起きちゃったので軽く仕事しながら寝酒でも。

まず経緯をかくとイチローさんのとこのIPAが美味しかったので買いましたという話があって。
ほかのビアカスク、IPAカスクに興味がわいたのですがそんな商品はごく少数で唯一ともいえる商品がこれでした。
ところがこれ国内未発売で並行輸入しかなく、3月くらいにある程度入ってきてたようですが、もうネットでも売り切れでなかったんですよ。
それが京都で売っていたので買ってきたというわけ。
イチローさんも持ってきているのですがこちらから。

なおウイスキー樽からいち度原酒を抜き、それにIPAを詰め、4週間後に再度入れ替えしてるそうです。
手間かかってんなと思ったけど、そりゃビールなんて木樽で作らんもね。
わざわざビールを樽に詰めてあげなきゃいけないわkです。
イチローさんとこはどうしてんのかな。


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カラーはきれいなゴールド。

香りはそこまでIPAIPAしてないけどね。
グレンフィディックらしい洋ナシのようなフルーティさに、僅かにホップの香りあるかなくらい。

飲んでみる。
うん、行けるね。
イチローはもっとおお!って感じだったけど、こちらはお上品できれい。
やはりグレンフィディック的な香りに、軽くビールの香りが上乗せされている感じ。
ホップからくるシトラスや苦みはありますがそこまで強くないです。
スムースなモルティさと甘みに、ビール由来の苦みが絡み、ここですね。
フィニッシュのところでやっとIPA感を比較的はっきり。

悪くはないですし、ブラインドで飲んだらなにこれ?、面白いとなるかもしれないけど。
全然ありだけどパンチや個性がないですね。
IPAってよりもビールって感じなんだよな。
バーショーで飲んだイチローはおおIPA!!って感じがありつつももっとうまかったんだよなあ。
カスクは違うけどイーパワーの奴に期待します。
いやでもこれも悪くないけどね。





更新が減るかもとは何だったのか。
今日も京都のお酒ですが、これも伏見とかではなく、伊根のお酒です。
天橋立からちょこっと行ったところ、日本海側の海に面したところですね。
伊根も時間があったら行きたいなあ。
天橋立は当然行ったことがあるのですが、やっぱりかの有名な舟屋がみたいです。

お酒のほうですが、地元向けとして京の春があります。
都内でもなかがわさんなんかで見かけました。
2、3年前から首都圏でも見るようになりましたね。
女性蔵元杜氏の向井久仁子さんはもはやお決まりの東農大醸造科卒。
最近見かけるようになったのもその辺でしょうね。
伊根満開という銘柄を展開して、営業に来たと。
この赤米酒なんかもよくわかっているあざとさですよね。
個人的にはこのパターン飽きてきた感じありますけどね。
なんか多様性を損ねるというか。


それはともかく。
連日で申し訳ないけど変わり種商品。
その名のとおり赤い古代米を使ったお酒。
成分的にはポリフェノールやタンニンが豊富なんだそうです。
その赤色なんですね。
アルコール14度、日本酒度-18、酸度6というヤリスギ感満載な数値。
東農大醸造科の技術指導と記載があります。
ずっと気になってたんだけどちょうどよく300ミリ瓶があってラッキー。
京都変わり種対決の結果はいかに。



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何とも言えない変な香りがしますね。
もちろん酸はありますが、それに加えタニックというか。
チーズっぽくもある。

味わいは意外なことにけっこうイケます(笑)
甘ずっぱいんですが、これまた酸がきつすぎず、甘さもいい具合にあり。
まさにタンニンっぽいような、軽い渋みがフィニッシュをスッときれいにまとめます。
平坦でつぶれているといったことはないですし、甘酸の引けもイイですよね。
流れ、抑揚がグッド。

普通の日本酒と言って飲んだらびっくりするでしょうが。
こっち系の味わいということが分かっていれば飲みくくもなく、ぐいぐい行けますよ。
飲み進めるとタッチのまろやかさなんかも感じられ、また甘みの質感なんかも秀逸。

