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日本酒感想日誌

【807】福寿 大吟醸 おり酒

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ふらっと神戸にきました。
この日行こうかなあとは考えていたのですが、決めたのは今日の朝。
まったく酒とは別件(とも言えないけど)ですが、まあついでに灘くらいは見ておこうかなと。
ただ灘は伏見みたいに観光地っぽくもないし、灘五郷というくらいエリアが広いんですよね。
住吉駅で降りる用事があったのでそこから南下、白鶴の工場を通り抜けて、剣菱の風情のない建物を見つつ、同じく風情のない仙介の蔵元を見て。(泉酒造もしぼりたてと酒かすは直接売ってるみたいでした。)
福寿の蔵元の神戸酒心館(施設の名前とかじゃなくてこれが会社名)へ。
なんかぞろぞろそっちから歩いてくるなと思ったら、なんと全くの偶然ですが蔵びらきをやってるじゃないですか!!
というわけで喜び勇んで参加してきました。
蔵開きとかお酒にまつわることは、本編の下部に追加しときます。



福寿の大吟醸のおり酒。
もちろん原酒。
とはいえ磨き50のわりにえらい高い(4合で5000円近く、300ミリで2000円)のですが旨ければ文句は言いません。
本場なんで山田錦ってこともあるんでしょうね。






大吟らしい華やかな香りですがなかなか良い。
18なんかな?
メロンやブドウにバナナもあるし、ベリー系はっきり。
出てはいるが出過ぎてないのと後述の味わいにより、キツイなという感じはなし。


というのも香りにのって甘みがくるが、結構スッキリ。
これがクドくなくて良い。
フルーティな香りは豊かながら、キリッとややクールにスパッとキレるというか流れていきます。
さらっとしつつ、程よく水っぽいというか。
飲みやすいです。

ややきゅっとしたようなおりテイスト。
程よく感じさせるクリーミィさは若さを補いつつ、ノイジーさは少ない。
軽く粉っぽいくらいで、苦味もそこまで感じさせない。
軽くは出てるんですが全体をシャープに整えるもので、大吟醸な香り甘みといいバランスを構築しています。
良い意味でアル添っぽいというか。
エキス感も気にならないし。
適度な収斂性が舌への刺激として余韻で心地よいですね。
甘い香りを引きずりつつ、軽くアタックが入ってややハーバルに軽やかにリキュールっぽさというか。
まあ試飲したしその中でも高いので当然ですが十二分に満足できる味わい。


これやっぱ水なんですかね?
硬水で男酒などと言われる灘の酒ですが。
香りとか甘みの有る現代的なお酒に思いのほかフィットするらしいです。
ややドライ、辛味すら感じるスパッとした引きは仙介なんかでも近いものを感じます。
これをも少し濃くすると大黒正宗とか空蔵になるんやろね。
福寿はちと商売っ気旺盛な雰囲気とド本流すぎる灘という属性で忌避してたとこありますが。
どれ飲んでも結構良かったですね。
何飲んだか撮ってくればよかった。
混んでたし超急ぎ流れ作業で極少量5種くらい飲んだからな。
遅めの時間なのにかなり人いたし整理券いる見学は無理でしたし。

いやあしかしいいなこれ。
ミネラル感ありますが、例えばカマルグとか奥吉川とは趣の異なる違うミネラル感。
味わいの構成もあるんでしょうけど・
最初はそんなばりっと来ないんだけど、フィニッシュのところスーっとやや辛く切れていく中で長く伸びていくようなミネラル感。
一定の速度とか、頭から溶ける感じでは無く後半型。
頭でもチリチリあるんだけど。
きゅっと急激に落ちたあと。
しゅぱーっとなだらかにながーくのみで行く感じ。
幅の細さも美しい。
まあだんだん感じてきます。
だんだん全体に感じてきます。
A、うーん。
Sでもいいかなとちと思う。
これが本場のパワーか。

やっべえな300じゃたりねーよ。
度数あるんだけどなあ。
3時間前に軽めとはいえウイスキー2ショット飲んでんだけどな。
明日もやってるらしいけど買いに行くか迷うぞ。
これがタイムラグなし即飲みパワーか。

