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日本酒感想日誌

【557】山城屋 純米吟醸 一本〆 無濾過生 27BY

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浮気性ですが日本酒もやりますよ。
あと今日は長くなります、たぶん。



新潟県は栃尾から山城屋です。
今年、いや去年くらいからよく見かけるようになってきたお酒ですね。
25BYからの特約店向けシリーズだそうです。

杜氏の浅野宏文さんは杜氏兼住職というあまりにも異色すぎる二刀流をやってる方。
父が酒蔵をやっていて、祖父がお寺をやっていたんだって。
ただ農大卒ですし、本業は酒造りみたいですね。
造り自体は2011年~だそうです、それでも若いですね。
ただ大谷君もそうですけど、二刀流自体は僕は懐疑的なんですよね。
そんなん専業にかなうわけないじゃんって。
某日本一小さな蔵とか最初製造量が30石って聞いておまえそれ専業じゃ食っていけないだろって突っ込んだことあります。
そんな片手間で旨い酒できるか?って感じ。
最近はその蔵も石数増えてるみたいですけどね。


でさらに文句は続く。
ここだけじゃなくて他の蔵もなんですけどね。
もうさ、いい加減に色違いラベルやめへん?
とりあえず米違いでバーッと純吟出して、米ごとに色違い、漢字でバーンなラベル。
どの蔵も同じようなのばっかじゃん、酒屋行ってもどれがどれだかわからんわ。
ちゃんと考えてブランド展開しようや!アホか!
もうちょいなんかあるやろ、レシピ固定してナンバー振るとか。
ヴィンテージごとに味にイメージで作品名つけるとか。
それこそデザインなんて頼めばいっくらでもあるでしょ。
銘柄名だってカタカナでもアルファベットでもいいじゃない。
ブランディングのやり方なんて他の物からいっくらでもパクれるのに、みーんな同じことしかしない。
だいたいさ、あほみたいに片っ端からやりやがって“とりあえずやってみました”感強すぎでしょ。
ワンアイテム~スリーアイテムぐらいで勝負したってええやん。
もっとコンセプトもって、ストーリーのある酒つくらんとあかんて。
じゃないとただのその辺にある凡百のお酒になっちゃうよ。
ほんとに何のために新しいブランド立ち上げて売ってるのか意味わからん。
後発が同じことしてどうするの?
どこもこんな感じじゃね、せっかくのブームもすぐ終わっちゃいますよ。
ほんとにね酒つくるだけで大変なのはわかるけど、蔵元ももう少し考えてほしいね。
まあこーゆーのも小売り、つまり酒屋の方から動いてほしいってのもあるんだけどねえ。
たとえば立ち上げの前に酒屋に相談しに行くとか。
それはそれで仕掛けっぽくてやだしね。
まあバランスが難しいけど、いろんな形があってほしいもいいかなあとは思います。
それこそ、新規ブランド立ち上げるなら俺のとこ来なよ(笑)
そこそこヘビーな消費者としてアドバイスくらいはできるよ。



とまあそんなことがふと頭をよぎりましたが、気を取り直してお酒の説明を。
たかちよで有名な一本〆ですね。
というかこことたかちよしか使ってないでしょう。
裏書にも書いてある通り、非常に溶けやすいお米のようです。
溶けやすいお米というのは大変難しいそうですが、大丈夫なんですかね。
たかちよはあの酒質なんで、あえてこのお米なんだと思いますが。
この蔵にあえてこれを使う必然性、めざす酒質などはあるのでしょうか。
その辺こそあれば蔵元のWEBなりで読みたいところなんですけどね。
磨きは55、酵母はG9-CR(新潟酵母)だそうです。





20160531_200222~01

20160531_200240~01


随分と悪態をつきましたが、お酒はフラットに味わいたいと思います。

甘そうな立ち香ですね。
頂きましょう。

うん、味わいはいいですね。
ちょっとガスがある感じ。
香りはカプエチ系の華やかな感じ、フローラル系かな、パインっぽい気もしますね。
べたっと甘いのを警戒したんですが、甘さはむしろ控えめ。
それほど甘くないのを香りを甘くして程よくバランスとってる系ですね。
クリアーな酒質に、やはりパイナップルっぽいような酸と香りのニュアンス。
ややほろ苦いような、ほどよい旨みがじゅわっと。
旨みはクリアーなラインに沿ってキレイに乗ってますね。
苦みが気になるかな~とも思いますがまあこれはこれでアリでしょう、ガスもありますし。
よいジューシー感ですよ。
キレまで少し早めのテンポでスピード感があって、するんっと行く感じです。
ほんのすこしピリッとした感じ。
つまりキレは良いとみていいです。

いや美味しいんじゃないですか?
高レベルだと思います。
香りのふくらみがかなりあってその点は芳醇に感じられますが、味わいはクリアーさと適度なタイトさでしつこくなく飲めます。
凛と、背筋が通ってる感じでしょうか。

いいんですね、さすがに取扱店が増えるお酒というのは光るものがあります。
普通に山田錦とか飲んでみたいですね。
ふつーに造りは上手だと感じました。

やっぱ溶けやすからか、多少の苦みがあって、その辺がパインっぽさを感じさせるのかなあ。
やはりたかちよに通じるものがあるように感じられます。
甘みはこっちが断然控えめでその分クリアーですね、たかちよより溶かしてない印象です。
米なのか、酵母の関係なのか、意識してるのか、とかいろいろ気になりますよねえ。
あえて語らない蔵もあっていいとは思うんだけれど、ベラベラ語る蔵もあっていいと思う。
あんまりないよねw


しかしG9ってこんなに香り出るの?
根知男山で使っているイメージなんだけど。
CRがつくから違うやつなんですかね?