唯一の問題は立ち香でも感じた独特のニュアンスで、これが余韻として残ります。
飲み進めればそんなに気にならないけど何だろうねえこの香り。
ちょっとカビっぽいような、酸と合わさってやはりややチーズっぽいか。
赤つながりで赤紫蘇?
いやリキュールっぽく、のんでいるとカンパリ?
日本酒好きほど混乱し、おにゃのこに飲ませたら普通にガバガバいくかも。

普通においしいです。
普通にAですよね。
白木久とくらべても全くそん色ないので、ほんとうであればSをつけなければダメなくらい。
独特のニュアンスの好き嫌いがありそうな分、Aで。
まあ白麹とかのクエン酸系の味わいですが、そのあたりの中での比較でも十分おいしいといえる味ですよ。
薄いってこともなくね。
いい出来。
なんだろうなあ、クッソ蒸し暑い京都とこっち系の味わいは親和性でもあるのだろうか。
ことのほかおいしく感じてしまいます。









Tag:伊根満開


観光もバリバリしているので更新のネタ的には1日3更新分くらいありますが、まあ酒関係だけで。
飲みにも行きたいんですが、ちょっと落ち着いてからにしようかな~という感じです。


やっぱりまずは酒屋から。
事前に伺ったところ、京都の聖地的なお店のようです。
銘酒館タキモト、六条で鴨川と烏丸通のちょうど真ん中あたりにあります。


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まずドーンと建物がデカい。
左わきには規模は小さいですが葡萄館(武道館じゃないよ)と銘打ったワインスペースもあります。

店内に入ってもデカい!
銘柄数はともかく、雰囲気としては小山商店に近いですね。
焼酎スペースが広いのもそんな感じ。
つかサイズは小山商店よりデカいんじゃないか?
リーチインもかなりのスペースで、旬の銘柄をというよりは、一つの銘柄を何本もおいている感じ。

名門酒会に入っているのと、熟成に向いた酒質の銘柄は多めかな。
秋鹿、竹鶴、奥播磨、不老泉、辨天娘、日置桜……この辺のラインナップは圧巻。
十字旭日、独楽蔵、竹泉、開春、扶桑鶴、あとは玉川あたりなんかもね。

もちろん普通の?お酒もあります。
大治郎や萩乃露、唯々などお隣の滋賀勢。
目についたのは不動と鳴海の千葉勢。
手取川や宗玄、梵なんかの石川勢。
あとは根知男山、加茂錦 荷札酒、雪の茅舎、天明とか雪の美人とか東北のお酒も……挙げだすとキリないけど。


京都を代表する酒屋にふさわしいボリュームとラインナップでした。
特に純米で熟成向き、お燗むきのお酒が好きな人にはパラダイスでしょう、圧巻のボリュームでした。
焼酎もワインもあるというのもよいですね。












おまけ。
京都1食目、ラーメン猪一。
白醤油×昆布=甘口なうどん的でいかにも西という味わいに軽く魚介の風味。
青ゆずがついてきたり、とろろ昆布が卓上にあったり面白い。
おいしいし俺は好きだけど、東京だったらどうなんだろう。
あわせてたのんだセセリ丼が普通においしかった。


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今日から京都です。
丸々1か月お世話になります!
京都の日本酒フリーク、かかってこいやあ!!

寝不足で来てしまって、生活環境を整えるのに疲労困憊ですが、おススメ頂いた酒屋1つは行ってきました。
だって飲みたかったんだもん。
酒屋レポはおいおい。
百貨店もまわりましたが、伊勢丹はよかったですね。
新宿伊勢丹はひょっとしたら京都伊勢丹に負けてるんじゃないか?
俺が知らないような地元の銘柄もあったし、仙介純大(火入れだけど)や浅芽生(デパート的な商品だけど)があったぞ。
セレクトのセンス的には完敗だよ新宿のバイヤー。
あたりさわりない新宿伊勢丹の無能に比べたら、高島屋のオリジナルっぽいシリーズのほうが気になったな。
京都限定ではないいだろうけど、東京の高島屋行かないもんで。
そのうち拾ってくるかも。
旅行の時ってデパートはアクセスしやすいから、いいお酒扱ってるとありがたいんだよなあ。
大きな都市に行って、泊まるようなことがあればチェックするようにしてる。

