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日本酒感想日誌

ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・ヴォークラン1993  ジャン・ショーヴネ

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どうも、日本酒通ですがワインはからっきしの人間です。
日本酒ブロガーが始める本格ワイン、3本目。
前回、前々回はボルドーとブルゴーニュから1本ずつ、高いのを買って飲んでみました。
ただブルゴーニュのほうが若い物だったので、ブルゴーニュでそれなりに古いものをやろうと思いました。

というわけで、ワインにお詳しい読者様にお願いしておすすめ頂いたのがこちらです。
ありがとうございます。
またお願いします。



コート・ド・ニュイ最南端のニュイ・サン・ジョルジュ地区。
同じドメーヌ・ジャン・ショーヴネでレ・ブースロのものもあったのでワイン本の地図とにらめっこして考えたところ。
ニュイ・サン・ジョルジュはどうも北側と南側にわかれているようだ。
北側はヴォーヌ・ロマネと地続きで同じ土壌らしい。
となるとやはりニュイ・サン・ジョルジュらしい南側のものが良いなと。

レ・ヴォークランはレ・サン・ジョルジュ、レ・カイユといった隣接の畑とともに、ニュイ・サン・ジョルジュでも代表的な畑の一つのようです。
その中でもヴォークランは一番パワフルらしくて、それはこの畑がレ・サン・ジョルジュ、レ・カイユの上にあるからなんでしょうね。
あーこの辺のうんちくとかを調べながら飲むのは楽しい。
地図を眺めるのが好きなもので。
この辺にハマる人が多いのは分かる気がする。
グーグルマップのストリートビューなんか見るとさ。
いかにもおフランスなブドウ畑と青い空でなんか楽しくなってきます。
つかブドウの木ってこんなに低いの?
この場所でとれた24年前のブドウ飲んでるんだあとおもうとなんか感慨深いですね。
1993っていったらまだ小学生の1年とか2年とかだからなあ。






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あー色味からして、明らかに熟していますね。
ルビーですが、オレンジというかレンガ色がかっているような。
立ち香ですが、うっとりするようなプルーンの甘さに、何とも言えないニュアンスが加わります。
めちゃめちゃ良い香りしますね、なんだこれ。
森の土、やや獣な中から甘い香りが来るような。
蘭とか白い花っぽいのもありますよね。
脳みそ蕩ける。
トリュフ、とかあるいは少したばこっぽいのかな。
あとはちょっと薬くさいようなニュアンスがあるけどそれがすっごくいい。
ミネラル香か?
独特の爽やかさ。
いつまでも嗅いでられるなこれ。

あーうまい。
なるほどなるほど。
しかしピノノワールの酸ってのはすごいな。
こんなに円やかさがでてるのにまったくへたらずに、鮮やかかつエレガント。
1993っていったら20年以上前だからなあ。
でも前回飲んだ木戸泉だってあんな感じだったし、残るときはちゃんと残るのか。

そこまで男性的でしっかりした味わいのようには感じない。
むしろピュアでエレガントな雰囲気もある。
入りはいたってシルキー。
また柔かく蕩ける様な果実味が豊かに広がります。
プルーンから、ちょっとチョコのような甘い香りもあるかなあ。
あとは何とも言えない高貴なニュアンス。

しかし後半にクレッシェンドででてくるミネラル感は凄い!
ぎゅーっとくる。
乾いたぽろぽろ砕ける石の粉をなめているようなテクスチャー。
下の水分が吸い取られるような感覚。
タンニンとあわさって、ぐっと力強いフィニッシュ。
ただパワフルに〆つつも長いアフターの最後には熟成された何とも言えない甘旨み、香りが余韻として戻ってくる。
タンニンのせいもあるけど、さすがにここまで純粋にミネラルが強烈な日本酒はないな。
日本酒じゃせいぜいナイフ舐めるくらいのミネラル感。
これは石の粉。


でも美味い。
早飲みするより全然いいと思う。
たぶん自分は寝かせたもののほうが好きだなあワインは。
前回飲んだ2014とか、今にして思うとアホだな。
もったいねえよ。


個人的に酸が激しく来るのは日本酒でもビールでもイマイチなので。
もしかしたらボルドーのほうが好みなのかもしれない。
ただそれでもこれは美味しいっすね。
たぶん、ブルゴーニュのみたいって気分の日は必ずあると思う。
ミネラルが出る畑のせいかもしれませんが、ある種のドライさが辛口日本酒のようでもあり気持ち良い。

円やかで深い甘み旨みとコク感。
鮮やかだけどエレガントな酸に豊かな香り。
力強いミネラル感とタンニンまで。
素晴らしいバランス。
これは良いお酒だなと思いますね。

次は貴腐。
比較用に日本酒の貴醸酒も買ってます。
そのあとはボルドー左岸カベルネ、次に白ワインかな。
あくまで日本酒優先なのでペースはゆっくりですがね。










ソムリエナイフでの抜栓も慣れてきました。
今回はコルクがちょっとぐずぐずな感じでしたが、我ながらうまく抜いたぜ。
ちょっとコルクのにおいで割れたところが雑巾っぽく心配したんだけど。
お酒の方にはそこまで行ってないようで安心した。


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2日目。
しかしこれも二日目なのに香りが凄いなあ。
何だろう、高級カカオのような妖艶さ。
昨日よりは落ち着きましたがそれでもまだまだ健在の酸の奥から旨みがもりもり湧いてくるような。
コク感と酸の対比が凄いね。
あとは鮮烈なミネラル感でフィニッシュ。
うーんこっちも相変わらず旨い!
ワイン美味しいな。
これが3000円くらいでかえたら最高なんだけどな(笑)


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