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日本酒感想日誌

【698】残草蓬莱 純米吟醸 Queeen 槽場直詰生原酒 28BY

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今年2本目の残草蓬莱です。
前回は緑ラベルのにごりでしたが、非常に良かったですね。
もう1本、去年の純大を寝かせているので、それもそのうちやる予定です。

そういえばつい先日こだまさんのブログ経由で知ってびっくりしたのは、杜氏の菊池譲氏が移籍したんですってね。
ここは蔵元の大矢さんも一緒に造っていたので、大きな問題はないと思うのですが。
それにしても菊池杜氏の移籍先が、協会10号発祥の明利酒類ってのが面白い。
残草蓬莱では7号にこだわって、酸とミネラルのあるお酒を造っていたのに。
今度は酸が出ない10号でやっていくって話ですから、そちらも興味津々です。
水府自慢を押していきそうな感じがありますが、茨城に住んでいた人間に言わせると。
明利酒類といえば圧倒的に副将軍なんですよね。
で副将軍がぶっちゃけていうと、日本酒フリークが手を伸ばすような酒ではないことを知っているだけに。
驚きが大きいです。
すぐにチェックしたい気もありますが、まあ来年か、ともすれば再来年でいいかなって気がします。
3年目くらいの馴染んできたころが良いでしょうから。



閑話休題、今日は残草蓬莱、Queeenです。
すっかり有名になって、看板商品の一つになってしまいました。
どうも去年NHKにでたのも関係があるらしいです。
26BYに活性にごりver.のほうをやって以来ですね。
去年からはラベルもピンクになっております。

スペックは出羽燦々60の7号、麹だけ山田錦ととくには変わっていませんが。
裏ラベルに書いてある注目度が123%になっています。
2年前は125%でした、なんで2%下がったんでしょう(笑



20170320_191204~01

20170320_191217~01


いただきます。
あれ、やっぱ結構香るね。
ピーチにちょっとブドウのような。
あとちょっとミルキー。
ワイングラスだからかな?
少し経つと残草蓬莱っぽい、いい意味での青さがでてくるかな。
でも足りないなあ。
なんか梅サワ―みたいな感じ。
もっとシャキッとしてほしいんだよね。



こんな感じだったっけ?
2年前だからなあ、ラベル変わってるくらいだし、あれは活性にごりだったし。

うーん、まあ悪くはないです。
良くも悪くも低アルで、ワインっぽい口当たり。
ガスは軽く溶けているくらい。

つるっとした口当たりに、ジューシーな酸。
アプリコット、少し開いてくると赤っぽい雰囲気も出てきます。
低アルのぶん、この蔵らしいシャキッとしたちょっと硬いような旨みが少ない。
ミネラル感はエレガントで美しく、大阪の居酒屋で飲んだ篠峯なんかも思い起こさせます。
すこし線が細めかな、でも十分。

問題はこの蔵としては少し甘みが出て、またミルキーさがある点。
あとはちょっとアプリコット&乳酸っぽいようなフレイヴァ―の酸、これは菊鷹なんかもイメージさせる。


悪くはないですが、なにか物足りないですね。
やや平面的で、嚥下するときに横に広がった酸が障害となるような。
その辺が凄くワインっぽいといえばワインっぽい。
味わいをそれなりに出しているのもあるかなーエキス感。


これなら、活性にごりver.のほうが良いのでは?
おりは邪魔かもしれないけど、パチパチとドライなガス感があったほうが嬉しい。
一昨年のほうが全然好きですね。
やっぱり前より少し甘みを出すようにしてる??
緑ラベルのにごりの時はハマってた気がしたんだけど、ちょっと不安になってきますね。
杜氏移籍の件が頭にあると余計にね。
中途半端に柔く、、エキス感があるような。

本当に甘くないな、シャキッとしてるな、硬いな。
という中から絶妙にバニラ感や甘みが出てくるのがこの蔵の良さだったのだが。
極々微妙なバランスの狂いですが、甘みやエキス感が出すぎのような気が……。

これだったら普通の度数の商品買った方が良いのではなかろうか。
これから買う人がいるなら、とりあえず活性にごりにしときな。
ミネラル感もちゃんとあるし、精緻で美しいけど、それ以上にふわっと柔いんだよな。
好みの問題かね。
これならもっとスパッとクリアーにしてほしかった。
それこそ低アル商品でいえば、去年やったあべのSPICAのほうが好きなくらい。
タンニンっぽさがいい感じだったし。
なんか酸も梅みたいでちょっと違うんだよ。




2日目。
うーん悪くない。
悪くないんだが何かがおかしい。
例えば静かに香るバニラのニュアンス難はたいへん好ましい。
やっぱシャキッと感がなんだよね。
微妙にエキス感が出すぎなのと、酸の感じもちょっと違うんだよな。
梅とか杏とかそういった感じで。
すこし余計なニュアンスがついちゃってるというか。
ビビッドで鮮烈ですが、もう少し硬質で無機質なような美しさがあったような気がするんだけどねえ。
妙に和っぽく、変なしなをつけているような。
悪くはないけど、コレジャナイ感をぬぐえない。
全般にカチッとした輪郭や芯が足りずにふわっとしているような。
すこし温まるとタニックな感じがでてきてそれは好きだが。
ちょっとやっぱり甘いのかなあ、この銘柄にしては。
狙ってこれならまあいいですが、数値は前と一緒のはずなのに官能の部分で違う、となると結構重症なんで心配。
緑ラベルのにごりは良かったんだけどな。





2 Comments

debo says..."Queeen"
はじめまして。
ブログを楽しく拝見させてもらってます。
知らない銘柄もいろいろ記事にしてくれるので勉強にもなります。

去年のクイィーンが評判よかったので今年は出てすぐ購入しました。
クイィーンは初呑みなので、味わいの硬いサイダーみたいで、甘味は少ない物だなと思い、違和感もなくさっぱり軽い感じで呑みましたが、
どうも、去年とは違うようですね。
にごりが出たら、購入して違いを感じてみようと思います。

ホントに日本酒は一期一会で、呑むタイミングで大きく味わいのが変わる物だと改めて思いました。

美味しい日本酒を引くには知識、経験、直感、運を総動員して購入する競馬と同じだと僕は思ってます(笑)
2017.03.23 22:39 | URL | #aTikIq.k [edit]
日誌係 says..."Re: debo さん"

はじめまして、コメントありがとうございます!!


このお酒はなかなかご説明が難しいところですね。
もともとが、おっしゃる通り、硬いサイダー、甘みの少ないお酒です。
むしろ以前のほうが甘みは少なかったくらいです。
その中でもよさを感じさせてくれるお酒だったのですが……。

今年はちょっと全体的にバランスが乱れているかなと感じました。
活性にごりのほうが、僕がおすすめするこの蔵の味わいに近いと思います。
低アルですし、暑くなってきたころに飲むと良いと思います!

美味しい日本酒を引くのはギャンブル、というのはまさにですね(笑)
一期一会の出会いを楽しむのが粋なやり方でしょう。
ぜひ、これからもよろしくお願いします!!
2017.03.25 02:54 | URL | #- [edit]

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