日本酒感想日誌

ARTICLE PAGE

【864】醸し人九平次 協田 純米大吟醸 自社栽培赤磐雄町 28BY

日本酒
  • comment0
  • trackback1

去年カマルグと一緒に出てヤツですー。
何回か出荷さてますね、たぶん。

正直申して、いまさら九平次かよみたいな感じでまったくご無沙汰でして、ラインナップも結構変わってきましたよね。
彼の岸とか彼の地とか昔あたっけ?
黒田庄にうまれてとか、今回の雄町やらカマルグやらお米の品種とその出自、テロワールにもこだわっていく姿勢も見えます。

協田は協(とも)に田を耕すということだそうで。
蔵元のスタッフが赤磐に移住して育てたお米なんだって。
赤磐雄町米の専業農家・岩藤英彦さん、 そしてJA岡山東赤坂特産雄町研究会の皆さんにご指導いただいたそうです。


自社栽培の岡山県赤磐雄町40%。
その他スペックは不明。
ここは蔵元WEBが完成されてていちいちティスティングコメントやマリアージュについても記載があるのでどうぞ。


20180207_001400~0120180207_001418~01


ワイングラスで行きましょうか。
立ち香は落ち着いた柑橘系の香りです。
でも良い旨さがありそうな感じはします。

うん、好きなんだよね。
カマルグなんかと比べると大人しくて通向きでしょうが。
九平次ちゃんとやるかなあ。

含むと、これを南国果実というかは別にして、かなり繊細なボリュームですが、香りと甘みが出ています。
あそこまではっきりではないですがカマルグに近いものがありますね。
甘露のようであり、はっきりと存在するクリーミィさが素晴らしい。

滑らかな口当たりにややミネラル感があるかなというシャープさが以降の流れを引き締めます。
静かに注ぐとグラスに細かい気泡がつく程度のガスが溶けてますね、たぶん。
火入れでしょうが、いい造りしてますねえ。

滑らかですね~高めの酸が流麗にしゅーっとフィニッシュまでにラインを描く中で、かすかにビターさ。
柑橘の皮、少しミンティなようなビターさ。
造り自体は極めてエレガントでしょうか、コメの力なのかややワイルド。
シソ・木の芽・山椒をはじめとする和のハーブのニュアンス、と蔵元で書いてありますが、わかりますねえ。

最近クラフトジンが流行っていて、日本でも造っててそこにボタニカルとしてそういう和の素材を使ったりするんだけど。
ちょうどそんなイメージですね。
華美でない造りだけにウォッカとかジンのような蒸留酒的なフレイバー。

でも味がないとかそっけないんじゃなくて。
キチンとお米の味わいを表現できています。
密度のあるクリーミィな旨味、これを表現できている蔵はあまり思いつかないですねえ。
そこにやっぱりわずかに果実的なニュアンスと甘みもあり。
しっかり複雑性もありながらきゅっと締めていく感じかねえ。

たしかにねえ。
美食と合わせるのも一つですが、チーズとかシンプルなものをあてに静かな夜を過ごすのもよさそう。



いやあ素晴らしい。
さらにもう一段来ました。
おフランスと、岡山の山奥の違いはありますが確かに同じお酒ですね。
甘やかさが一段上がって(それでも静かではあるが)、クリーミィさと、ミネラル感と。
これは最高級の熟成酒にあるニュアンス。
ちょっと紅茶っぽいようなね。
それが渋みとかえぐみなくめっちゃきれい。
極めてエレガントで滑るようで流麗ですが、やはり高めの酸は少し野性味をまとって良い意味での粗野な厚みはあります。
確かにシソっぽさはある。
柑橘の皮ビターもある。
でもその先のフィニッシュの瞬間と余韻に、ミネラルな粒立ちのある旨み、びしっと焦点を絞ってきます。

文句なし。
鳥肌の立つような世界観のあるお酒です。

どうした、こんなだったか九平次。
それかやっと俺が追い付いたのか。
お店でも丁寧にサーブしてほしいなあ、これは。
明日以降どうなるのかわからないけど。
グラスで提供するなら温度もそうだし、すこし強めに冷やすのはしょうがないとして。
例えば少量でいいから一度グラスうをこの酒であらって出すとか。


あーそういや澤屋まつもとの修行先なんだっけ。
いやーこれは俺がやっとおこちゃまじゃなくなってきたということでしょうか。
たしかにこのクラスになるとワインの世界観とも存分に戦えますね、そうでしょうね。
あー素晴らしい。
他にも飲んでる途中のお酒がクソほどあるんですが行く気がしない。
あーチーズほしいなあ、無いんだよなあ。


2/11
九平次さん何日目ですか。
5日くらいですか。
どうなってるか確認。


くずれんなあ。
むしろより柔らか。
それでもふにゃっと腰が折れないエレガントさ。
線は細いが精緻なミネラル感の骨格。
甘やかさは紅茶っぽさはあるか、あくまで熟成感は感じさせない。
熟成のニュアンスに人一倍寛容ですが、ちょっと気になるかなってレベルにすら言ってない綺麗で健全な熟成による味わいの成長を感じる。
クリーミィさや流麗な酸。
徹頭徹尾素晴らしい。








関連記事
スポンサーサイト



Comments 0

Trackbacks 1

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  •  醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)
  •  昨晩は愛知県の株式会社萬乗醸造さんが醸す、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)をいただきました。  醸し人九平次の米作りチームは、岡山県赤磐市で雄町も栽培しています。その雄町を使用したラインナップが増えました。「協(とも)に田を耕す」との意味合いですが、詳しい由来は下記の引用を参照してください。  飲みたいお酒が目白押しで、大好きな醸し人九平次ですが自宅で飲む...
  • 2018.03.02 (Fri) 12:55 | 日本酒ブログ(由紀の酒)