閑話休題。
京都のお酒から白木久を選びました。
飲んだことあったはずです。
天橋立に行ったときに買ったのかな。
京都とはいっても伏見ではなく丹後のお酒。
まあ伏見は稲荷ついでにそのうち行きますよ。
コシヒカリなど飯米を使う蔵で、独特のもちゃっとした感じが出るので、賛否は分かれる蔵かなと思います。
黒麹を使った変わり種商品で、結構売れているみたい(残り4合2本)だったので選びました。

焼酎に使う麹ですよね、黒麹って。
化学が大の苦手なのでテクニカルなことはわかりませんが。
そもそも麹の異種格闘技戦は、焼酎のほうが吟香を出すのに日本酒用の黄麹を使いだしたのが先ではないかと認識しているのですが。
日本酒が白麹でやり返し、ついに黒麹まできました。
山口の五橋が96(あと白麹の46)というのを出してたなあというのは憶えています、池袋西武で見た。
ほかに使っている蔵、商品あるのかな?

ミルキークイーン60、無濾過原酒、瓶燗火入れ。
全量ミルキークイーン、全量黒麹だそうですよ。
ミルキークイーンのお酒ってのもほかにないよなあ。
日本酒度-15、酸度3.8、アミノ酸2.0。
攻めてますよねえ。



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ああ、イケる!!

甘酸っぱ!!ってよりも数値ほどきつくなくかなり飲みやすいです。
むしろ良い意味で酸度2.0くらいにしか感じないし、流れもきれいでスイスイだよ。
ちょっとミネラルがあるのかスプラッシュ、飛沫の発露的なタッチを感じます。
ありがちな薄っぺらさも大丈夫で、むしろいい塩梅の立体感。
もしかしたらもとはガスがあって、瓶燗だから少し残っているような感じ?

グレープフルーツのようなニュアンスですかね?
黒麹に引っ張られているかもですが、そこに少し赤や黒な果実もあるかな?
清涼飲料水か、というくらいのジャストサイズな酸味ですいすい。
そこにこれまたジャストな甘みも入っているので物足りなさも感じず。
ミネラルの舌への程よい刺激が気持ちよく。
最後に独特のニュアンスがありますね~なんて言ったらいいか難しいけど。
砂糖かけのグレープフルーツのワタの苦みというか。
そこまで苦くないんだけどね、ニュアンスとして。
ちょっとビールのIPAなんかもイメージさせるような。
ちょっとダークさも。
あーちょっとあべっぽい感じ。
通じるニュアンスあり。
フィニッシュのところでよい意味でのタンニンっぽさがあるあたりもそうですよね。


これはかなり楽しいお酒です。
夏酒としても秀逸。
本数少ないみたいなので手に入る方はぜひ。
ミルキークイーンだもんね。
もちゃっと感ですが、通じるものは感じますが全然許容範囲内に収まってます。
ややハチミツっぽいニュアンス、砂糖たっぷりグレフルの甘やかさの部分に昇華されてますね。
ちょっと驚きました。
またそれを絶妙に締めるタンニンっぽさ。
A+くらいの評価なんですが、面白かったのと夏におススメなのを考慮してSにします。
俺の疲れた体にクエン酸が染みるんだよ、たぶん。
そして酸っぱいだけじゃなく甘さも深さもある。
蔵元いわく狂気の美味しさらしいですが、いたって正しく正統に美味です。


いやあ良い酔い。
量は正直。
疲れているし、ささっと寝たいのに進みますよお。



2日目。
くしくも同系統対決となった伊根満開赤米酒からのブラックスワン。
やっぱりこっちのがストレートですよね。
ただし味わいはきわめて近いです。
香りもあまずっぱ系共通のニュアンスもあったんだなあと。
赤米酒のほうもすごくキワモノじゃなくて僅かにニュアンスが出てる程度ですよ。
わずかなミネラル感はこっちだけかなあ。
でもやっぱこっちのが素直だなあ。
度数の違いは味わいでは感じないけど、伊根満開の後に飲むと少し重さがあるかな。







