【68】nechi 根知谷産五百万石壱等米 2011

キーワードはテロワールとヴィンテージ。
根知男山のnechiシリーズ、の23BYになります。

酒米の自社栽培に注力しているドメーヌ的な蔵で、産地である根知谷のテロワールを強く打ち出した1本です。
もうラベルがいかにもワイン的なオシャレラベル。
酒屋さんを探せば2005からは手に入ると思います。

純吟スペックですが純米吟醸の文字はラベルにはありません。
これは個人的には非常に賛同したい取り組みです。
わかりにくい規格が日本酒の普及の妨げになっていると思います。
銘柄と価格で勝負してほしい。
精米歩合が低くても、手間暇かかった美味い酒なら高く売ればいいと思います。
ちなみにこれは2730円。純吟55としてはかなり高価です。

スペックは以下の通り。

■アルコール度数:16~17%   
■G9酵母
■根知谷産五百万石55%
■日本酒度:+3.0   
■酸度:1.6   
■アミノ酸度:1.0
■一度火入れ瓶囲い





やはり香りは穏やか。
仄かに爽やかさと米らしいジューシーさを感じます。

口に含むと綺麗でピュアーなタッチからコクのある旨みがさぁっと広がります。
さらりとした甘み、ジューシーな酸がある。
五百万石らしい苦渋がわずか~に。
五味がぐっとくる濃醇な味わいですが、軽やかできれいにさっとさばけます。
ちょっとアルコールの立つ感じがあるか。

しかしこのしなやかで幅のある味わいは五百万石とは思えない。
品格もあり、すばらしいポテンシャルを感じます。


こなれてくるとほわほわとした柔らかさな甘みがすばらしい。
そして深みのある旨みが柔らかに膨らみ、さっと綺麗に収束し、沁み渡る。
心地よい余韻。ほっこりした米の甘みとジューシーさが綺麗で甘く芳しい。
それでいてブドウやバナナのような香味も。

あーこれは美味い。力強さと優しさを兼ね備え上品なすばらしい1本。
他のヴィンテージも飲みたくなる。
熟成香を最小限に抑えることができていたら凄い事になっていそうだ。
これはヴィンテージ違いを飲み比べできる居酒屋さんで飲むとよいと思います。

採点は☆4.5




Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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