【760】神蔵 純米大吟醸 無濾過生 28BY


本編には全く関係ありませんが、酔いどれオタクの日本酒感想記さんの昨日の更新をみましてね。
百楽門の生の在庫、うのかわ酒店さんにあるやん!と。
ちょろっと探して生が無かったから、この間の火入れになったんですけどね。
ちゃんと探さないとだめですなあ。

それでうのかわさんでまとめてごそっと注文したら一部欠品があって電話がかかってきたんですが。
店主さんの『ところで熟成酒お好きなんですか?』を皮切りにまさかの30分がっつり話し込んじゃいました(笑)
なんでも店主さんが個人的に熟成酒が好きで、またごつっとパンチのある個性的なお酒が好きなんだとか。
出してないけどこんなんもありますよ~、この携帯にいつでも電話してきてねと嬉しいお言葉。
僕はどっちかというと遠慮しいで、酒屋さんなんかでもあんまり積極的に話かけるタイプではないので、これくらいグイグイ来てもらった方がありがたいですね。
うのかわさん、(局所的に)僕の界隈では超有名ですよ、なんて話をしたらまさかのまるめちさんやらモウカンさんとこの話まで出てきて面白かったです。
なんでも実店舗は酒1本買うのに30分話さないと帰してくれないくらいマシンガントークらしいですよw




そんな今日の出来事はともかくとして。
京都の新星といってよいのか、神蔵(かぐら)です。
これもいつもお世話になっているところなんですが、うえもさんでお取り扱いがあってずっと気になっていたんですがやっと登場。
京都の方でもあちこちで売っていたんだけど、結局都内に帰ってきてからうえもさんで買いました。
今調べたら蔵元はバリバリ市内、出町柳の南あたりなんですね。
なんだ1ヶ月も京都にいたのに行っておけばよかったなあ、盲点でした。
いわゆる洛中にある酒蔵は聚楽第の佐々木酒造(佐々木蔵之介のご実家)とここだけみたい。

一時は伏見の方に移転してたそうですが、2009年に現在の場所に新蔵を立てたんだって。
マンション蔵らしく最新設備なのか、8月出荷ですが今回もバリバリ生です。
その新蔵たてたときに立ち上げたのが、この神蔵という銘柄。
蔵の規模自体はごく小規模らしいっすね。

今回は五百万石50の純大、無濾過生です。
その他予備知識はなく、とりあえず飲んでみましょう。




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んん、18号とかあっち系の香りですね。
そういったものも好きですし、飲みたいときもあるのですが、ハードルはやや高めになっています。

うん、普通(笑)
いや別に悪いお酒じゃないし、むしろ出来は良く感じますが、ちょっとこの系統は食傷気味なんだよねえ。
最近っつっても1か月前だけど、智則とか、あるいはもっと濃いけど幻舞の雄町とかさ。
かなりこの手の味わいが市場にあふれているので、なにか+αが欲しいんですよねえ。



などとのっけからネガティブですが、18号系のカプというか、フローラルが強いような香りが苦手でなければおススメできるお酒になっています。
香りもそんなにぶわっと香るのではなくて、ほどほどにきちんとコントロールされています。
口当たりの最初のところでダメだ!ってなるお酒も多いんですが、これはそのようなこともなくサラッと軽快でかつまろやかさ。
この時期ですが変にダレたところも皆無ですしね。
むしろ香りこそフローラルカプ系ですが、甘みはいい塩梅に抑えられています。
そこに高めの酸が入り、さっぱりと飲めますね。
でも痩せて物足りない、とはならないので、隠れたる旨みの下支えありです。

また特にビターが出がちな五百万石なので心配していましたがこちらも心配ご無用。
強い苦み渋み、引っかかるようなものはありません。
わずかにエッセンスとして感じるレベルというか、果実にもあるような自然な渋み感というか。
逆に全体をまとめ引き立てる程度の自然な範疇です。


うん、うん、うん。
造りは丁寧で上手なのではないでしょうか。
本当にフィニッシュまでスルッと綺麗に伸びて、火やな引っかかりなく流れます。
香りと、気持ちの良いフルーティな酸とでもいえばよいか。
うえもさんがわざわざ引っ張ってくるだけの酒だなあとは思います。
美味しいです。

あえていえば、ほかの商品で違った表情が見られるとなお良いですね。
いやあなんか初めに変なこと言いすぎちゃったけど、良い出来です。
またそのうち登場すると思います。
ただやっぱり京都のお酒はちょっとはんなりしてますねえ。

いやあでも旨い。
香りもこなれてきました。
軽めのメロン、白桃、わずかにミンティ。
ソフトでさらっとした質感と、高めの酸の気持ちの良い流れ、ジューシーさ。
つるっとした綺麗さやクリアーさもあり、その中に少し控えめに蜜のような甘み感。
程よいふくよかさで、ナチュラルな米感も感じられます。
生っぽい苦みがアクセントに立体感。
個人的には直汲みで少し微炭酸いれてくれたら、またグンと人気出るし押せるかなと。
でもキレは良いんですが、ガス感とか口どけとかってよりは、つるっとクリアーさが主眼なタイプかな。



2日目。
ん、シードルのあとだからぐっと昨日より甘みを感じます。
ボリュームもそうですが、じわっと濃い深み。
ただその一方で少し辛みが出ています。

悪くない、良い要素もそこかしこに散見されますが。
やはり個性が欲しいというのも本音ですね。
すこし違ったバリエーションがあるといいのですが。





Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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Comment

  • しょうじ
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これ、純大吟にしては手頃で香味も分かり易いせいか、京都では本当にあちこちの居酒屋で見かけます。

五百万石純米はもう少し穏やかで金沢酵母かな?という感じで悪いところは見当たらないんですが、まつもと守破離みたいなラムネ感とかがあるわけでもなく至って普通。もう一歩、何かが欲しいな、と思ってしまいます。

2017酒ワングランプリとやらの試飲投票で1位だったというのはご同慶の至りなんですが、今のところヘビーユーザー向けとは言いかねる銘柄だと思います。

  • 日誌係
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Re: しょうじさん



これはもうおっしゃる通りのお酒ですね。
僕も京都ではよく見ましたねえ。

わかりやすいですし、出来も悪くないんですけどね。
観光客がおおい京都ですので、こういったお酒があるのは良いことだと思いますよ。

ただ個性や驚きがないので、マニア的にはもう一回飲んでみてもいいかな~とおもいつつ、なかなか手が伸びにくいお酒ですね。
特にこの系統の香りはいささか食傷気味なので……。




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