【991】土佐しらぎく 一年囲い純米吟醸 吟の夢生熟 | 日本酒感想日誌

【991】土佐しらぎく 一年囲い純米吟醸 吟の夢生熟


もういっちょまったく違う土佐しらぎくをば。

たまたま、まるめちさんのツイッターでこのお酒のことが流れてきてて。
ちょうどとどろきさんからあれやこれや買うとこだったので、これもいっとくか!?と。
神楽坂にある高知県の地酒アンテナショップ&角打ち的なお店なんでしょうか?
公式なのかどうかは知りませんが。
高知のアンテナショップの地酒コーナーが異次元の充実っぷりなのは前にやったようなそこはかとない記憶がございますが。
そこの元スタッフさんがやってらっしゃるとかなんとか?
そしてこれはそこのSP商品のようでございます。
まるめちさんアリガトウ!


吟の夢55の生
奇しくもしゅらえもんと全く同じスペック。
ただしこちらは1年熟成。
飲んだことないのでわからんのですが、なんとなく土佐しらぎくのなかでは美潮のほうになってそう。






ああん、これもいいですね~。
生熟ってビビると思いますが。
がっつりエキスが熟々美味いというのではなくて流麗です。
さすがっすね。

とろっとしで、でもやり過ぎてない滑らかなテクスチャ。
ラムネやリンゴ、さらにブドウのような含み香が香ります。
当然やや熟れ感はあるのですが、それが素晴らしいですね。
リンゴのコンポート、あるいは紅茶煮のような雰囲気があります。
そして熟れてても、程よく乾いたミネラル感。

味わいはナチュラルな蜜のよう。
ハチミツの蜜じゃなくて、リンゴの蜜とやさしく煮詰めたような。
とろみのある上品な甘みに、ジューシーな明るい酸が加わって。
そこにフルーティさも程よく漂う。
濃密さはありますがいい意味で緩く、こてこてではありません。

優しく滑らかに、舌を包み込むようなとろみで、珠玉のさっぱり甘酸。
それでいてしつこくならないのが、やっぱりミネラル感、あえて言えば高知の辛口感。
辛口っていうと語弊があるのであれだけど。
ミネラル感がふわああっと立ち上って、縦方向の立体感を付け、わきも固める。
ミネラル感がまた酸味のニュアンスや、香りをうまく引き立てる。
とろっとしつつきりっとした表情で流れていく過程で、かすかに熟感があり、好ましいニュアンス。
紅茶って言ってるやつですね。

微かにミネラル辛口なアタックが舌に官能的に響き、爽やかながらしっとりとした甘やかさが長く長く続く余韻。
いや~すばらしい。
土佐しらぎくを寝かせるとこうなるのですね。
すばらしいの一言。
全く崩れないし、昇華されている。
これがきちんとしたお酒の強さですよね~。
新酒を今飲みしてもいいし、寝かせてもこの世界観。
脱帽です。
1年生熟のお酒としては、僕としても過去最高クラス。
すばらです。


まるめちさんありがとうございます!
先にやってスイマセン笑

先日行ったときまだ少しありそうなことこと言ってたけどまだ買えるかな?
でも結構前から売ってるみたいで、もう終わりかけみたいなこと言ってた。
SPなんだけどお店だけで80本だかさばけちゃったとか。
でも来年の分もすでに確保して寝かせてるんだって!
マストバイだね!

高知の地酒もうちょっと飲むかあ。
この辛口感、いまならハマるんだよな。
つかこれまでもちょいちょい心に残る酒というのがあって。
思い出しながら飲んでみます。
うーんでもこれはやっぱりたとえるならアップルテティーだなあ。
テクスチャが異次元だけどな。

なんか太鼓持ち合戦みたくなって恥ずかしいですが、さすがまるめちさんです。
最近の僕の志向からいうというと、まるめちさんはやや甘口派なんだけど。
やっぱりこういうのをを正確にくみ取ってくるのはがさすがですよね。
良いといったお酒には間違いなく感じあえる。


落ち着いてくると、よりいい意味でそっけなくなってくる。
これは驚いた。
普通はしつこくなってくるもんだけどな。
香味の種類は微妙に違うが、しゅらえもんとそんない大差ない、同じお酒感。
うめえ~。



2日目。
うまいね~なんだろうね。
酸の表情。
熟成の蕩けはあるんだけど、ミネラルが支えるのと、トーンが高いのかな。
そのあとに甘みが出てきてもしつこくないんだよね。
甘みも昨日よりもコクやテリを感じるし。
あーそっか、微妙におりがあったのを混ぜたのも関係あるか。

それにしてもいいね。
包み込まれるような円やかさと甘み。
そこに差し込むブライトな酸の表情と、立ち上るミネラル感。
カテゴリ関係なくお酒として素晴らしい。

あとはやっぱりリンゴのコンポート、紅茶コンポート感はある。
そのものずばりと合わせてみたらどうなるだろう。
ちょっとシナモンなんか効かせてみたりして。
ちょこっと生クリームにミントも添えて。

