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日本酒感想日誌

【921】仙禽 ナチュール サンク 28BY

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まあ仙禽はなんだかんだ好きだし気になる子ですよ。
モダン仙禽にはもう全く期待していない。
クラシックのほうが今飲んだら好きなんじゃないかな。
次やるならクラシック。

でやっぱり一番面白そうで期待してるのはこのナチュール系でしょう。
28BYは赤とんぼの生もとはやりましたがイマイチでした。
ナチュールはどれをやればいいかわからなくてほっておいたんだけど28BYの最後。

どれも亀の尾だしどう違うかよくわかんないんだよね。
今年は1から5まであったんだけど。
タンクが違うってことで、狙って造っていくってよりは、醸造法的に自然任せみたいなニュアンスが強い商品なのかなと。
ただ若いと俺的にはイマイチだと思うので、4か5ってことになるんですよね。
なんか4がよさそうだな。

とにかく今回はサンク、5です。
酵母無添加の生もと、さらに木桶仕込みと。
火入れですが無濾過無加水で28BYのもが、いまリリースです。






もはや梅酒かあんず酒かというような香りですね。
そして酸っぱい香りなのですが、どことなく優しく深く。
プルーンや桃なんかも感じます。

いただきます。

へー面白い仕上がりになってんのね。
一番嫌だったのは酸味がビネガーに来ることだけどそんなに酸っぱくないのね。
14度の低アルってことあるんだけど軽く、さらにすーっとしみ込んでいくような雰囲気が独特。

酸味はもちろんあるんだけど、最初に感じるのは瑞々しい甘さがほんのりと。
そこにプルーンのような独特の香りで。
スーッと伸びつつ消えていくような中で、少しタニックにビターなテイスト。
風変わりなテイストで、大衆受けするかってと微妙だけど、個人的には嫌いじゃない。
みずみずしい甘みが熟成され、木桶の影響と、生もとっぽい乳酸的でありながら軽い酸。
酸はビビッドすぎず、ビネガーのように攻撃的でもなく、良い表情はつけてるのかなあ。
もう少しカラフルなのが飲みたい気もするけどね。
全体にくすんだ渋い色合いをイメージさせるお酒です。


あーでもいいねこれは。
毎年どう転ぶかわからんし、蔵元自体もころころ変わるから、出たとこ勝負で買いにくい酒なんだけど。
やっぱり面白い。
飲食のそれもレベル高いとこなんかは腕の振るいがいのあるお酒になってると思う。

主張の強いイロモノじゃなくて、アダルトにまとまっているイロモノです(笑)
甘みがすごく好き。
何っつったらいいか。
瑞々しい、甘さを感じる水、くらいの甘さなんだけど、独特のニュアンスがある。
それは木桶からくるような絶妙なタニックによる深みが引き立ててたりするとこ。
酸味も強くなくて、軽さってとこで寄与しつつ、刺激的すぎない。
また独特の表情ありますよね。
レモン、和柑橘、少し温まるくらいが良い塩梅。
お燗は旨みが膨らむようなお酒ではないですが、ぬる燗はおもしろいって人はいるかも。

風の森や若駒とはまたキャラが違いますが。
少なくとも硬さやエキスっぽさは一番なく、スムースでクリアー、スマート。
まあ火入れの寝かせですからね。

しかしこの落ち着いた渋い甘み、いいなあ。
タニックで、酸もあって、重すぎず透明。
すっと消えていく、気持ち良い。
余韻もくすぐってくる。
また1杯とすすむ。
やっぱりナチュールは面白いね。
タニックってもめちゃシルキーなタニックだよなあ。
マジでセーブしないとクイクイカパカパ行ってしまう。
けっこう人がえり好みしそうな風変わりなニュアンスへどんどん変化していくんだけど。
それが変にクセっぽくならずにどんどん飲めるのが良いよね。
この辺はやっぱ技術なのかな。
でもやっぱり昔の仙禽っぽさ、個性を感じるのはこのシリーズ。
あれいい加減開けなきゃな。

温度が上がってくると熟成の照り感みたいのが出る。
それ自体は質のいいもんだけど、好みは分かれるかな。
けっこう温度に対する反応はピーキーなので、お好みで。


2日目。
なちゅーるさんくー。
不思議な香り、チェリーやプルーン、香りからして乳酸っぽさや掠れたようなニュアンスも感じるし。
当然酸の香りもはっきりとある。

うん。
どこの酒屋見ても体にしみわたるような、って表現が散見されるんだけど。
そこだけはガチ。

酸味はきつくなく、元は水が甘いていどの甘みが、熟成でいい雰囲気、艶。
それがありつつ、タニックでちょっとビターなとこは少し好みは分かれるか。
それでもクリアーに、輝きもありつつ、酸味がきゅいっと心地よく伸びて。
すっと岩のしみいる蝉の声どころか、乾いた土が水を吸い込むようにノーストレスにしみてゆく。

やはり嫌いになれないし、進むし、今後が気になります。





















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