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日本酒感想日誌

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【1117】松の司 純米吟醸 あらばしり 30BY

日本酒
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みんなが飲めー飲めーというので早めにやります笑

去年のものは飲み頃逃して寝かせたものを飲んだだけなのでノーカンかな。
一昨年のは素晴らしく美味美味でしたね。





どれ、あーあんまり舌きかねえんだよな今日。
まあお許しを。


まず感じるのは、思ったよりもミルキーな甘み。
クリアーなモダン生もとで乳酸菌飲料的な甘みがきれいにありますねという時の感じ。
僕はそんなに良く飲むわけじゃないんだけど、近いとこで浮かんだのは最近の米鶴とかあの辺の甘み感?
この蔵は生のほうが飲む機会少ないからなあ。
生っぽさはあありますが、その辺の平凡なお酒とはまた違うのでそこはご了承を。

なるほどなるほど。
ミルキーさに。
これはここの蔵癖と金沢酵母で今の時期、やや高めの酸が溶けて。
そのうえでさらにミネラルのストラクチャー、湧いてくるような感覚と溶け合う味わい。
なかなか表現に困るのですがモダンながら旨口でありややとろみのあるジュース感。
柑橘やうっすらメロン系、ややバニラっぽいニュアンス。

しかし入りから居住まいを正すような、独特の凛とした雰囲気ですねえ。
味はありますけれども非常に整った輪郭、雰囲気を感じます。
どうみても一級の美人なんですよね。

あーしかし旨い。
味はちょい生っぽいけど、とにかく完璧に松の司イズム、スタイルが決まってる。
スッと膨らんだ味わいから、ややギザギザっと来たところでビッと切らします。
このキレ感なんですよね、最近僕が言ってるのは。
いや素晴らしい。
このキレのattack、鮮烈なキレ香、そして圧倒的な余韻の長さ。

ほんとに美しいお酒。
スッと膨らんで、スッと流れキレるこの抑揚のラインの美しさを、オブジェの手触りのように感じてほしい。
ほんとに角度が完璧というか、スピード感、なだらかさ、急すぎずなだらかすぎず。
ビッとした余韻に残るアタック、辛味、そこで立つ香味……これを感じてほしい。

完璧にスタイルが出てますね。
全体の時が止まる感でいえば、松の司だともっとスローなテンポが出るお酒はあります。
ただ抑揚や切れ味の美しさとスピードの緩急、均整のとれたライン、あとは切れた瞬間から続くおおおお……という余韻は十二分。
まあその辺はまたそれこそ愛山21だのとはジャンル違いということになるし。
ジャンル違いだけど8割通じてるのが凄いとこかな。
いやーこのオーラ、わかる人はわかると思うんだけどな。

ここのお酒にしては、ですが味は出ますねよね。
モダンな乳酸菌飲料テイストと感じるくらいのエキス感はあります。
蕩けるなあと感じるくらいなので、僕なんかはちょっと、おっと思っちゃうんだけど、普通の人は喜ぶかな。
甘みと酸味が蕩けて、果実味メロン感とかもどんどん出てくるので、わりとジューシー系に仕上がっていて、万人受けするかも。
かなりとろとろジューシー。
こうやって見ると、いつまでも味わっていられる完成度、強さ、安定感はあるか。

文句なし。
辛いのが嫌な人はNGかもしれないけど、これは万人受けしやすいタイプと思うけどな。
官能のそれも甘いとか酸っぱいとかそういうとこじゃなくて、雰囲気とか輪郭、手触り。
そういったものを感じて浸ってほしい世界観のあるお酒。

甘酸の中からクリアーさとともに湧いてくるミネラルの盛り上がりとか。
ある意味で金属的なパウダーの舞う様。
味わいのふくらみからキレへのライン。
ビッっと切れた瞬間のニュアンスの鮮烈さ、新酒一発目のこのクラスではありえないレベルの長い余韻。
いやここまでくると確かにslowlyですねえ。
すばらしい、だれが何と言おうと好きな蔵元ですねえ。

あえて言えば。
僕が言うパフューミー、白粉っぽい、エキス感が少しあるかな。
これもエキスとミネラル舞い上がりーとのバランスもあるのかな。
あとは基本的にここ、寝かせの蔵なんですよ、自分たちで言ってるんですけど。
水と金沢酵母で、造って半年はちょっとミネラリー×酸でギザギザするところがあって。
苦いとかそういう雑味とは違うんですけど。
僕なんかはその辺もお気に入りなんだけど、そこは嫌な人は嫌かもね。
ただその辺も含めて、雰囲気とかオーラとか色々感じてほしい。

なんかループしてるのでこの辺で。


2日目。
こまけえこたあ良いんだよ的に美味い。
あえて言えば同じような構成で、価格は1/6なのに、俺こっちのが好きやわ~となるのが勝山の辛いところ。

何が違うんだろうね。
あそこまで高純度じゃないくて、酸味とかが微妙に入って淡い分果実っぽい熟れ感が出たりそういうとこですよね。
しかもこっちは2日目だから。











Comments 2

アイオライト  

どうもです。
この子、昨年飲んだのが結構生老ねしててはずしたんですよねえ。
なんか、草っぽいアセトアルデヒドな含みがむんむんと…
明らかにこの酒の実力ではないと思ったのでノーカンにしましたが、
もしかするとちょっと老ねやすいというか、蒸れやすい性質があるかもしれません。

とりあえず生酛甕仕込みをまだ飲めてないので、早いところゲットしなきゃ!

2019/01/11 (Fri) 13:14 | EDIT | REPLY |   
日誌係  
Re: アイオライトさん


どうですかねえ。
僕はオフフレーバーはあまり感じないたちなので何とも言えませんが。
ただ蔵的に生を押してる蔵でもないんで、あくまでも12月1月くらいで飲んでくださいよーというお酒だとは思います。

甕はまだ売ってるんでしょうか?
最近僕も行ってないので……。



2019/01/13 (Sun) 21:32 | EDIT | REPLY |   

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