Tag:白木久


しばらくの間、京都に行ってきます。
まだ宿もなにも決めていませんが、来週の後半から1ヶ月ほど。

もちろん修学旅行とか、あるいは何かのついででふらっと立ち寄るということはあったのですが。
京都はちょこっと観光してもつまらんでしょ、ってことで前から住んでみたかったんですよね~。
さすがに移住というわけにもいかないのでちょっとロングステイしてみようかなと。
四条大宮~四条烏丸~河原町あたりでウィークリーマンションでも借りるつもりです。
そろそろマジで準備しないとね。


というわけで、京都に詳しい人がいたら教えてください。


なんだかんだそれなりにアクセス数もあるし、誰かいるでしょ京都住みの人!
酒屋、居酒屋。
その他おすすめスポット。
時間もあるので京都に限らず関西他県でも構いません。
よろしくお願いします。

お礼は……特にないです(笑)
酒関係でなんかあるかなーなんもないんだよね、昔つくった而今特約店全店リストでもあげようか。
ちょっと古いけど。

あー。
お近くの人がいたら遊びますか?w
また、お店関係の方、お招きいただければ記事で宣伝くらいはします。
以上、せっかくなのでしばらくトップ固定記事とさせていただきます。
京都に行く前に庫内整理しますので通常更新は↓をご覧ください。







3年前にふらっと行った時のギラギラピカピカな京都駅に反射する京都タワー。
この時は到着時は通り雨がすごくて、そのあとピカッと晴れてなかなかいい雰囲気でした。
写真は雨がやんで晴れ間が出てきたところ。
軽く神社をまわって翌日は天橋立に行ったんだっけ。

川中島幻舞も大吟j純大と、あとバリエーション違いを除けばこれでようやくコンプかな。
といっても看板的な美山錦の純吟に、山田錦の特純、愛山に今回の雄町くらいしかないんだけど。
去年の特純は良かったねえ。

というわけで雄町です。
何年か前からちょこちょこ見かけてましたがようやくレギュラーと言えるくらいに量が増えてきたのかな?
雄町55の純吟、無濾過生。
酵母はおそらく長野系の香りの出るものでしょう。
あまり雄町だからと言って濃くしてほしくないのと、雑味が少ないことを希望いたします。



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当然ですが香ります。
フルーツというよりフローラルですね。


うーんこれはイマイチ。
苦み、出ていますねえ。
雄町ということであえて濃いめに、ブヨつく感じの仕立て、というのも恐れていたのですが。
それはそんなになくて、ちょっと酸高めで飲ませてくれます。
ふわっと軽やかに柔らかく、また滑らかなタッチで優美な伸びやかさ。
この辺は秀逸なんですけどね。

問題は苦みがハッキリ出ていることで、そんなに甘くないな、と感じるくらい甘みが苦みに塗りつぶされます。
酸高めで比較的さっぱりしていることもあるんだけどね。
チェリー、和柑橘なニュアンス。
あとはこの蔵らしいミンティさ。
酸+甘み+香りの表情の豊かさや、質感なんかは良いんですけどね。

いかんせん苦い。
幻舞も今年は苦戦のようです。
去年の特純はよかったなあ、あれ山田錦だっけ。
あー直汲み中取りだったのか。
この銘柄は断然それですね。
愛山、雄町はお勧めしないです。
珍しいからと言って手に取らないように。
以上。





Tag:川中島幻舞


直汲みにつられて新規銘柄。
新潟にも同名のお酒がありますが、福井の吉田酒造の白龍です。
ついでに同じく福井のすぐ近くにはあの黒龍酒造があるので、福井県白黒ドラゴン対決になります。
これはまあパクリというわけではなく九頭竜川が近いのでそこから採用しているのでしょう。

このドラゴンのラベルなかなかいいですよね。
純大、純吟、特純もあるのですがお店に純米しかなかったのでとりあえず。
うえもさんです。

スペックは福井県産米70となっていますね。
お米はこだわっているようで、ランクが上がると自社栽培の山田錦難化を使っているようですね。
この商品に関してはお米の銘柄は不明。
酸度2.2と酸高めです。
磨き4割の純大も直汲みがあるらしいので、これが良かったら試したいね。
うえもさんだから大外れってことはないと思うんだけどな。




