【773】澤屋まつもと 純米大吟醸 Ultra 雫 2015



もうおなじみ、澤屋まつもと
この間酔っぱらったときにまとめて注文したようで、在庫充実しています。

今回は今年既にやっているうるとら純大の雫ver.の2015、去年のものですね。
お値段は普通のものの3倍近くするというものなので、どれくらい違うのか楽しみ。

純大の雫とり。
兵庫県特A地区東条産の特等山田錦40。
無濾過原酒で瓶燗の低温1年貯蔵。
だそうですよ。



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ボリュームは大きくはないんですが、何とも言えない妖艶な香り。
澤屋まつもとの中では香るお酒ではありますが、やはりそれとも違う感じがあります。

んん?
これはちょっと時間かかるかもな。
冷やし過ぎは厳禁で、温まってきたくらいがベストかなあとそんな予感がします。

入りは思った以上にスリムで透明で味がないようにも感じ、さらにやや粉っぽいか辛いくらいぎゅっと凝縮したテクスチャも感じます。
そこから元のラムネ的な香りを、そしてわずかに熟成的な妖艶なニュアンスでマスクした香り。
そしてようやく強い旨みが片りんをのぞかせてくるか、という感じです。


ガスはないといってよいレベルで、この蔵にしては珍しい。
ひと心地ついて、ようやく繊細ながら、洋ナシのような香り。
まあ造りが違うというのもあるんですが、同じ山田錦でもno titleの山田錦とは明らかに個性が違う気がする。
こっちのほうが味わいが強いなと感じます。

繊細な造りで1年くらい寝かせてもガスもあるしフレッシュだしきれいだよというお酒ですが。
その中ではこのお酒はしっかり熟成感の出るタイプではないでしょうか。
たぶんもう1年2年ねかせたらけっこうガツッと古酒っぽくなるのでは?
飲みにくいレベルでは全くないですが、この蔵の寝かせて出すお酒の中では熟成感が一番出ています。

やや粘度があり、蜜っぽいニュアンス。
クリアでありつつクリーミィで滑らかですが、ミネラル感、チョークの粉っぽさがあり、それが辛みにつながっていく。
そこから力強さを感じる、熟成の甘み旨みがぐっとという感じ。




うーん。
悪くないしらしさもあるけど、この蔵の熟成酒の中ではこれまで飲んだ中で一番平凡か?
ほかにもありそうという感じですよね。

少し思うのは、ゆっくりぽたりぽたりな雫酒はこの蔵の詰めのスタイルと対極にあるんでないの?
別に聞いたわけでもないし推測だけど。
瓶火入れにしても、あれだけガスの残る蔵なので、相当活性を抑えて低温でダイレクトに詰めているはずなんですよね。
やっぱりその点、雫は空気に触れる時間は長くなるんでないの?


味わいが少し強いですよね。
もとのうるとらが、この蔵としてはやや華やかなお酒なせいなのか。
それともこの山田錦の特性なのか。
なんとなくですが、軽快な中にも独特の風合いがあるno titleの無農薬山田は俺は好きなんだなあともいました。
あれを寝かせて飲んでみたいな、もう1本買っとくか。
これならshuhari2014山田、あるいは秋津山田錦 西戸1561-2の2014のほうが断然好きですね。


なーんて書いてたら良くなってきたわ(笑)
なかなか難しいやつなので、僕の下でとらえきれるか。
軽くエアリーなバニラ、マスクメロン、洋ナシがふわっと香ります。
やはりやや強くアタックのある味わいですが、香りは好き。
少し辛いのが気に食わないのかな結局、うんそうだね。
アルコールが抜けるようなとこがあんのよ。
香りも質感も川面に立つ朝霧のようなエアリーさがでてくるので、それは好みで。
香りなんかでいうとちょっと静岡吟醸っぽさもあるんだけど。
やさしい酸も生きてはいて、そぎ落とした美学もあるんだけど。
やっぱ普通の大吟、純大的なんだな。
やはり辛み、雑味、引っかかり感があるんだな。
この銘柄ではほとんど感じたことがなかったんだけど。

ビギナーが新酒のうるとらやる分には、おすすめです。
普通に美味しかったし、わかりやすさは一番ある。
このブログの愛読者には、うるとらはお勧めでなくて、守破離シリーズがいいんだと思う。
まあ今日はこんなもんで。
あんまり伝わらないレビュー、インプレッションでごめんなさい。
次は山田穂垂直かな?
いつになるかわかりませんが。



2日目。
ふっくら軽やかな入りから、穏やかになしのような香り。
クリーミィさ、やや噛み応えのある様な粉っぽさも、ややシュッとアルコールが立つような辛み。
そのあとの薄く入る酸。
そのあとでさらのゆっくりと味わうと強い旨み。
少しアタック間とともに、旨みの余韻が長く残る。

やっぱりちょっとらしくないなあと感じてしまうお酒。
ガスがないことに始まり、くちどけであり、エレガントさであり。
逆に旨み感は強めなので、普通に何か味の濃いものなんかを食べながら飲んでもいいかもしれません。
悪い造りではないんですが、なにか普通の高いお酒を寝かせてみましたという感じ。
やはりいつもより太くて、その分雑味がありますね。
いつもはもっときれいな中に繊細に表現できているんだけど。














Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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