで明るい酸味。
酸、足りてます(笑)
そしてさすがにエレガントです。
精緻ながらしなやかでしっかり力のあるミネラル、タンニン。
凝縮感と、豊かな果実味の広がり、仄かな甘み。
香りの余韻。

なるほどね~。
なんとなく派手にいいワイン飲んでるぜ!ってなるのはボルドーの古いのの気がしますが。
また違う良さがありますね。
細部のところで、わかる人にはわかる違いを出していくというか。
僅かですが、おおっと鳥肌の立つニュアンスを感じる瞬間もあります。

ブルゴーニュの古いのも飲んでみたいな。
なんかしかしあれだね。
地図を見ながら飲みたくなるね。
例えば同じエシェゾーグランクリュのなかでも場所によって随分違うみたいで。
なんか専門書買ってこようかな。
となりの畑でも味が違う、といいますがどの程度なんでしょうか。
たぶんそこを理解しないと、ワインを理解したことにならないのでは……。








Tag:ワイン



とある百貨店にて、

1本5万
ボルドー
今飲めるやつ

という条件で出てきたのがこのワインです。
正確には5万程度でというつもりだったのですが、5万までととられたのか、税込みで4万ほどのようです。


以下うんちくの受け売り。
ボルドー右岸、ポムロールの代表的シャトーなんだって。
右岸だからメドックの格付けには入ってないんだけど、評価は高いんだよー。
それはシャトー・ペトリュスと似てるからなんだって。
シャトー・ペトリュスと同様のムエックス社の所有で、同様の造られ方してるんだよー。
作付品種は、10%カベルネ・フラン、90%メルローさ。
へーカベルネ・ソーヴィニョンはつかってなくてほぼメルローなんだね!
以上。


まーボルドーは格付けがはっきりしていて素人でもわかりやすいですよね。
中にはこのトロタノワのように格付けより評価されていたり、あるいはその逆もありますが。
僕のごとき小童でも有名シャトーの5や10は空でいえますし。
セパージュしてるから出来不出来のブレも少ないんでしょ?
ブルゴーニュなんて畑×生産者でほんとよくわからないもの。



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1~2時間前に抜栓しとくのよ、といわれたので1時間我慢しました。
ちょっとはやいけどもういいよね?
だってもうコルクが凄い良いにおいなんだもの。
安いワインでたまにあるような、ウッっとなるようなキツイにおいじゃないです。


濃いめの紫色。
よく古いのはふちがオレンジといいますが、そこまでじゃないような。


香り。
安いのである、酸がきつく立つんじゃなくて。
いやビビッドな酸もあるんだけど。
色んな香りがなだらかに間を埋めてくれるような感じ。

黒いベリー、たばこ。
ハーブかスパイスか杉か。
コリアンダーっぽいか?
ちょっとだけ、革、樽、土?
いいっすね~。


あーうめえな。
柔かい。
深い。
蕩ける様な柔らかく優美な果実味。
ふくよかで、コク感のある旨みがあり、そこにしっかりしたタンニンがうまく混ざり合う。
初めはまだ少し硬い、ざらつく、苦いかなと思いましたが。
だんだんきましたよ~。


ああ、これは美味いっすね。
素直に鳥肌。
すばらしい。
果実味、酸、タンニンが蕩ける。

また香りが全然違うんだよね。
なんだろうなあコレ。
ただプラムがカシスがベリーがって感じではない。
全くもって違う。
深いコク感というか、ただ酸っぱいだけじゃなく全く違うニュアンスがありますね。


あーこれは全然違うね。
安ワインとは全く違う。
このブログで過去にやった、ラグランジュ2002とかと比べても違うし。
こりゃ日本の若いワインなんてゴミですね。
ごめんなさい。
違う飲みものです。
本醸造と大吟醸くらいは違います。


果実味の豊かさ、広がり。
全体の柔らかさとタンニンの溶け方。
奥にある甘みと、味わい深い旨み。
もちろん香り。
全然違う!
凝縮感!!
赤ワイン冷やすんじゃねえどアホ、というのを実感しました。
また温度、状態によって味わいが違いますね。
軽く冷やしてさっぱり、適温でベスト、少し時間がたつとパワーと重厚さがはっきり。




でもなんとなくもう1段上2段上がありそうというのもわかりますね。
スケール感とか、あるいはさらに味わいが開いて完全に渾然一体になったらそれはもう最高でしょう。
いや買えないけどさ。


ちょっと邪道だけど、ゴルゴンゾーラ・ドルチェなんか舐めながら飲むともう幸せ。
ゴルゴンゾーラってイタリアなんだっけ?
フランスの青カビだとロックフォールなんだっけ?
あー本当にチーズと、オリーブオイルのバケットだけでいいっすね。
そりゃチーズの勉強するのわかる。


なんかたぶん一応、伊勢丹の人は飲みやすいのを選んでくれたのか?
もっとガチッと荘厳なのがありそうというのがわかりますね。
その反対にもっと繊細なのも。

なんかまだ熟成いけそうなような、逆に少しピーク過ぎてるような。
そんな感じも。


あー。
たぶんブドウの品種の違いくらいはすぐわかるようになるな。
ヴィンテージの違い、テロワールの違いがわかって語れるようになったらカッコイイけどねえ。
安いワイン買いそろえて試せばわかるようになるのかな?


