FC2ブログ

日本酒感想日誌

【797】川亀 純米吟醸 ひやおろし 28BY

  0   0



榮万寿から4本、うえもさんシリーズ。
そして久しぶりに行って、あれ川亀なんて扱ってたっけ?と思って購入。

愛媛県八幡浜のお酒。
また行きたいな~八幡浜。
もうブログでは3度ほど、非常に好印象のお酒です。
特約店向けみたいな商品が極端に少ないのでそこは残念ですけどね。
扱っている酒屋さんも限られてますし。

磨き55。
お米は雄町、しずく媛という情報がありますがどうでしょう。
去年のものは山田錦、しずく媛だったようです。
真偽不明ですがしずく媛メインということは間違いなさそう。
火入れですが中汲み、原酒のようです。


20171029_225303~01



いいですね。
おおむね良好、相変わらずセンスいいねえ、ここの蔵は。

もとは割とモダンなタイプで華やかな香りもある純吟でしょう。
それをこの時期らしい味わいにしっかり育てて、出してきたなという感じ。

まずはこの時期らしい円やかな口当たり。
きめ細かく、かつさらっと軽やか。
そのラインに乗って、甘みがすーっと伸びていきます。
素直で優しく、メローでうっとり、いい甘みですね。
酸も薄くあってフレッシュを生かしつつ程よく練れたプレーンな甘み。
ミルキーでとろけるような表情も見せつつ、最後はビターなニュアンスでしっかりとし旨口を感じさせてくれます。
これもっと育てていくと以前飲んだ責めブレンドみたいな素晴らしいゴツっと感な旨みまで行くでしょうね。

香りはあえて言えば白桃か。
カプエチでフレッシュな香りがまだ生きていることが感じられ、それがしっとりしたメロンから、やや落ち着きをみせバナナ。
バナナは最後は好ましいチョコバナナへ変化。
当然甘みの感じ方もこのグラデーションとともに変化するということです。

酸は高くはなく、また薄味で優美な感じですが、最初から最後でしっかりあります。
こってりまったりノリノリなひやおろしではなくて、フレッシュさを残して綺麗というところに一役買っている。

問題があるとすると、ややアルコールが揮発するようなスッとしたものが最初から最後まであります。
そしてすーっとアル添のように素晴らしい伸び感で、最後は少し辛いくらいのキレ。
その意味での苦みとか、全般にやや軋みがやや気になる人がいるかもしれません。
これは僕はしょうがないレベルで、ある意味生酒みたいな飲みごたえも出してくれてます。
エキス感的にファットで劣化してどうしようもないというのとは全く違います。
そういうひやおろしや熟成酒もありますから。
それはそれで楽しめるけどね。
おそらくリリース時期も適切ですし、その後育っていってもキチンとしたお酒です。


相変わらずセンスを感じる醸造家だなあと。
イマドキっぽい純吟をしっかり造ったうえで、それが一時の輝きでなく、まっとうに育ててベストな状態でここでリリースできてるなという感じです。
それを甘みや香りのグラデーションが素晴らしく表現できてる。
しぼりたて無濾過生に近い香味からの、この時期らしいややゴツっとした旨み感まで。
その間にひやおろしが苦手、という人が苦手であろうニュアンスは極力カットしてます。
飲んでいて、火入れとか、ひやおろしってことを忘れますよね。

商品のリリース時期を逆算して点で合わせるというような商品も多くなってきましたが。
この造り手は同タンクで最初から最後までオールシーズン楽しめるような作品を造れる醸造家。
いつ飲んでも楽しめるような素晴らしいお酒が造れる蔵元です。
今後もちょいちょい見ていきたいですね。
ほんとはねえ、もっと大きな蔵でいろいろなバリエーションが見てみたいんだけど。
きわめて小さな蔵なんでね。
みんなもっと買ってあげて。
こんなとこで急に比較に出すのもアンフェアだけど、写楽なんてアホみたいに買うくらいなら断然こっちよ。


3日目。
昨日飲みに行っちゃって1日空きましたね。
一緒に飲んでいる<てんぽーいち、違うところも似ているところもある。
やはりこれ、比べると明らかにカプエチ系。
まだ白桃のような瑞々しく甘い香りが生きています。
それがすーっと伸びていきますが、ややカプ系の酒にありがちなジンとくるような重みは最後に残っています。
dめおまあこれならやや辛みのフィニッシュともいえる。
悪いことはない。
ネガティブではないが、てんぽーいちの生もと的軽さに比べると、確実に負けますね。
別に悪いというわけではなく好みの問題。
あいつもそれでいてチョコばなな的なとこまで楽しませてくれるからなあ。
しかしこの2本、めちゃきれいでヒネおろし飲むのが馬鹿らしい感じ。
やっぱこっちは白桃。
てんぽーいちはきゅーんと一段上のトーンはあるけど、そのあとチョコバナナ的なニュアンスを感じさせる。
こっちは最初は一段低いけど。、最後まで白桃の分の軽さはある。
飲み比べると面白い、頂上決戦といっても遜色ない楽しさ。
酔っぱらってるのでごめん。












Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://osakasj.blog.fc2.com/tb.php/1961-4480af4d