日本酒感想日誌

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【926】田中六五 6513 29BY

日本酒
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あいかわらずわかりやすいネーミングにシンプルなパッケージがいいですね。
田中六五の白糸酒造さんで、こないだ紹介した住吉酒販さんの限定商品。
13度の低アル商品ということで6513。

当然磨きは65なんでしょう。
お米は地元糸島産の山田錦とこのこと。






あーいいね。
らしいね。
この手の商品だと、やたらとモダンに、おしゃれにしなきゃだめだと。
そういう設計になっちゃうことが多いんだけど。
これは普通の、良い純米酒というたたずまいで、それを13度にしただけだようというような。
すごくシンプルでいいですね。

含んでも香る、というようなお酒ではない。
極々自然に、すこーしブドウっぽいような香りが漂う程度。
酸高めではあるが、ファーストインパクトはしっかりと純米酒的な味わいがあり、そんない軽いなって感じじゃない。
この満足感が良いですよね。

少しエキスっぽいくらいで、軽妙な酸味が入って。
はっきりって甘くもないし、旨味がガツンとくるような感じでもないけど、このそっけないくらいの自然なうまさが良い。
きゅっと少し粉っぽさと酸味が、程よい存在感を示したところで。
とろっと流れ出して、すーっと流れていく。
フィニッシュは心地よい清涼感があり、かといって変な味わいが残るものではない。


これはすごくいいね。
食べながら、あるいは食べた後でも、だらだらいくらでも飲めるお酒。
お酒だけのインパクトだと全く持って弱いだろうけど、このシンプルさがこの蔵らしい。
装飾性は皆無ですが、してはきちっとしてます。
ある意味一番上質な奴ですね。

なんか特別なことをしてるんじゃなくて、田中六五を低アルで造りました的な。
それでいて薄めました、って感じじゃないのがね。


いいねえ。
仄かな香り、きりっとしてるけど高すぎず刺激的でない瑞々しい酸。
そこからほのかーに甘みが漂い。
控えめながらややシュガーな甘ウマ。
あとは本当にしみ込んでいきます。

うん、こりゃいいね。
温度が上がってくるとすこーしタニックな渋みもでてくるのかな。
この辺はまた明日。

ちょっと面白いのは、低アルでこういうことってほぼ無いんだけど、少し寝かせてみたい。
良いお米使ってるんだから、このきりっとした清涼感がまだ生きてるくらいで、もう少し味わいがこなれてきたら。
かなり面白い低アルになりそうなような。


2日目。
松の司アビスのあとにね。
衝撃の事実はこれが税込みなのか税別なのか知りませんが2800もすること(笑)
アビスでも2700円だったのにー。

ではあらためて。
いやいいわw
ぐんといい、こうやってみると酒屋の注文が正確に造り手に伝わってるね。
アビスと非常に近いです。
低アルでこれは確かにすごいわ、3000円とってくれて大いに結構。

いやこーれ旨いわ(笑)
当然入りからフィニッシュまで軽い。
そのなかでふわっと軽ーく果実の香りが立つ。
昨日よりも複雑ですよ、赤系、チェリーやピーチなんかも少し感じる。
そこにまたやさーしく、少しミルキーでまだ若いが妖艶さの萌芽のような、バニラっぽい甘み。
それがきりっとした酸に溶けて。
ちゃんと旨味もありつつーの。
キリっと、少しだけミネラルのエッジが効いて、タニックなアクセントでフィニッシュ。

こうなるともうどっちがいいかわかんねえな。
しかし今日のこれは良いわ。
昨日はもうちょっとクラシックに、良くも悪くも田舎純米っぽかった気がすんだけどね。
極々わずかな果実香なんかとってもモダン。
それでいて日本酒らしい表現もできてる。








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Comments 4

アイオライト
No title

どうもです。
これ良さげですね。田中六五は28BYがイマイチだったんですが、29BYになって復活した印象なのでこれも期待できそう。
ミッドタウンまで行くのがちょっと億劫ですが…