まあ価格についてはいろいろな意見があると思いますが。
現状オークションで十四代飛露喜而今あたりを買うよりはずっと良いでしょう。
3000~5000だったら別ですけどね。
また違った楽しさはありますが、世界観の深さとか重厚さは流石にワインには完敗でしょう日本酒は。

やっぱりこの辺と比べるには日本酒も熟成酒ですね。
ぎり勝負できるのは……ゆきの美人1999、松の司ブラックアゾラ、澤屋まつもとshuhari2014くらいかな。
梵とか石田屋とかは美味しいけど、ちょと勝負はできないね。

やっぱり日本酒はワインと歴史が違うなあ。
世界観の深さが違う。
まだそこまで深まってないし、行きついてもないから。
だってメドック格付けが1855年じゃなあ。
150年差があるんだもの。
例えば今年のヴィンテージの米の出来。
それも米の品種ごと、地域ごと。
蔵元の個性の体系化。
その辺が全くないし、伝統にもなってないし。
出来なくはないと思うけどな。
その辺をやる機関があってもいいと思うけどね。


1本行っちゃいたいところですが、1/4くらい明日に残しておきます。
でも結構ピーキーですね。
飲む前に軽く冷やしたんだけど。少し室温になれてきたあたりが最高で、完全に室温になるとちょっと落ちる様な。
今日あったかいからなあ。
昼は26度だったし、まだ室温20℃あるからなあ。






















Tag:ボルドー右岸


ぶっちゃけ日本酒もだいぶやり切ったなという考えが頭をよぎります。
わかりやすく言うと飽きてきた。
美味しいお酒飲んでもあまり驚かないんだよね(笑
あー、こっち系ね!いいじゃんいいじゃん良くできてるよ!的な。
何様だよという感じですが。

それで他の酒類もいいもの飲んで浮気していこうかなーと。
そのなかでもワイン
自分も30すぎていい歳になり、そろそろワインの一つも語れるようにならないと恥ずかしいなと。
ちょっと勉強していこうかなと。

むかしはワインあまり好きではなかったんですよ。
僕はいまでもビールが好きじゃなくて、日本の大手はNG、クラフトビールはかろうじて。
それも年に2回か3回飲みたいときがあるくらいで、酸味×渋みみたいのが苦手みたいな感じ。
ワインも同じような感じで、飲めるけど積極的には…という感じだったんです。
それで俺は日本人だ!甘党だ!欧米なんてクソだ!日本酒党なんだ!となったわけですが。

最近、飲みにいったり飯食いに行ったりの時に飲んでみると、素直に美味しいな~とおもうことが多くて。
それもそんな大したことないやつですよたぶん。
なので、前置きが長くなりましたが、月イチくらいでワインをやっていこうかなと。



そうなったときに、圧倒的に経験が足りないので、どっから行くかとなると王道から。
それも良いものをのんで、質で経験を補っていこうかなと。

で、ワインってお店によって結構値段が違うので、ネットのワインショップで買うのが良いってくらいは知っていて。
数日ワインのネットショップを見ていて知った事。

その一、良いワインの飲み頃良ヴィンテージのなんてとっくに刈りつくされていて売ってない、もしくはバカ高い。
その二、僕が現在日本酒を楽しんでいるような質と頻度でワインをやることは物理的に無理。


良いワインほど、飲み頃が20年先30年先ならしいですが。
良いワインの飲み頃ヴィンテージなんてもう市場に無いか、超高価。
じゃあボルドーのいいシャトーのいいワインを今飲むとなると90年代80年代が欲しんだけど。
今手に入りやすいのはせいぜい00年代なんですよね。
さらに当たり年、となるとぐっと少なくなる。
パーカーポイントがいいなんてなるともうね……。

じゃあどうすればいいかというと、まず一軒家買って、大規模な地下セラーつくるとこから(笑)
これたぶん本当にマジの話。
でもって10年先に向けて、ワインを買い集めていくと。
それで10年後になってようやく飲み頃のほんとに高級なワインを、コンスタントに飲めるようになるというわけです。
酒代くらいは何とかなっても、一軒家はきついし、年月の壁は超えられない。
いやハマったらマジでやるかもしれないけど。




こりゃ素人が明日ちょっといいワイン飲もうという程度で、どうこうあがいても無駄だなと悟りました。
そもそも素人だしコレがいいだの、あのヴィンテージはどうのだの知らんからね。
なので潔く新宿伊勢丹に行って、店員捕まえてこう言いました。

1本5万まで!
ボルドーとブルゴーニュ1本ずつ!!
寝かせたりするんじゃなくて今のむやつ!!!


