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日本酒感想日誌

【790】花垣 純米大吟醸 オーク樽貯蔵 2016BY

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すっかり涼しく、というか寒くなってきたのでワインもやりたいんですが色々手が回らず。
日本酒のほうも28BYのうちにもう何本か買わないとなー。

今更ですが、今シーズン結構のんでる、樽貯蔵もの、カスクフィニッシュ。
着香、フレーバードといってもいいかもしれません。
個人的には好きで、今後の可能性も感じるジャンルの一つです。

今回はそのはしりといっていいお酒。
見た目ワイン、でかDRCですね~緑が入れば完璧。
花垣のオーク樽熟成。
花垣はじめてですかブログでやるの。

わざわざフランスにオーダーした本場の樽で熟成だそうです。
継続使用してるのか毎年新しいの使ってるのかは謎。
麹40、掛50の純大でお米は山田錦と五百万石のようです。



20171017_003112~01



見た目からしてワインリスペクトですが、これコルクですね。
久しぶりにソムリエナイフ。
見た目は白ワインっぽいですが、大ぶりのブルゴーニュタイプのワイングラスにしましょうか。
久しぶりだなこれ。

それなりに熟成感?
いやそういうわけでもないのかな。
酸高めっぽいのと、日本酒に樽香がミックスされた妖艶。


あー含むと全然違いますね。
これはオンリーワンな商品。
うまいっす。

ベースは酸高めの造りで、もとは満寿泉のプラチナとかそっち系じゃないのかな。
あれよりはほどよい肉付きだと思うけど。
もとはプラムとかそっち系なんでしょうが、そこにバニラっぽいオークの香りと、ややトースティがはっきりと。
それがミックスされて、ダークチェリーとかそんなニュアンス。
かすかに熟成感があってクリーム。
そこにうっすらと吟醸香、日本酒的な甘やかさが乗ってきます。


味わいは酸高めスッキリ系がベースでしょう。
きりっとクリアーに澄んで、ややミネラル感の感じられる全体の流れの中に、しっかり味わいが表現されています。
ふわっと柔らかく軽やかなクリームのようなニュアンスのお米の味わい。
それがゆっくりと味わうと糖蜜感のある甘みへと深くゆったりと広がっていきます。
そこにまだフレッシュさのある酸と、樽由来のタニックなようなわずかな渋みがからまり程よい複雑性。
またその中で何とも言えない甘みに焦点が。
しっかり甘い、この甘み、最高級。
ややブドウっぽいようなニュアンスの香りも感じ、ねっとりとクリーミィなタッチ味わいを感じさせつつスッと軽く辛いくらいで切れるフィニッシュ。


いいですねえ。
面白いですよ。
温度高めがいいですね。

ヒネとかではなくて、ほどよく熟成感があるんでしょうねやっぱ。
樽がそこをカバーしてくれるので、これくらいかもっと行ってもいいくらい。
余韻、っていうか最初からレーズンバターみたいなニュアンスしない?
マルセイバターサンド??
あれ好きなんだよなあ、大学の時に北海道の友達にもらって感動した(笑)

これは良いね、久々にSにしようか。
この甘み感は素敵です。
キチンと旨みが寄り添っていて、深みもありつつノーブル。
ある意味よくできた普通のカプエチのお酒でも感じるじわっと濃くかつくちどけのいい甘みなんですが。
そこにバニラ香だったり酸だったりタニックな渋みの絡み。
テクスチャなんかも官能的だし、陶酔できるお酒です。
これが一過性のタイミングでなくて、明日も続くようならSSでもいいかなあと思う。
日本酒でいいなあと思ったお酒は結構久しぶりです。
もっと早く飲めばよかったなあ。
何年も買おうと思っていたんだけどタイミングが合わなくてねえ。


2日目。
いいですねえ、のっけから昨日よりも深く濃い。
マルセイバターサンド感。
オーク系のくらっとくる香り。
滑らかで、独特の甘みの深みと、酸味の絡まリが魅惑的です。
昨日より味わいを豊かに感じる分、やや苦みを強く感じます。

それでも非常に楽しいお酒。
しっかりと日本酒らしい味わいがありつつも、樽による着香をうまく活かしています。
完成度が高く、さすがに一日の長といったところでしょうか。
特にこなれてきた時の甘みの出方はほかではあまり見かけないもので。
またそこに濃厚な樽の香りと、酸味やミネラル感。
ベリーグッド。
舌触りや質感も柔らかくふわっとした軽さも。
苦みもアクセントとして許容できますね。
温度が上がってきたほうがびりっとした味も薄れる稀有な酒。

ただなんかコルク短いのと硬い気がするなんとなく。
開けるときコルクのかけら落とさないように気を付けてください。





2 Comments

とっすい says...""
ご無沙汰してます。
このブログで紹介されて最も気になっていた花垣のオーク樽貯蔵、ようやく手に入りました!
開けるのが楽しみです。
旨味を言葉で表すのって難しいですよね。その中でこのお酒を説明するために使われた喩えの多さは最多なのでは?…気になって気になって探し回ってしまいました!
木樽貯蔵だと山本の秋田杉を用いたものならよく見かるんですがとりあえずスルーです。なぜならレマコムがもう限界です(笑)

以前に話題に挙げた波花ですが、自分が飲んだのは8号と称される造りでした。各畑で生産される芋の割合で号数が変わるようです。
焼酎は有名どころばかりなので陳腐な喩えしかできませんか、茜霧島がとても近いと感じました。香り高くてフルーティー、芋臭さが控えめで飲みやすい焼酎。とは言え香りの強さはそれ以上でハイビスカスのような南国感を思い浮かべます。味の濃さは同じ霧島だと赤霧島に近い骨太感、ボトルや香りからはわからない存在感のあるお酒です。度数が強いのもその理由の一つかもしれません。
その他更に流通数の少ない限定酒があるようで、次回はバンザイストロングと言う銘柄が手に入りそうです。酒の繋がりってありがたいです!
2017.11.04 19:50 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: とっすいさん"
とっすいさん、おひさです!

花垣のオーク樽にいっていただけましたか。
これはリアクションにドキドキですね~なかなか個性的なお酒ではあるので。
このブログはあまりサービス精神旺盛ではなく、あとで自分がわかればいいという程度の表現しかしないのですが。
この酒はあれこれ考えてしまいましたね。
マルセイバターサンド感がわかってもらえるのかかなり不安です(笑)


僕も焼酎はよくわからないんですよねえ。
波花も名前くらいしか知りませんでした。
南国感があるというのは気になりますね~それでいて味が細すぎないというのは美味しそうです。
飲んでみたくなってしまいますね!





2017.11.05 21:11 | URL | #- [edit]

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