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日本酒感想日誌

【919】若駒愛山90 無加圧採り 無濾過生 29BY

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そういったものをすごく丁寧にやっている数少ない酒屋さん、ということもあるのですが。
個人的にすごくティスティング能力を評価している酒屋さんがありまして。
そこで買ったら、注文確定メールの追記欄に傑作酒です!と書いてありました。
ちなみに一緒に買った仙禽ナチュールサンクにはとくにコメントはありませんでした(笑)

若駒です。
たしか昔いちどブログでもやってるはずです。
栃木の小山市だったかね。
息子さんが2009年に蔵に戻って立ち上げたブランドだそうで、90とか8070というような磨きを積極的ににやっています。
またこの無加圧採り、というのもよくやってますね。
酒袋を槽にセットした時に、圧力をかける前に自重でしみだす、おりの絡んだ部分だそうです。

で今回は愛山90の無加圧。
愛山の低精白というと、七田、風の森なんかが思い浮かびますがどうでしょう。
あ、ちなみに件の息子さん柏瀬幸裕杜氏が蔵へ戻る前の修行先は、風の森の油長酒造さんです。
香るジューシーな甘口タイプだそうですが。
栃木酵母のt-nd、t-sらしいっす。





アロマティックですね。
立ち香だと酸味なんかも感るような。
もしかしたら途中でワイングラスに変更するかも。
最近は香る酒はあえて香らせなくても、ということで今日なんか完全に湯飲みですが。

いいねえ。
ハリのある酸味。
低精白の分、少し純米っぽいエキス感もあるけど、悪くないですよ。
少し硬い旨味なんだけど、濁ってない、クリアーさがあって、スピード感をもって流れてきゅっといってくれます。
うん、これはワイングラスにしとこうかw
ガス感は極々わずかにありますが、しゅわっとするようなタイプではない。

これ低精白だからこういう香りになってるのかな?
カプカプしてるのとはちょっと違いますよね。
多彩な果実や花のニュアンスを、重層的に感じます。
非常にアロマティックで好ましい。
味はそうでもないけど、香り的にはワインとか好きな人もOKなはず。

おり攪拌。
バナナなんかな、うんバナナ。
どっかで嗅いだが思い出せん、酸味を感じるようないくつかのフルーツ香。
そこに軽くミントの葉。
香りは素晴らしいです。
フレッシュフルーツを数種使ったカクテルのよう。
パパイヤとかそっち系のエキゾチック方面かな。
そこからさらに花の香り、それも妖艶なものじゃなくきりっとした白系統の小花。

あーこれは良いね。
少し苦いんだけど、それがタンニンのように味わいに立体感をつけてます。
それでいて飲みにくいってとこまでいかない絶妙に仕立て。

含んだ入りの印象は極めて優しいタッチ。
酸味と、程よい甘み。
香りも程々。
このバランス。

軽やかでしなやか。
それでいてきゅっとアクセント入ってます。
少し硬い米味が、タニックに。
ここは好み分かれると思う、余計なものととるか、世界観を拡張していると取るか。


酸が効いてジューシーなんだけどソフトだよね。
びっ、とこう口内に刺激感を与えるようなところはない。
それでいてクリアーさは保たれている。
軽やかで、少しエキス分はありますが、フィニッシュも悪くない。


なんか要領を得ないレヴューですが、良いということだけ伝わればいいよ。
色々やってみたくなるねえ。
これ澄み酒で寝かせたらどうよ。
火入れしてもいいと思う。

甘み控えめ。
控えめなんだ。
ハリのある軽快な酸に、ほのかに甘やかさをまとわせて、あとはアロマで勝負。
酸味のきゅっとした爽やかなジューシーさ×アロマの完成度。
そのままクリアにしたのも欲しくなるけど、やや粉っぽく、渋いような、タニックな感じが程よい重さ。
いやだから軽いから良いとか言ってるアホ、それアホだから。
米ならではの重さが日本酒だから。
少し落ち着いてくれば白ブドウか。


これは良いね。
もっかい言うと、苦味とエキス苦手な人はスルー。
でも最近の風の森がフラワリーすぎると感じてる人なんか、ハマる人いるかもね。
昔の風の森の、果実丸かじり感ともまた違うけど。
この酸×アロマティック+ちょこっと甘い雰囲気はハマる人いると思うよ。

だんだん香りなんかクリーミィ×桃×ミントみたいにもなってくるんだが。
味わいは乳酸でもありクエン酸でもあるような。

いあこれ若駒もっと飲んでみないとだめだな。
2012年以来なのですが、その時書いた記事が、おおむね今とそんな違わないんですよね読んでみると。

次回(不確定)。
師弟対決愛山80真中採りvs若駒愛山90無加圧採り。


2日目。
どおかな。
悪くないけど、大人しくなったかな。
昨日はもっと酸を感じたんだけど。
いや酸はあるか。
香りがバナナ系に寄ってきたかな。
それでもバナナといっても甘いバナナに、酸味のニュアンスも感じ、エキゾチックフレーバーは健在か。

風の森と比べると、ガスの強さが全く違うのは当然だけど。
舌触りがやらかい、香りに甘さがあって良い。
酸味に凝縮感というか、張りを感じつつ、自然いキレイに甘さが出てるかな。
こっちのが好きですよ。
硬さも控えめだし。


