日本酒感想日誌

今日のんだ日本酒の感想・テイスティングリポート・評価。

日本酒感想日誌は、家で実際に飲んだ日本酒の味わいを、リアルタイムで飲みながら更新するブログです。

豊久仁 純米大吟醸 吊るし 本生 28BY

 14, 2017 03:24

no.696


福島の豊圀豊久仁)です。
蔵についてはやや紛らわしいところがあるので、前回の記事を見ていただければ。
純米のおりだったと思いますが、夏だったかな、秋口だったかな。
程よい味のりと五味のバランス、質感のよさで印象に残っています。
大きい蔵でもないし有名な蔵でもないんですが、9年連続金賞だそうです。

五百万石50の純大です。
3パターン、荒走り、中取り、そしてこの吊るしとありました。
吊るしは蔵出し50本の限定だそうです。
酵母はM310となっており、ご丁寧に香り系、単独使用と裏書に記載ありです。



20170314_022528~01

20170314_022556~01


リンゴやフローラル系の立ち香ですね。
いきましょうか。

ほおー良いですね。
今年飲んだ香り系の大吟、純大の中ではコレか尾瀬の雪解けかって感じでしょうか。
そんなに飲んでないけどね(笑

香ります、ただ品はいいです。
ちょっと薄いリンゴ系がさっぱり鼻に抜ける感じ。

本当にタッチが柔らかくて滑らかな蔵ですね。
前飲んだのもこんな感じだった。
でクリアーなベースに抑え目の甘酸がキラっと。
そこから結構太めの旨みがきて、この豊潤さがやみつきジューシー。
そのままつるっと滑って流れるフィニッシュ。

ただの香り系のお酒じゃなくて、中盤から余韻まで、いい旨みを残すお酒です。
すこーしだけ苦みと、スーっとした清涼感があるんだけど。
甘酸、旨みとまとまってきたら全然問題ないでしょう。
もしかしたらまだちょっと飲む時期が早いかもしれない。
もうちょっと育てたいお酒ですね、この磨きで吊るしならなおさら。
食べながら飲んだりするといろんな表情も見せてくれます。


いいねえ、この蔵は結構好きですわ。
わかってる蔵ですね。
程よい香り、キレイで滑らかだけど、旨みがあってジューシー。
甘みとか酸とかもしっかりあって、それが調和したところの旨みを感じさせる蔵です。
全体に通じるpolicy、酒質もはっきりしてるなあと思います。

面白いなあ。
きちんと香り系の流行りな要素もあるのよ。
リンゴとフローラルが出てね、クリアーな甘みと酸があるのよ。
やらかいけど、わずかにミネラル感。
でも芯にちゃんといかにも五百万石っていわれたら納得しそうなちょいビターな旨みがあるんですよ。
でも軽くてスルッとね。

地味だけど。
福島の伏兵かなと思います。
福島でちょっと地味で好きなお酒っていうと、あぶくま、会津娘、天明、豊久仁…この辺かなあ。
奈良萬はクリームソーダな定番商品があって、それはいつでもウェルカムです。
あとは風が吹くとかはもうちょっとやってみたい。
飛露喜は泉川のふな口だけでいいし、写楽も全然。
一歩己は好きですけどね。
廣戸川は苦み問題が解決できていなくて、とにかく一度山田錦使えって感じ。
会津中将もいいけど、まあ福島はおっつかねえわ。
とにかくいい酒多いんで、それこそ奈良萬みたくド定番な看板商品つくれるかですね。


ちょっと褒めすぎたかな。
でもなんかいいんですよねえ。
やっぱりほっとする旨さが芯にあるからだと思う。
だからこれよりも、純米か純吟の本生をちょっと育ったとこで頂くのがいいかな、入り口は。
都民ならこだまさんで豊圀ひろってくればいい。


2日目。
まずはキリッと冷えた状態から。
うすくリンゴの香りがさっぱりと。
クリアーで酸のエッジもたっています。
そこにやわらかーい癒し系の甘みと旨み。
つるっと滑って、すこーしだけ嚥下の時にひっかかるか?ってくらいでしょう-ポイントは。
余韻に薄いリンゴの香りと、何とも言えない旨みが残ります。

今日も入りからいいですよ。
わかる人にはこの質感の良さは分かってもらえるはず。
なんとなくノームコアな感じ。

ひっかかるのは少し苦みがあるのと、すっとしたアルコールの揮発感があるのかな。
寝かせてもうちょっと味が出てくると、この辺も上手くまとまってきそうな感じがするんだよね。
でもこの円さはかなり異次元。
いいですよ。


3/19
少し間あいたけど。
立ち香からはカプエチ系と、少し苦みがあって、まあそこそこの出来の純吟。
あーーやっぱり随分と苦みが強くなっていますね。
これは早めに飲むべきでした。
甘みの出方、滑らかさやつるっと感はいいんだけどね。




















Tag:豊圀 豊久仁

COMMENT 2

Wed
2017.03.15
00:41

まるめち #NkOZRVVI

URL

どうもです。
例によって偶然で(ある意味必然かも)こだまさんで買った同銘柄のお酒がうちの冷蔵庫にあり、感想に刺激されて速攻で開栓してしまいました。
いやあ旨いですね…
私が飲んだのは純米吟醸中取り生なので、結構印象は違うっぽいのですが、「ほっとする旨さが芯にある」っていうのは本当に同意です。
2月出荷ものではあるのですが、そうは思えないぐらいに落ち着きもあって、いかにもこだまさん銘柄といった確かな旨味の趣がありました。

しかし、何だかんだでこのレベルで埋もれている(失礼)銘柄を掘り起こせる地酒屋さんって東京でも限られますよね。
こだまさん、うえもさん、たなかやさんと、なぜかひらがな名前に多いのが面白い気がします(笑)

兎も角、これからも「戦友」として、共に銘柄の発掘を続けられたら良いなあと感じた一時でした。
今後の更新も期待しております!

Edit | Reply | 
Wed
2017.03.15
02:53

日誌係 #-

URL

Re: まるめちさん


お互いこれだけのお酒を飲んでいるので被るのは必然ですが。
まるめちさんとはなぜかタイミングまでかぶりますね(笑)
もはや戦友を超えて生き別れの兄弟説が濃厚ですw

このお酒は本当に埋もれた銘柄(失礼)ですが、良いんですよねえ。
ただ旨いだけじゃなく、甘みや酸味もしっかりあってバランスよく楽しませてくれます。
純米のクラスから今回の純大まで通じるニュアンスがありますし、香り系でも上手く造るなあと感心させられました。

個人的にはあまり早く飲むよりも、夏前後まで育てたら伸びそうなお酒かなあと思いました。
そう考えると、あまり磨いていないもののほうが真骨頂だったりするかもしれません。
その辺もいかにもこだまさんあたりが好みそうな感じです(笑

無名発掘してる酒屋は本当にお酒好きなんでしょうねw
恐らく地方まで足を運んだり、小さい試飲会に顔を出したりしてるんじゃないでしょうか。
あとは小さい酒屋だからこそ、気に入ったら即取扱い、ができるのが大きいかもしれませんね。


我々も日本酒ブロガーとしてはそろそろベテランですが、業界の片隅でこれからも頑張っていきましょう!w







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