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日本酒感想日誌

【610】笑亀 無濾過生原酒 直汲み 27BY

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長野県塩尻市から笑亀です。
笑う亀には福来る?
亀が笑っているところは見たことが無いな、ごあいにく様。
絶対気持ち悪いだろうけど、何とくなく縁起はよさそうだ。
全くよくわからないけどさ。



時代に逆行するようなスペックのお酒です。
一般米、磨き70%、アル添……。
完全に、いわゆる普通酒。
これを直汲みという手間のかかる手法で仕上げるのですから摩訶不思議です。
酵母は長野C、そしてアルコール度数が20度とこれまたビックリ。
久々に見ましたね、20度。

出荷4月で、しぼりたてに近いようなお酒でしょうが、そこから半年寝ています。




20160913_220831~01

20160913_220841~01


立ち香。
酸と濃醇さ、ミルキー感。
おお、これは期待できますね。
花巴や、舞美人で感じたようなものに近い。
それらに比べると、ウッディな感じが少ないのか。


頂きます。
あはは、うんめぇけど、恐ろしくパワフル。
だってそりゃあ20度のムロゲンですもんねw
でも飲んでると全く気にならないし意識しないよ度数。


味あるけど、さらっときれいなイメージの入り。
スペック、熟成期間、味わい、そういったものからするとかなりクリアーじゃない?
良く練れた、柔らかくて円やかなタッチ。
ミルクキャラメルのような甘みから、ちょっとだけビター&ちょい枯れな豊かなお米の旨みと、そしてちょうどいい酸が湧いてきます。
アンズのようなニュアンスも感じますね。
濃醇で厚みがありますが、飲みにくくはないと思います、最後まで。
ぐぐぐっと膨らんで、それがアル添らしいような、ドライな辛みへ。
辛みのアタックを舌ビリビリと感じさせつつも、とろっとフィニッシュ。
パワフルだね~何というかお水みたいなスッキリ辛口とは一線を画す辛みですよ。
辛いけど、甘みと旨みが負けないからね、バランスよ。
最後まで、熟成によるものか心地よいマイルドなビターさと、お米の豊かな旨みが。
余韻もながーく旨いです。



いやあ、これは旨い。
とにかく旨い、良く育っていますわ。
ぜったいにお燗うまいですわコレ。
でも冷やでも美味しい。

個性的ですが、田舎くさくはない、それだけじゃない。
質の高さみたいなものを感じさせてくれますし、エレガントですらある。
この甘みの質の良さ、割とマジでミルクキャラメルまんまなんだけど。
そして旨み、酸もいいよね。
いやこれは良い、ハマるおいしさ。





お燗。
かなり熱めから行きます。
おおお~、イイ!!
このほっこり感とスイートさ、最強。
今年のお燗ナンバーワンか?
ちょいナッティ、でもフルーティさもあるんだよなあ。
ほんのりビターにほろっと。
かなりスイートさが出るので、ドライな辛みもいい塩梅では?

これハマる味わいだなあ。
安いんだよ、普通酒だもん。
良いお酒だねぇ。
田舎のちっちゃい蔵ならでは、常備して季節の変化を楽しんでいきたいようなお酒だよねえ。
これ普通酒を直汲みで仕上げる蔵元の男気といったら!
フレッシュな時期はどうだったんだろう。
もっと寝かせたらどうなるんだろう。



この手のお酒は、未知の銘柄にチャレンジして本当に良かったなあと思います。
また日本酒の世界観の広さ、その醍醐味を感じさせてくれます。
吟醸香だけが日本酒じゃないんだぜと。
いやこれいいよ、このアマウマ味わってほしい。
変に冷や卸、なんて謳っている商品よりこういうのが良いんだよ!!!
アルコール度数20度?そんなの知らねえ!がっばがば行くよ。
やっぱりワインより日本酒ですわー。
ふふふ、楽しい。

おススメには値するお酒。
イチオシにするにはどうだろう、味わいはいいけどマイナー銘柄かつ寝かせ酒なんだよね。
そこをどうとるか、味も個性的なほうではあるしさ。





2日目。
今日もいいねえ。
パワフルだけど、この滑らかなスイート感、クリーミィ感はいいわ。
やっぱりミルクキャラメルですよ。
微妙なフルーツ感があるのもね。
あとはコレ、この旨みは米ってだけじゃなくて、アルコールの旨みって感じもあるな。
当然だけど、流行りの低アルなんかにはない厚みがあってとにかく旨いです。
それでも全然飲みにくくないのがこのお酒のいいところよ。
手間はかかってるけど、この価格(=スペック)でこの味は素晴らしいね、頭が下がる。


いや良いなあ、個性があってよい。
低アルもすきだけど、流行るとそればっかりになっちゃうのがね。
12度のものもあれば20度のものもある。
フルーティでジュース感覚のものがあれば、どっしり旨いものもある。
この辺の多様性が、日本酒の好きなところ。
多種多様、全く正反対のベクトルな美味しさがあったりする。
んでもってどっちもちゃんと美味しいという。


でも飲みすぎには注意ね、アルコール度数5度の差は結構来るよ、ちゃんと把握してないとね。
いっつも月桂冠のパック酒しか飲まないうちのオヤジが、〆張鶴のしぼりたて生原酒のんで悪酔いした!って言っていたことがあって。
もう噴飯ものですよ。
そりゃ悪酔いじゃなくて、ただ酔いすぎただけだよ!
ふだん15度の加水火入れお燗しかのまねーのに、20度の生原酒だぞ。
それも甘口で、冷やで口当たりも良けりゃ、そりゃあ普段より飲みすぎる。
当然田舎のオヤジに和らぎ水なんて概念は無いw
皆さんも気を付けてね。




















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