【480】小鼓 純米吟醸 初手思慕里 無濾過生 27BY
京都県でも丹波のお酒。
福知山のあたりですね。
小鼓です。
おしゃれなラベルで、高額路線。
デパートあたりではよく見るけど、酒屋ではあまり見ないんですよねえ。
路上有花のシリーズが有名かなと思います。
今回は季節限定の新酒です。
初手思慕里(しょてしぼり)と読みます。
五百万石58の純吟。
ちょっと酸があるような、白ブドウ系の香りがそこそこ立ちます。
含む。
やはり酸が基調ですね。
さっぱりとした鮮やかな酸。
酸に旨みも感じます。
白ブドウや柑橘、プラムなどを思わせるフレッシュな香り。
酸の奥にほんのり品の良い小ぶりな甘み。
そのあとはじわじわと苦み渋みが広がります。
酸と新酒らしい粗さのハーモニーが力強く広がった後は、思いのほかさらりと上品な口どけで流れる。
軽やかで繊細な酒質を志向する造りが見て取れる、のかも。
ちょっと苦渋・アタック感が強い。
こなれてくると、さらっと軽やかに柔かさもあるだけにもったいない。
ジューシーなだけでなく優雅さもある。
とろりと白桃のような甘みや繊細かつ旨み、コクといったところが程よく感じられる。
口開け後よくなるタイプのお酒ですね。
もしかしたら2日目以降もよくなるかもしれません。
それでもやっぱ苦いし渋いけどね。
悪くはないかな。
あんまりこの手のお酒を造り慣れていないような?
純吟にも新酒にも。
この造りなら高精白のお酒は外さなそうです。
高額の商品も飲んでみたい蔵です。
2日目。
うーんやはりアタック感が気になる。
もったいない。