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日本酒感想日誌

【796】榮万寿 純米吟醸 2014

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群馬県の館林市、榮万寿(さかえます)です。
ワイン風(というかコルクだし完全にワイン)なボトルと、本気のヴィンテージ展開で見たことある人も多いんじゃないでしょうか。

飲まなきゃなと思いつつここまで来てしまっていたのですが。
ふと近くの酒屋さんで2014~2016までずらっと並んでいたので買ってきました。
ブランド自体は2010~で、公式でも全部買えるみたいです。

スペック的には五百万石50。
全然知らなかったですが、日本酒度-12、酸度2という造りなんですね。
これなら結構好みの味わいになってるかもしれん。
当然毎年違うのですが、傾向として純米は日本酒度をかなり+で、純吟は-で仕上げてるようです。

ただその中でもとびぬけた数値になっているんですよねえ
2014というと26BY?、近年ではビッグヴィンテージというという声もある年度ですので、その影響もあるのかも。



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ソムリエナイフ。
樹脂製の人口コルクでやや固め。
ぽろぽろこぼれるものじゃないので、長期熟成を考えても扱いやすいし、日本酒党にも良いと思われ。
ワイングラスで。

シャンパンゴールドくらい?もひとつ薄いかな?
そんなに色はついていない。
香りは程よい華やかさと複雑性でなかなか好印象。
まだフルーティさがしっかり残っています。

いいですね。
リンゴや柑橘に、洋ナシのような熟れた香り。
うーんちょっと違うかな、レモンの砂糖がけ?蜂蜜レモンかな。
花梨とかで、やや可憐なフラワーのニュアンス。
程よい濃さでしっかりと楽しめる甘みは果実感ものこしつつ、質感としてしっかり明るい透明感をキープ。
やや蜂蜜っぽさは、軽く熟成のニュアンスって感じかな。
ただヒネとかではなくていたってきれいな熟成と、いい塩梅のニュアンスです。

そしてこれは予想外ですがミネラル感が強い!
しっかりした甘みをミネラル感と酸味でスパッと行く感じです。
含んだ直後から終盤まで一貫して、ミネラル香のようなものを感じ、やや粉っぽい様なクリーミィさの雰囲気。
さらにタニックにも感じる、苦み渋みの程よい収れん性。
甘いんですが、フィニッシュへの流れは辛口といっても遜色ないくらいの凛々しい表情です。
それと濃密さのある甘みとのコラボって感じ。

悪くないです。
熟成酒ですが、嫌なところはなく、そういったことを意識しないでも飲んで素直に楽しめるお酒。
あえて言えばミネラルは強烈で、酸はあるが強くは主張しない。
ミネラルに全くに負けないくらい甘みが強いんですね。
フィニッシュ後もミネラル香といっしょに甘みがしっかり残ります。

そこの好みじゃないですか。
鳥肌が立つような、研ぎ澄まされた質感という感じではなく。
わりとコケティッシュというか、カジュアルというか、親しみやすいというか。
少し飴っぽいようなところがあるのが個人的には残念ではあります。
悪く言えば安っぽいということ。
十分に楽しめますが、もうワンランク上に行く感じではない。
テクスチャなんかは熟成なりの程よく練れた質感なんですけどね。

重ねて言いますが、悪くはないです。
むしろ皆さんそれなりに楽しめると思います。
僕はほかのヴィンテージも飲んでいたいですけどね。
まだまだ熟成は行けるタイプですし、このヴィンテージが飛びぬけて甘い可能性があるわけなので。
ワンサイズ絞って、もっと熟成させた奴が飲んでみたいです。
十分おいしいですし、野心的で、将来も楽しみなお酒ですよ。



2日目。
うーんやはりミネラル感からかなり強いシャープな流れは現在。
相変わらず一般的な意味での熟成感はなし。
甘みや味わいの幅は豊かふくよかで芳醇。
その辺が好きな人は気に入ると思いますよ。
昨日に比べ蜂蜜レモンに、プラムやチェリーのような甘みしっかり甘酸のニュアンスで、官能的というかエロティックというか。
ただ酸は鋭く来るものではなく、やや茫洋とした、良く言えばマイルドさ。
もっとギラギラと光彩を放つように激しく来てもいいと思うけどね。
ただもっと古いの飲んでみたいな~。










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