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日本酒感想日誌

【689】菊鷹 雄飛 純米吟醸 おりがらみ 28BY

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菊鷹です。

ここまで4本やって、2勝1負1引き分けというところでしょうか。
山廃純吟静岡酵母>若水純米>山廃純米8号>山廃純吟熊本酵母、の順です。
詳しくはタグ使って昔の記事見てください。
26BY の雄飛(静岡酵母)が好きだったんですが、コロコロ変える造り手なんですよ。
去年は山廃純吟は9号と熊本酵母の発売で、静岡酵母はなくなってしまいました。

でこれまで純吟は山廃でだしてたのを、今回雄飛を速醸にしました。
ニューアイテムです。
これはなんとなく納得で、去年やった8号の山廃純米がものすごくライト、カロリーハーフな感じだったもので。
それはそれで悪くないけど行き過ぎだろうと思ってたんですよ。
かえって速醸のほうがいいんじゃない?と思ってたところだったので渡りに船。
そのへんの流れを踏まえての速醸への変更なんじゃないかなあ、と勝手に納得しています。
違ったらごめんなさい。

スペック。
磨き60で麹米に愛知の夢吟香、掛米に山田錦。
普通逆だろ!と思うのですが、この辺が面白いところ。
酵母は秋田今野株ということです。
これは秋田今野商店という、もやしやさんがあるのでその酵母なのでしょう。
オリジナルなんでしょうか?
WEBをみるといくつか種類があるようですが、どれかは不明。
そして、今回は本数の少ないおりがらみver.を確保しました!!




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まぜまぜしていただきますよ。
立ち香は柑橘系主体です。
あるいはプラムやアプリコット。


おおっとかなり面白いお酒に仕上がっていますね。

ガス少しあり。
バニラ感が、前述の酸系の香りとともに。
もういきなり、含んだ時点で口どけ、抜け感の良さを全開で感じさせてくれます。
バニラにのって奥から何とも言えない甘みがあり。
そこに鮮やかな酸がかぶさってきます。
この酸は極めてカラフルでいいですね。


米のエキス感がふくらんで。
ミルキーさり、ちょっと硬いようなところもあり、良い塩梅にドライな雰囲気もありつつの。
速醸でもカロリーハーフな軽さありますね。
そのまま口どけ感で流れつつ、スッと切れていくような感覚。


んーまずこれは、撹拌するべきではなかった。
上澄みのほうが雑味が少なく良いような気もするし、逆に物足りないかもしれない気もする。
あしたうまく分離してたら上澄みもやってみよう。


これだけうまくバニラリーな感じとか口どけを出せるのであれば。
僕としてはもう少し甘くしたほうが好みなんですが。
このお酒はこの酸が個性、山本さんの目指す所なのでしょう。

まとまってくると凄くたのしいですね。
この酸は面白い。
バシッと出てるんだけど、きつくはないし、でもこの時期なのに少しテロっとした雰囲気、コクがあって。
このへんはミルキーさ、バニラなのか。
柑橘とかプラムというよりは杏、アプリコットでしょうね。
ちとハーブもあるか。
糖度は高くないですが、ちゃんと酸の中に甘みがあるのがフルーツっぽく。
それでいてパウダリーなバニラ感と口どけの良さがエレガントという。
旨みもあり、ともすると若さもあるのか苦みが出てくるように、凝縮感、エネルギーがあります。
あとはやはりクリアーでライトなですね。


はじめはうおっ!っと思うんだけど、不思議と進むお酒。
酒質が強く、開けて10日20日と置くのも面白いと聞くので試してみようかな。
熟成&お燗も面白いと思う。
不思議なお酒。
局面局面で、ぎゅいんっっと加速力瞬発力を感じる。
酸に目が行くけど、旨みのボディがしっかりしてるなあ。
軽さもあるんだけど芯のところではしっかり。

万人受けは???
それも初対面では。
でも気になる。
すっぱいけどその奥にある甘みと旨みにとりこになる。
そしてそんなことを気にしているうちに進みます。
1、2回しか飲んだことないけど、一番天野酒の山本スペシャルっぽいかも??
しかしこの酸はカラフルだなあ。



