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日本酒感想日誌

【677】東一 大吟醸 選抜酒 27BY

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no.677


すっかり忘れておりました。
わたくし、今日が誕生日です。
ついに30です。
人生も残り少ななので、なるべく働くことなく、より一層楽しんでまいりましょう。

というわけで先日勢いでポチっちゃった東一です。
まあこれほどふさわしいとびっきりのお酒もそうはないでしょう。
つかまだはせがわのネットで売ってんな。
えーこれが即完売しないなんて時代も変わったなあ、いくら年末じゃないとはいえ。
ちょっと信じられない。


もしかしたらこの1年2年で日本酒ファンになった人には大したことないお酒の一つかもしれないけど。
僕なんかにとってはわりとたいそうなイメージのある銘柄の一つです。
平成に入ってもう30年近く、日本酒界を引っ張ってきた蔵元として5指に入るのではないでしょうか。
昭和63年に吟醸蔵を目標に掲げ、同時に地元佐賀県で山田錦の栽培をはじめました。
ゆったら最近仙禽やら新政なんかがやってるドメーヌ化の先駆けですよ。
30年先行。
ほかにもそういった蔵はありますけどね。
以降、鑑評会など各賞総ナメ。
生産量は5000石程度と地酒蔵としては大変立派なものですが、クオリティを現在まで保っております。
この蔵で修業した若手醸造家は本当に数えきれないほど。


そして東一といえば、何といっても勝木慶一郎製造部長。
(詳しくはググってくれ、現役では日本酒界でも10指に入るようなマエストロかと)
その勝木氏によって選ばれたその年最高の斗瓶こそがこの“選抜酒”です。
そう、この赤いシールがこのお酒の本体!!

納得いったものでないとこの赤いシールが張られないので、リリースがなかったBYもあります。
純米大吟醸と大吟醸があるのですが、どちらか片方の年もあります。
年内出されることもあれば、年明けを待ってということもあります。
当たり前ですが非常に貴重&高価なお酒です。
今年は税込みで純大が15000円、大吟が13000円近くしたと思います。
ヴィンテージにもよるのでしょうが、むかし飲み比べしたときに大吟がよかったので。
佐賀県産山田錦39、酵母はおそらく9号系なはずです。



20170131_000709~01

20170131_000730~01



ああ旨い。
この蔵らしい南国系の果実の香りがふわりと。

いいですね、素晴らしいですよ。
やや柔い甘みは、しかしながら山田錦らしいしなやかさとコク。
ここはおそらくここからさらに出てくるでしょう。
蕩ける様なミルキーなニュアンス、そしてこの時期らしい円やかな旨みは上品で繊細なナッティさもありつつ。
まだフレッシュで明るい酸も、綺麗に。
旨みがしっかりあるんですが、淡い南国果実水な表情も。
この時期に出してきたのがわかりますよね。
寝かせに耐えうるお酒でしょうが、今が最高にいいバランス。

まだ1杯目の途中ですが、どんどん旨みが出てきましたね。
甘く、そして旨い。
でも明るいトーン。
本当に味わいがながーく残ります。
フィニッシュは極々わずかにピリリと、大吟らしい潔さ。
これが嫌じゃなくて、最後にキリッとした清々しさを残してくれるんですよ。


せっかくのお酒です。
細かいことは言わずに楽しみましょう。
大吟醸の極致というようなお酒。

あー、きましたね。
ふんわりと優雅に広がるバニラリーさ。
透明感、果実味。
甘やかで、旨く、それでいてフィニッシュはきりっとした輪郭。
五味が素晴らしい調和。
うーんこれは美味い。
コスパとかクソくらえ。
そもそもお酒はし好品で、酒の世界にコスパなんて概念は存在しないのだ。
いや梵のときにコスパコスパ言ったばかりだけどさ(笑)

とにかく。
控えめに申し上げて、幸せというほかございません。
すこぶるご機嫌な誕生日を過ごせそうなお酒でございました。


2日目。
色々考えながら飲んでたけど、けっこう手間のかかるお酒。
冷えすぎは厳禁。
食べ物もNGで、お酒そのものを単体で楽しむようなスタンスがいい。
良い状態にはまると抜群。
熟れた果実、バニラ、そして旨み。
華やか志向というより、ちゃんと旨い大吟。
メローさにはうっとり。
熟成好きならもすこし寝かせてみたい気も。







6 Comments

名無し(愉快者) says..."お誕生日おめでとうございます。"
年末のアワードの際コメントをさせていただいたものです。

いよいよ、日誌係さんも30代突入ですか。
個人的に20代の日本酒ブロガーのパイオニア的存在と思っておりましたので、感慨深いところもありますねー。
定番、新進気鋭問わず良いバランスの記事の数々、本当に参考になります。
また、「直汲み好き」という日誌係りさんの影響を、私も多分に受けております。


さて、東一ですがおおよそ5年ほど前から日本酒に親しんでいるはずが、まだ頂いたことがありません。非常に恥ずかしい限りです…笑
今度手に取ってみたいと思います。

2017.01.31 11:23 | URL | #- [edit]
やまあつ says..."No title"
お誕生日おめでとうございます。
お互い楽しく年を取りたいですね。
飲み過ぎには注意して日本酒業界を背負う存在になって下さいね。
更なる飛躍期待しています。
2017.01.31 16:02 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: 愉快者さん"

ありがとうございます!!
お名前までいただきまして!
でもわかりやすくなったので良かったです。


ついになってしまいました30歳。
たしかに当時は、今ほど若者や女性が日本酒のんでる感じがしませんでしたね。
ブログでいうと給料≒日本酒さんが僕より若くて、ブログとしても先輩でした。
ほんとにそれくらいでしたね~。


参考にしているぞ!とお声を頂くと嬉しいですね。
ジガグミンスキー仲間でしたか!
いや割とマジで日本酒は直汲みが最高だと思っています(笑


東一、結構いいですよ。
純吟か純大のうすにごり生がおすすめです、たぶん。
それか中途半端なののむより雫搾りの大吟か純大ですね!w


またこれからもよろしくお願いします!!





2017.01.31 22:04 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: やまあつさん"

ありがとうございます、やまあつさん!!

いい歳のとり方したいもんですね~。
飲みすぎには気をつけます(笑)
どうでしょう、背負えはしないけど貢献はしたいですね。
なんなら35歳くらいに酒屋か日本酒バーでも開業したいですw

引き続きよろしくです!!
2017.01.31 22:08 | URL | #- [edit]
temakinori says..."おめでとうございます!"
日誌係さん、誕生日おめでとうございます!

いやぁまだ三十路ですか。これからさらに舌が肥えていくかと思うと、日本酒界の第一人者もほんとに夢じゃないかもしれませんね。笑

日誌係さんが日本酒バーをオープンしたら行きますよ、こだまみたいなこだわりの酒屋も面白いかも。

いつも頼りにしてます、引き続き体には気を付けながら充実した日本酒ライフを送ってください!
2017.01.31 23:03 | URL | #t50BOgd. [edit]
日誌係 says..."Re: temakinori さん"

ありがとうございますtemakinori さん!
うれしいです!

まだなのかもうなのか、ついに三十路です。
どうなんでしょう、最近は味覚が衰えてきたような気もしています(笑)
もう少しまじめにお酒を聞くように頑張ります。

いやーバーとかやりたいですね。
店は誰かにやらせて、自分はふらふら飲み歩いて美味しいお酒を発掘するだけとかw


身体に気をつけつつ、続けていきたいと思っております。
これからもよろしくです!!


2017.02.01 14:37 | URL | #- [edit]

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