【769】月不見の池 純米吟醸 28BY


今期3本目のツキミズ。
Helloはほんと良かったなあ。
これまでここは、たかね錦のお酒を飲むことが多かったので、五百万石と越端麗を購入しました。
今日は五百万石50の純吟。
おりがらみ、直汲み、中取り、無濾過の瓶火入れになっています。
火入れのおり自体珍しいのですが、これだけの贅沢な造りが火入れ酒にどう出るのかは楽しみです。



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栓かたい。
抜くと瓶火入れらしくぷしゅっと。
拡販していただきます。

おお~。
極わずかにガスあり。
含み香は予想よりはリッチで、マスカットを感じさせるような甘さ。
さらにグレープフルーツのような柑橘のような爽やかさ。
そこにおりっぽいクリーミィさ、そしてバニラ。
かなり良い、陶酔感のある香りです。
そこそこしっかり濁ってますね。

この時期としては稀有なバランス感にとんだお酒。
狙ったのか、狙ったいうよりは仕立ての良さとややクールめな造りがここに至ったという気もしますが。
さらっとスムースな流れのなかに、程よいふっくら感、しゅぴっとしたキレ。
今年のツキミズのすばらしさを反映した一連の流れが非常に気持ち良い。

ほどほどに抑制された甘み。
火入れとはいえこの時期のオリで気持ち出ていますが、過不足なくちょうどよい甘み。
しつこすぎずさっぱり、でもちゃんとある。
おりはナチュラルなとろみは感じさせるものの、引っかかりは感じさせず、気持ちの良いボリューム感。
オリ感、粉っぽいような雰囲気もすこーしだけあるんですが、それをアクセントレベルにしか出していません。
よく考えたらにごりばっかりでここの澄み酒をのんだことないんですが、ベースは綺麗でクリアなんでしょうね。
3年前くらいはもっとハッキリ甘い銘柄だったと記憶していますが。
ここ最近、特に今年は程よいナチュラルな仕上がりになっていて、それが抜群の質感で個性になっています。

ベースはややタイトでクールめのお酒に仕上がっており、後半からフィニッシュにかけては五百っぽい軽い苦みとともに、少し辛いくらいなんですが。
そこで物足りなさを感じさせない程よい甘みなんですよねえ。
本当に気持ちの良いお酒。
甘くてふっくらだなと思えば、きちんと酸やフレッシュ感もあり、甘いグレープフルーツが香るという。
程よいスッキリ⇔ボリュームのせめぎあいの中でのナチュラルなとろみ。
そこからのしゅっときれいなラインでさらっとフィニッシュ。


ことしのツキミズだなあというお酒です。
質感に本当に個性がありますよね、仕立ての良さ。
やや苦みが気になり、個人的な好みとしてはHelloには劣りますが、この時期に火入れでコレというのは大きな価値があります。
すこし落ち着いてくると、甘みと苦みのバランスが取れてきて、ぐんぐん楽しくなってきますね。
全体のソフトさと、わずかにオリのミルキーさ。
これがまたうまくまとめているように感じます。
美味しい。


来年どうなるのか気になりますね。
去年はどっちかというとブドウ&クリアー&ジューシーだった。
今年はマスカット&ソフト&スムージーかな。
どうなるのか読めない部分もあるのですが、毎年美味しいので来年にも期待です。


2日目。
まだきちっと分離はしていないのですが、攪拌せずにやや澄んだ状態で。
いいですね。
程よい甘さをまとい、フレッシュさジューシーさも残すなかで。
さらっとエアリーな軽さが際立ちます。
またそこから、すっと美しい切れ味。
最初は甘いかな?とも感じますが、フィニッシュはややタイトでいいバランス。
甘酸がちょうどよく、瑞々しくていいですね。

やっぱり良いですね。
この時期にこの味わいが火入れで出てくるのは良いですよ。






4日目。
今日はがっつり攪拌。
おやっ、去年を彷彿とさせるリアルな巨峰の香りが出てきましたね。
ややピリッと辛いような感じ、甘みのおりがらみっぽいまったり感。
この辺は澄み酒でクリアー&ジューシーなのを味わいたいなあという気もするんですが。
それでもフルーツそのものを思わせるジューシーさはバッチリ。
今年もこの感じが出てきたとなると、また来年もがぜん楽しみになってくる蔵ですね。
今年のやや控えめマスカット&スムージーもいいけど。
去年強く感じたこのブドウのジューシー感と、はっきり甘めなのも素晴らしい。
今日も美味いっす。

個人的には新潟酒の最先端はツキミズとあべ。
安定感でいえば謙信とかあるいは鶴齢なんかということになるのだろうけど。
あとはこっちではマイナーですが松乃井はちょっと気にしています。




9日目くらいか?
いいねえ、全然飲める。
まだガスあるか?という感じ。
巨峰のフレッシュさと、甘さと。
強いねえ、甘みが飛んだりもしないし、逆に粗さが出たりもしない。
まだ全然楽しめる。





Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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