日本酒感想日誌

今日のんだ日本酒の感想・テイスティングリポート・評価。

日本酒感想日誌は、家で実際に飲んだ日本酒の味わいを、リアルタイムで飲みながら更新するブログです。

【572】鍋島 吟醸 サマームーン 27BY

 28, 2016 08:41

そういえばサマームーン飲んだことないな。
最近は余程のことがなければ年に一銘柄一本となっております。
そうなるとあえて夏酒を、とはあまりならないんですよね。

というわけで鍋島です。
ことしはクラシックとか拡充して、荒走りや活性にごり系もなくなり。
少しこれまでとは変わってきているのかなという印象です。
その分本数として生は少し増やしたみたいですね。

ひさびさかなーと思ったら去年に風ラベルをやっていた。
サマームーンはその名の通り夏酒。
山田錦50なんですが、あえての吟醸。
加水も火入れもしているっぽいです(つまり生でも原酒でもない)。



20160628_080515~01

20160628_080524~01


鍋島らしい、甘やかな立ち香。
いただきます。


あー普段の鍋島を薄くした感じ?

甘みは控えめ。
そこにやや高めの薄く鋭い酸。
それでもきつくはなく、柔らかでスムースです。
香りとしては、鍋島っぽいマスカットもありますが、酸がある分リンゴ?
いずれにしても含み香は極端に抑えめです。

夏酒ということでスムースに飲めるようにという設計でしょうが。
それでも鍋島らしく旨みの表現はできていると思います。
全般にきりっとして、フィニッシュなんてやや辛みで切らすような設計ですが。
底のところにはしっかり、仄かに甘いような旨いようなものは流れています。


正直、鍋島を飲む、というときにこれを選ぶ理由はないし。
もっと言えば夏はすっきりしたお酒!、というのも幻想だともうのですが。
さすがに造りはしっかりしているのではないでしょうか。
口当たりは柔らかく雑味も少ないし、酸の表現もいい、うっすらとある香りと甘み。
でも結構辛めですよ。
ピリリときます。
ビターではないけどわずかに爽やかな苦み渋みがあるかな?



しかし夏酒って意味ねーと思うんだよなあ。
いつものお酒を少し強めに冷やせばよくない?
濃い酒が売れないのは分かるけど、甘い酒が売れないってことはないと思うんだけどなあ?
同じ銘柄で、夏酒と定番のムロゲン置いてあったらどっち手に取るかね?
別にすっきりしたお酒が飲みたいときは、すっきりしたお酒を選ぶし。
濃醇なお酒が得意な蔵が無理して薄い酒つくる意味はないと思うのだけれど。
まあ酒に関しては自分はいささかヘビーユーザーすぎて一般の感覚と乖離しているのかもですが。



んん、ああでもさっぱりしつつ、だんだんと味も出てきましたね。
リンゴや白桃のような甘みがあっていいですね。
ほどよいドライ感というか刺激感が夏っぽいですよ!
甘さとミルキーな旨みもありつつさっぱりキリッと。
アタック感、飲み応えをどうとるかですが、これは杯が進んでしまいますね。
さすが鍋島です。


2日目くらい。
まあ上手くまとまっているかなあとおもいます。
柔かくて、ほんのり甘みと香り。
旨みもしっかりありつつ、良くも悪くも吟醸っぽさをわざと出してぴりっとキレ。
やっぱりあえてこれを買おうという気にはならないけど、少し飲む分にはいいかな。
きりっとしつつ、この柔らかさと熟れ感は秀逸かなあと思います。


7/4
何日目や?
淡く甘い果実香はリンゴ感がいつもより強いかな。
ピリリとした辛みと、わずかに渋み。
酸でキリッっと。
ミネラルがきらっと。
通常の鍋島にしたら薄いが甘みもちゃんとある。
これはこれでいいんでない?
通常の鍋島とは全く違う感じですがね。
でもとなるとわざわざこれを買う意味がないか?
出来は悪くないんだけどさ。
コレジャナイ感はあるかもしれん。








Tag:鍋島

COMMENT 2

Tue
2016.06.28
13:26

moukan1972♂ (もう肝臓の無駄使いはしたくない) #0NcSdWBo

URL

夏酒の意味、最近わかった。

毎度。

おっ、珍しく鍋ちゃんやってると思ったら、まさかのSummer Moon。
そういや新酒の山田錦生以来、27BYはまだ鍋島飲んでない。
ぼちぼちオレンジ捜索の旅にでも出るか。

しかしあれだな、日誌係が書くと落ち目の鍋島も旨そうに見えるぞ (笑) 。
26BYを飲んだときは「黒龍 特撰吟醸」の出来損ないという印象だったんだが。


──しかし夏酒って意味ねーと思うんだよなあ。

わかる、わかるぞ、その気持ち! (去年さんざ買った身として・・・)
でも、夏酒の意味 (存在意義) 、最近わかったよ。

この不作&不毛の時期に買い逃してた酒を買う!──
新しい銘柄にチャレンジする!──
ヘビーユーザーにとって、これはまさに恵みの雨!──



冗談はさておき、要は「商材」という問題みたいだよね。
夏は日本酒が売れない、酒屋として飲食店向けの商材がない、
蔵に意見する、「夏酒やりましょうよ〜」、定着すると、
今度は飲食店の方から「夏酒まだ〜」と季節商材を欲しがる。
結局、消費のメインは飲食店だしね。


──甘い酒が売れないってことはないと思うんだけどなあ?

ちなみに「夏は甘い酒が売れない」と言ってたのは、幻舞の千野杜氏 (笑) 。
去年の7月に池袋西武で試飲やってたとき、山田錦の生を飲んだら
思いのほか辛くて、「意外に辛いっすね」と言ったら、そう説明してた。
「でも、ちょっとやり過ぎちゃいましたかね」とも言ってたけど (笑) 。

人気銘柄の通年商品でも微妙に酒質を変えるんだなあと思ったよ。


それでは、飲み過ぎによる泥酔にはくれぐれも注意しつつ (笑) 、
更新頑張ってね──最近、一升瓶多いよな。


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Wed
2016.06.29
23:42

日誌係 #-

URL

Re: 夏酒の意味、最近わかった。


落ち目とはバッサリ斬りますね(笑
まあそこまで良いかと言われると困りますが、まずは良いところに目を向けてみようかなと。
卒酒としてみれば悪くはないんじゃあないでしょうか。
黒龍かぁ~あー、わからんでもないかもしれません。
黒龍も今年去年と新商品だして随分変わってきましたよね。


>夏酒の意味

なるほどw
確かに買い逃していた酒を買うはすげーありますね!


>甘い酒

幻舞が甘い酒売れないというんじゃ本当に売れないんですね!!
それこそ黒龍が今年から夏酒出すくらいだし、夏酒というものもだいぶ定着しているのかもしれませんね。
そんなの関係ねぇ!とばかりに無視している十四代や而今あたりはやっぱすごいなあ。



飲みすぎはお互い様です、健康に注意しましょう(笑)
一升瓶はあんまり増やしたくないんですけど、1升瓶しかないお酒と、あとは買うタイミングなんかがあったりしまして。
ブログのことを考えれば4合瓶でポンポン行く方がいいんですけどね。



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