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日本酒感想日誌

【609】黒松仙醸 こんな夜に 番外品 愛山 純米吟醸 無濾過中取り生酒 26BY

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かなり迷ったけど、同日にもう1本行きます。
タイトルなげえけど、黒松仙醸こんな夜に、の愛山です。
愛山自体が番外品って扱いなのかな?

25BYは直汲みもでてたみたいだけど、26BYは中取りみたい。
中取りがあるなら、あらばしりと責めはどうした?とおもうけれど。
その辺が番外品たるゆえんでしょうか。

製造年月日から1年半、がっつり寝ています。
生なんですよねえ(笑
しかも長野D酵母というお世辞にも熟成向きとは思えないカプエチ酵母なのがより一層不安感をあおります。
愛山55です。




20160908_230850~01

20160908_230922~01


だばだばだーっと注ぎます。
個人的にかなり怖いので、けっこうな緊張感が漂う。
ある意味やけくそ。

どうだ、立ち香はかなりフルーティで長野Dそのままっぽい感じがするぞ。
いただきます。

いやいやいや、これまた驚いたなあ。
まじかあ。
櫛羅より熟成感ないよw


ベリー系の華やかな香り。
ワントーン、ツートーン落ち着きはあるが、熟成香はほぼゼロというレベル。
櫛羅でも感じた、仄かに香ばしい甘やかさが僅かに。

味わいも華やかかつ可憐な甘み。
きちんと深みがあって、さすがこんな夜にシリーズ。
やや香ばしいね、ヒネチョコナッツがなくて、香ばしく甘いてってだけで異常なんだけど。
だって君、生酒だよね?w
酸にやや蕩けたニュアンスがあり、それがミルキーな旨みに繋がるか。
それでも極めてクリアーです。
それでも酸はフレッシュさ健在で、甘みを湛えつつするんと。

やはり後半からフィニッシュにかけても、櫛羅で感じたような梨っぽいニュアンス。
甘やかな焙煎感とでもいうものが仄かに。
極めてスムースにすとんと落ちるフィニッシュ。
ほろっとほどけるミネラル感もグッド。


これまたうめえ。
落ち着きはらった甘旨みは、されどチャーミング。
図書館の委員長系か?いやもっと渋いか。
極めてオシャレできゃぴってるけど大人びた、高校時代の元カノの寺○さんみたいだ。
深みのある、ツートーン落ち着いた華やかさ。
あくまでも落ち着きがあって深い。
絶妙の焙煎感、これまで熟感としてきたものと同じにするには絶妙すぎる。
普通の冷や酒感覚で飲んでも、極めてうまい。
あえて言えば酸が横に広がって、舌のエッジにかかる感じもあるが。
その分燗はよりほっこりと美味しそうだ。

いやあ熟成酒は本当にわからない。
まだまだ知らない味わいが待っている。
しかし、櫛羅とちがって特殊な熟成でもないのにこれか?
長野Dのカプエチじゃ薄っぺらく味が飛びそうなんだけれどなあ。
愛山の深みだろうか。


いや、つか櫛羅とかなり近いな。
落ち着いた中に華やかなニュアンスが残っているので微妙なニュアンスは違うが。
その分幅は櫛羅のほうがあるかな。
両方とも珠玉の熟成酒。
1年の吟醸だと上手いこと行けばフルーティさも残しつつこんなに育つんだ。
いやほんと熟成はわからん。
まいりました。




2日目。
せっかくなんでこっちもワイングラスで行ってみましょうか。
こっちはやはりカプエチ、って香りの香りですよ。
ベリーにフローラル、シトラスもあるかな。
ただガンガンに香るのではなく、綺麗で品よくです。

ああああ~。
これまた最高に旨い、こりゃすげえわ。
いやあ華やかに甘い、んだけど落ち着きがある、深みがある、でも淡い。
優しいとろみに、柔らかい酸がうっすらとクリアーに。
しかし柔かいね、ふわふわ。
舌先に少しタッチを感じるのはガスか?
絶妙なミネラルの立体感、口どけ。
エアリーにとろっと溶けて染みこむようなフィニッシュ。

やれやれ(村上春樹風)。
恐ろしくきれいに熟成しており、一点の曇りもありません。
また、昨日よりも良いくらいです。
熟成は落ち着き、深みを与えつつも、熟成香というのは生で1年半ということを考えれば極めてゼロに近いです。
カプエチ酵母的な甘み、香りを活かしつつ、熟成酒ならではの柔らかい蕩け感。
薄っぺらくないのは、適度なミネラル感が僕の好みだからです。
微量にガス溶存、ですねほぼ確実に。

うーんこれまた凄いね。
なんだこれ。
たぶん新酒のままでも美味しいんだろうけど。
ワントーンだけ深いわ。
それが最高なんだ。

櫛羅はわずかな熟感を妖艶さとしてまとっていますが。
こっちはそこまでは行っていない。
その分キレイでわかりやすい華やかさ健在なので、熟成酒に慣れていない人はこっちがいいかもね。
なんだろうねこの雰囲気、奥ゆかしさというよりミステリアス、かな?
櫛羅よりは年齢若く、色白だけど紺か黒のワンピって感じか?

いやあ。
26BYってもう安藤さんに変わった後だよね?
より良くなったような気さえするわ。
その一方で十六代九郎右衛門もうまいんだから、この不思議な縁のある長野の二蔵は目が離せない。

いやしかしねえ。
山椒魚の奔酒も、家で一人で飲んでガンガンに二日酔いになるくらい飲みすぎる素晴らしさだったけど。
これまたすごいわ。
あとPrototypeもね。
絶賛させてもらったけど、やっぱ新宿伊勢丹でがっつり扱ってたわ。
流石にバイヤーはアホじゃないね。
この蔵、ヤバいですよ。
特にカプエチ華やか系の造りが抜群に上手ですね。
次は少し落ち着いたの飲んでみようか。


3日目。
ちょっと味が飛び気味かな。
その分極めてブライトですね。
どこまでも見渡せそうな秋冬の澄んだ空。
淡くなったとはいえ、このベリーなニュアンスは新しめの酵母ですよやっぱり。
長野Dなんでリンゴも強いんですけどね。
甘みは少なくなりましたが、香りが補います。
ぱっと軽やかに散って、いい感じに消えてくれるようなこの抜けのよさ。
そしてこれまたキリッとした程よいミネラルの煌めき。
熟感は皆無に等しく、極々わずかに水底に流れる旨みの余韻に癒される。

いやいやいや、これ26BYとは信じられん。
果実香を残しつつここまで綺麗な熟成酒っていうと、東洋美人372くらいか。
まだこっちのほうが若い分、わずかにガスを感じるくらい元気ですね。

あーやっぱりこれも常温に近いところのほうが良いかもね。
黄桃っぽいニュアンス。
甘みも出るし、旨みが一段深いところまで、ビターな雰囲気が漂う。
ブライトネスと、この落差、深度、いいわあ。
その分常温に近くなると、アルコールのキレ感は出ます。

お燗。
あ、うまいなコレ。
やっぱりぬる燗がええわ。
フルーティな香りに、ほっこり&ちょいビター。
これは美味い。



4日目。
味が飛び気味。
さらにちょっと苦みが。
これはは早期飲みきりがよいですね。
ちょうど今日で終わりそうなので良かった。

あーでもこれやはりお燗が旨いね。
軽い中にほっこり感がでていて。
それでもやはり昨日よりも味は飛んでる。
甘みも旨みもね。
やっぱり早めがいいですね。









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