【679】浅芽生 みずかがみ 純米吟醸 無濾過生 28BY

no.679

滋賀県は大津から浅芽生(あさぢお)です。
大津か、大津っていったことないな。
すこし寄ってみたいスポットはあるんだが。

全く知らない蔵だったのですが、お世話になっているろっくさんのブログでイイなと思って頭の端にありまして。
百春とか白老なんかを買ったお店にあったので一緒にお取り寄せ。

こちらの蔵も、次期蔵元予定の娘さんが造りに携わるようになって酒質が変わってきたとか。
別に特別近いわけでもないけど、白老のとこも娘さんで、仲良くしているんだって。


今回はみずかがみというお米を使った純吟、無濾過。
このお米は酒米じゃなくて飯米。
それも最近のプレミアム米ブームにのって平成25年にデビューしたばっかりのお米みたい。
磨きは55でうっすら濁っているようです。

さらいオマケで頂いたサンプル瓶。
こっちは特純吟吹雪60で無加圧となってるので、なにかそれっぽい搾りなのでしょう。






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うっすら濁ってますね。
撹拌して。


ほうこう来るか。
さらっとした入り。
すこしパウダリーというか、いや軽い良い具合のエキス感のあるお酒。
角の取れたマイルドで優しいタッチ。

香りは優しく、リンゴ+バナナ、ちょっとだけパインっぽいか?
パインってのは酸があるのもあるかなあ。

ナチュラルな甘みから、少し癖のある様な旨みまで。
酸がうまくシームレスに繋げて、引き立てる仕事をしています。
ジューシーですよね。
一歩間違うと野暮ったいお酒になりそうなんだけど。

旨みはこれなんだろう。
一瞬アル添か?というような雰囲気で。
独特のコクがあるんですよね~何だろう。
例えるならちょっとカカオな感じ?
だんだんこの旨みが出てきて、結構すきですこの旨み。
流行りでもモダンでもないけど。
バナナっぽい香りと合うんだよね。
あとはやっぱり酸の流れのジューシーさ。
このジューシーさはいいですよ。
流れのラインもスムースで、ほどよい抑揚の小波が滑るように。

新酒らしいキュッとしたフレッシュさを少し。
あとはフィニッシュのラストのところでわずかにピリッと辛みがあるかな。



個性的です。
好きですね。
ちょっと間違うと田舎くさい失敗酒になりそうなんだけど。
そうはさせないモノがある。



ここで一度、おまけのほうに行ってみます。
吟吹雪60の特別純米、無加圧となっています。
おなじく無濾過生。
ワイングラスで。

やはりちょっとビター感のあるようなバナナの立ち香。
これは一緒だと思う。
ふつうだとちょっと微妙な酒かな?と思うんだけど。

ああー同じだね。
こっちのほうが個性がはっきり出る?
つるっとしたクリアーなタッチ。
リンゴっぽいような酸の流れ。
甘みは自然で強くなく、エキスっぽい感じで。
流れる様な独特の旨みへ。
フィニッシュはすっと美しく消えます。

つかこっちのほうがよくね??
この旨みいいね。
まず酸の旨みがある、ワイン的な。
でもそれがきつくない。
少しビターなニュアンス、香りがあるけれど。
実際の味覚としては苦くないんだよ。
独特のコク感で、しゃきっとした側面もあるので、そのへんがアル添っぽい出方。
いやアル添じゃないんだけど。
んで、奥からふわっと甘みが出てくるような。

ああ、なくなっちゃった。
これすき。
面白い存在だと思います。




うし、もっかい本編に戻ろう。
おりのぶん、優しくソフト。
やっぱり酸の流れがいいね。
まバナナをリンゴの酸で伸ばしてるような。
そこにちょっとビターな旨みが出て。
ビターで陰影がつくぶん、控えめなんだけどふわっと鮮烈に優しい甘やかな香りが際立つというか。。
同じだな、だいたい掴めた。

このお酒、面白いよ。
滑らかさ、スムースさとかもいいし。
抑揚のつけ方、スピード感なんかもかなり魅力的。
ただのセメダイン系にしてないのはやっぱり酸だな。
ちょっと上級者向き。
いい感じの個性、世界観、出てます。
面白い存在ですね。