2日目。
とりあえず100パー分離してるかはともかくとして、上澄みを。
ガスはだいぶ弱い。
当然酸があって、甘みが出てきて、そこに苦みがかぶさってくる。
苦みはなんとなくウッディでスモーキー、アクセントになってて飲めないって感じじゃない。
ちょっと舞美人てきな雰囲気もあるかな?
クリアーさと、ボディはきちんとあるけど、同時に軽さもあるというか。
その辺でいうとなんとなく、おりがあったほうが良い気がしますね。

撹拌して。
やっぱりこっちのほうがバランスは良いかなあ。
ちょっとチグハグだった軽さをうまくしっとり滑らかに埋めてくれるというか。
大人しいガスの刺激。
鮮烈で酸から甘みが出来るところがカラフルで、そして掠れたような苦み。
この濃淡というかテクスチャーというか?なギャップ。
捌けは潔い。
その分ちょっと軽いというか平面的なところがあるので、そこはもう一つ深く沈んで表現力が高まってほしいところではあるが。
ただそこの軽さが飲みごこちの軽さとか、あるいは職との併せ考えた時に特徴になるのかな。
バニラ感、口どけの良さ、その辺のエレガント感はまだありますが、少し落ちたかな。
でもちゃんと出てきます。

すごい好みでもないし、決して飲みやすくもなけど、不思議と進む酒。
年に1本くらいはやりたいなあと思う。
オンリーワンな個性があって、目指しているところもはっきりしているのかなと思います。
個人的には静岡酵母でまたやってほしいけど、それじゃこの酸は出ないし、たぶんもうやらないだろうね。


あーでもうまいね。
冷えすぎだとあまみがでこないので、こなれたくらいがいい。
ライトな酸からバニラと甘みが出て沈んでゆき、そのまま消えていく過程でスモーキーさ。
とろっとすぱっと、でもちょっとパウダリー。
進むなあ、好みでないくせにw
エネルギーが漲ってますね。
このままだと3日で飲み切りなので、明日は別のあけようか。




たぶん10日目くらい。
これはあえて寝かせているので、十四代の角新大吟より全然できる子でしたがどうでしょう。
いただきます。
強い!!!!
ええ~。
落ちてない、むしろ甘みが出て良くなってるくらいだ。
これは驚いたな、この抜栓後の強さはアル添速醸ではないかもなあ。
酸味は衰えず、甘みコク感がやや増して、無濾過・オリ感といいコラボレーション。
それで最近の山廃にたまに出てくるライトさ、クリアーさ。
でもはっきりとある乳酸てきなニュアンス。
おもしれ―な、これは面白い。
好き嫌いはあるだろうけど、去年カロリーオフすぎた8号純米をうまくtuningしているような。
生もと、山廃、速醸造の違いは科学的な分析をもっと進めないとわからんなあ。
なんとなく山廃は糖少なめ、うまみ成分はあるけどクリアーみたいな。
生もとはそれを濃縮したような感じ。
でもってこれは速醸なんだけど……うーんわからん(笑)
酒造りは化学ですが、僕化学だめなんですw
社会と国語しかできない文系人間なもんで。


2017/3/14
たぶん18日目くらい。
おいおい、マジで強いな。
全然うまい。
まだガスがある。
乳酸飲料っぽい甘み、香りがあ前よりも出て、超良い!
クリアーさ、ライト感もすぎずにちょうどいい。
美味いっす。
この状態でブラインドで出されてまさか抜栓18日目とは思うまい。
普通苦みが出たり、味わいが飛んだりするんですが、そういったことが全くない。
菊鷹はやっぱりすごいです。
1年熟成くらいの最近の新政っぽいかんじああるね。
近い。


3/21の深夜。
さらにもう1週間だから25日目くらい?
少し苦み、辛みが強くなってきたけど、それにしてもうめえなオイ。
爽やかなメロンやブドウが混ざったよな香りがあって。
程よい甘みが、さくっとジューシィ。
酸の主張、乳酸的なミルキーさが目立たなくなってきて。
逆にうるおいのある自然な甘みがメインになってきてるような。
ちょっとバニラ感。
普通にうめえ!!
この酒、3日や4日でやっつけてしまってはもったいないです。
これほど長期にわたって楽しめる酒はないと思います。















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