【695】悦凱陣 純米吟醸 赤磐雄町50 無濾過生 26BY


久々に悦凱陣でございます。
家でやるのは3年ぶりだそうで。

実は昨年末にちょこっと香川県に行きまして。
金刀比羅宮に登ってきたのですが、その際にちらっと蔵元を覗いてきました。
別に見学してきたわけでもなく、本当に前を通っただけなんですけどね。
せっかくなんで末尾に画像を乗っけておきました。


今回は雄町50の純吟を選んでおります。
26BYで2年熟成、蔵出しが1年前となっています。
購入店は熟成酒にも理解があり、しっかりしたお店ですがどういった状態かは不明です。

でこれ値段が高いのよw
税入れると700円近くすんのね~。
いかに赤磐雄町とはいえ、磨き50でこれよりするお酒はなかなかないと思う。
自信の表れと受け取っておきましょう。




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おおおお~いいじゃん、いいじゃん。
これはちょっとテンション上がる。
これくらいの寝かせが適当なお酒だと思います。
早飲みしてもただ酸っぱいだけだろう。


含むと、滑らかなタッチで滑るように。
熟成のニュアンスはあって、次第に後半になるにつれ出ますが、入りのところではそれほど感じません。
むしろバニラの中から、果実感のある香り。
そこにうっすらと熟成のニュアンスが入って、ローズ、フローラルな印象もあり心地よいです。


凱陣でそれも熟成となるとパワルフルで飲みにくいような味をイメージする方もいるかもですが。
むしろ飲みやすい部類に入るかと。


味わいは旨いの一言。
酸はむしろ流麗でクリアー、かつ角が取れています。
柑橘からのバニラっぽい香りが本当に良くて、また酸の奥からしっかり甘みが顔を出します。

そして味わいの凝縮感、エネルギー量。
ながいこと含んでても、どんどん旨みが出てきます。
ガツンとという感じではなく、まだまだ綺麗な酸の中から、じわじわじわ~っとクレッシェンドで甘みとともに出てくる感じ。
終盤になりようやくビターなニュアンスが色を強め。
ややアタックを感じさせつつも、スルッとシルキーな滑り、さくっとした溶け感。
フィニッシュの余韻に良い熟成感のある、やや掠れた、枯れたような旨み。



うーん冷やでグイグイいけるね。
当然ここから常温で、あるいはお燗でも楽しめるパワーがあるお酒でしょう。
無濾過生の2年熟成でそれも味の細いお酒ではないにもかかわらず、綺麗な熟成感です。
ウッとくるネガティブなヒネは少なく、バニラやローズなどの深さのある香り、そこから終盤のナッツへ。
熟成酒が嫌いな人でもきちっと冷やして飲めば大丈夫。
モダン系山廃とか好きな人には適度な味わいと飲み応えがある分、最適解かな。


これは良い熟成酒です。
キャラ、太さは違うけど、最近でいうと櫛羅のコダマチューニング、ブラックアゾラ、shuhari2014。
この辺楽しめた人は分かってもらえるとは思う。
極めてよくできた熟成酒に育っていると思います。

いや~しかし力あるね。
すこし温度が常温に近くなってくると、とにかく無限のパワァァァァァァァ!(スターウォーズねw)って感じ。
鳥肌モノです。
質のよい、熟成ならではの甘みなんだけど、ほんとにエレガントな雰囲気纏ってる!
それを引き立てる酸と旨みのトルク!
ビターなミルクチョコやナッツもあるけど、クリアーだし、甘みのある柑橘のフルーティで明るいトーンも。
この時点で美味しすぎて今日はお燗まで行けそうもないな。
ながーく続く味わいの延長のアタック感も漲るエネルギーの強烈な波動ですよ。
このパワーにエレガントなバニラの甘みあるのは反則。
そして甘み旨み酸と時間がたつにつれ円やかに、一体感が出てきます。
素晴らしい。


間違いなくこの1ヶ月で一番だね。
ジャンルは違うけど、東洋美人地帆具も十四代角新大吟もこのお酒の前ではゴミ以下。
この酒と並べてあったら、一滴も飲まないぞ。
今年飲んだ中で勝負できるのは松の司あらばしりくらいかなあ。
あとは仙禽、ツキミズのHELLO。

ちなみにタンクは違うようですが、同じBYの同じ商品で、1年前の記事。
熟成度合いが違うのと、だいぶおおざっぱですが(笑)、おおむね同様の意見です。


お燗。熱々から。
あー香りが凄く良いね。
ほっこり感がきれいで、良い塩梅に柑橘。
甘み、ナッツ、その後に酸がバシッと。
あーあー。
これね、お燗で勝負するならもう1年2年熟成だね。
まだ酸がクリアーすぎるくらい。
もっともっと旨みを育てていい。
すごいお酒だなあ。
熱々だと酸が立ちすぎなので、少しずつ冷ましていきます。
オイリーなタッチが出てきました。
お燗は旨辛な感じですね~。
なるほど。
お燗より、冷やのほうがいいと思います。
燗つけるならぬるめですね。
そっちのが優しい感じで、酸が気持ちいいのと、旨みが味わえる。



