FC2ブログ

日本酒感想日誌

【924】鍋島 風ラベル 純米吟醸 無濾過生 29BY

  2   0


ちょうど而今も開けたとこだし、ビッグネーム対決ということで。
今期2本目の鍋島
まさかいまさら鍋島を年に2本もやるとはね。
やりたくなった自分にもびっくりです。
まあ裏鍋島がよかったのでね~。

風ラベルです。
これについてはもはや隠す必要もなく小山さんのPB。
このブログでもすでにいっぺんやってますよね。
山田錦50、無濾過生。







どうかなあ、けっこう香るなあ。
はじめは鍋島っぽい良いマスカット香な気がしたけど、ちょっと普通のカプっぽいな。

含んでみる。
悪くはないけど、思っていたよりちょっとアダルトですね。
普通に美味しいですが、ベストではない。

やや香りが煩い、普通のあまり好きじゃないフローラルがある。
ちょと話それるんだけど、18号とか新開発系のセレルニン耐性、カプ高生成の酵母の香りってイミテーション感ありません?
9号とかで質の良い大吟醸なんかでしかできなかった香り味わいを、簡単に出せるということなんでしょうけど。
劣化コピーというか、あくまで模造品で、最近はその嫌なところがどうにも鼻についてしまうんですよねえ。
フローラルからちょっとナッティなニュアンスがするような感じというか。
今回もややそれがあります。

で含むと、しなやかではあるので嫌ではないんですが、けっこう酸が広がるんですよ。
そして甘みはやや控えめ。
俺の好きな鍋島ってこのバランスじゃないんだよなあ、逆。
甘みをじっかりじわっと濃く出して、甘みはこれより抑える。
それをミネラル感でシュッといってくれる。
それが俺の好きな鍋島
この設計ならもっとクリアーでタイトなの飲むよ。


ミネラル感のシュッとしたとこはあるし。
極々ミクロに、刺激は感じないレベルだけど、ガスが溶けている感じもする。
それでしなやかにスルッと言ってくれる感じなんかは全然いいんだけどね。
好みの問題。

んんっ、ひと呼吸おいて2杯目になるとまとまってきたかな。
やや酸あり、やや甘さ控えめ(俺的ベストな鍋島と比べ)のフェミニンな感じではあるんだけど。
両者の間に一体感が出てきた。
なんだろーね、温度かな、ガス感ミネラリー感が少しカチッとしてきて。
旨みというか深みというか、少し味の立体感が出てきたのかな。
このへんに穀物感がしっかりとあるのも鍋島の良さだと思っています。
そのへんがまた少し甘みを引き立てて、表面をしなやかな酸味が流麗になぞっていく。

まあ悪くないですね。
居酒屋で注がれても何の文句もないですね。
全然おいしんだけど、やっぱり少し好みじゃない。
裏鍋島のほうが良かったなあ。

ただこの風ラベル、けっこう長い期間売ってるんだよね。
店頭に出てるタイミングとそうじゃないときがあるんだけど(一度にたくさん並べない)、3月とかに出て夏とかも売ってんだよね。
これは一時期、といっても数年前に1年間くらいだけど、小山に行きまくってた時期があるから間違いないはず。
もしかしたら複数タンクあるのかもしんない。
だからその辺はあしからずご了承ください。

微妙なんだよねえ。
マスカット、ベリーっぽさなんかもある。
クリアで赤く突き抜けるって感じではなくて、すこし深みがあるって感じで。
それが良い意味での穀物っぽさなんだけど、ともするとそれが失敗カプエチのナッティに行っちゃうんだよね。
酸がやや多めで、ガス弱めとかだと、それがまたエキス感なんかと干渉しだすんですよ。
エキス感もそんなきつくなくて、しなやかさってとこでは貢献はしているんだけど。
ほんとに微妙なバランス。
だからこのお酒も抑揚なんが女性のボディラインなんか想起させてセクシーなんだけど。
僕の好みではアタマもすこし甘くていいから、もっとシュッと勢いよくタイトに行ってくれていいよと。
でもこれもしゅわしゅわ感じるくらいになっちゃうと苦味なんかが出てきちゃうからね。
このお酒なんかでいえば、本当に柔らかくてしなやかで、苦味なんかガチのアクセントレベル、超微量。
100人いたら98人はネガティブな要素感じないレベルなんだけどね。
だから温度上がって甘み出てくると、良いバランスにはなってくるんだけど、今度ちょっともうちょいタイトに勢いでいってくれない?
となるという。