3 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.06.01 09:53 | | # [edit]
moukan1972♂ (もう肝臓の無駄使いはしたくない) says..."誰だ〜、日誌係を怒らせたのは〜?"
節操もなく120種類も酒造ってる篠峯、おまえか!
別仕込みの別仕込み (別撰) なんつうややこしい酒造ってる萩の鶴、おまえか!

冗談です (笑) 。


──もうさ、いい加減に色違いラベルやめへん?
  とりあえず米違いでバーッと純吟出して、米ごとに色違い、
  漢字でバーンなラベル。


 個人的に〝色違いラベル〟は12インチレコードのREMIX違いのジャケ違いみたいで嫌いじゃないけど、でもまあ、新政ばかりが目立ってしまうことを考えると、他も頑張れよとは思うわな (笑) 。でもまあ、小規模蔵の日本酒には、まだまだブランディングという発想はないよ。

 ただね、結局、たとえ試飲できたとしても──そういう店はかなり少数だけど──、ただしく味わうレベルとなると買って飲むしかないわけだから、もう少しラベルや瓶そのものに情報やコンセプトを書き表すことは、飲み手としてやって欲しいことだわな。

 他の食品/飲料ジャンルだと、原料表示とか、わりとシビアだけど、日本酒は原料や酵母なんかに表示義務ないみたいだし、逆にそこさえはっきり明示してくれりゃ、表ラベルなんて無印でも問題ないっつう (笑) 。


──どこもこんな感じじゃね、せっかくのブームもすぐ終わっちゃいますよ。

 実際どこまでのブームなのか、後乗り組で家と酒屋の往復だけのオレにはさほどピンと来る話でもないけれど、たまに雑誌の日本酒特集とかを買って斜め読みしてると、オレなんかの世代には、'90年代後半のラーメンブームやカリスマ美容師ブーム (知らねえだろ?w) と被る印象、あるんだよね──オレ自身はラーメンにも美容師にも当時から興味なかったけど。

 ある意味で仕方のないことだけど、商品そのもの (酒そのもの) をフィーチャーするより、それを造ってる人にフォーカスして、彼らをカリスマやアイドルとして紹介した方が伝わりやすいっていう問題、ある。

 これ、音楽も全く同じで、紙媒体や文字媒体で音楽や食べ物を紹介するとき、もうここには絶望的な次元上の断絶というのがあって、要は、そもそも言葉で音楽も酒も味わえないという絶望感があって、そういう沼から興味を引き出すには、商品そのものとは別の何かから話を引っ張ってくるしかない。で、人にフォーカスする──そういう記事の楽しさもあるけどね。

 TVの音楽番組ですら、実際の歌や演奏時間より、トークの時間の方が長かったりする。ま、そういうスタイルの方がそのアーティストの音楽性のようなものを伝えるには便利だいう共通認識があるんでしょう。オレなんかは1曲でも1分でも多く聴きたい派だけど。

 そんなこんなもあって、少なくとも雑誌の特集から滲み出てくる日本酒のブーム感には、どうも'90年代後半のラーメンブームやカリスマ美容師ブームなんかに通じるものがあって、ちょっとノイズに感じることはある。そういう形のブームって、即効性はあるけど持続性はないし。

 日本酒もさ、消費全体を見れば、まだまだ紙パック酒や普通酒の方が圧倒的に多いわけだし、地酒にしたって、地元のオヤジが地元蔵の馴染みの銘柄の酒をずっと買い続けるスタイルの方がメインなわけじゃん。

 ま、これからだよね。うちらが旨い旨い騒いでる酒がシレっと一般家庭の食卓に上がる日は、まだまだ先だよ (笑) 。だからこそ、「他にいろいろできることあるだろ!」と、キミは感じてしまうんだろうけど。


──ヴィンテージごとに味にイメージで作品名つけるとか。

 愛宕の松の夏酒に「ひと夏の恋」という名前の酒がある。たとえば、これをビンテージごとの出来栄えや味わいの違いによってストーリー展開したらギャグだとか、ふと思って、一人で笑ってしまった。

「ひと夏の恋 27BY」〜成就〜
「ひと夏の恋 28BY」〜倦怠〜
「ひと夏の恋 29BY」〜別れ〜
「ひと夏の恋 30BY」〜再会〜
「ひと夏の恋 31BY」〜永遠〜

 みたいな (笑) 。

 長文失礼。すぐに駆けつけられずゴメンよ!
2016.06.02 12:00 | URL | #0NcSdWBo [edit]
日誌係 says..."Re: 誰だ〜、日誌係を怒らせたのは〜?"
篠峯さんくらい造ってたらもうそれはそれでしょうがないですよ(笑
120はすごいですね、片っ端からつくっていもそれくらい突き抜けていたらお手上げです。
僕の好きな蔵でいえば上喜元なんかもそんな感じです、何を出してるかよくわからないという。



聞いたことはあっても全くピンと来ないカリスマ美容師ブーム(笑)
でもおっしゃることはよーくわかります。
大衆向け商品と、嗜好品との『次元上の断絶』は本当にその通り。
もう価値観の違いとか、感度の違いってどうしても変えられないものがあるから。
僕らにできることは気長に応援するくらいのことですかね(苦笑


作品名に関しては、モウカンさんがこないだやってた笑四季さんなんか、それにちかいことをずっとやってますね。
あそこも変わり者というか面白い方ですから!
でもそのひと夏の恋シリーズは怖すぎるわ!
昼ドラじゃないっすか(笑


いえいえ、駆けつけてくれてありがとうございました(泣
これからもよろしくです!!
2016.06.02 14:29 | URL | #- [edit]

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