2日目。
さて、昨日の反省を踏まえ、今日は上澄みを。
むかしはにごりのお酒は、まず上澄みからってやってけど最近はめんどくさくてね。
2回真剣に聞くことになっちゃうからさ。
なんせ飲みながら書いてるもんだから、おっくうなのよ。
よく考えたら毎日毎日飲みながらこんな長文書いてる暇人は俺くらいよ。
みんな後日書いてたりするもんな。
それは俺には無理だ、それじゃとても続かない。

上澄みでも、無加圧と全然チゲえな。
いや米も何もかも違うけどさ。
あっちはスパッとしたクリアーさがあったけど、こっちは上澄みもふわっとしてるわ。
これなら混ぜても一緒。
というわけで混ぜます。

いいね。
クリアーで酸もありつつ、旨みと甘み。
ふわっと甘みが朝霧のように立ち上る。
甘みはフルーティなようなスイートなような。
ちょっと果実っぽさが出てきたか?
少しビター感と酸味もあるので、カカオっぽいというのは分かる人は分かるかも。
良いチョコレート的なね、そこまで濃厚じゃなくてさっぱりだけどさ、液体だし。
ふらつかないのは骨格がしっかりしているから。
凝縮感のある酸と旨みのジューシー感、でもマイルドで角は取れている。
また甘み酸味旨みの調和がいい。
ほどよい飲み応えでするっと。

これは大穴か?
一歩間違うとアウトだけど、うまいんだよな。
独特のコク感と、さっぱりとした飲みやすさが同居。
見え隠れする甘みや酸味はいちいち美味しい。
薄味リンゴ系のお酒で、絶妙に旨いバージョンというか。
これで伝わるか??

来年あたり再チャレンジしますよ。
いや普通に美味いっす。
これはちょっと他の人の感想も聞いてみたい感じ。
ありそうでない、面白さ。

しかしこれを見つけてくる、ろっくさんのセンスを僕は信頼、尊敬しています。
七水もそうだけど。
なかなか普通は手を出さないし、見つかりもしないところなんです。
それをやって、しかも彼が大きく褒めているお酒はきちっと旨いんですよ。
全然華やかでも流行りでもないやつで、絶妙に旨いのを発掘してくれるんです。
それでいて細部までレポートしてくれる。
なかなかいない人材。
2chで時期プレ酒とかいって、すげーありきたりな銘柄ドヤ顔あげてる連中とか。
ブログ村で而今花陽浴飛露喜!みたいなブログやっては1年で消えていく人間とか。
爪の垢を煎じて飲ませたい!!!
ぶん殴りたい!!

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Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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Comment

  • ろっく
  • URL
浅茅生。。個性的でやや上級者向きですか。ふむふむ。

浅茅生のレビュー、いつにも増して見入ってしまいました。ろっくです。

そして、最後に多大なお褒めのお言葉。恐れ入ります。
嬉しさや些かプレッシャーも。ちょっと複雑なところが正直なところ。
いえ、ありがとうございます。先輩方をよきお手本として今後も精進してまいります。



浅茅生はなかなかの好印象でした。

「カカオ感とちょいビターなバナナ風味」
そう、それですよね!正しく。
正直、僕はそこまで掴めてなかったなと記事を見返したりしました。

カカオ・・・。これはすごく分かりやすくて、的を射るトコロかと。

流石です。恐れ入ります。
日誌係さん、やっぱり最強に頼りになりますねー。


自分が飲んだのは2日目からは、パインとかトロピカルな南国テイストがまずあり、1.5列目くらいから隠れるようにカカオ&ビターが膨らんだような。上目で回想していますw
甘味や酸味はしっかりと潤う強さと密度。しなやかさもあり。締めに辛味もあり。
柔らかさとビター感のバランスが奥ゆかしく、ちょい大人っぽい印象もありましたね。
ちょい脂が乗り始めてる妙齢な頃合いというか。
飲みやすくて、そこからの満足感もありましたね。

浅茅生はまたやりたいお酒です。
僕は今年どこかで。またしても、ときわやSPになるかと。多分。



日誌係さま。
毎度、とても勉強になる記事。それでいて、ホント面白いんだから。
ありがとうございます。ありがとうございます。

最近だと東一、気になりました。お値段も・・・ですけど、相応なお品なのでしょう。
そして、長陽福娘、百春、井乃頭と続きます。
篠峯の3塔w。まだ残っていますか?
しっかり火入れなんで、ゆっくり楽しめそうです。ほっとけば忘れた頃に化けるかも。



