【739】智則 純米吟醸 佐香錦 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY


久々に、いつもお世話になっている酔いどれオタクの日本酒感想記さんと奇跡のタイミングでのバッティング。
数日前に買ってきて、今日あたりいくかと思っていたら、更新とかぶりました。


智則です。
25BY、26BYと全く同じお酒をやってますし、去年は月山の方をやりました。
月山の方はちょっとイマイチな感じでしたが、今年出たらしい香り系生もとのおろちシリーズはやってみたいんですけどね。

とりあえず智則です。
この数年の間にだいぶ有名になり取り扱いも増え、そのぶん生産量の増加に伴う味わいの低下をちょっと心配しています。
昔は1升瓶だけだったしほんとにタンクも少なく責任仕込みという感じだったんですけどね。
すっかり主力商品になっちゃいましたからね。

こちらですが、まるめちさんのとこと同じ、うえもさんのとこのちょっとSPな商品。
お店のスタッフが蔵元に足を運んで、一番気に入ったタンクを選んできたらしいです。
出荷(=製造年月日)は5月ですが、たぶんタンクはいっしょなんじゃないかな。

スペックは過去の商品と変わらず佐香錦55の直汲み中取り。
数値なんか見ても大きな変化はないですね。


20170623_040811~0120170623_040826~01


前回の奥能登の白菊そのまんまと同様、ごく微量の澱が瓶底に。
薄濁りとかいうわけではなく、無濾過の自然にからんだものですね。
花陽浴なんかでもありますよね。

今日は取り合えず混ぜないで行こうかな。

立ち香は甘め、華やか目&ガスなお酒で感じるもの。
近いのは例えば百春とかあんな感じでしょうか。
立ち香からは特に嫌なニュアンスが感じません。
今年は苦み病が蔓延していて、こっちも苦み恐怖症にかかっているので、これもかなり心配はしています。

ガス感はあまり感じないですね。
はっきりとはなく、溶けているという感じで、ちょっとミネラルっぽく感じる様なところでしょうか。
香りはリンゴやオレンジといった果実のフレッシュさに、カプエチのフローラルさが絡みます。
ちょっとバニラもあって、洋ナシっぽい、というのは確かに首肯できるものです。


おおむね上手くまとまってますね。
心配したような大きなノイズや破綻は感じられません。
さすがは俺の智則ちゃんだぜ。
僕も非常に好きな系統の味わいですし、ブームの最先端の日本酒の中でもメインストリームの味わいだと思います。


細部を見てみると、比較的万人受けするような、上品な仕上げになっていると思います。
ガスもジュワジュワパチパチ来ないですし、甘さがやや控えめに感じます。
どちらかというと香りで膨らませているような感じで、その分やや酸高めのスッキリめ。
これは過去の智則とか、あるいは百春や仙介あたりと比べた時の印象。


そしたらちょっと混ぜてみますかね。
ややミルキーなニュアンスが強まりますが、それでもやっぱりちょっとすっきり?
あくまで同系統の中で比べた時の場合ですよ。

豊かな香りを酸でつるりと飲ませてくれて、溶存しているガス感ミネラルっぽさできちっと芯を通すという感じでしょう。
ぐいぐい飲めますよ。
サクッと口どけジューシーなんですが、その中では流れがスムースでナチュラルな方かな?
濃い甘みを音速で切らすというよりは、やっぱり少し甘み控えめで。
スムースな瑞々しい流れとともに、ほろほろと解けきらっと光を放つミネラル感でしょうか。


上手だなと思うのは明らかに18号とかM310みたいなカプ系を使っているにもかかわらず破たんしていないこと。
いい意味で締めるほろ苦さ、ワインのような軽いタンニン感はありますが、顔をしかめるような苦み渋みはないです。
また特別今年が悪いという印象もないのがグッドですね。

ちょっとフローラルな香り強いかな?と思うんですが、それが甘さ控えめ酸高め(当社比)なのとうまくバランスをとっています。
よく香り系酵母であるのが香りからの、ボディのブヨつくような濃さなんですけど。
そこに至りそうなところで、酸とかミネラル感とかで優雅に引っ張っていってくれますよね。
またタッチもすっと優美な伸びやかさでエレガント。
また時間とか温度とかがあってくればベストバランスになってきます。
控えめとはいっても甘さが物足りないということはなく、ちゃんと甘いのでご安心ください。


まるめちさん同様、今年も十分に太鼓判でございます。
こなれてきて若い時の勢いよりもちょっと洗練された感じがするのが気に食わないといえば気に食わないですが(笑)
その辺の変化は当然であり、地酒で気に入った造り手を追う楽しみでもあります。
仕事として僕らの何百倍も味見してるだろうし、だんだん洗練されていくのはしょうがないよね~。
飲む側は意外とワイルドで荒削りな方が好きだったりするんだけど。


うーんなんだろね。
甘くてガスがあって、この口どけの系統となると、やっぱ百春とか仙介なんだけど。
あーあとは秀鳳だね、わすれてた。
あとは結とかかな。

近しいところで今後面白そうなのは七水。
あとは微妙に山縣。
でもあそこはまだまだまだだからね。
まあ気になる人はうちのブログでさくっととか口どけとかジューシーとか検索すれば似たのでてくるかも。



4日目。
ありがちなことだけど、逆にちりりとガスを感じる。
クリアーでソリッドに、リンゴがあって、そこからクリーミィなニュアンス。
最後もシャープにやや苦みとキレでフィニッシュ。
今日4種ほど飲み比べてるけど一番いいのかなあ、どれも状態も違うからあれだけど。






Theme: 日本酒
Genre: グルメ
Tags: 

Comment

  • まるめち
  • URL

どうもです。
若干レスポンス遅れましたが、リンクありがとうございます!いやあほんと見事に重なりましたね。
こちらは記事掲載までのタイムラグがひどいので、出荷日のズレがもたらした奇跡って感じかと(笑)

しかし最近日誌係さんのイチオシ銘柄を買いまくっている気がします。
あべを初め、二兎、花巴の水もと、澤屋も買いましたし。
(意外と松の司に店頭で出会えてませんが…)
一読み手としては、やっぱり評価付けてくれるとありがたいですね。

京都滞在レポも期待しています!

  • 日誌係
  • URL
Re: まるめちさん


いえいえ、ほんとならこちらからコメントすべきなのにすいません!


ちゃんとまとめて更新なさってるのは凄いなとおもいますよ~。
自分なんかは飲みながら更新でもしないとすぐ面倒になっちゃうので。
誤字脱字にお酒情報も適当で恐縮です。


僕も参考にしているのでお互い様ですよ!
特に二兎とかあべとか、まだ有名でない銘柄について、他の人の感想が聞けるのは嬉しいです。
それも一番勝手知ったるまるめちさんですから(笑)
あべなんかは、純大あたりはそのまま糖度を高めたような感じなので、もっと気に入ってもらえると思いますよ~。


またよろしくお願いします!!





Leave a Reply










Trackback

本日の家飲み 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY     島根県安来市のお酒です。  同銘柄の登場は2回目ですね。  前回(27BY)をいただいてからそんなに時間が経っていない印象ですが、印象深い旨さであったので今期も購入しました。  購入した「うえも商店」さんの店頭では、確かスタッフの方が実際現地に行って詰めて来たというような記載のPOPがついていた...