【745】百楽門 特別純米 冴 27BY


これ、今年の出荷ですが、去年のお酒です。


少し前にコメント欄で仕込み水の硬度、とミネラル感の話になったことがありまして。
随一のミネラル感を感じる篠峯と、随一の仕込み水の硬度を誇る風の森は近いんだよね、ってなったんだけど。
そのすぐ近くにもう一つ蔵があることに気付いて、それがこの百楽門
もちろん名前は知っていたけど、飲んだことなかったんだよね~。

ところが調べたところ、なんと今期休造との情報があり残念がっていましたが、京都から続報です。
杜氏の方がご病気ということでの休造だったそうで、29 BYからは蔵元社長が杜氏となって復活するそうです。
そんなPOPが張って張りました。
いい酒屋さんですね、タキモト。

そのPOPとともに売っていたのが、このお酒。
こちらは前杜氏の作品とのことですので27BYなんでしょう。
雄町の純吟の火入れもありましたが、あえてこちらで。
熟成と雄町にこだわりがあった蔵なので、まあ大丈夫でしょう。
火入れですが無濾過だそうです。
お米はこちらも雄町60。

このへんの火入れのお酒はネットでも在庫のあるお店あります。
情報に敬意を表して、買わせていただきました。




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やはり色がついていますね。
27BYで間違いなさそうです。

立ち香はどうでしょう。
辛口純米酒、みたいな体の香りはしますが熟成香が強いということはなさそうです。

ありゃ、なんだか予想とずいぶん違う味わい。
まず、さすがに熟成感はあります。
ただし不快な成分は少なく、きれいに熟成してますね。
僅かに売れたメロンやナシ、そしてごくごくわずかにシトラスのような爽やかなニュアンスが抜けるか?

味わいはかなり良い!
なめらかでまろやかなタッチに、熟成により練られた甘み。
またそこにやや高めの酸の残滓というか、クリアーさも感じ飲みやすい。
そのままするっといって、フィニッシュでいい具合のウマ辛がやっと顔を出してフィニッシュ。
名前や、+10といった度数ほど辛みは感じず、フィニッシュにおける良いアクセントであり、また独特の旨さを残します。
その辛みと旨みの余韻。
熟成的なものがあまりフィニッシュで残らないのも飲みやすい。


イイですね~、良い熟成を経た、普通に良いお酒だと思います。
まったり感やふくよかさ、まろやかさやなめらかささは言われれば雄町らしくもありつつ。
全体に爽やかな流れがあります。
酸味と、僅かな辛みのキレね。
香りもほんの少し熟感はあれど、奥に僅かに熟れたフルーティさが感じられグッド。
味は熟成特有の甘みを爽やかにみずみずしく伸ばした感じ。
正直水がどうのこうのはわかりませんが、かなり秀逸なお酒です。
新しいお酒がどうなるかはわかりませんが、これは惜しいお酒をなくしたなあ。

普通に現時点でレベルの高いお酒。
古酒好きならかなり推奨です。






1日2日遅れましたが七夕ということで、少し趣向を変えて日本酒に和菓子を。
当然甘みはケンカしますが、それ以外の要素は浮き立ちます。
そういえば西荻窪に和菓子と日本酒を合わせるお店ありましたよね?
勉強がてら行ってみないといけませんね。



7月25.
ほぼ1か月ほっといた百楽門
だいぶ熟成香。
でもまったり円やかでメローな甘さがすばらしい。
酸もまだあるし、それこそメロンっぽいような風味すら感じます。
辛みキレ感はぐっと減り、ラストのラストに僅かに残滓を。
やっぱこれ普通に旨いなあ。
ぬる感とかつけたら最高だぞ。
開けて1か月でも全然うまい。
熟成香が苦手ならダメですが、それがOKならかなりうまいし、最初よりも好きな人いるかも。
全く劣化したとは言えません。
根本のレベルが高いお酒。
体制は変わってしまうのでしょうが、復活が楽しみ。









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