鍋島は昔からけっこうな数飲んでるから、自分の好みがはっきりしてて色々考えちゃうね。
ほんとに酒造りってのは難しい。
結局、造り手も自分がその時美味しい!と感じるお酒を造っていくしかないんだよね。
工業製品と違うのはそれを数値で固定するんじゃなくて、造り手の判断で変えていけるトコ。
そこがクラフト的なものの魅力でもあり欠点でもあると。
移り行くもの、瞬間瞬間の一発勝負。
あとは飲むほうはそれが好みかどうかで、だから味が変わってもディスっちゃだめよ。
これは好みが違うな~、造り手が変わったのか、俺が変わったのか、ってくらいにして次行きましょ。
だからウチのブログでいえばC判定は明らかに技術的にNGだけど、それ以上はあとは好みですよ。
とくにA以上は変にうるさいこと言わなきゃ楽しめるはずです。
ただし、ゴリ&千葉のごとく舐めたことほざいてるアホは叩くけどね。



2日目はどうでしょ。
まあまあまあ。
まずみんな好きなやつなことは間違いないですよね。
良いんじゃない?
文句ないわ。

少しフェミニンに、しとやかに優雅にふわあっと広がっていきそうな感じがあって。
でもそれをそんなに強くないガスが押しとどめる。
俺あんまり横に広がってくの好きじゃないから。

甘みもいいね、きちっと深さ、コクがあり。
そこに程よくマスカット系の香りがかぶさって。
あとはクッっといってくれる。

甘さも昨日より良い塩梅か。
これより行っちゃうとねえ、うるさいというかもっとガスがないとおいう話になってくるし。

少しお上品に典雅な仕上がりなのかなあ。
勢いだけじゃなくて、ふわっと舞うようなイメージになっております。
それが好きな人もいれば、もっと勢いだけでという人もいると思うけど。
完成度的には、造り手としては思い通りに行ってるんじゃないかなあ。

ほんとに微妙で、香り・甘みなんかのとこで感じる深みですよね。
これがないとただペラくて浮くようなものになっちゃうので。
なんて言うか、いろんな要素で3D4Dですよ。
旨いよね。
凡百の流行り酒とは一線を画しています。



3日目か。
すこし崩れの兆候が見られる。
が、一方で一緒に飲んでる松の司、田中六五、秀鳳愛山とは明らかに違うわかりやすさがある。
そしてわかりやすい系の酒として、最高だ。
すこーし輪郭の乱れはあるが、うるさすぎず、甘くて深みもあって、あとはそのままシュッと。
乱れもそんなに気になんないな。
はじめての日本酒にはぜひこれを。





2 Comments

ぷりん says...""
鍋島いいですよね。自分はオレンジしか飲んだことないんですけど、それで鍋島好きになりました(笑)この風ラベルも是非飲んでみたいんですが、小山酒店限定なんですね…。地方在住の辛いところです。まぁしばらくは通販で買える程度の鍋島を試していきたいです(笑)
2018.04.21 23:36 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: ぷりんさん"

鍋島は多少ぶれはありますが、ハマればちゃんと美味しいやつです。
僕はオレンジはあまりピンとこないのですが、好きな人も多いので不思議です。

レギュラーのものだと雄町の生が良いかもしれません。
あたりロットに巡り合えばかなり楽しませてくれると思います。
裏鍋島もよいのですがあれも年一の出荷で割と入手困難ですからね~。
2018.04.22 22:47 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://osakasj.blog.fc2.com/tb.php/2269-f96efe7c