  • 2018/04/23 (Mon) 12:33
  • REPLY
日誌係
Re: アイオライトさん

>>田中六五は28BYがイマイチだったんですが

そうだったのですか〜自分はここ数年飲んでなかったです!
今年生はやりましたがまずまずでしたね。
おりの多いボトルで、もしかしたら火入れのが好みかなと感じました。

その点これはかなりグッドでしたよ。
ライトですがしっかり旨いし、程よい塩梅のモダンさでした。
販売店限定なのと高いのがネックですがもとは取れると思いますね。
今年の蔵開きでは出してたみたいですが、住吉酒販でも本家の福岡では売らずに東京限定だとか。
あと六本木の元祖ミッドタウンじゃなくて新しくできた日比谷の方なのでお間違えなく!



  • 2018/04/23 (Mon) 17:13
  • REPLY
kt
No title

住吉酒販の日比谷、ここ数日のこのブログを見て、先日行って参りました。その周りの店も魅力的で買い物/食事したいなーと言う誘惑を振り払って(笑)

自分は、古伊万里の方を買いました。「古伊万里 SUMIYAMA」となってましたね。昨年飲んだ「古伊万里 前」(昨年アップしてた純米吟醸 火入れの同じヤツでした)も良かった記憶がありますが、コイツはそれを上回る良さがありました。
グラスに注いで香りをチェックした時から「これは!」と言う、何だか久々に凄い当たりを引いた感覚。澄んだヤツなんですが、うすにごりの時に感じる香り…味わいも、香りの時に感じたのと同じ印象。期待を裏切らない、綺麗な甘みを感じました。それでいて最近多い「ヤケに酸が主張し過ぎてブチ壊しになる」事は皆無。二日目になってもその良さは変わらず。

久々に自分好みにドンピシャなヤツに出会えた気がします。日誌係さんに感謝です。
逆の順番になりますが、自分も今度は田中六五と松の司の方を行ってみようかと思います。
GINZA SIXの「いまでや」の方は、色々あり過ぎて、迷ってしまうんですが、住吉酒販の方は少数精鋭で良いですねぇ。定期的に行きそうな予感がします。情報ありがとうございました(^^)/

日誌係
日誌係
Re: ktさん


さすが新規スポットだけあって、なんか良い感じのスポットになっていますよね(笑)
もう少し落ち着いたら周辺含めゆっくりまわってみたいところです。



しかし古伊万里よかったですか!!
田中六五と松の司を飲めばさもありなんというと感じですが、このヒット率の高さには驚きますね。
めちゃ飲みたくなってきましたよ(笑)
古伊万里のほうは僕も勝手知ったるブランドというか造り手で、良さも悪さも知っているだけにかなり興味深いですねえ。
プロデューサーとしての住吉酒販に素晴らしい力があるのかもしれません。
造りの実力はあっても、どれが売れるのか評価されるのかわかってない蔵が多いのかもですね。
ちょっと今度も超注目ですね。


GINZA SIXのいまでやは品揃えは文句なしですよね。
僕は立地的にいくことが多くて、オリジナルも頑張っているみたいですよ。
銀座店オリジナルの頒布会があって、加茂錦SP(絶賛)と澤屋まつもとSP(まだブログでやってない)と高砂だったんですが。
先日5月から始まる5本の頒布会で先行案内の電話が来て、じゃあということで申し込みました。
いいかわるいかはともかくその辺も頑張っている酒屋です。
なんか1本につき100円よけいにとってるみたいですが、立地としても意味のある店舗ですし。
オリジナルとかやってくれるなら凄く楽しみな酒屋だなあと思っています。

住吉酒販は酒屋としては品揃えは良くはないんですが。
このような素晴らしいオリジナルをやってくれるならそれだけで話は別ですよね。
運営費は角打ちで稼ぐというスタイルにしているのかもしれませんが。
九州という地理的な特徴もあるので要チェックですよ。









  • 2018/04/30 (Mon) 01:46
  • REPLY