なんかでも飲み終わったあとに考えてみるとなんかパイナポーにまとまってきたような気がして。
あれ花陽浴っぽくねーか?などとも思いました。
で磨き50だし4500円もするしじゃあ1500円の花陽浴でいーじゃんっていわれたらぐうの音もでねえなとw

まあただ旨かったです。
あとはコンディションが限りなくフレッシュ、タンクから直飲みに近い状態で飲めるということですよね。
そんなに経験がないんですけど、設計はともかくとして全体的に味わいが+1割~2割底上げされるようなイメージでしょうか。
気持ちもありますが、やっぱり明らかにフレッシュコンディションは良いですよ。
立春搾りとか元旦搾りとか、これに近い商品もあるのでその手のをもう少し飲んでみようと思いました。
まあそれかもう蔵びらきに行くということですよね。
で、とりあえず次の日に720を1本追加購入してきました(笑)
せっかくなんでね~これも縁ということで。






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福寿というとあんまり良いイメージがなくて。
それは灘ということと、やたらノーベル賞の晩餐会に出てるというのをプッシュしてるからです。
海外のコンペ的なのに、わりと早くから積極的に出していたみたいで、ノーベル賞もその辺なんでしょうね。
あと関東だからなのかあんまり特約店、みたいな酒屋で見ないんですよね。
せいぜい百貨店系で、あとはよくわからんとこの通販で、例のノベール賞がでてくるといううさん臭さ(笑)
これは僕の偏った体験による偏見ですが。


で、灘に行ってきたんですけどあれほど有名な宮水は今は飲めないんですってね、残念。
宮水というのは蔵が立ち並ぶ数百メートル四方にしか出ないらしい。
酒蔵はそれぞれこの井戸をもってるということらしいです。
この水が平均硬度が157ほどで、ものによっては180前後らしい。
また特にリンが通常の10倍ほどもあり、カリウムや塩分なんかも豊富で、逆に鉄分は含まない。
これがいいんだって。
宮水によっていわゆる灘の男酒というような味わいになるらしいっすよ。
ちなみに神戸市内に宮水を使ったコーヒーを出すチェーンがあります。
あとは灘に宮水を使った豆腐店がありました。
どうしても気になったからは豆腐の汁でもすすりましょう。





で神戸酒心館さんの蔵開き。
敷地狭めなんで、大宴会ではありませんがにぎわっていてまあぞろぞろ人がいます。
有馬温泉の足湯があったり、桝に名前掘ってくれたり、抽選会やってたり。
蔵内の見学もあったんですが、1時間ごと、各回20名で整理券とって待ってないといかんもんでそれは断念。





こういう言い方をするとネガティブですが商売はお上手のようで、ちゃんとした製品の販売所みたいのがあります。
お酒もレギュラーの火入れだけじゃなしにもちろん季節の搾りたてもあり。
さらにこんなふうに小タンクに汲んだものを、ひしゃくで詰めて売ってくれます。
これが瓶が別売りで、この販売スタイルはいつもやっているみたいです。
通い瓶とかいって、お湯で洗ってまた来てくださいと。
10回きたら1本無料であげますよみたいな。
近くの人は良いですよね~。
僕の買った大吟のおりが蔵開きSPみたいな感じなんかな?
これだけ札がなくてちょっとこそっと売ってたので。
こんな感じのSPをたまにこんな風に量限定とかで売ってるみたい。
量り売りブログなんてのもあるくらい。
それでも酒瓶もって帰る人見てると、しぼりたて買ってるのは良い方で、この直販の生酒買ってる人は意外と少なかったな。
箱に入ってるレギュラーみたいのもってる人多かった。
もったいない。


レギュラー~この蔵直販のまで5種か6種のんだんだけど、どれもわりと香りのあるタイプ。
ランクが下がると青くなっていくような感じ。
辛口ってなってるけど甘みもちゃんとあって、そのうえでスパッときっらすタイプのように感じました。
中でも当然ですが、大吟のおりが文句なしで一番おいしかったです。
本当に偶然でしたがよい経験をさせてもらいました。


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