常温に近いところまで戻すとさすがにほうじ茶的な熟成感も少し出ますが。
それと同時のドライレーズンのようなニュアンスもはっきりと。
うめえ。



1日あけて4日目。
まったく問題ない。
縁喜の濃厚な王道メロンや桃からすると、やっぱりこれはリンゴかブドウといったところ。
酸味の雰囲気、あー乳酸菌飲料的な甘み、酸味を感じるな。
そこにかすかなビター、紅茶感というか。
苦手な人はNGなんだろうけど、好物なひとには最高だろう。
生で1年、どころかもう1年半なんだからこれはやっぱりすごい。
なにがこうしてんのかわからんけど、乗ってくるお酒はハンとして良くも悪くもグズグズでしょう。
やっぱベースのクリアーさ、ミネラル感なんかが作用してんのかなと。
あとはまるめちさんの見るとガスも溶存してんのかな?
いま俺ワイングラスとかでのまんで片口→小杯でいったりしてるから。
それでも美味いんだけど、このジューシーさとキレ感だなあ。
なんつーのかな、びたっと張り付く辛さじゃなくて、辛くはないんだけど。
しゅぱっと粉、飛沫が縦に立ち上る感覚。
そのなかに香りや酸味、甘みをきれいに溶かして巻き上げる。
雰囲気としての辛さ、ミネラル香。
違うけど同じ、うまいわなあ。



4日目か5日目くらい?
変わらんなあ、下がってこないタイプ。
強いね。
うまいっ!




Theme: 日本酒
Genre: グルメ
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Comment

  • 龍力大好き
  • URL

まるめちさんもついに行ったんですね。
まるめちさんのブログで神楽坂にあると書いてお勧めしたのですが、本当に行ってくれるとは思わなかったです。

日誌さんのところに書くのは微妙な話でしたね。
ここは時々お酒の会をやってますが、その雰囲気が個人的には良くてお酒とつまみも良いので、もう一度行きたいですね。

冬にしらぎくのお燗をしましたが、良かったですね。日誌さんと好みが同じ銘柄だなんて、何か嬉しいですね。しらぎくは一部リースリングのような甘めで優しい味が個人的には良いですね。

  • まるめち
  • URL
No title

どうもです。
たまたまなんですが、最近お酒が被りまくって怒涛のようにトラバさせてもらっているので、そろそろ挨拶しようとは思っていました。いつもお世話になっております。
今回の記事タイトルを見て、「へー凄い偶然だなあ」と思ったのですが、まさか私発だったとは!光栄です(笑)
ちなみに、私ももう飲み干しておるので、急いで記事を書きました、明日更新予定です。

あの店長さんは地元特化型って感じですね。酒の会含め、蔵元とのつながりもハンパないようです。
ちょっと調べると色々経歴がでてきますが、まさに土佐酒(及び付随する食文化など)の伝道師と言えるような存在かと。
「本物」って感じがします。

しかし、指向やスタンスは違えど、こういうお酒を通じてたまに繋がるポイントがあるというのは嬉しいですね。
楽器正宗もそうでしたが、良く出来たお酒には素直に感服させられてしまいます…
ではでは、今後ともよろしくです!

後、龍力大好きさん、ご紹介ありがとうございました。
うちでも記事上げますので、何かありましたら続きはそちらでお願いします。

  • 日誌係
  • URL
Re: 龍力大好きさん


なんと、まるめちさんのほうも、龍力大好きさんからだったのですか!
いや全然、別にどっちがどうとか全く構いません。
むしろタイミングよく僕のほうまで流れてきたミラクルに感謝です!

高知のアンテナショップの酒コーナーが充実というのは知っていましたがこんな店があるとは知りませんでした。
角打ちのほうも気になってしまいますね。
女将さん(というには失礼か?)がもう明るくグイグイくる方で少し話しただけで人柄が伝わってくるようでした。


しらぎくは昔微発砲純米吟醸をのんで開眼して、以降ちょいちょいは気にかけてました。
とはいえアレコレ飲んではいなかったので、今回めぐりあわせが良くて、改めて感動した次第です。
これはコメント頂いたからってわけじゃないんですが、ミネラル感なんかは龍力っぽいなあと感じてたんですよね(笑)
リースリングとおっしゃるのも、単に日本で辛口というものじゃなく、ミネラリーなカチッと感なんじゃないかなあと推察します。
優しく甘いし果実的ですけど、程よくカチッとしてるんですよね。
勉強になります。


ありがとうございました。
龍力のあたらしいのも入荷予定です。
またお願いします!!



  • 日誌係
  • URL
Re: まるめちさん


いえいえ、こちらこそ本当はご挨拶すべきなのですが……。
今回は完全にまるめちさんリスペクトです!
ブログのほうを拝見してるので、ツイッターはチェックしてなかったのですが、たまたまリツイートで流れてきまして。
また丁度よく土佐しらぎくをやる予定もあり、神楽坂にも行く予定があったという奇跡(笑)


僕は人見知りなのであまりお話して小中ttなおですが、明るくいいキャラの店長さんでしたね。
がぜん、料理含めて角打ちのほうも気になってきました。
他の蔵元のお酒なんかも充実していましたが、また高知の伝道師として存在感が増していくと楽しみですね。

あーしかし楽器正宗もよかったですねえ。
たまに意識せずとも交わる瞬間があるのは非常にうれしいです。
今後ともよろしくお願いします!!




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