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あれ、けっこう良い感じの立ち香。
純米的なイソアミルバナナがごく仄かにですが、甘さを感じます。


ほお、なかなか楽しそうですね。
ガスは全くありません。
酸味はありますがそんなにすっぱいわけではなく、最初は上品でシュガーな甘みがちゃんとあって磨き7割らしからぬ味わい。
また、円やかさがありつつも、きりっと水の良さを感じさせるような爽やかさがグッド。
後半は高めの酸が引っ張りつつ、意図したものであろう辛みとアタックでスカッと切らす感じ。
少しビターな旨みもいいですね。

いいんじゃないですかね。
最高だ、というつもりはないですが十分楽しめます。
フレッシュな酸が、きついということが全くなく、後半の鮮やかなキレ感につながっている点。
ただ酸っぱい、ドライで痩せているわけではなく、7割にしてはシュガーな甘みが程よくあり一体感も良好な点。
上記2点評価できると思います。
旨みもありますしね。
辛いんですが、辛すぎず、キレ感の鮮やかさなんかは気持ち良いですね。
それがまた濃くはないんですがきちんとある甘みを引き立てる。


これ結構よいですよ。
純大の直汲みも気になるなあ。
爽やかさがこの時期にぴったり。


こなれてくると、少し辛みがたってきますが、その分甘みと滑らかでまろやかなタッチが出てきます。
上品でまた伸びやかですね。
酸がいい塩梅に甘みを羽織ってます。
その辺の失敗した苦い酒より全然グッド。


3日目。
だいぶ甘みが飛んでますね。
鮮やかな辛さは健在で、辛口酒といってよい仕上がりですが、この感じは嫌いじゃない。
またスッキリはしてしましましたけど、円やかさは残っており薄くもありません。






Tag:白龍


久々に、いつもお世話になっている酔いどれオタクの日本酒感想記さんと奇跡のタイミングでのバッティング。
数日前に買ってきて、今日あたりいくかと思っていたら、更新とかぶりました。


智則です。
25BY、26BYと全く同じお酒をやってますし、去年は月山の方をやりました。
月山の方はちょっとイマイチな感じでしたが、今年出たらしい香り系生もとのおろちシリーズはやってみたいんですけどね。

とりあえず智則です。
この数年の間にだいぶ有名になり取り扱いも増え、そのぶん生産量の増加に伴う味わいの低下をちょっと心配しています。
昔は1升瓶だけだったしほんとにタンクも少なく責任仕込みという感じだったんですけどね。
すっかり主力商品になっちゃいましたからね。

こちらですが、まるめちさんのとこと同じ、うえもさんのとこのちょっとSPな商品。
お店のスタッフが蔵元に足を運んで、一番気に入ったタンクを選んできたらしいです。
出荷(=製造年月日)は5月ですが、たぶんタンクはいっしょなんじゃないかな。

スペックは過去の商品と変わらず佐香錦55の直汲み中取り。
数値なんか見ても大きな変化はないですね。


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前回の奥能登の白菊そのまんまと同様、ごく微量の澱が瓶底に。
薄濁りとかいうわけではなく、無濾過の自然にからんだものですね。
花陽浴なんかでもありますよね。

今日は取り合えず混ぜないで行こうかな。

立ち香は甘め、華やか目&ガスなお酒で感じるもの。
近いのは例えば百春とかあんな感じでしょうか。
立ち香からは特に嫌なニュアンスが感じません。
今年は苦み病が蔓延していて、こっちも苦み恐怖症にかかっているので、これもかなり心配はしています。

ガス感はあまり感じないですね。
はっきりとはなく、溶けているという感じで、ちょっとミネラルっぽく感じる様なところでしょうか。
香りはリンゴやオレンジといった果実のフレッシュさに、カプエチのフローラルさが絡みます。
ちょっとバニラもあって、洋ナシっぽい、というのは確かに首肯できるものです。


おおむね上手くまとまってますね。
心配したような大きなノイズや破綻は感じられません。
さすがは俺の智則ちゃんだぜ。
僕も非常に好きな系統の味わいですし、ブームの最先端の日本酒の中でもメインストリームの味わいだと思います。