これはうまいよ。
風の森愛山かって絶賛な人も、ちょっと?と思った人も、機会があったら試してほしい。
似てるんだけどね。
似てるっていうか若駒がコンセプトはパクっているというか、継承しているんだろうけど。
もっと細部が詰まってくれば、さらにドンドン楽しくなってきそうなモノを感じます。


おり攪拌。
爽やかなマスカット香がグッド。
あーいいねコレ。
タニックやバナナもあるけど重すぎない。
爽やかに、瑞々しい甘み。
これは良いわ。
オススメです。


もう一回。
エキゾチックですねえ。
バナナ、パパイヤ、マスカット、グレープフルーツ。
グレープフルーツか、イメージとしては味わい的にもそれが近いのか。
少し苦味があるとこなんかもね。
でもそれだけじゃなくて香りも味わいも甘みがあってというのが良いよね。
ふんわりマスクメロンに近いバナナ、静岡の正雪とかそんな感じのも香り。
硬い粉っぽいドライがあるのは磨き的にしゃーないけど、これはこのジャンルの個性かな。

いやっ、でもみずみずしさが素晴らしいわ。
酸味と甘みの拮抗、細部の乱れのなさ。
しっかしアロマが良いね。
ちょっとミンティというかハーバルな香りもあってね。
色んな表情。












4 Comments

kt says..."No title"
つい先日、コイツ飲みました!久し振りに被ったのかな?

磨き90%(=10%しか磨いてない)のヤツって、結構難しいイメージがあります。
他の銘柄で磨き90%のを飲んだ事何度かありますが、酸の主張が強かったり、まるで古酒みたいな色・味わいになってたり(悪い古酒の事)。なので、磨き90%って良いイメージは正直持っていなかったんです。しかしこの若駒の愛山の90は、何故か買った酒屋さんが随分と褒めてて…褒めて伸ばしたいタイプの自分としては(爆)コイツはいかなくては!と思い、買って飲みました。
おっしゃる通り、酸はあるんだけどイヤミじゃないんですよね。バナナってのも良くわかりました(^^)

若駒は以前良く飲んでたんですが、保存に失敗した夏酒にアタッてしまい、それ以来遠ざかってました(汗)なので、久々に良い若駒に出会えた感じです。
若駒の中でも、コイツは取り扱っている酒屋さんの説明書きも充実してますね。中には「ラベルの馬の目がハート」くらいしか書いてなくて脱力感半端ないヤツもいますが(笑)
2018.04.16 01:08 | URL | #IQn4OT2I [edit]
日誌係 says..."Re: ktさん"

こっちもチェック済みですか。
ktさんもいろいろ飲んでますね~w

これは僕は良いなと思いました。
磨き90っぽい硬さは少しあって、そこは好みがわかれるとは思いますが。
ただうまく仕上げてますよね。
風の森の愛山80と比べると、今年はこっちが断然好きです。
香りの出方も気に入りました。


褒めて伸ばしたいのは僕もですよ~(笑)
あんまりディスっちゃだめなんですよね、いいところを汲んであげないと。
僕も全くノーマークで数年ぶり飲みましたが、他の商品も試してみたくなりました。

2018.04.17 01:49 | URL | #- [edit]
ぽんつく says..."愛山"
お世話様です。

今晩の晩酌に若駒 愛山飲みました。
日誌係さんの記事を見てから買ったので不安は無かったのですが、やはり美味しかったです!ありがとうございます!

愛山の酒で、これは美味いといった酒に過去にはあまり巡り会えてないんですよね…
鶴齢の愛山と、今回の若駒くらいしか記憶に残ってないです…
鶴齢の愛山は、昨年買ったものを先月開けたら、硬さもなく大満足でした。

日誌係さんの記事は、私の酒選びの指針になってますので、体調に気をつけてこれからも宜しくお願いします!
日々の更新楽しみにしてます!
2018.05.27 00:35 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: ぽんつくさん"

若駒、喜んでいただけたようで良かったです!!


愛山はプレミアムな印象で買う機会は多いんですが、難しいお米ですよね。
溶けやすくて最初は苦戦する蔵が多いって話も聞くのと、あとは広めた十四代の影響受けすぎなような。
みんな甘く香るタイプで出そうとするんですが、溶けやすい=甘いじゃなくてもっといろいろな味の表現できそうな気がするんですけどねえ素人考えですが。
うまく使うと酸味とかコク感とかでもまた違ったものが見えるお米なような……。
鶴齢なんかは自分のとこの柔らかい旨さと、愛山のコク感がうまくマッチした例でしょう。

若駒と似たタイプだと、同じく低精白でアロマティックなもので七田の愛山はいかがでしょう。
僕ももう何年も飲んでいませんが(笑)
流行り系の味わいで王道的なものでいえば、十六代九朗右衛門の生とか。
あとはもういっそ基本に立ち返って、剣菱と十四代でしょう!
剣菱はイマドキの酒ではないですが、美味しいお酒ですよ。


声援ありがとうございます、うれしいです!
マイペースでやっていきますのでこれからもよろしくどうぞ~。



2018.05.28 12:39 | URL | #- [edit]

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