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日本酒感想日誌

【611】七田 純米七割五分磨 雄町 ひやおろし 27BY

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気になっていた蔵元から、何本か冷や卸でもやりましょうかね。
ここならまあ飲んでみていいか、という感じで。

まずは七田の七割五分磨きシリーズ。
昨年かな、愛山をやって、このブログ界隈でも好評でしたね。
今回は雄町の冷や卸ver.です。

プレートヒーターでの1回火入れです。
この手の機械って高いんだよね。
日本酒製造も実は設備投資が味に直結するので小さい蔵は大変です。
ちなみに、この世の蔵元には2種類あります。
ちょっと儲かり始めた時に、高級車を買う蔵と、設備投資する蔵。


20160918_014752~01

20160918_014758~01


あららら、あんまり味がないな。
こりゃ冷やしすぎ厳禁。
口開け直後だし、ゆっくりやる必要がありそうなお酒です。

とりあえず。
香りはバナナ・セメダイン系のなかに、少し変わったフローラルなニュアンス。
口当たりは滑らかで、なんとなく純米ってかんじですね。

なんか乳酸っぽいような酸と香りでヨーグルトのようにも感じますね。
奥に極わずかに、果実っぽさのあある瑞々しい甘み。
旨みを強くは主張せず、程よく流れの中に感じられるかなあ、という程度。
秋っぽい?少し落ち着いた果実味を残しつつ酸主導でさっぱりとしたフィニッシュ。


まあ、普通かなあ。
綺麗な造りなんだけど、七割五分なのできれいすぎずに味も感じられるのはいいかな。
熟感はなく、酸なんかで角が取れてやや練れているかなあというくらい。
悪くはないが、面白くもない。
ただ、次第に酸や旨みのトルクの太さみたいのが出てきたのでお燗かな。
ただ落ち着いていながらも瑞々しい香りや甘みが絶妙に出ています。
ちょと和っぽいようなテイストも確かに。


あーでもジャバジャバしたら甘みが出てきてイイね。
変に熟れてなくて、程よくさっぱり、だけどこの時期らいい落ち着いたコクのある旨み。
さすが天山だ。
落ち着きあるフルーティさとコクが合わさっていい感じ。

かなり常温に近いところ。
甘みがかなり感じられるように。
酸はあるけどクリアーで甘みが。
クリアーだけど薄いな。
立体感がない。
落ち着きのあるフルーティ酒をサラッと、というなら悪くはないが。
ばちっとハマる瞬間はないお酒。
まあ70点ってとこですね。
フルーティでてきてイイなと思ったりするとすこし辛かったりする。



お燗。
いいね、軽い。
だけどほっこり、ややビターな旨み、やはり酸はやや強め。
じわじわと酸が膨らみ流れるなかで、仄かに果実的な甘み。
ブラインドで飲んだら通ぶってこれ山廃?とか言っちゃいそう。

適温から温めになってくると俄然味幅が出てきたぞ。
やはり酸が厚め太め、ビビッドなのを秋まできて落ち着けたって感じ。
そしてあくまで奥だが、よりはっきりと甘み、ビワとか柿みたい。
うーんでも熱めのほうが好きかもな。
かなり酸が厚いですよ。
またクリーミィさもあって重厚。


ゆっくり楽しむ分にはいいかなあ。
ただジャンクなアテより、少しいいものでって感じでないと楽しさ半減。
新さんまの塩焼きとかどうでしょうか。
個人的にはとびっきりに熱燗か冷や(ぬるめかな)。
派手ではないしパンチもないので、ストライクゾーンの狭さはあるね。
愛山のほうはどうなんだろうねえ。


しかしね。
やっぱり冷やおろしが看板商品、って蔵はいまだお目にかかったことがないね。
これだって秋向け商品に冷や卸出してるだけで、ぜったい生のほうが良いもん。
看板商品はこの時期リリースでも冷やおろしって謳わないしな。
ひやおろしって謳っている商品はあくまで通常商品の冷やおろしver.ってこった。
その辺が冷や卸を好きになれない理由かしら。


きょうのアテはアラという魚の刺身。
クエ(九州での別名がアラ)とは違います。
これが美味しい。
上品な脂がのった白身。
適度な歯ごたえ。
結構な高級魚らしいですが、さすがです。
秋冬に向けてお魚美味しくなってくるのはうれしい。








2日目。
今日もジャバジャバとしてから。
フルーツ感のある香りが程よく香っていい感じ。
旨みも冷やおろし感をちょい出す程度に乗っている。
程よく香りもある純米としてはOK、よくできているよ。
秋、居酒屋で小手調べに出すにも最適さ。

ただあえてこれは飲まないんだよなあ。
中途半端。
造りが上手いヘタとかではなくて、もうひやおろしというコンセプトが不要だよ。
天山さんならいつだってこんなんより美味しい酒つくれるでしょ。
普通の火入れに、きもーち熟感をって感じの商品が多い冷やおろし。
これしかないならしょうがないけど、今はあえてこれを飲む必要はない。
これしかない時代の名残商品だね。


3日目。
あーやっぱり香りあるなあ。
バナナ系トロピカルにちょい落ち着きある酸系の香り。
これはいい。
これはまあアリかな。
現代的冷やおろし。
ちょこっとだけ、深く、落ち着けてる。
旨みもフレッシュさとバランスとって。
センスあるなあ。






2 Comments

moukan1972♂ says..."考えることは同じか。。。"
毎度。 (なんか最近コメントがオレばっかで少し気が引けるが・笑)

実はオレも、「冷やおろしかあ。ま、あえて意識して買うなら七田なのかなあ」とか
思ってたので、これ読んで買わずに済んだよ (笑) 。
七田でもバシっと来ないのかあ。

長陽福娘の八反錦なんかも少し気にかけてるけど、これもどうだか。
地酒屋ごだまの新着記事を見てるとどれも旨そうに思えて困るんだけど (笑) 。

そりゃそうと、笑亀の直汲み、かなり良さげ。
ちょうどオレが最近呑んだ「辰泉 本醸造生原酒25BY」なんかに近いタッチもあるのかなあと思ってます。
結果的に普段純米酒ばかりを呑んでいるから、たまにアル添を口に入れるとハっとするんだよね。
あの、麗しくて芳しい水のような質感がたまらなく美しく感じる。

28BYは「月不見の池 High-Standard 藤-label Recipe2」あたり、
買ってみようと思ってます。



2016.09.18 22:59 | URL | #0NcSdWBo [edit]
 日誌係(29♂) says..."Re: モウカンさん"
すいません、僕もコメントするようにします(笑)


七田のひやおろしでシンクロしますか(^_^;)
全くピンときませんでしたね~絶対に普通の七田買ったほうが良いですよ。

長陽はもうモウカンさんのほうがいろいろ飲んでるなあw
僕ももうちょっと飲みたいけどなかなか……。
たしかに長陽の八反ひやおろしはありだなぁ。


こだまさん良いですよね!
辰泉はモウカンさんの記事見て狙ってたんですがもう売り切れちゃってましたね。
そのかわりに27BYがきたみたいですが。
笑亀の直汲みはすっごい良かったです。

月不見はかなりグッドですよ。
とくにAUNさんのスペシャル商品は外さないですね。
ぜひぜひ。


ででままたよろしくです!






2016.09.19 21:22 | URL | #- [edit]

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