細部を見てみると、比較的万人受けするような、上品な仕上げになっていると思います。
ガスもジュワジュワパチパチ来ないですし、甘さがやや控えめに感じます。
どちらかというと香りで膨らませているような感じで、その分やや酸高めのスッキリめ。
これは過去の智則とか、あるいは百春や仙介あたりと比べた時の印象。


そしたらちょっと混ぜてみますかね。
ややミルキーなニュアンスが強まりますが、それでもやっぱりちょっとすっきり?
あくまで同系統の中で比べた時の場合ですよ。

豊かな香りを酸でつるりと飲ませてくれて、溶存しているガス感ミネラルっぽさできちっと芯を通すという感じでしょう。
ぐいぐい飲めますよ。
サクッと口どけジューシーなんですが、その中では流れがスムースでナチュラルな方かな?
濃い甘みを音速で切らすというよりは、やっぱり少し甘み控えめで。
スムースな瑞々しい流れとともに、ほろほろと解けきらっと光を放つミネラル感でしょうか。


上手だなと思うのは明らかに18号とかM310みたいなカプ系を使っているにもかかわらず破たんしていないこと。
いい意味で締めるほろ苦さ、ワインのような軽いタンニン感はありますが、顔をしかめるような苦み渋みはないです。
また特別今年が悪いという印象もないのがグッドですね。

ちょっとフローラルな香り強いかな?と思うんですが、それが甘さ控えめ酸高め(当社比)なのとうまくバランスをとっています。
よく香り系酵母であるのが香りからの、ボディのブヨつくような濃さなんですけど。
そこに至りそうなところで、酸とかミネラル感とかで優雅に引っ張っていってくれますよね。
またタッチもすっと優美な伸びやかさでエレガント。
また時間とか温度とかがあってくればベストバランスになってきます。
控えめとはいっても甘さが物足りないということはなく、ちゃんと甘いのでご安心ください。


まるめちさん同様、今年も十分に太鼓判でございます。
こなれてきて若い時の勢いよりもちょっと洗練された感じがするのが気に食わないといえば気に食わないですが(笑)
その辺の変化は当然であり、地酒で気に入った造り手を追う楽しみでもあります。
仕事として僕らの何百倍も味見してるだろうし、だんだん洗練されていくのはしょうがないよね~。
飲む側は意外とワイルドで荒削りな方が好きだったりするんだけど。


うーんなんだろね。
甘くてガスがあって、この口どけの系統となると、やっぱ百春とか仙介なんだけど。
あーあとは秀鳳だね、わすれてた。
あとは結とかかな。

近しいところで今後面白そうなのは七水。
あとは微妙に山縣。
でもあそこはまだまだまだだからね。
まあ気になる人はうちのブログでさくっととか口どけとかジューシーとか検索すれば似たのでてくるかも。



4日目。
ありがちなことだけど、逆にちりりとガスを感じる。
クリアーでソリッドに、リンゴがあって、そこからクリーミィなニュアンス。
最後もシャープにやや苦みとキレでフィニッシュ。
今日4種ほど飲み比べてるけど一番いいのかなあ、どれも状態も違うからあれだけど。






Tag:智則


去年のんで印象的だったお酒の一つ。
今年も出来が良いという話だったので再登板。
2月くらいから継続的に出荷があるようで、製造年月日が6月となっておりました。
詳しいことは去年の記事をみてくれい。



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極々微量、おりがからんでいるので撹拌していただきます。
とはいっても濁るほどではないですが。
立ち香はそれほど香りませんが、リンゴ系ですかね。
頂きましょう。


おほ~いいですね。
この味わいは他ではないんですよねえ。
蕩ける様な、絶妙なコク感のある甘み。
これがするっと流れ極上。

うんめえなあコレ。
ふわふわなんだけどなんだろうねこの蕩け感。
ちゃんと酸味、果実味もあり、つるっといく流れの速さ。
驚くほど甘みが余韻として残らないので、その辺のべたつきが気になる人にもおすすめです。

