澤屋まつもと 守破離 山田穂 2014


今年狂ったように買い集めている澤屋まつもと
また買い足したからまだ4本はあるよ!
これは山田穂の2014、26BYかな。
今年すでに2015、27BYのものが出ていますが、これは去年のものを1年ほど自家熟成させたものです。

スペック非公開ですが純米規格。
2014までは65%、2015は55%にしたそうです。
この蔵なので当然火入れ。




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あーなるほど。
うるとらの雫よりは良いと思う。

とろっと滑らか。
ただしガスがまだわずかに残っているようで、そこからわずかな旨辛さにつながっていきます。
相変わらずここの蔵は2、3年寝かせてもヒネなどはおろか熟成香すらほとんど出ませんね。

含み香は立ち上る霧のような、ミクロな粒子感を感じるクリーミィなニュアンス。
極わずかにバナナと、さらに極々微小にラムネっぽさ。
甘みと酸味はこの蔵の他のお酒と比べても控えめで、その分全体のまとまりがある。
より小さい球体のようなまとまり。

ただしそこから徐々にこの蔵らしい旨みが顔を出し、主張は強くないんですが長く続きます。
少しエキス感が強く、横にグラマラスな気がするのは山田穂だからなのか熟成だからなのか。
フィニッシュはするっと気持ちよく、ガスからつながる辛ウマの演出と、わずかに柑橘かラムネかというニュアンスもグッド。


いいですね。
派決して派手ではなく、その対極ともいえるそぎ落としにそぎ落とした水墨画的なモノクローム世界の味わいですが。
この蔵らしい細部までの仕立ての良さが存分に。
全般に綺麗、シルキーで少しだけ粗い独特の粒立ちとアタックが舌に気持ちよい。
この蔵のこのタッチが好きなんですよね、味わいというよりは感触で、脳が痺れる気持ちよさ。
ほかのお酒と比べてもかなりそぎ落としたモノクロの世界ではありますが、その分シンプルなエネルギーの発露に満ちています。
わずかにうっすらと効く出汁のような酸味も秀逸。
フィニッシュ、そして余韻まで雑味なくきれいに旨みが感じられ、ほんとに熟成感ねえなという感じ。
温度が上がってくるとより甘みとともに、バナナ++ラムネっぽい香りも出てきます。
それでも熟感なし。


これはうまいですね。
あんまり熟成の意味がるのかどうか不明ではありますが。
めちゃ地味だけど、飲み進めれば飲み進めるほど素晴らしい。
体にしみこむ静かなエネルギー感。
他のお酒もレベル高いのであえてSはつけませんが、やはりこの蔵のお酒は他ではない世界観があるなと思います。


2日目。
お燗。
あー予想よりいい。
ほっこりした香りがします。
甘みは多くはないですが、雑味が少ない分繊細な旨みがきれいに感じられますね。
その中にちゃんと甘みもあります。
やや粉っぽさがあるのは致し方ない好みがわかれるところかな。

ただちょっと驚きましたね。
お燗はもっとうすっぺらくなってイマイチかなと思っていたんですけどね。
お燗でもかなり楽しみます。
物足りなくないのはなんだろうな。
クリーム感ととろみ、枯れたような旨みが適度なアタックで厚みがあること。
そのなかからの自然な酸と甘みのニュアンス。



Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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