【327】磯自慢 愛山 中取り 純米大吟醸 グラッパブルーボトル 25BY
磯自慢には愛山50のグラッパボトルという商品がありますが。
その上級酒にあたる、愛山40中取りのブルーグラッパボトルです。
昨年ブルーボトルをやりましたがその兄弟酒、とでも言えばよいでしょうか。
とうぜん特A地区特等愛山という最高級のお米を使ったお酒になります。
おお、なんだこの香り。
ブルーベリーじゃねえか。
嗅げば嗅ぐほどブルーベリー。
深い甘み。
開くにつれぐんぐんいろいろな香りが出てくと思います。
官能的ですね~ハチミツやバニラっぽさも感じるか。
含むと非常にとろーんとしつつ、極度にきめの細かい舌触り。
やっぱ高級酒は含んだ瞬間からまったく違いますね。
そして静かに、口の中でほどけてゆきます。
この世界観がまったく違いますね。
コクのある甘み、しなやかでミルキーな旨み。
ぱあっと舌の上で開ける甘みはトロピカルなイメージが強いか。
うっすら儚い酸がまた後を引く。
たしかな存在感で膨らみ、伸びる伸びる。
だけど液体は極上のタッチですっと鮮やかに流れます。
鼻に抜ける爽やかな香りとともに。
でもまたそこから最高に甘うまい、ながーい余韻。
いや~相変わらず別格の旨さですね。
脱帽、敬服、なんといっていいやら。
色んな酒を飲めば飲むほどすごいなと思う、そんなお酒です。
濃厚な甘さで旨いんだけど、透き通る綺麗さと軽さ。
とにかく味がながーく伸びて、素晴らしい凝縮感です。
このクラスになるともう芸術品なので、世界観とか思想とかそーゆう話になってきますね。
じっくり浸れるお酒です。
この上にさらにビンテージだアダージョだとあるんですから恐ろしい蔵です。
そこまでいくとなかなか買えませんけどね。
来年あたりはブルーボトル買って自家熟成しようかな。
お気に入り度は割愛します。
美味しくないとこまる値段ですが、その価格を上回る満足度のお酒だと思います。
余談。
来年に向けてリニューアルを検討中。
デザインとか、基本的な方針とか。
12月でちょうど3年になるし。
やりだすと難しいのだけれど。