甘みの雰囲気としてはバナナ系、セメダインっぽいとろっと蕩けるコクがあるんですが、そこにリンゴやブドウのフレッシュさも。
そのあたりの匙加減が絶妙で、ふわりと奥ゆかしく上品に香ります。

わずかに繊維質のスムージーさ、さらに渋みと辛みがありますが、このくらいであれば、全く問題ないですね。
苦みがたつお酒が多かったのでやや心配していたのですが一安心。
ロット、ヴィンテージ、多少のブレはあるかもしれませんが、破たんはないですね。
安心して飲めると思います。
むしろ巧みなキレ感。
ちょっと去年より辛み厳しめかな?って感じはするけどね。
温度あげずに冷やせば問題ないと思いますよ。

いやあコレはホントに良いお酒ですね。
極上のふわふわ蕩け甘に、スムージー感×つるっとクリア酸×シャープなキレという奇跡の三位一体質感。
ちょっと高めで1升4000、4合で2000するんですが、その価値が十分にあるお酒です。
個人的にはお気に入りのお酒として、殿堂入りといっても良いくらいの1本。
奥能登の白菊はバリエーションの少ない蔵ですが、もうちょっと他のものも飲んでみます。
とりあえず気になったらコレ飲んでみなっせ。



2日目。
ちょっと昨日の後半から、ピリッと辛みも出てきたので強く冷やしたところからスタート。
やはりこれくらいがいいかもしんない。
ふわっとした軽さから、ピリッと〆るフィニッシュまで端正な流れ。
その中で蕩けるミルキーさがあり、リンゴやブドウのような果実ニュアンスがあり。
やはり良いお酒です。
ただちょっと苦みも出てきましたね。
良さは存分に出ていますが、去年よりは落ちるかもしれません。







Tag:奥能登の白菊


この間といってもだいぶ前になりますが、ふくはらに行ったときに買ったもの。

4月にやったType-7のうすにごりヴァージョンなのかなと勝手に思っていたらちょっと違うようですね。
磨き65の生もと純米ということは同じです。
お米が美山錦ではなく国産米という表記になっていますね。
アルコール度数も15度となっており、Type-7の18度と比べると随分違います。
酵母表記もないですね~商品のラインアップを把握してないのでよくわかんないっす。
とりあえず飲んでみましょう。



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まあまあ飲んでみましょう。
おりがらみといっていいくらい濁っていて、注いだ感じ粘性があります。

おお~ん?
へんな酒ですね。

Type-7はまた違うようで通じるところもある香り。
ただあまり香らずに、含んだ時にわずかに、酸の効果もあるんでしょうが明るい果実系のニュアンスが。

やはりどろっとした重めのタッチ。
甘みは極少というか無いレベルで、そこに白ワインもかくやというような鮮烈な酸。
それが、最初のどろっとしたタッチとは対照的にスルッと光速のフィニッシュ。
余韻として、甘みがなく少し硬いおりがらみやスパークリングで感じることのある、生米風の旨みというほどでもないものが。


うーん、どうだ?
ぶっちゃけこれ自体は美味しくないけど、個性は出ている。
ハイトーンでカラフルかつ、軽快でスピーディな酸の流れ。
また酸からくるフレッシュな果実のニュアンス。

このお酒に関しては薄濁りというよりはどろっと重たいおりがらみになってしまっているのと。
やっぱりいくらなんでも、もうちょっと甘みがないとね。
いくらなんでもドライ、痩せすぎ。
Slightly cloudy=うす曇りというより、日本海側の冬、重く暗く灰色な曇天です。
ただし、酸の光は差し込んでいる。

こなれてくると、酸を基調に一体感は出てきてまあ飲めるレベルには。
ただやっぱり味がしない。
酸の奥にわずかに香る果実のニュアンスが救いでしょうか。
とはいえ個性がはっきりしているので、これからが楽しみなお酒です。



余談。
たまたま、長期間ほっといた白老をのんでますが、こっちのが良いですね。
香りはセメダイン系ですが、三位には似通ったニュアンスを感じます。
そこにナチュラルな旨み、ニュアンスとしての甘み……。



Tag:黒澤

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