日本酒感想日誌

ARTICLE PAGE

【713】黒澤 きもと純米酒 直汲生原酒 Type-7 28BY

日本酒
  • comment0
  • trackback1

モウカンさんとこで話題になってたお酒。
僕のツイッターのほうでも流している人がいたりして。
ほんと皆さんよく見つけてくるね~。
終わりなき新規発掘のたびにいささかお疲れ気味の僕です。

この黒澤もまったく知りませんでした。
同じ長野の瀧澤(鼎のとこ)と混同しちゃったくらい。

美山錦65の生もと、協会7号で直汲み。
長野っていうとあんまり山廃・生もとの蔵って多くないイメージで。
それこそ美山錦を長野酵母で華やかに、みたいなイメージなんですけどね。
ここはバリバリの生もと蔵みたいですね。
蔵自体は2000石とけっこうおっきいみたい。
あーSAKU13にも参加してるのか。


20170424_041843~01

20170424_041855~01


栓がぺらいのだな。
せっかく直汲みなんだがらキツキツのにしたほうがいいよ。


おお。
昨今のクリア山廃・生もと系ですが。
その中でもかなりキテる味わいだ。

ガスは細かく溶けてるね、というくらい。
ブラックベリーな香り。
あとは生もとらしい乳酸っぽさや、ウッディ、スモーキーも少しだけ。

味わいはとにかくクリアーでジューシー。
比較しやすいのは菊鷹ですが、このお酒がいいのは香りがいいですね。
ここはウケそうな感じしてますね。
7号でコレか。

あとはとにかくクリアー。
酸が横に広がって、やや飲みにくさにつながるケースがあるのですが。
本当にクリアーでスムースな流れ。
酸の流れを妨げない程よい甘みと、すこし苦いのがいい感じで作用してるか。
いやあでもとにかく澄んでるわ。

すっぱい!!って感じでもないのがまたいい。
カラフルって感じでもなくて、ややアダルトに赤や紫を残しつつ、いい具合の落ち着き。
酸もうるさくなくて、きつくなく、すいっと引っ張るだけをしてくれる感じ。
ちゃんと香りと甘みを綺麗に残してくれる。
甘みも乳酸っぽさが強くならずに澄んでいる。
これは美味いな。
ゴクゴクいける。
余韻もすっとした清涼感があります。


これで7号かあ。
7号ってのはほんとよくわからん酵母だな。
7、9あたりのヒトケタ酵母は使いようによって化けるのが面白い。

すこし時間がたってくると、硬質さが出てくる。
きゅっとした収斂性があるし、苦みがかなり出ますね。
ただ香りと甘みのクリアーなでかたが素晴らしいな。
この路線では最高クラスのお酒でしょう。


この路線、さらに流行っていきそうですね。
ある意味オーガニック、ビオな流れなのかな。
新政とか仙禽なんかは多少違うけどあきらかにこの路線を一つの目的地として目指してはいますよね。
あるいは木戸泉とか菊鷹とか、花巴なんかもそうか。

このお酒の傑出しているのは香り甘みの、ややワイルドで黒紫なベリー感につきるかなと。
そこが酸と素晴らしい最高の折り合いのつけ方してます。


これ、違うんだけど、なんか思い出したのは杉勇の大吟。
そいやあれもふくはらだったな。
杜氏最高クラスの評価をしたんだが。
もっとやるべきだったな。

あーあとちょっと思い出したのは北島かな。
あれも生もとだったよね。
この香り甘みのニュアンスなんかは愛山っぽいんですよ。
もっとヨーグルだったけど北島の愛山はちょっと思い出すかもしれん。
北島ももすこしやるか。


2日目。
なんていうか、アロマティックだよね。
七田の愛山をすこし思い出す。
あそこまでじゃないけど。

舌の周辺部にわずかにちりちりとガスあり。
クリアーなボディから湧いてくるような、甘み。
ボリームは控えめで、ダーク、アダルトな雰囲気。
甘みというよりは旨い、に近く香りで甘く感じさせるような。

酸は昨日ほど軽くはないか。
少し太さが出てきてパワフルです。
甘み苦みを含んで、パワーで押し切ります。
フィニッシュの最後のところで、舌上にサラッと溶け感。

いやいや。
少し温まって適温になってくると断然いい!!
甘みが妖艶に。
でもしつこくなくサラッとした溶け感が舌に気持ちよい。
酸も強く主張せずに、ベースとして味わいをまとめ、さらに伸びやかに引っ張っていってくれます。
表面を甘みがコーティング、コアはぎゅっとした酸。
ほんのりスモーキーと、舌の感触がさらっと、タンニンに近いような感じ。


面白いお酒。
クリア生もと・山廃の中でもMaxレベルのクリアーさ。
クリアーさ的には去年?の山廃8号の菊鷹。
それでいて物足りなさを感じさせないのがこのお酒の魅力ですね。
特にこのやや野性的な黒や紫のベリー感。
甘みも、香りも。
そこがあるので、このジャンルを飲もうとなった時に行きやすい。
肉と合わせたらどうなるか、気になる。

結構ドライでキレ感もあるんだけどねえ。
甘さとのバランスと、クリアーさがたまらない。
後は酸の鋭い焦点というか。


3日目。
甘いなあ。
クリアだし酸もあるけど、しっかり甘め。
でもライト、ライトだなあ。
もうちょっと腰のすわった旨いの(華やかでも、でなくても)が欲しくなってくる。
1升瓶でのんでるとね。
でもこれは人気出そう。
これを飲みたいなって時は確実にある。
あと酸があるから、意外と合わせるものを選ぶような。
なんかチンジャオロースとかあっちゃう。
バシッとあるんだよなあ。
少しずつ崩れてきてはいる。
クリアーなぶん、あんまり寝かせて育ちそうな気はしないけどどうだろ。


4日目。
黒、紫、赤なベリーが少し変わってきた。
風の森愛山5日目よりマスカット、白ブドウ&ややシュガー。
それでいてもちろん衰えてきてはいるが酸でさっぱり飲める。
くずれるんじゃなくて ニュアンスが違う程度ってのが、やっぱりいい酒なんだろうね。
そしてライトウェイト。
さっぱり。









関連記事
スポンサーサイト



Comments 0

Leave a reply

Trackbacks 1

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  •  黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7
  • 本日の家飲み 黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7  長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。  家飲みは初めて、外飲みについては後述。  私は長野酒が非常に好きで、家飲みに加え大長野酒祭りに毎年参加していることで、相当数を飲んでいるという自負があります。(ブログ掲載数も都道府県別で最多)  今回は店頭での衝動買いセレクトです、最近飲んだ澤の花同様長野の未家飲み...
  • 2017.05.11 (Thu) 19:01 | 酔いどれオタクの日本酒感想記