というわけで出てきたのが、とりあえず今月やる2本です。
雑な注文で店員も困ったでしょうが、新宿伊勢丹に行って上記の注文をすると奥からコレが出てきます。
なにかの参考にしてください。
まあ日本酒で、酒屋のおススメなんてクソの役にも立たないことくらい知ってるので、大したことなくも文句は言わないです。
俺はそんなに人のこと信用していない。
高いワインはこういうもんだ、ということさえわかれば結構。



オマケ。
買ってきて困ったのが保存の問題。
まず買ってきてすぐ飲んじゃダメ、できたら1週間落ち着かせて、とのこと。
まあこれは日本酒も同じといえば同じなのでわかる。
そんでもって暑いのはNGだけど、寒いは寒いのでNGらしいじゃないっすか。
冷蔵庫がいいか悪いか問題があるみたいで。
めんどくせえ……真夏とかどうすんだよ。
ネット叩くとワインは野菜室、みたいなこと書いてあるけど。

ウチ、野菜室とか棚とか取っ払ってるから!
1升瓶、立てて入れるからさ…。
普通の冷蔵庫も酒と調味量しかはいってねぇし……。


ハマったら小さいセラーでも買います。



というわけで経緯を書き始めたら長くなったので、本編から切り離して前日譚にしました。
日本酒ブロガーがはじめる本格ワインシリーズはじめます。
今回だけで終わるかもしれませんが。








Tag:ワイン


秋田県、まんさくの花
このうまからまんさくは昨年とある漫画で取り上げれてそれも第1話だったこともあってバカ売れした商品。

それに味をしめた、というと表現が悪いですが。
少々リニューアル、季節によってバリエーションをつけていくようです。

僕としてはこれまであまり守備範囲のジャンルではなかったのですが。
最近すこし好みが変わってきたのと、寒北斗shi-bi-enの辛口純米酒が結構よくてね。
よくできた旨い辛口はアリというか、ちょっと流行っていくジャンルかもな~と考えたりもして。
今回本家の登場です。


秋の精というお米で55、特純の生原酒、酵母は9号。
レギュラーは日本酒度+8程度のものを、+15まで上げているそうです。
そのため18度とアルコール度数が高めになっています。



20170415_011210~01

20170415_011233~01


おお。
ちょっとやりすぎ感はありますが、想像通りの味わいですね。
いいお酒です。

口当たりはふっくら柔らかく、滑らか。
すこしクリーミィな感じもあって、生原酒、この日本酒度、アルコール度から予測するような粗さはありません。
柑橘と、すこしだけバニラのような香がかおるでしょうか。
適温になってくるとさすがに9号で、バランスを崩さない程度に甘やかさが出てきます。
この辺は生原酒のコクかもしれん。

また穏やかに甘み、酸もちゃんとあります。
優しくクリーミィ、品よくエレガントな仕上がり。

そこからはガツっと、あるいはジャキジャキと無骨なエレキギターのカッティングのような辛み。
かなり出てます。
ただしフィニッシュでは柔らかな甘み酸味も感じ、するっとフィニッシュ。
もちろん辛みも残るのですが、それが独特のうまからな余韻として残り、あと引くのでした。
辛み、旨み、コク感。
コク感があるよね。
きつく冷やすより、少し温まってきたあたりがいい。
お燗は熱燗じゃなくてぬるめがいいだろう。
明日にでも試すよ。


さすがパイオニア?
10年も前からウマ辛してるのは伊達じゃないですね。
いい出来です。

ふっくらソフトで滑らかなタッチ。
仄かな甘みはカスタードっぽい雰囲気もあります。
それが辛みをやさしくくるんでますね。
辛いですがめちゃエレガントで、けっこう甘やかさありますよ。
また優しい酸は薄く入る感じですが、優美です。
ふるーいタイプの辛口とか、純米酒とかじゃなくて。
ウマ辛を抜いても良くできたお酒だなあと思います。
またレギュラーと違うことしても1発目からコレというのも素晴らしいですね。

月イチ、年イチしか飲まない人には進めないけど。
毎日とか、高頻度で飲む人には激オシですね。
華やか系の間のバリエーションに。
でもそれにしてはもったいないくらい単体で満足感あるなあ。
コク感、カスタード感。
どれくらいの居酒屋がこのお酒を正確にサーブできるだろう。
意外と難しいぞ。


随分ひさしぶりに登場したまんさくの花ですが。
他のも飲んでみようかなあと思いました。
しかし秋田は激戦区だなあ。



3日目のまんさくちゃん。
ん、明らかにバナナ系の香りが刺激的に立つように。
辛旨とともに、コクや甘さも強くありますが、細かいとこの質感は明らかに初日より雑に。
キュッとした収斂性強め。
生原酒っぽいな~。
でも味飛ばないのは良いでしょう。
繊細なバランスなら初日、日付たつとパンチ。


お燗。
あーいいですね。
ちゃんと甘みが感じられる。
それもなに果実味があるような感じ。
クリーミィさもありつつ、辛みがスッと綺麗に抜けます。
もっと寝かせたほうが良いでしょうが、この時期から熱めでも楽しめるのは流石だなー。






Tag:まんさくの花

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