追 
君の名は。とのコラボで知ったのですが、飛騨の渡辺酒造店さんのダブリューが気になっていまして。
あれ、ラベルは色合いキツイですけどw、中はどうなんだろうって。迷い中です。
あとは、日本海酒造さんの渦というお酒。無濾過生でタイミング合えば買いたいですね。

それから、今頃になって気がついて焦ったのですが、アサジオは間違いで、正しくはアサヂヲですね。
当ブログ、急いで修正いたしました。蔵元さま失礼致しました。
「あさじを」の変換で、「浅茅を」になりますね。



今夜はいつもと違うタイプのお酒を飲みます。樽酒です。
では、ブログUPします。

  • 日誌係
  • URL
Re: ろっくさん

ろっくさん、勝手にスイマセン。
美味しかったんでテンション上がっちゃいましたw

僕もかなり好印象でしたね。
わりとありがちなバナナ系か?というところから非凡なものを見せてくれるというか。
酸がよくて、おっしゃる通りフルーティな感じも出てきます。
それでもきっちり旨いので、今後が楽しみなお酒です。


おっと実は僕もちょうどWは気になっていたところだったんですよね!
飛騨高山あたりってクラシックな地元向けの蔵元さんばかりなんですが。
らしからぬあのギラついたド派手なラベル。
ようやくこの手のお酒が出てきたかという感じです。
いちど飲まなければなと思っています。

あさぢおはまず読みがわからないですよね~よめないですw
樽酒、更新を楽しみにしています。
そういえばこのあいだ花巴の樽丸という樽酒の味を模したお酒を飲みましたよ。
かなり杉樽のフレーバーがはっきりついていて面白かったです。
ではでは!

  • 愉快者
  • URL
渡辺酒造のお話が出てたので‥

どうも、日誌係ファンの愉快者です。(言ってて恥ずかしいですが笑)

渡辺酒造さんのWのお話が出てたので失礼します‥ たまたま行きつけの酒屋さんであったのでいただいたのですが、抜群のコスパと中々の酒質でした。実は1年前に飲んでまして、今回改めて購入したので近々飲んでみる予定です。 日本酒なのにオシャレでしょ?的なラベルに、結構バリエーションもあるんですよねー。元々、商売っ気がある蔵元さんだと記憶してたので意外なイメージでした。


あと、本文にある内容すごく同感です。
最新記事の町田酒造の中にも言われてますが、十四代がー、而今がー、花陽浴がーとかっていうのは少し疲れますね。まだ、初心者向けに言うならまだしも日本酒好きというんなら、もう少し色々目を向けてよ‥とは思います。個人的に、白老の時の日誌係さんの本音にはしびれました笑

  • 日誌係
  • URL
Re: 愉快者さん


ファンなんてものがいらっしゃるとはw
こっちも恥ずかしいですね、ありがとうございます(笑)


すでにチェック済み&購入済みですか!
ラベルといいバリエーションといいかなり気合の入った展開ですよね。
3日前くらいにたまたまテレビをみてたら、蔵元が夕方のワイドショーにでてました。
なんでも外国人の蔵人さんがいるそうで、アメリカへの輸出も始めるそうです。
蔵元WEBみると、まさに商売っ気のありそうな蔵ですね(笑)
でもお酒の評判も上々のようで、楽しみです。



白老の時のディスが見られていましたかw
どーも最近愚痴っぽくて気をつけなければ……お恥ずかしい。

僕も而今も十四代も好きなんですけど、違う美味しさの日本酒もたくさんあるので、その辺は知ってほしいですね。
飲んだことない女の子が、というのなら何も言いませんけど。
2ちゃんねるの日本酒スレなんかみても、いまだに十四代而今花陽浴~と得意げな人が多くて。
なんだかなあと思ってしまいます。
誰かがお前らだっせーぞって言ってあげないとね、なんて(笑)


でもネガティブな内容は控えめで行きますw
これからも愛想をつかさないで頂けばっ!












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