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日本酒感想日誌

白老 29BY 3種飲み比べ

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お気に入りの白老です、ずいぶん知れ渡ってきた感じもありますね。
とはいえ僕も最初に飲んだのが2016年。
メインの商品の直汲み系は去年だからあまり大きいことは言えません。

愛知は僕は好きなお酒が多いんですが。
ぜひ良かったら、同じ知多半島のほしいずみや生道井なんかと合わせて飲んでみてください。
日本酒のローカルな部分を切り取っていくのも、まあひとつ楽しいなあなんて思います。

今回は29BY三種,、どれも無濾過生で直汲み。
・特別純米 FOR SURVIVOR 若水65 9号酵母
・特別純米 FOR SURVIVOR 若水65 7号酵母
・純米吟醸 千本錦55

上2つは兄弟で販売店限定なのかな?
普通のものと変わらないと思うけど。
スペックは違うがFOR SURVIVORシリーズを去年飲んだ印象だと、やや味が出ていて柔らかめか?と思いました。
若水65の酵母違いです。

千本錦は全く趣が異なっていて、フルーティなテイストのようです。
スペック的には酸度が全く違ってて、兄弟は2.3とかあるのにこちらは1.5。
良くも悪くも普通のお酒でどんな味わいになっているのか楽しみです。



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まずは9号と7号の飲み比べからかな。
左の9から行きましょうか。

バナナリンゴテイストで。
香りも味わいもややチャーミングに出ているかなと思います。
こうなるとちょっともっとソリッドな白老のが飲みたくなってくるな。
それでも相変わらず良好。
甘酸はつるっとクリアーで、軽くガスが効きながら、しゅばっと最後は少し辛口テイストで切れ良く。
でも相変わらずグイグイいってしまうね。

軽く苦味はあるんだけれど、これは個性。
酸なんかは非常に美しくて、程々のビビッドさがありながら流麗さもあって、むしろ軽やか。
そこからクリーミィさがでて、ややエキスが重く入るんだけど。
それを処理するためのガスと酸と辛味という感じ。
ハーバル、あるいはミンティな感じもあってすこーしクセっぽいのかな、ふつうの人からしたら。
おれはグイグイ飲めちゃうんだよねえ。
あえて言えば、ちょっと味濃い目な気がするので、もっとシャープなのが飲みたくなる。


7号。
うん、7号のほうが明らかに好み。
バナナリンゴな9と比べて、よりライトに軽快なラムネっぽさ。
軽いとろみはあるが、きゅっと酸味が効いて、ひそやかな果実香とともに白老らしいシャキッと感が立ちます。
断然こっち。
ピンと張りつめてはいないが、ゆるシャキ感がグッド。
少し粉っぽいクリーミィさもあるんだけど、これが白老っぽいんだよ。
ちょっとヤクルト感もあるかなあ。

あー蜜っぽさはこっちも一呼吸置くと出るかな。
ただこっちのが酸が軽いというか、高音というか、高いとこを通っていく感じ。
ただこっちもそれなりに味は出てます。
9号よりは7のがおすすめだな。
ここから五百万石みたいに+10まで日本酒度もっていったら逆にどうなるのか比べてみたい気持ちはある。
コメの違いはどれも大して変わらんと思うけど。
別に山田錦やら雄町やら愛山つかうような蔵じゃないし。


酔っぱらう前に、本命の千本錦55いっとかないと。
控えめね、ぶわっと香る感じは全くないが、カプはカプ。
含んでもかなり抑制されたカプ。
甘みもほんのり。
それでも白老らしい、適度なざらつきと酸のきゅっとした感じ。
酸なんかはこっちは数値以上に感じますよ。
逆に上の二つは数値より感じないくらいで、逆に言うとあれくらいないとダメな設計。

千本も凄く好きでセンスが光るんだけど、気になるのは砂っぽいようなニュアンス。
いやフローラルっちゃフローラルなのかなあ、酸を感じるフローラルさ。
白、あるいは紫の花。

うまいねえ、入門はこっちからでいいのか?
ほのかなカプとほのかな甘みが心地よい。
そこから一つ湧いてくる旨味感というかにしっかり白老らしさも感じ。
なんだろうね、エキスはあるんだけど、もたっとせずに立体感つけて出るんですよ。
それが粉っぽさでありざらつきでもあるんだけど、それが旨いし、舌にも気持ちがいい。
ノーストレスだけが気持ちいわけじゃなくて、ざらざらしたとこを擦るのが気持ちいいこともあるでしょw


ガスはコレのがかなり少なくて溶けてるレベルですが。
ミネラルの効きは全体にワンサイズ細いなかで綺麗にはまってますね。
こーなるとやっぱり磨きの差が出てる。


これ飲むたびにどんどん記事が長くなるな。
まとめます。
まず、7号か、カプな千本が良いです。
このどっちかってのは好みで、なんなら比べて面白い。
また磨きが良いほうを選ぶとよいでしょう。
千本のあとにFOR SURVIVORいくとかなりエキスが重く感じられますね。
FOR SURVIVORじゃない普通のがおすすめな気がするのですが、それほど飲んだ経験が多いわけじゃないので何とも。
ふくはらで買う人は注意してね。

銘柄としての特徴はオンリーワンなとこあります。
粉っぽいくらいにざらついたクリーミィさ、旨味。
ちょっとそれを高い酸とガスできりっと仕立てるところに面白さがあるのかなと。
舌へのアタックが官能的、気持ちよいのも特徴かな。
あとはいい具合の辛口テイストと、あるいはミネラル感。
でもその辺の微妙なバランス、仕立てが飲ませてくれます。
僕はグイグイ行けるお酒です。
世の人がどーかはわかりません。

この辺はぶれがないので、あとは磨きとか酵母の微妙な好みで選べばいいと思う。
好きか嫌いかはともかく、蔵元のめざす味わいははっきりしていてしっかり出来ています、たぶん。


今日の感じでいうと、サバイバー兄弟は味出すぎ。
もうちょいドライな仕立てでいいよ。
千本55は香りはありますが磨いている分きりっと感がかなり良い。
だから繰り返しになりますが、数値で造ってるんじゃなくて、味わいのバランスで造ってるんだろうね。
この千本で酸2.0だしたらそれは崩壊しますよ。






2日目。
7号から。
やっぱそれなりに味あるな。
バナナリンゴで、これくらいだと少し酸のニュアンスでクセっぽいと感じる人もいるかもしれん。
けっこうエキスがあって、ヤクルトが出てますね、香住鶴であった。
あー風味的にもちょっと似てるとこあるか。
それでもグレープテイストも混ざり、粉っぽさがさらっとパウダリーなほうに作用し。
酸、そんなに強くないけどガス、ちょっとした辛口な雰囲気でフィニッシュ。

もう少し研いでほしいかな。
ちょっと艶っぽい。
でも溶け感とか、独特のテイストがあって楽しいです。

溶けは違いますが、艶っぽい構成の面白さで浅芽生なんか思い出すかも。
あーあれも買っとかないとな。


千本。
うーん、カプ。
なんかやっぱり砂っぽい?
味わいのほう由来の何かと干渉しているか?

でもそこを除けば、やや控えめに綺麗なカプの出方。
昨日よりは甘み、糖度出てるかな。
入りは結構甘い。
それでもフィニッシュへ向けての流れは白老テイスト。
潤いのゆるシャキ。
そして酸を感じさせつつの、ドライがちょっとありーの、しゅっとしたくちどけ感。






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