2日目。
いいね~下がってない、うまい!!
甘い柑橘系、バニラ、そして極めて上品にナッツ。
嫌な香りはない。
ふわっとしつつも、芯のあるボディ。
凛としつつ軽やかな酸で、最近のモダン系山廃に通じるライトさがあるんですが。
そこにうっとりするようなエレガントな甘み、バニラ、あとは蜂蜜のようなニュアンスもあります。
そして湧き出る力強い旨み。
やや辛み、アタック感のあるフィニッシュですが、滑りも口どけもいい
爽やかささえ感じます。
本当に進むお酒。

旨みなんかはパワーあるんですが、まだ酸の澄んだ綺麗な流れの中に収まっていて。
最大値がこれからなのか、もしかしたらもう過ぎてしまったかもしれない。
でもこれからもっと熟成させて枯れた旨みも味わってみたいなあと思わせる。
素晴らしいポテンシャルのお酒です。

あーなんか、蜂蜜で甘みつけたコクのあるレモネード?


3日目。
今日は少し変わってきました。
初っ端から、より味わいが出ています。
熟成感もそうで、チョコっぽさがあり、飲み応えができましたね。
だいぶ熟成酒らしくなってきました。

5日目。
やはりセメダインっぽさとともに熟成香が出てきました。
一方で口当たりはシルキー。
爽やかかつエレガントな酸と甘み。
まだ清々しさとバニラがあるんだね。
ただしやはりややヒネ的な風味がでてきて、太さのある酸がすこし浮き、旨みとあわさり引っかかりますね。
ある意味で熟成酒らしくなってきたので、好きな人はこれこれ~って感じかもしれないけど。
お燗にするにはもっと旨みが太くないとダメ。
リリース直後がどういった状態か想像するのが難しいですが、基本は冷やのお酒かなと思います。
もうちょっといろいろ飲んでみたいなこの銘柄は。







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金刀比羅宮正面の参道沿い、つまり高松へとつながる高松街道沿いにあります。
表参道から歩いて15分20分くらいかな。
流石に歴史を感じる通りで、蔵の建物自体史跡指定を受けているそうです。
ちなみに表参道の中には金陵のミュージアム?とショップがあったりして。
日本酒好きには楽しめるスポットとなっています。


なにやら作業中で、大きなトラックで搬入していましたが、道が狭くて大変そうでした。
ちなみにすぐ近くに大吟醸「燕石」の日柳燕石の生家跡の碑もありました。











金刀比羅宮本宮から望む香川の地。
讃岐富士、その奥に瀬戸大橋まで見渡すことができます。
登りの階段は結構しんどかったな~ジジババで登る人は偉いわ。
あと表参道の観光地的なうどんを食べたんだけど、びっくりするくらい美味しかった。
あれはこれまで食べてきたものと全く違ううどんだった。
コシがあるのに異様に軽く、つるっつる。
ここでアレなら有名店はどんなだよ、という感じ。
いつか本気で讃岐うどん巡礼の旅をやらなあかん。





Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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Comment

  • タッチ
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初コメ失礼します!
凱陣、ほんっと美味しいですよね。。
毎回飲む度にニンマリしてしまいます笑
十四代も美味しいですけど、圧倒されるのは凱陣です個人的に
入手が難しくならない事を祈ってます笑

  • 日誌係
  • URL
Re: タッチさん



実は凱陣は個人的にはあまり飲む機会が無くて、本当に久しぶりに飲んだんですが。
思った以上に良くて驚かされました。
1年余計に寝かせたお酒なのに、酸のフレッシュさあり、エレガントな甘みあり、そして力強い旨みありといった感じで……。
それがまたよく纏まっています。

おっしゃる通りで、飲んだ人を感動させてくれるような力のあるお酒ですね。
偉大なワインなんかと比べても勝負できるポテンシャルがあると思います。
小手先の上手なキャッチ―なお酒はたくさんありますが、こういったお酒は少ないです。

根強いファンがいて、今も入手が大変ですけどね~。
また何かで紹介されたら一気に手に入らなくなるでしょうね。
そうならないことを僕も祈ります(笑


初コメありがとうございました!!
またこれからもよろしくです!






  • やまあつ
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おっと!!
ノーマークでした。
今から買いに行ってきまーす。
二日酔いだけど。。。

  • 日誌係
  • URL
Re: やまあつさん


凱陣、いいですよ~。
でも飲みすぎには注意してくださいね(笑

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